【漫画おすすめ120選】ガチで面白い不朽の名作漫画【2024年最新版】

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さて、面白い漫画おすすめ120選、2024年版です。

120選って全然厳選してないんじゃないか、と思われるかもしれませんが、私もそう思います。

でも仕方ないじゃないですか、面白い漫画があるすぎるんだもの!

最初は50作品くらいにしようと思っていたのですが、書いてたら楽しくなっちゃって『漫画おすすめ120選』になってしまいました。

信じられないかもしれませんが……これでもなんとか厳選した方なんですぜ……。許してください(*゚∀゚*)

何を隠そう、漫画おすすめ120選!とは仮のタイトル!

おすすめの漫画ってことになっていますが、要するに私が好きな漫画を120冊選んで語っているだけです。

バトルもの、SF、サスペンス、日常もの、スポーツ、ギャグ……などなど、とジャンル関係なくご紹介していきます。

もし読んでいない作品があったら、ぜひ読んでみてほしいな!

少しでも参考になれば嬉しいです!

目次

1.『バーナード嬢曰く。』

読書好きなら絶対に読んでおきたい、読書好きのための漫画『バーナード嬢曰く。』。

アニメ化もされたほど人気を博しているマンガです。

そんな「バーナード嬢曰く。」のあらすじや面白い見どころを3ポイント解説していきます。

【簡単】『バーナード嬢曰く。』のあらすじをご紹介

「いかに本を読まずに読んだことにするか」を日々考えている、読書家ぶりたい女子高生「町田 さわ子」。

そんな彼女と読書を愛している友人たちが図書室の隅で本について語り合います。

いかに読まずに読書家ぶるか、さわ子の横着ぶりがいっそ爽快で気持ち良いんです。

「世界の中心で愛を叫んだけもの」や「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」、「ハローサマー、グッドバイ」などなど、あらゆる本への愛情と読書あるあるを語る「名著礼賛ギャグ」を一緒に覗いてみませんか?

『バーナード嬢曰く。』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「バーナード嬢曰く。」の面白い見どころを下記の3つに分けて解説していきます。

・豊富な読書あるあるに思わず……。
・4人の友情が本を通じて深まっていく様子に注目。
・読みたくなる多彩な種類の本が紹介されている。

見どころ① 豊富な読書あるあるに思わず……

読書マンガなだけあってか、読書あるあるがとにかく豊富です。

時には読書家の心理に触れるあるあるをキャラクターが発言することもあって、改めて言葉にされるとハッとしてしまいます。

「いつか読むリスト」に入った本は、いつか「読まなくていいかもリスト」に移り変わっていく。といったセリフには、

「あっ。私のことだ。」と思ってしまう人もいるのではないでしょうか。

読書をこよなく愛しているという方には、ぜひ読んでいただきたいマンガとなっています。

見どころ② 4人の友情が本を通じて深まっていく様子に注目

本の語り合いだけではなく、キャラクターたちの友情もこの作品の見どころです。

主人公「さわ子」や本好きの「遠藤」、SFオタクの「神林 しおり」に、図書委員の「長谷川 スミカ」。

個性豊かなキャラクター同士の会話を通じて、4人の仲がどんどん深まっていきます。

少年マンガにありがちな友情を描いていることで、シンプルに心温まるストーリーを展開しているのです。

本だけが友達のしおりが、読書を通じてさわ子と仲が良くなっていく様子には、心打たれます。

見どころ③ 読みたくなる多彩な種類の本が紹介されている!

本作では、ジャンル問わず幅広い本が紹介されています。

特にSFオタクの「神林 しおり」のおかげで、グレッグ・イーガン、フィリップ・K・ディック、ロバート・A・ハインラインなどのSF作家、SF小説について詳しくなれます。

自分の好きな本が面白可笑しく紹介されている様子には、思わずニヤリと笑ってしまうかもしれません。

面白く、そして分かりやすく作品の魅力を伝えているので、その本を読みたくなってしまうこともしばしば。

「バーナード嬢曰く。」をきっかけに、新たな名作に出会えたという方も非常に多いんです。

【まとめ】『バーナード嬢曰く。』は読書が好きな人ほどオススメのマンガ!

読書家ぶりたい主人公「さわ子」と、読書を愛してやまない友人たちが、図書館の隅で本について語り合う様子を描いた「バーナード嬢曰く。」。

実際にある作品を詳しく紹介しているので、読書好きな方や新たな作品に出会いたいという方にぜひ読んでいただきたいマンガとなっています。

また、「さわ子」たちの面白い掛け合いも魅力的で、純粋なギャグマンガとしても楽しむことができます。

それに読書に対するモチベーションがグングン上がっていくのが本当に楽しいんです。

読書あるあるに共感しながら、あなたの知らない隠れた名作にぜひ出逢ってください。

2.『十角館の殺人』

ミステリ好きなら誰もが読んだことのある、綾辻行人さんの「十角館の殺人」。この傑作が漫画化しました。

これを読まずして何を読めというのでしょう!

そんな「十角館の殺人」のあらすじとミステリーな見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『十角館の殺人』のあらすじをご紹介

孤島に建てられた十角形の奇妙な館。

そこに、大学のミステリー研に所属する7人の学生が訪れます。

実はこの館の設計士である「中村青司」は、半年前に謎の焼死を遂げていました。

この館で7人を待ち受ける悪夢とは?

いま、恐怖の殺人劇が幕を開けます。

『十角館の殺人』のミステリーな見どころ3ポイント解説

ここからは、「十角館の殺人」のミステリーな見どころを下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・2つの視点で描かれる謎多きストーリー
・作品と一緒に推理してしまう!
・読者の先入観を利用した伏線の数々

見どころ① 2つの視点で描かれる謎多きストーリー

「十角館の殺人」では、館に向かった人たちと行かなかった人たちの2つの視点で物語が進行していきます。

そのおかげで、誰も予想できないストーリー展開を描くことができているのです。

お互いの状況が分からないまま進むストーリー。

果たして両者はどんな結末を迎えるのか。

この先彼らを待ち受ける結末が気になり、ページをめくる手が止まらなくなること間違いありません。

見どころ② 作品と一緒に推理してしまう!

ミステリーといえば、やはり事件の推理。

ストーリーが進むにつれて、最初は理解できなかった謎が次々と明かされていきます。

時には予想外の人間が、殺人事件の犯人候補になることも。

事件の手がかりも作中に多数描かれているので、登場キャラクターたちと一緒に犯人を考えることだって可能です。

読者も一緒に事件を推理できるストーリーが魅力的な、多くのミステリー好きから高評価を得ているマンガです。

見どころ③ 読者の先入観を利用した伏線の数々

作中に張り巡らされた伏線の数々も魅力の1つです。

読者の先入観や、思い込みを利用したトリックを用いたり、ストーリーへの工夫に驚愕してしまいます。

「まさかあのときの出来事がここに繋がっているなんて!」という、気持ちの良い体験を多数楽しむことができます。

そんな作品を作り出した作者の高い構成力に、思わず脱帽すること間違いありません!

気になっていた伏線が回収された時には、あなたの気持ちも最高潮に昂ることでしょう。

【まとめ】『十角館の殺人』は王道本格ミステリーの名作!

謎の館に訪れた、7人の学生たちを待ち受ける悪夢を描いた「十角館の殺人」

謎多きストーリーと、緻密に張り巡らされた伏線の数々。

すべてが回収されたとき、あなたは事件の真相に間違いなく驚くことでしょう!

また、小説が原作なだけあって、ストーリー構成力の高さが素晴らしい作品となっています。

そのため、ミステリーマンガが好きな方や、通常のミステリー作品では満足できないという方におすすめできる、上質なミステリーマンガとなっています!

