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【徹夜本】読み始めたら止まらない、寝不足確実の超面白い一気読み小説50作品
睡眠は大切だ。 それは誰もが知っている。 睡眠不足が体に悪いことも、翌日のパフォーマンスに響くことも、頭ではしっかり分かっている。 しかし、夜更けに手に取った一冊の小説が、そんな理性を軽やかに飛び越えてしまう瞬間がある。 「そろそろ寝なきゃ... -
『カラス殺人事件』- 英国で18.6万部を突破した、先の見えない超絶ミステリ
イギリスの片田舎にある古いマナー・ハウスの地下トンネルで、館の持ち主であるソフィ・クロウズの撲殺死体が発見された。 警察がまず聞き込みに向かったのは、ちょうど彼女が殺されたと思しき時間帯に、同じ地下トンネルにいた生態学者のネル・ワード博士... -
駄犬『誰が勇者を殺したか』- 死の真相を巡って繰り広げられる、執念と絆の群像劇
「僕は必ず魔王を倒します」 王女アレクシアに誓った勇者アレスは、約束通り魔王を討伐し、そのまま帰らぬ人となった。 4年後、亡き勇者の偉業を文献として残すことが決まった。 さっそく王女は、勇者の仲間だった剣聖レオン、聖女マリア、賢者ソロンにイ... -
高野結史『奇岩館の殺人』- 孤島の館で古典ミステリーに倣った連続殺人が
「指定場所で数日過ごせば高額報酬」という怪しいバイトに手を出した友人が、失踪した。 友人を探すために同じバイトに応募した主人公は、孤島の洋館「奇岩館」に連れてこられてしまう。 しかも雇い主からの要求は、わけのわからないことばかり。 まず「佐... -
貴志祐介『さかさ星』-こんな作品を待ってた!代々積み上げられた怨念が、一家を惨殺へと……
名家・福森家で、一晩で一家四人が惨殺される事件が起こった。 遺体の状態はあまりにも凄惨で、現実離れした惨たらしい手口で破壊されていた。 さらに屋敷には、何らかの怪しげな儀式を行ったような痕跡があり―。 福森家の分家筋にあたる亮太は、祖母から... -
海外古典の名作「ブラウン神父」シリーズのおすすめは?
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桃野雑派『星くずの殺人』- 宇宙空間で発見された首吊り死体の謎を暴く傑作SFミステリ
舞台は近未来の日本。 民間の旅行会社による初の宇宙旅行が実施された。 料金は1人3000万円で、抽選で選ばれた6名が宇宙ホテル「星くず」に向かって旅立った。 ところが「星くず」に到着するや否や、機長の伊東が首吊り死体となって発見された。 なぜ機長... -
白川尚史『ファラオの密室』- ミイラが探偵?謎を解いてエジプトを危機から救え
時は紀元前1300年代、古代エジプトで上級神官書記を務めていたセティはピラミッド内の事故で死亡した。 遺体はミイラに仕立て上げられたが、しかし心臓に欠けがあったため、冥界の審判を受けることができなかった。 死後の楽園に行くためには心臓が必要。 ... -
森見登美彦『シャーロックホームズの凱旋』- 京都でダメ人間になった名探偵を救えるか?
「まったく困ったやつだよ、ホームズは」 名探偵シャーロック・ホームズが、かつてない大スランプに陥り、京都の下宿に引きこもってから早一年。 見る影もなくなったホームズを、相棒ワトソンは心配し、放っておけないでいた。 かつての冴えを取り戻しても... -
梨 『その怪文書を読みましたか』- 街角の不気味な張り紙に秘められた真意とは
電柱や民家の塀、バス停、掲示板など、怪文書は町のあちこちに貼られている。 内容は、警告文だったり、誹謗中傷だったり、宗教の勧誘だったりと様々で、意味が通じるものもあれば、文脈があやふやなものもある。 しかし一見意味不明の文書に見えても、も...