特に原作を読んだことがある方にこそ読んでほしいですね。

「コミックリメイク」というだけあって、原作と少し異なる部分などあり、原作を読んでいるとその違いが分かって楽しいです。

「なるほど、漫画だとそうきたか!」というシーンも多数。

原作には原作の良さが、漫画版では漫画版でしか味わえない面白さがあります。

3.『葬送のフリーレン』

「葬送のフリーレン」は、週刊少年サンデーで連載中の人気ファンタジーマンガです。

そんな「葬送のフリーレン」のあらすじや独自の見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『葬送のフリーレン』のあらすじをご紹介

とある世界を舞台に、世界を揺るがす魔王を倒した勇者たちご一行。

この物語は、世界に平穏が戻った魔王討伐後の世界を舞台に描かれる、勇者たちの後日譚です。

エルフ族の魔法使い「フリーレン」は、平和が戻ったこの世界を見て、一体何を思うのでしょうか。

そして、生き残りたちが行う定めである「葬送と祈り」の真実とは。

世界を救った英雄たちの「生き様」を知る、後日譚ファンタジーが今幕を開けます。

『葬送のフリーレン』の独自の見どころ3ポイント解説

ここからは、「葬送のフリーレン」の独自の見どころを下記の3ポイントで分かりやすく解説していきます。

・勇者の旅路のその後を描いた後日譚
・魅力に溢れた個性を持ったキャラクター達
・「アベツカサ先生」の描くどこか儚い美麗イラスト

見どころ① 勇者の旅路のその後を描いた後日譚

「葬送のフリーレン」は、従来のファンタジー作品であまり見ることのない、後日譚をテーマにしたストーリーが見どころです。

とあることから、かつて倒した魔王の城があった北の果てを目指す事になった勇者一行。

その道中で、自然とかつての旅路をまた巡る事に。

このような過去と現在が交錯するストーリーを展開することで、描かれていない勇者たちの苦悩や葛藤を肌で感じることができ、大きな感動を生み出すことに繋げています。

哀愁の漂う温かいストーリーには、思わず涙してしまうでしょう。

見どころ② 魅力に溢れた個性を持ったキャラクター達

「葬送のフリーレン」には、魅力に溢れた個性豊かなキャラクターたちが多数登場します。

最年長なのになぜかだらし無いエルフの魔法使い「フリーレン」や、フリーレンが育てたしっかり者人間の魔法使い「フェルン」。

イケメンな見た目からは想像できないほどビビり屋な戦士「シュタルク」。

不治の毒を一瞬で治療できるほどの才を持っている僧侶「ザイン」など。

ほかにも多数の魅力的なキャラクターたちが登場し、本作のストーリーをさらに面白く彩っています。

見どころ③ 「アベツカサ先生」の描くどこか儚い美麗イラスト

「葬送のフリーレン」を語るにあたって。作画を担当している「アベツカサ先生」の作画力に触れないわけにはいきません。

「アベツカサ先生」の描くイラストはとても美しく、どこか儚さを感じさせています。

その美麗なイラストは本作のストーリーと見事にマッチしており、上質なハーモニーを奏でているのです。

綺麗な作画のマンガが好きな方は、「アベツカサ先生」のイラストに心打たれること間違いありません。

【まとめ】『葬送のフリーレン』はノスタルジックに浸れる冒険マンガ!

世界を救った勇者たちが、旅の道中をもう一度巡りながら平和になった世界を見つめなおす後日譚を描いた「葬送のフリーレン」。

王道ファンタジーの世界観をしっかり描きながらも、従来のファンタジーとは違うノスタルジックを感じさせてくれるマンガとなっています。

日常生活にストレスを感じている方には特におすすめの作品で、心を綺麗に浄化してくれること間違いありません!

考えされられるような内容で、同時に引き込まれるし、恐ろしさもある。面白さにも様々な種類があると、改めて気付かされるでしょう。

物語に大きな起伏があるわけではないけれど、一話ごとにちゃんと登場人物の思いが詰まっています。

失うということの儚さや美しさが伝わってくる、そんな暖かい漫画です。

ドラクエなどのRPGをやったことがある方には特に刺さるはず。

懐かしくどこか切ないあの気分に浸りたい人は、ぜひ読んでみてください。

4.『チェンソーマン』

『チェンソーマン』のあらすじとダークな見どころ3ポイント解説!

アニメ化も決まり勢い抜群のジャンプ漫画「チェーンソーマン」のあらすじやダークな見どころ3ポイントを解説します。

『チェンソーマン』のあらすじをご紹介

悪魔がはびこる世界に住む、借金まみれの主人公デンジ。

相棒のチェーンソーの悪魔ポチタと一緒に、デビルハンターとして生活していました。

ある日デンジは、借金取りに騙されてしまいゾンビの悪魔に殺されてしまう。

そこでポチタはデンジの血を飲むことで、デンジの心臓としてデンジを生き返らせます。

ポチタと混ざりあったデンジは、チェーンソーの悪魔に変身して悪魔を撃退。

その後、現場に駆けつけた公安のデビルハンターであるマキマに保護されて、デンジは公安デビルハンターとして働くことになります。

『チェンソーマン』のダークな見どころ3ポイント解説

ここからは、チェーンソーマンのダークな見どころ3ポイントを解説していきます。

・血!血!血!とにかくグロい世界観!
・ちょっと変わった?個性豊かなキャラクター達
・もはや映画!インパクトのある描写の表現力

見どころ① 血!血!血!とにかくグロい世界観!

降りまくる血の嵐に死にまくる人々。

少年ジャンプ作品だとは思えないグロい世界観が、読者の心を掴みます。

ダークな雰囲気とグロい描写、本当にジャンプで連載してるの?というのが最初の感想。でも面白さは本物。

もちろんただグロいだけの作品ではなく、話のテンポのよさ、わかりやすい設定、伏線が張り巡らされたストーリーも魅力的で非常に読みやすいです。

見どころ② ちょっと変わった?個性豊かなキャラクター達

主人公デンジやデビルハンターのマキマなど、個性豊かで変わったキャラクターが多数登場します。

女性キャラがみんな可愛いし、主人公も可愛いし、台詞回しと会話のテンポが良いし、もう全部凄い良かった。

一度見たら忘れられないキャラクター性が、チェーンソーマンの世界観をさらに彩ります。

見どころ③ もはや映画!インパクトのある描写の表現力

キャラクターのセリフやバトルシーンまで、映画のような演出が数多く見られます。

チェンソーマンのデザインはなかなか強烈な印象で、戦闘シーンの描写にも力があるんです。

血まみれでインパクトのあるシーンからも、どこか芸術的なセンスを感じさせます。

【まとめ】『チェンソーマン』の悪魔的な世界観は引き込まれること間違いなし!

グロテスクな世界観が魅力の「チェーンソーマン」。

チェンソーという個性的なものを主人公と組み合わせる発想がすごいし、ストーリーも純粋に面白い。

ジャンプと言うより青年誌ぽいかなと思いましたが、闘いながら主人公の成長物語になって行く所やポチタとの絆にジャンプの良さを感じることができるでしょう。

邪道マンガ好きに今一番おすすめのマンガです。

5.『ミステリと言う勿れ』

「2019年マンガ大賞」2位や「このマンガがすごい!オンナ編」でも2位を獲得したミステリーマンガ「ミステリと言う勿れ」。

そんな「ミステリと言う勿れ」のあらすじや面白い見どころ3ポイントを解説します。

『ミステリと言う勿れ』のあらすじをご紹介

主人公は天然パーマ大学生の久能整(くのうととのう)。

普段はどこか抜けている久能ですが、実は鋭い観察眼と推理力を持った天才学生です。

いつも事件に巻き込まれがちの久能が、持ち前の観察眼と推理力で物事の本質を見抜き、事件を解決していきます。

『ミステリと言う勿れ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ミステリと言う勿れ」の面白い見どころを下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・ミステリー?いや心理ドラマ?
・珍しい?圧倒させられる主人公のセリフ量
・意外と勉強になる雑学マンガの一面も!

見どころ① ミステリー?いや心理ドラマ?

実はこのマンガ、本格的なミステリーマンガではありません。

登場するキャラクター達の心情を描いた心理ドラマのような側面が強いマンガなのです。

犯人の意外な犯行理由に時には涙させられることも……。

見どころ② 珍しい?圧倒させられる主人公のセリフ量

主人公である久能のセリフがとにかく多いです。

作画で魅せてセリフはシンプルなのがマンガのセオリーなのですが、そんなセオリーを見事にぶち壊していきます。

表情も変えずに淡々と喋るモサモサヘアの整(ととのう)くん。容姿に似合わず、しゃべるしゃべる。その洞察力、推理力そして、刺さることをサラッと言うのがカッコイイ。

どこか小説を読んでいるような気分にさせられるセリフ回しも、この作品の魅力の1つでしょう。

見どころ③ 意外と勉強になる雑学マンガの一面も!

久能が作中で話している雑学や豆知識がすごく勉強になり、まるで雑学マンガを読んでいる気にさせられます。

例えば「人は電話中に物を渡されるとなんでも受け取ってしまう」や、「とうもろこしの粒の数は必ず偶数」など。

豆知識から心理学のような雑学を学べる、ミステリー兼雑学マンガです。

【まとめ】『ミステリと言う勿れ』はミステリ好きにはたまらない、夢中になってしまう作品!

「ミステリと言う勿れ」は、ミステリーとしてはもちろん教養マンガのような一面も持ち合わせた、凄くタメになるマンガです。

良い意味で、漫画を読んでいるのかミステリ小説を読んでいるのかわからなくなる読後感。

また、探偵ではなく単純に分析が好きなだけの普通の人、という久能整のポジションが良い味を出しています。

ミステリー小説が好き!という方にはぜひ読んでいただきたいです。

6.『見える子ちゃん』

「見える子ちゃん」は、「次にくるマンガ大賞2019」「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」などを受賞した、Twitter発の人気ホラーコメディです。

そんな「見える子ちゃん」のあらすじやちょっとホラーな見どころを3ポイント解説していきます。

【簡単】『見えるこちゃん』のあらすじをご紹介

ある日突然、普通の人には見えない異形な存在が見えるようになってしまった主人公「みこ」。

彼女は彼らと戦う…わけでもなく、逃げる…わけでもなく。

精一杯何事もなかったかのようにシカトし続けます。

怖いようで怖くない、新感覚のホラーコメディ開幕!

『見えるこちゃん』のちょっとホラーな見どころ3ポイント解説

ここからは、「見えるこちゃん」のちょっとホラーな見どころを下記の3つに分けて解説していきます。

・もしも異形が見えたら……?リアルな描写が怖い!
・時折挟まれる切ないエピソードに感動
・長編で紡がれる謎に満ちたストーリー展開

見どころ① もしも異形が見えたら……?リアルな描写が怖い!

「見えるこちゃん」では、霊が見えるようになった主人公「みこ」と、怖すぎる造形をした霊たちとの関わりを描いたホラーコメディ作品です。

「みこ」は霊がいるからといって、よくあるマンガと同じように決して立ち向かおうとはしません。

触らぬ神に祟りなし、と言わんばかりに見て見ぬふりをしてやり過ごすだけなのです。

しかし、「みこ」には平常心を保てるメンタルはなく、あまりの怖さに涙目になってしまいます。

このリアルなリアクションが、読者が共感しやすく怖くなるポイントの1つです。

また、霊の造形がコメディマンガとは思えないほど恐ろしく、読み終わった後に夢で出るんじゃないかと思ってしまうほど、読者に恐怖を植え付ける作画となっています。

見どころ② 時折挟まれる切ないエピソードに感動

「見えるこちゃん」は、優しい気持ちになりながらも切なくなってしまうエピソードなどが展開されるストーリーが大きな見どころとなっています。

家族で楽しく会話をしながらご飯を食べている「みこ」。

しかし、実はお父さんだけが周りのみんなには見えていなくて…。

このような、読者の心を直接揺さぶってくる感動のストーリーが、本作では数多く描かれています。

霊が見えるということは、悪いことばかりじゃないと思わせてくれる心温まるストーリーとなっています。

見どころ③ 長編で紡がれる謎に満ちたストーリー展開

「見えるこちゃん」には、数々の伏線が張り巡らされています。

なぜ、「みこ」は急に霊が見えるようになってしまったのか。

神様が言い放った「さんかい」の意味とは。

ほかにも数々の謎が作中に描かれているので、先が気になってページをめくる手が止まらなくなってしまうでしょう。

【まとめ】『見えるこちゃん』は日常に潜む非日常がリアルなマンガ!

霊が見えるようになってしまった主人公「みこ」と、怖すぎる見た目の霊たちが織りなすホラーコメディを描いた「見えるこちゃん」。

日常に潜む非日常をリアルに描写した、新感覚の構成がたまらないマンガとなっています。

また、多くの伏線を張り巡らせているマンガなので、これからの伏線回収にも大いに期待できる作品です。

主人公の可愛らしさと期待を裏切らない展開も良いですね。思わずニヤニヤしてしまいます。

グロい霊が見えるけど、見えないフリしてやりすごすというシチュエーションはやはり面白いですね。

怖すぎない、丁度良いホラーが読みたい方にオススメのマンガです!

7.『魔都精兵のスレイブ』

「魔都精兵のスレイブ」は、大人気マンガ「アカメが斬る!」の「タカヒロ先生」が原作の、大人気バトルマンガです。

そんな「魔都精兵のスレイブ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『魔都精兵のスレイブ』のあらすじをご紹介

日本各地に、突然謎の異空間である「魔都」が出現しました。

その魔都に存在している「桃」が、女性にのみ特殊な能力を与える不思議な果実で、そんな桃を使用して「魔防隊」という女性兵隊組織が設立されます。

そんなある日、退屈な人生を過ごしていた男子高校生「和倉優希」は、突如目の前に現れた魔都の入り口に入ってしまい、迷い込んでしまいます。

1人魔都の中を突き進んでいく「優希」は、魔防隊七番組の組長「羽前京香」と出会います。

可愛らしい見た目の「京香」に突然、「お前を私の奴隷にする」と言われ……!?

『魔都精兵のスレイブ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「魔都精兵のスレイブ」の面白い見どころを下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・とにかく魅力的な女性キャラクター
・ストーリーの疾走感が一気読みを誘発
・迫力のあるバトル作画

見どころ① とにかく魅力的な女性キャラクター

「魔都精兵のスレイブ」における最大の見どころは、とにかく魅力的な女性キャラクターたちです。

本作のヒロインである「羽前京香」や、プライド高い短気な女性「東日万凛」。リボンがトレードマークの好奇心旺盛な少女「駿河朱々」など。

どのキャラクターも見た目が素晴らしく、目の保養に抜群。

また、作者である「竹村洋平先生」が描く、こだわった超美麗作画にもぜひ注目していただきたいです。

出てくる女性キャラクター全員が魅力的なので、間違いなくあなたの心を鷲掴みにしてくれるでしょう。

見どころ② ストーリーの疾走感が一気読みを誘発

「魔都精兵のスレイブ」の魅力は、もちろん作画だけではありません。

王道かつ高いレベルで描かれているバトルファンタジーも大きな魅力の1つです。

ひょんなことをきっかけに異世界に来てしまった普通の男子高校生が、かわいい女の子たちと一緒に強大な力を持った化物「醜鬼」と戦うことになる。

このような、どこかで見たことがあるストーリーを高いレベルで描くことによって、難しいことを考えずただ純粋にストーリーを楽しむことができるのです。

もちろん、これからどんな展開になるのかワクワクするような要素もしっかり詰め込まれており、面白すぎてページをめくる手が止まらなくなってしまいます。

見どころ③ 迫力のあるバトル作画

「魔都精兵のスレイブ」は、作画のクオリティももちろんですが、作中の要所に描かれるバトルの作画のレベルも異常に高いものとなっています。

有名バトルマンガである「アカメが斬る!」を描いた「タカヒロ先生」と、高い作画力を持っている「竹村洋平先生」がタッグを組んでいるだけあって、バトル描写の迫力が凄まじいです。

戦闘が始まるたびに、今度はどんな美麗作画で驚かせてくれるのかと毎回期待してしまいます。

心が熱くなるほどのかっこいいバトルを見たい方には、ぜひ読んでいただきたいマンガです。

【まとめ】『魔都精兵のスレイブ』はお色気とバトルの融合作品!

かわいい女性たちと共に邪悪な醜鬼と戦うバトルアクションを描いた「魔都精兵のスレイブは、お色気とバトルが関わり合った究極の融合作品です。

よくもこれだけ魅力的かつ多様なヒロインを生み出しつつ、魅せる展開に出来るものだなと驚きますね。

お色気を交えつつも、しっかりとしたストーリーで楽しませてくれる良作です。

世の男性陣は、必ず一度読んでおくようにしましょう。

8.『千年狐 一 ~干宝「捜神記」より~』

「千年狐 一 ~干宝「捜神記」より~」は、「次にくるマンガ大賞2019」を受賞した大人気マンガです。

そんな「千年狐」のあらすじや面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『千年狐』のあらすじをご紹介

千年生きている化け狐「廣天」(こうてん)や、廣天の幼い時からの友でありご神木の「華表」(かひょう)。

彼らは悪知恵を働かせながら、人々と化かし合いを続けています。

「廣天」は、様々なあやかしや人間、動物と関わり合いながら心を通わせていく。

『千年狐』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「千年狐」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・重厚なストーリー
・感情ジェットコースター!?シリアスなのにギャグ
・美麗でかわいい作画に目を奪われる!

見どころ① 重厚なストーリー

「千年狐 一 ~干宝「捜神記」より~」は、中国で実際に伝わっている昔話を題材にした、重厚なストーリーが魅力のマンガです。

伝記をテーマにしているだけあって、ストーリーへの没入感もかなり大きく、幅広い読者層におすすめできるマンガとなっています。

また、重厚なストーリーであるにもかかわらず決して胃もたれせず、テンポ良く軽快にストーリーが展開されていくのです。

そのため、長時間読んでいても疲れにくく、どんどん読み進めることができます。

見どころ② 感情ジェットコースター!?シリアスなのにギャグ

「千年狐 一 ~干宝「捜神記」より~」では、時折挟まれるシュールなギャグシーンも面白い要素の1つです。

なぜそのタイミングでギャグ?と思ってしまうほど、シリアスなはずの場面に突然挟まれるシュールなギャグシーン。

不意に現れるギャグには、思わずクスっと笑ってしまいます。

また、その笑いが決してシリアス展開の邪魔をすることがなく、シリアスとギャグを見事に融合させて素晴らしいバランスを作り上げています。

今までに見たことのない新感覚ギャグは一見の価値ありです。

見どころ③ 美麗でかわいい作画に目を奪われる!

「千年狐 一 ~干宝「捜神記」より~」の魅力は、なんといってもその圧倒的画力の高さです。

作者である「張六郎先生」の描くデザインはとても繊細で、存在感がありながらもどこか儚い美麗な作画です。

また、物の怪や動物、人物をとても緻密で丁寧に描いており、たとえ1話で完結するお話の登場キャラクターであってもインパクトがあり、愛着さえも湧いてしまうほど。

印象に残る作画が魅力の本作は、美麗イラストが好きな方にはぜひ読んでいただきたいマンガとなっています。

【まとめ】『千年狐』は移ろいゆく世の中を描いた作品!

化け狐とご神木が人間たちと化かし合いをするという、中国の伝承をマンガ化した「千年狐 一 ~干宝「捜神記」より~」。

中国で伝統的に伝わる昔話なだけあって、移ろいゆく世の中をテーマにした重厚なストーリーが魅力の作品です。

また、その重い世界観を決して崩すことなく、時折挟まれるシュールギャグも面白く、見事に組み合わさることで素晴らしいハーモニーを奏でています。

ぜひ古代中国の不思議な世界に足を踏み入れてみてください。

9.『怪獣8号』

第1話が「ジャンプ+」に掲載されると、すぐに閲覧100万回を達成した大人気マンガ「怪獣8号」。

そんな「怪獣8号」のあらすじと王道な見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『怪獣8号』のあらすじをご紹介

全世界に突如現れた、地震や台風を越える未知の生物災害「怪獣」。

世界屈指の怪獣発生率の高さから、日本は「怪獣大国」と呼ばれています。

かつての怪獣大災害で被害を受けた主人公「日比野カフカ」は、生き残った幼馴染みと一緒に怪獣撲滅を胸に誓いますが、現在は挫折してしまっています。

怪獣から人々を守る超人戦闘集団「日本防衛隊」に入れない自分に絶望しているカフカ。

そんなある日、カフカはまた発生した怪獣騒動に巻き込まれて負傷してしまいます。

そして、彼自身が未知の小型怪獣に寄生され、人型の化け物へと変身してしまうのです。

『怪獣8号』の王道な見どころ3ポイント解説

ここからは、「怪獣8号」の王道な見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・変身ヒーローを描いた熱いストーリー
・怪獣や用語などの独特な世界観
・アラサーのおっさんが主人公!

見どころ① 変身ヒーローを描いた熱いストーリー

「怪獣8号」は、王道のストーリー展開が人気の少年漫画であると同時に、熱いヒーロー作品としてもレベルが高いです。

緻密に練られたストーリー展開と、派手で爽快な王道ヒーローアクションが「怪獣8号」の最大の魅力です。

比較的分かりやすいストーリーですが、絵がシンプルな事と各要素の組み合わせが分かりやすい事で、如何にもジャンプらしいモンスターヒーロー漫画となっています。

熱くなれる王道ストーリーが好きな方、ウルトラマンのような変身ヒーローが好きな方には、ぜひ読んでいただきたいマンガです。

見どころ② 怪獣や用語などの独特な世界観

本作で描かれている設定や世界観はかなり独特で、一見すると近づきづらい印象を受けてしまいがちです。

しかし、決してそんなことはなく、独特な世界観を上手く工夫して分かりやすく読者に伝えることに成功しています。

例えば、作中に登場する怪獣たちは、強さによって等級分けされています。

それぞれの危険度は「フォルティチュード」といった独自の数値で表されます。

この用語は、現実の地震の規模を表す「マグニチュード」からきています。

このように、作中に登場する独自のワードを上手く現実の災害とリンクさせているので、意味が分からなくならずにどんな読者でもスピーディな展開に付いていくことができます。

見どころ③ アラサーのおっさんが主人公!

ジャンプ漫画の主人公といえば「少年」ですよね。

しかし、この作品の主人公は30歳のおっさん。

しかも夢を諦めた中年男性です。

こういった設定が、「一度諦めた夢をもう一度目指す」というメッセージとなり、現実の人々に勇気を与えてくれます。

人生を諦めずにいれば逆転していけるという感じがとても良いわけです。

【まとめ】『怪獣8号』は王道ヒーローの在り方を描いた作品!

ひょんなことから怪獣に変身する力を持った主人公「カフカ」と、地球を脅かす怪獣たちとの戦いを描いた王道バトルマンガ「怪獣8号」。

夢を諦めた人間がヒーローとして生きていく様を描いたストーリーは、多くの読者から共感を得る素晴らしいヒーローマンガとなっています。

主人公の性格次第では骨太なダークファンタジーに成りそうなところを、逆に上手くコメディにしてるところ良いですね。主人公と相棒のボケツッコミがなかなか楽しい。

1巻を読めば、「絶対人気でるやつだ」と確信していただけるでしょう。

間違いなく大ブレイクすると言われているマンガなので、まだ単行本が手に入るうちに一度読んでおくことをおすすめします。

10.『推しの子』

「推しの子」は、「かぐや様」で人気を博した「赤坂アカ先生」と繊細な作画が人気の「横槍メンゴ先生」がタッグを組んだサスペンスマンガです。

そんな「推しの子」のあらすじとスリリングな見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『推しの子』のあらすじをご紹介

主人公は、田舎で産婦人科の医師として働いている「ゴロー」。

そんな彼には、推しているとあるアイドルがいました。

それは、アイドルグループ「B小町」のエース「星野アイ」です。

しかし彼女はある日突然、体調不良が原因で活動休止すると発表します。

ショッキングなニュースに落ち込むゴローでしたが……。

『推しの子』のスリリングな見どころ3ポイント解説

ここからは、「推しの子」のスリリングな見どころを下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・異色の「芸能界」×「転生」サスペンス
・芸能界のドロドロとした裏側がリアル
・交錯するキャラクターたちの個性

見どころ① 異色の「芸能界」×「転生」サスペンス

「推しの子」は、かわいいアイドルたちが多数登場する癒しのアイドルマンガです。

しかし、その本質にあるストーリーは違い、かわいいアイドルの青春を描くのではなく、「芸能界の裏側」や「転生」といった、少し変化球なテーマをメインにストーリーを展開しているのです。

さらには、物語の核となる「サスペンス」要素もふんだんに含んでいるので、アイドルに興味のない方でもしっかり楽しむことが可能です。

見どころ② 芸能界のドロドロとした裏側がリアル

「推しの子」では、テレビで見るような芸能界のキラキラしたイメージだけではなく、ドロドロとしていてリアルなアイドルの裏側を丁寧に描いています。

元気が取り柄の売れっ子アイドルが、理不尽な理由で出番をカットされてしまうなど……。

それでもアイドルとして、ファンに向けて必死に「偽りの愛」を売り込みます。

アイドル好きの方からすると、心にグサッと刺さるようなストーリーになっていますが、そんな棘のあるストーリーが本作における最大の魅力となっているのです。

見どころ③ 交錯するキャラクターたちの個性

本作は、大人気アイドル「星野アイ」を中心にストーリーが展開されていきますが、彼女と関わっているさまざまなキャラクターたちにも、ぜひ注目していただきたいです。

ドルオタの産科医「ゴロー」や、「アイ」の娘である病弱な少女「さりな」など。

ほかにも魅力的なキャラクターたちが多数登場し、本作のストーリーをさらに面白く彩っています。

【まとめ】『推しの子』はスリル溢れるサスペンスマンガ!

とある出来事をきっかけに、大人気アイドル「星野アイ」の子として転生してしまった人物を待つ運命を描いたアイドルサスペンスマンガ「推しの子」。

アイドルがテーマであるにもかかわらず、かわいいだけでなく狂気的なサスペンス要素を色濃く描いているのが最大の魅力です。

また、私たちが日常で見ているテレビの裏側も緻密に描いており、ほか作品と一線を画すほどの異質で面白いストーリーとなっています。

11.『ウマ娘 シンデレラグレイ』

「ウマ娘 シンデレラグレイ」は、実在する競走馬の名前を受け継いだ美少女たちが、切磋琢磨しながらレースに挑む競馬マンガです。

そんな「ウマ娘 シンデレラグレイ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ウマ娘 シンデレラグレイ』のあらすじをご紹介

競走馬の名前と運命を確認引き継いだ少女たち「ウマ娘」が、白熱したレース勝負を繰り広げている世界。

カサマツトレセン学園に入学した「ベルノライト」は、同じクラスメイトである「オグリキャップ」と出会います。

「泥うさぎ」というあだ名を付けられ嫌がらせを受けていた「オグリ」でしたが、一度模擬戦に出ると、相手を圧倒するほどの実力を見せつけます。

そのレースで実力を認められた「オグリ」は、トレーナー「キタハラ」から自身のチームに誘われます。

チームに参加した「オグリ」を待つ初戦に相手は、注目株でもある「フジマサマーチ」で……。

『ウマ娘 シンデレラグレイ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ウマ娘 シンデレラグレイ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・「ウマ娘」たちの熱いドラマを描くスポ根ストーリー
・競馬馬の歴史に沿ってストーリーが展開されている?
・可愛い美少女たちに胸がときめく!

見どころ① 「ウマ娘」たちの熱いドラマを描くスポ根ストーリー

「ウマ娘 シンデレラグレイ」では、一見クールですが何処か天然で、常に熱い闘志に満ち溢れている「オグリキャップ」と、彼女の前に立ち塞がるライバルたちとの戦いが描かれます。

迫力満点のレースシーンはもちろんですが、注目していただきたいのはレース中にウマ娘たちが見せる表情です。

負けるわけにはいかない。

絶対に勝ちたい。

そんな感情がこもった表情が、とにかく素敵で輝いています。

見どころ② 競馬馬の歴史に沿ってストーリーが展開されている?

「オグリキャップ」を始めとしたウマ娘たちは、すべて実在した競走馬の名前を引き継いでいます。

それと同時にストーリーも、実際の競走馬と同じ歴史を描いているんです!

この要素が本作の面白さをさらに引き立たせており、競馬ファンは過去の名場面がマンガでどのように表現されるのかワクワクして仕方ありません!

また、競馬に興味のない方でも本作を読むことで、元の競走馬について関心が湧くことは間違いありませんよ!

また、時折実際の歴史とは違ったシーンも描かれていたりして、まさかと驚いてしまうことも。

見どころ③ 可愛い美少女たちに胸がときめく!

「ウマ娘 シンデレラグレイ」の特徴は、分かりやすく言えば競走馬の擬人化です。

しかし、モチーフとなっている競走馬とは打って変わり、ウマ娘たちはみんな可愛くて美少女揃い。

萌え系マンガが好きな方なら、ばっちりツボにはまること間違いありません。

また、そんな美少女たちが全身全霊でレースに挑む姿には、思わず感動してしまいます!

【まとめ】『ウマ娘 シンデレラグレイ』は、競馬ファンなら必読の期待作

現実の競走馬と同じ名前をした美少女たちが、レースで勝利を目指すスポ根マンガ「ウマ娘 シンデレラグレイ」。

可愛い美少女を見て心を癒したい方はもちろん、スポ根マンガで心を熱くしたい方にもおすすめのマンガです。

そして何より、過去に栄光を築いた名馬たちの心に残る名シーンが、マンガらしく熱い名場面として描かれているので、競馬ファンなら間違いなく楽しむことができます。

ウマ娘たちが奮闘するレースの世界を覗いてみてはいかがでしょうか。

12.『映像研には手を出すな!』

「映像研には手を出すな!」は、NHKでアニメ化もされた現在話題沸騰中の作品です。

そんな「映像研には手を出すな!」のあらすじと斬新な見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『映像研には手を出すな!』のあらすじをご紹介

主人公「浅草みどり」は、人付き合いがとても苦手な女子高生です。

彼女には、アニメを作りたいという夢がありました。

計算高くビジネスセンスがある友人「金森さやか」優柔不断だけどアニメーターの才能抜群な「水崎ツバメ」。

個性豊かな3人が、お互いに支え合いながらアニメ制作に挑みます。

『映像研には手を出すな!』の斬新な見どころ3ポイント解説

ここからは、「映像研には手を出すな!」の斬新な見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・現実と妄想 独創的な「映像研」の世界!
・私たちが失った何かに対する「熱さ」
・性別は無い?主人公「浅草氏」の「個」の魅力

見どころ① 現実と妄想 独創的な「映像研」の世界!

「映像研には手を出すな!」は、現実・妄想・アニメの世界が緻密に入り交じった独創的な世界観が魅力の作品です。

アニメや映画の絵コンテのような作画、アニメの設定画のような作画など、マンガだとは思えない斬新な手法が取り入れられています。

このような手法を取り入れているマンガは珍しく、本作のストーリーにも上手くマッチして素晴らしいハーモニーを奏でているのです。

新しいマンガ革命をこの目で見たいという方には、ぜひ一度読んでいただきたいマンガとなっています。

見どころ② 私たちが失った何かに対する「熱さ」

「映像研には手を出すな!」は、私たちが失ってしまった何かに対する「熱い気持ち」の大切さをテーマとして描かれています。

彼らのアニメに対する熱さに共感することで、昔は自分の中にもあった熱さを感じる懐かしさ、今はもう得ることのできない哀愁感を感じることができるでしょう。

また、何かに熱心になれる素晴らしさや楽しさ、それによって得られる経験を描いているので、まるで道徳の教科書のように私たちに熱中することの大切さを説いてくれます。

読み返せば読み返すほど昔を思い出させてくれる、そんな作品です。

3人のアニメ作りへの熱意が見ていてとても楽しい。そしてカッコイイんですよねえ。

見どころ③ 性別は無い?主人公「浅草氏」の「個」の魅力

本作の主人公「浅草氏」には、マンガを描く際に女性を表現する手法が、一切使われていません。

これは、「性別の認識は必要ない」「個」としての魅力を感じてほしいという作者の心情を現しています。

この手法が功を成して、本作のストーリーを純粋に楽しむことができ、余計な感情に邪魔されることなく大切なテーマが、頭にスッと入り込みやすくなっているのです。

純粋にマンガを読ませてくれる、作者「大童澄瞳先生」の表現力に驚愕してしまいますね。

【まとめ】『映像研には手を出すな!』を読むことで純粋な心を取り戻せる!

個性豊かな女子高校生たちが、全力でアニメ制作に打ち込む姿を描いた「映像研には手を出すな!」。

何かに熱中する大切さを説く深いテーマ性が、読者の心を大きく揺れ動かし、多大な高評価を得ているマンガです。

本作を読み進めていくことで、失ってしまった純粋で熱意に満ちた心を取り戻すことができるでしょう。

今の生活に満足していない方や、夢を持っていない方には、特に読んでいただきたいマンガです。

アニメ版も素晴らしい出来なので、そちらもぜひ。

13.『図書館の大魔術師』

「図書館の大魔術師」は、「アフタヌーン」で連載中の大人気ファンタジーマンガです。

そんな「図書館の大魔術師」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『図書館の大魔術師』のあらすじをご紹介

はるか昔、「本」には黄金の山と同じぐらい価値がありました。

それから時は流れ、活版印刷術が発明されたことによって、本は庶民も気軽に手に入れることができるようになりました。

主人公「シオ=フミス」は誰よりも本を愛しており、大陸中の本が集まる「本の都アフツァック」に憧れていました。

そんなアフツァックには、本を守る万人のような存在「カフナ」がいます。

「シオ」はカフナになって本に携わることを夢見て、村を出ていきます。

少年は、後に自身が世界の危機に立ち向かうための大きな役割になるとは知らずに……。

『図書館の大魔術師』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「図書館の大魔術師」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・王道のファンタジーマンガ
・美麗な作画に心奪われる!
・魅力溢れる登場キャラクター

見どころ① 王道のファンタジーマンガ

「図書館の大魔術師」は、王道中の王道を往くファンタジーストーリーが魅力のマンガです。

少年マンガらしい棘のない重厚な王道ファンタジーなので、老若男女問わず楽しむことができます。

また、先が気になる展開をどんどん描いているのも特徴の1つで、ページをめくる手が止まらなくなってしまいます。

王道ファンタジーマンガが大好きな方はもちろん、まったくマンガを読んだことがない方にも、ぜひ読んでいただきたいマンガです。

図書館、司書、書、本。 それらをファンタジーへ濃密に落とし込み、さらに魅力的に仕上げた、そんな作風です。面白くないわけがありません!

見どころ② 美麗な作画に心奪われる!

「図書館の大魔術師」では、作者である「泉光先生」が描く圧倒的な美しいイラストに注目していただきたいです。

ファンタジーマンガは、作画が綺麗じゃないとなかなか作品についていくことが難しいです。

しかし本作は、細部に至るまで丁寧に描かれた美しい絵によって、読む人を物語にグッと引き込んでいます。

世界観にも見事にマッチしているので、重厚かつ高品質なファンタジーマンガに仕上がっているのです。

美麗なイラストが好きな方は、ぜひ読んでみてください!間違いなく一見の価値ありです。

見どころ③ 魅力溢れる登場キャラクター

冒険ファンタジーには、個性豊かなキャラクターが必須です。

もちろん「図書館の大魔術師」にも、魅力あふれる個性豊かなキャラクターが多数登場します。

本が大好きな主人公「シオ=スミス」や、尾が2つある不思議な小動物「ウイラ」など。

ほかにも多数のファンタジーな世界観に合った、魅力溢れるキャラクターたちがストーリーに関わることで、物語をさらに美しく彩っています。

【まとめ】『図書館の大魔術師』は超大作になる予感を感じる作品!

本を守る番人「カフナ」になることを夢見る少年「シオ」が、世界の危機に立ち向かう王道ファンタジー「図書館の大魔術師」。

本作のストーリーは王道ファンタジーの鉄板をしっかり踏み、美麗な作画と「本」というテーマを加えることで見事に魅力的な作品へと仕上げています。

とにかく、本が好きな全ての人にオススメしたくなる漫画です。

人は知らない物を恐れる。だからこそ、本を通じて知っていくことの素晴らしさを教えてくれます。

14.『怪物事変』

ジャンプSQで連載中の人気ホラーマンガ「怪物事変」。

そんな「怪物事変」のあらすじやホラーな見どころ3ポイントを解説しています。

『怪物事変』のあらすじをご紹介

この世の陰に潜み、人と少しだけ関わりながら生きている「怪物」(けもの)。現代では、そんな怪物が起こす騒動が多発しています。

そんな中、怪物のスペシャリストである「隠神」(いぬがみ)は、1つの事件を追って片田舎の村を訪れます。

その村で、「泥田坊」(どろたぼう)と呼ばれている少年「夏羽」に出会い……。

『怪物事変』の少しホラーな見どころ3ポイント解説

ここからは、「怪物事変」の少しホラーな見どころを下記の3つに分けて解説していきます。

・ちょっとグロい?怪物ならではの頭脳戦
・個性豊かなキャラクター達に魅了される
・先が気になるストーリー展開

見どころ① ちょっとグロい?怪物ならではの頭脳戦

怪物ならではの能力を使った頭脳戦が本作の大きな魅力の1つです。

具体的には、わざと自分の腕をちぎったり、首だけの姿で運ばれたりなど。

少しグロテスクな戦い方が、本作のホラーな世界観を際立たせます。

見どころ② 個性豊かなキャラクター達に魅了される

主人公の「夏羽」を筆頭に、化狐や狸、吸血鬼などのさまざまな妖怪のキャラクターたちが登場します。

彼らの心の中に潜んでいる、時折見せるトラウマが本作のストーリーを彩ります。

夏羽くんたちの絵柄はポップだけど、怪物の描写はきっちりしててそのギャップもいいですね。

見どころ③ 先が気になるストーリー展開

「怪物事変」のストーリーは、「夏羽」の持つ不思議な力を持った「命結石」を中心に広がっていきます。

「命結石」を手に入れるために現れる怪物たちに、どうやって立ち向かっていくのか。

先の読めない展開に目が離せません。

【まとめ】『怪物事変』はダークな雰囲気がたまらない作品!

「怪物事変」は、ダークな雰囲気に先の気になるストーリーが魅力のマンガです。

かわいい絵から想像つかないストーリーは終始怪物視点で話が進むので、所々猟奇的なんだけどそこがまた面白いポイント。

程よくグロデスクなところもあって、戦闘シーンはかっこよくて読むのが楽しいです。

絵もうまいし、キャラデザも良いし、表情も良い。

一味違った頭脳戦が見たい方に、とてもおすすめの作品です。

15.『アンデッドアンラック』

週刊少年ジャンプにて連載中の「アンデッドアンラック」。

『次にくるマンガ大賞 2020』で1位にも輝いた作品です。

そんな「アンデッドアンラック」のあらすじや面白い見どころ3ポイントを解説します。

『アンデッドアンラック』のあらすじをご紹介

「否定者」と呼ばれる特殊な人間が存在する世界。

「否定者」は自分や他のルールを否定することで、大きな事故を起こせるほど強大な力を持っています。

不運の否定者であるヒロインの「出雲風子」は、その能力で人を傷つけてしまうことに苦しみ、自殺しようとしているところを不死の否定者に助けられます。

不死と出会って生きる希望を持った風子は、不死と共にUMA(怪物)や未知の現象を管理している対未確認現象統制組織「ユニオン」に所属することに……。

『アンデッドアンラック』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「アンデッドアンラック」の面白い見どころを下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・恋愛×バトル?バトルラブロマンスという新ジャンル
・個性強すぎ…。魅力的なキャラクター達!
・とにかく熱い!人類を救うために立ち向かうストーリー

見どころ① 恋愛×バトル?バトルラブロマンスという新ジャンル

本作の特徴はバトルとラブロマンスを組み合わせた作品だということ。

風子と不死の一風変わった「死に至る?恋愛模様」にも注目です。

世界観もしっかりしており、早めのペースや魅力的なキャラクターなど心を掴まれる要素が盛り沢山。

見どころ② 個性強すぎ。魅力的なキャラクター達!

風子や不死を筆頭に、さまざまな特殊能力を持った個性豊かなキャラクター達が登場するのも魅力の1つです。

王道バトルマンガの、どんどん強いキャラクターが出てくるあのワクワク感を楽しむことができますよ。

キャラの魅力があって絵もわかりやすく読みやすいのも良いポイントです。

見どころ③ とにかく熱い!人類を救うために立ち向かうストーリー

とあることからクエストに参加させられ、そのクエストに失敗すると、ペナルティが与えられます。

ペナルティを3つ受けると世界に何かが起こってしまう。

そんな、人類の為に戦う王道ストーリーがとても魅力的です。

頭脳戦の一面と、少年マンガらしい肉弾戦の面があるので、ある意味王道マンガと言えるでしょう。

【まとめ】『アンデッドアンラック』は読んだらハマること間違いなし!

「アンデッドアンラック」は、バトルと恋愛の合わさった、異色のバトルラブロマンスマンガです。

敵も能力も戦闘も全部血みどろ!なんですけど不快感はなくグイグイ読まされます。

読みたくなる魅力と勢いに溢れたエネルギッシュな作品。

ワクワク感とドキドキ感を味わいたい方は、ぜひ読んでみてくださいな!

16.「シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~」

「なろう系」一味違った魅力を持つ本作は、ストーリーや設定の斬新さで読者を魅了しています。

そんな 「シャングリラ・フロンティア」のあらすじや見どころ3ポイントを解説します。

『シャングリラ・フロンティア』のあらすじをご紹介

舞台はフルダイブ型VRゲームが流行している近未来。

映像技術の向上に追いつけていない「クソゲー」と呼ばれるゲームが多数存在しています。

そんなクソゲー達をプレイするのが好きな主人公「陽務楽郎」は、ある日ゲーム屋で「たまにはクソゲー以外もやってみたら?」と言われ、シャングリラ・フロンティアというゲームを購入します。

シャングリラ・フロンティアはギネス認定されるほどの「神ゲー」です。

ラグはない、NPCの暴走もないような完璧な世界に、楽郎はどんどんのめり込んでいきます。

ここに注目!『シャングリラ・フロンティア』の見どころ3ポイントを解説

ここからは、「シャングリラ・フロンティア」の見どころを下記の3つに分けて解説していきます。

・よくある「転生もの」ではない!正真正銘「ゲームもの」
・主人公の見た目に釘付け!
・ゲームらしい世界観が魅力的

見どころ① よくある「転生もの」ではない!正真正銘「ゲームもの」

一見よくある「なろう系」の転生ものに見える本作ですが、実は全く違います。

本作は、あくまで主人公はプレイヤーとしてゲームの世界で活躍します。

ファンタジー要素の強い「なろう系」にはありそうで無かった世界観ですよね。

俺TUEEEかと思ったら結構真っ当に修行していく感じで好印象。

スキルやレベルの数値が可視化されていたり、中世的な風景の世界に現代の価値観を持ち込んでいる点も魅力の1つです。

見どころ② 主人公の見た目に釘付け!

主人公といえばカッコいい容姿が良いですよね。

しかし、主人公である楽郎はゲーム内で「サンラク」という名前で活動しており、鳥のような頭にパンツ一丁というかっこよさの欠片もない見た目をしています。

鳥の頭にパンツ一丁のかっこよくない主人公という点も、なかなか見ない斬新な設定ですよね。

見どころ③ ゲームらしい世界観が魅力的!

本作のメインストーリーは、旧人類が遺した世界を開拓していくことです。

しかしあくまでこの世界はゲームなので、さまざまなサイドクエストも用意されています。

ほかにも「ユニークシナリオ」や「ユニークモンスター」などの謎の多い設定も用意されており、先が気になる展開が続きます。

こういったRPGゲームらしい世界観が、読者の冒険心をくすぐります。

【まとめ】『シャングリラ・フロンティア』はユーモアに溢れた作品

ゲームの中で、あくまでゲームの設定を用いたストーリーを展開していく「シャングリラ・フロンティア」。

設定がしっかりしてるし、最初っから何でもかんでも上手くいくみたいな簡単な話ではないのも良いです。

そして絵も素晴らしい。迫力がありつつ、スピード感あふれる作画に楽しさを感じます。

ありそうでなかったユーモア溢れる本作を、ぜひ体感してみてください。

17.『BEASTARS』

「BEASTARS」は、アニメ主題歌をあの「YOASOBI」が担当したことで話題沸騰中の大ヒット漫画です。

そんな「BEASTARS」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『BEASTARS』のあらすじをご紹介

主人公であるハイイロオオカミ「レゴシ」は、全寮制学園「チェリートン学園」の演劇部に所属していました。

ある日、同じ演劇部に所属するアルパカの「テム」が食殺されるという事件が起きます。

肉食獣と草食獣が社会的に暮らしている世界において食殺は最もタブーとされています。

「テム」の死に誰よりも悲しんでいた「レゴシ」は、犯人を捕まえることを決意します。

演劇部の人間関係や途中で出逢うウサギの「ハル」との恋模様、そして食殺事件の真相とは。

『BEASTARS』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「BEASTARS」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・動物たちが織りなす奇抜な世界観
・陰気な主人公「レゴシ」の成長模様
・次々と現れる魅力的なキャラクターたち

見どころ① 動物たちが織りなす奇抜な世界観

「BEASTARS」の世界では、さまざまな種類の動物たちが擬人化された姿で登場します。

一見すると、肉食動物も草食動物も仲睦まじく生活しているように見えますが、実は裏では、「捕食者」と「被食者」の関係が今も尚続いており、常にピリピリとした世界観が読者をドキドキさせます。

また、「BEASTARS」の世界では、登場人物がみな動物であるという奇抜な設定が魅力です。

肉食と草食、大型と小型の動物達が、それぞれの特徴ごと共存している世界観に驚かされるでしょう。

一見すると肉食動物も草食動物も、仲睦まじく生活しているように見えます。

そんな奇抜な世界観が、多くの読者の心に上手くフィットし、大ヒットマンガとして成功した秘訣なのです。

見どころ② 陰気な主人公「レゴシ」の恋模様

「BEASTARS」は、陰気な主人公「レゴシ」の複雑な恋愛模様は大きな見どころとなっています。

不器用で感情表現が苦手な「レゴシ」。

そんな「レゴシ」は、事件を追っていく中でウサギの生徒「ハル」と出逢い、恋に落ちてしまします。

しかし相手は草食動物。

時折垣間見える、底知れない自身の食欲に打ち勝ち、見事「ハル」と結ばれることはできるのでしょうか。

先が気になる展開に目が離せません。

見どころ③ 次々と現れる魅力的なキャラクターたち

ハイイロオオカミの「レゴシ」を筆頭に、「BEASTARS」には多数の魅力的なキャラクターが登場します。

明るくサバサバした性格のウサギ「ハル」や、圧倒的カリスマ性を持っているアカシカ「ルイ」。

「レゴシ」に片思いをしているハイイロオオカミ「ジュノ」。

優しい性格だが少し怖がりのラブラドールレトリバー「ジャック」など。

ほかにも多数の魅力的なキャラクターたちが、本作のストーリーをさらに面白く彩っています。

【まとめ】『BEASTARS』は、動物が織りなす「苦悩」と「葛藤」の物語!

ハイイロオオカミの「レゴシ」が、親友を殺した犯人を追うアニマルサスペンスストーリーを描いた「BEASTARS」。

「BEASTARS」は、肉食動物×草食動物の世界ならではの「苦悩」や「葛藤」が作品の大きな魅力となっています。

プロローグ時点では学園サイコホラー感のある展開ながら、あっという間に青春モノに早変わり。

動物しかいないのにヒューマンドラマというのも変な話ですが、しかしそれがしっくり来る内容になっています。

また、肉食動物×草食動物の世界ならではの「苦悩」や「葛藤」も緻密に描いているので、その考えさせられるストーリー展開に思わず唸ってしまうこと間違いありません!

肉食獣・草食獣という特性の活かし方が本当に上手いので、グイグイ引き込まれることでしょう。

登場人物たちの描写はもちろん、食殺や裏市など世界観の設定が丁寧で、特殊な設定でもすんなり入り込めます。

考えさせられる緻密なストーリーなので、ぜひ読んでいただきたいおすすめマンガです。

18.『よふかしのうた』

「よふかしのうた」は、少年サンデーで連載中の「吸血鬼」をテーマにした人気マンガです。

そんな「よふかしのうた」のあらすじや注目の見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『よふかしのうた』のあらすじをご紹介

人間は、今日という一日に満足できなかったときに夜更かしをしてしまう生き物です。

主人公である「夜守コウ」もまた、毎日に充実感を得られずに夜更かしをしていました。

初めて夜の街に1人で出る「コウ」。

普段とは違った街の一面に見とれていると、謎の少女「七草ナズナ」と出会います。

何故か優しく接してくる「ナズナ」と接するうちに、「コウ」は「ナズナ」に興味を抱き始めます。

「今日に満足できるまで、夜更かししてみろよ。少年。」

この少女との出会いが、「コウ」の運命を大きく変えることになるなんて……。

『よふかしのうた』の注目の見どころ3ポイント解説

ここからは、「よふかしのうた」の注目の見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・盛り込まれた吸血鬼の設定
・主人公の不登校ぶりを見るだけで元気になる
・登場キャラクターがとにかくかわいい!

見どころ① 盛り込まれた吸血鬼の設定

「よふかしのうた」には、吸血鬼本来の設定を忘れてしまうほど、新しい吸血鬼の設定がどんどん出てきます。

「恋をしないと吸血鬼になれない」や「初めて血を吸われてから1年経つと一生吸血鬼になれない」など。

とんでもない設定の数々が、本作のストーリーをさらに面白く彩っているのです。

これからどんなトンデモ設定が飛び出してくるのか、先が気になる展開に目が離せません。

見どころ② 主人公の不登校ぶりを見るだけで元気になる

「よふかしのうた」は、不登校の方や人生に飽きている方に読んでいただきたいマンガです。

理由としては、主人公である「夜守コウ」の不登校ぶりが挙げられます。

「コウ」は、自身が不登校であっても決して苦悩や葛藤を持ちません。

むしろ、毎日の夜更かしをエンジョイしています。

そんな元気な姿を見ていると、たとえ希望がなくても元気に生きていけるんだという強い気持ちを持つことができます!

また、「コウ」が夜更かしをすることで人生を変えたように、人生を変えるために一歩を踏み出す勇気も教えてくれる、自己啓発のような一面も持ち合わせています。

見どころ③ 登場キャラクターがとにかくかわいい!

「よふかしのうた」に登場する女性キャラクターは、見た目が抜群にかわいい中高生ばかりです。

本作のヒロインで吸血鬼の「七草ナズナ」や、主人公「夜守コウ」の幼馴染み「朝井アキラ」。

ギャルっぽい見た目が特徴の「桔梗セリ」。

オタサーの姫「小繁縷ミドリ」など。

ほかにも多数のかわいい女子高生(吸血鬼も含む)キャラクターが登場するので、男性読者にはたまらないマンガとなっています。

【まとめ】『よふかしのうた』は、独自の設定が盛り込まれた新生吸血鬼マンガ!

夜更かしをきっかけに、かわいい吸血鬼と出会ってしまった主人公「夜守コウ」を待つ運命を描いた「よふかしのうた」。

従来の吸血鬼の設定とは違った、新たな吸血鬼の設定が本作の最大の魅力です。

漫画的な面白さというよりは、文学的な面白さを目指しているのか、というくらい思春期の苦しみを丁寧に描いています。

基本的には吸血鬼の女の子と一緒に、夜の街を散策するだけ。

この内容でも読ませる魅力があるのは、「吸血鬼に恋愛感情を抱かない限り、血を吸われても眷属にならない」という設定のおかげでしょう。

19.『峠鬼』

「峠鬼」は、ハルタで現在も大人気連載中の新しい鬼マンガです。

そんな「峠鬼」のあらすじや面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『峠鬼』のあらすじをご紹介

はるか昔の倭の国の、神代と人世のその間、神々が人間と共存していた時代。

村を司る神「切風孫命神」への生贄に選ばれた少女「妙」(みよ)は、避けられない死に怯える毎日を過ごしていました。

しかし、神と相対し対話する異能を持った道士「小角」(おづの)との出会いが彼女を窮地から救い出します。

みなしごの少女と壮麗の道士による、時代や次元さえも超越した神々を巡る旅が今始まります。

『峠鬼』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「峠鬼」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・重厚なストーリーに考えさせられる!
・作風からは想像できないキャッチーな作画
・ストーリーを彩る魅力的なキャラクター達

見どころ① 重厚なストーリーに考えさせられる!

「峠鬼」の見どころは、考えさせられる重厚なストーリーです。

高名な行者が、神への供物になる少女と出会う。

このような出会いから始めるストーリーは、喜怒哀楽のすべてを詰め込んだ上質な作品となっています。

基本的に重く悲しいストーリーが大半を占めますので、苦手な方もいるかもしれませんが、考えさせられる上質なファンタジーを読みたい方には、間違いなくおすすめできるマンガとなっています。

見どころ②  作風からは想像できないキャッチーな作画

「峠鬼」は、多く悲しいストーリーであるにもかかわらず、多くの読者から高評価を得ているマンガです。

その理由は、難解な作風の本作からは想像できないほどの、キャッチーでかわいい作画にあります。

作者である「鶴淵けんじ先生」が描く作画は、ライトで見やすく、あらゆる読者層から好まれるイラストが特徴的。

そのため、重厚なストーリーでも疲れることがなく、どんどん読み進めることができるのです。

可愛らしいイラストが好きな方には、ぜひ一度読んでいただきたいマンガとなっています。

見どころ③ ストーリーを彩る魅力的なキャラクター達

重厚なストーリーを彩る、魅力的なキャラクターたちにも注目です。

みなしごの少女に壮麗の道士、そして鬼の少年。

最近の漫画ではあまり見ることがなくなった、昔ながらのキャラクターたちにどこか懐かしさを感じることができます。

【まとめ】『峠鬼』は、昔懐かしの鬼を扱った考えさせられる物語

「峠鬼」は、昔から数多く扱われてきた、鬼との関わり合いを描いた、考えさせられるマンガです。

最大の魅力は、特撮モノの怪獣・怪人を彷彿させる各地の神様と、彼らが所持する不思議な神器の能力でしょう。

独特な異世界を舞台にしたRPGゲームが好きな方にもオススメしたいですね。

難しい世界に浸りたい、現実から逃れたい方にぜひ読んでいただきたい作品です。

20.『エニデヴィ』

「エニデヴィ」は、全3巻で完結済みのコメディ×ファンタジーの大人気マンガです。

そんな「エニデヴィ」のあらすじや笑える見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『エニデヴィ』のあらすじをご紹介

おとぼけ天使「エニエル」と生真面目な悪魔「デヴィエラ」。

2人の些細な喧嘩は時に世界を巻き込む大騒動に発展することも……。

人気コスメを奪い合ってニューヨークを大破壊したり、洋服を取り合ってパリ市街でカーチェイスしたり、温泉作りで悪乗りして東京水没!?

天使と悪魔のキャットファイト。はた迷惑な美貌の2人組、ここに降臨。

『エニデヴィ』の笑える見どころ3ポイント解説

ここからは、「エニデヴィ」の笑える見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・天使と悪魔版の「トムとジェリー」的ストーリー
・魅力的なキャラクター
・「白浜鴎先生」の圧倒的画力!

見どころ① 天使と悪魔版の「トムとジェリー」的ストーリー

「エニデヴィ」の大きな見どころは、天使「エニエル」と悪魔「デヴィエラ」の掛け合いが引き起こす、ドタバタコメディストーリーです。

まるで、名作アニメ「トムとジェリー」のような2人の掛け合いは、ずっと飽きずに見ていられる面白さを秘めています。

どっちもどっちといえるような関係で、喧嘩をしたり、時には仲良しになったりと微笑ましいストーリー展開。

そして2人のケンカが、時には世界を揺るがす大騒動に発展してしまったりなど、どうしてそうなったと思ってしまうほどのトンデモ展開には、思わず爆笑してしまいます。

見どころ②  魅力的なキャラクター

「エニデヴィ」には、魅力的で個性豊かなキャラクターたちが多数登場します。

天然で腹が立つ天使の「エニエル」。

お人好しで苦労人の悪魔の「デヴィエル」。

他にも多数の魅力的なキャラクターが登場し、作品を面白可笑しく彩っています。

これらのキャラクターが複雑にストーリー上で絡み合うことで、本作のドタバタ騒ぎのようなギャグ展開に磨きをかけているのです。

見どころ③ 「白浜鴎先生」の圧倒的画力!

「エニデヴィ」はシリアス展開が一切ない根っからのギャグマンガです。

しかし、作者である「白浜鴎先生」が描く圧倒的作画力のイラストは、見ていると思わずギャグマンガであることを忘れてしまいます。

コメディ作品でも一切手を抜かない美しく繊細な絵は、多くの読者を虜にしています。

また、作画が美麗なおかげでドタバタ展開でも読みやすく、さくさくと読み進めることができるのも魅力の1つといえるでしょう!

綺麗なイラストが好きな方には、ぜひ読んでいただきたいマンガです。

【まとめ】『エニデヴィ』 は、難しい事を考えずに楽しむことができるコメディ作品!

天使と悪魔のドタバタケンカの様子を描いた「エニデヴィ」。

本作には、陰鬱で難解なストーリーは一切ありません。

ただただ2人の天使と悪魔の、バカバカしいケンカを眺める痛快コメディマンガです。

その結果、分かりやすく読者の頭にスッと入り込んでいくので、テンポよく読み進めることができるマンガとなっています。

現実が楽しくなくてつらい方には、ぜひ読んでいただきたいマンガです。

間違いなく、嫌なことが全て吹き飛ぶでしょう。

ぜひ、天使と悪魔が織りなすドタバタ騒ぎを覗いてみてください。

21.『この世界は不完全すぎる』

現在コミックDAYSにて連載中の大人気マンガ「この世界は不完全すぎる」。

そんな「この世界は不完全すぎる」のあらすじや面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『この世界は不完全すぎる』のあらすじをご紹介

極秘に組織された調査隊「王の探索者」(キングス・シーカー )の一員である主人公「ハガ」。

この世のあらゆる事象を調べて旅をする探索者は、村人からも尊敬されていた。

任務の一環でドラゴンの襲撃から村を守ることに成功する「ハガ」。

成り行きで助けた少女「ニコラ」と世界を探検することになるが、「ハガ」の真の目的は冒険ではなく……。

『この世界は不完全すぎる』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「この世界は不完全すぎる」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・斜め上をいくストーリー設計
・本当のゲームのような世界観
・謎が深まるストーリー展開

見どころ① 斜め上をいくストーリー設計

「この世界は不完全すぎる」は、その世界観から壮大な冒険ファンタジーを描いているのかと思いきや、実はこの世界はゲームの中の世界だったという衝撃の展開が大きな見どころです。

主人公「ハガ」は、ゲーム内の不具合をチェックする「デバッカー」。

このファンタジーで美しい世界は、すべて人工的に作り出されたものです。

このような、読者が予想したものより斜め上をいくストーリー設計には、思わず驚愕してしまいます。

一風変わった疑似ファンタジーは、従来のファンタジーマンガファンにもぜひ読んでいたきたいマンガです。

見どころ②  本当のゲームのような世界観

「この世界は不完全すぎる」では、バグだらけなゲームの世界で主人公「ハガ」が、1人真面目にコツコツとバグ調査を続けていきます。

強力な裏技を使うわけでもなく、敵をパターンに嵌めて地道に戦う攻略方法が本当のゲームみたいで共感できるんですよねえ。

壁抜けバグの調査のために、壁に体を擦りつけたりする様もとてもリアルです。

RPGゲームを好きな方なら間違いなく楽しめるマンガとなっています。

見どころ③  謎が深まるストーリー展開

「この世界は不完全すぎる」には、数々の謎や伏線が張り巡らされています。

本作におけるストーリーの肝である、なぜ「ハガ」はゲームの世界から出してもらえないのか。

物語が進むにつれて分かる、この世界の真の目的は一体何なのか。

謎が謎を呼ぶストーリー展開が、読者の心を鷲掴みにして離しません。

先が気になる展開の数々に、ページをめくる手が止まらなくなること間違いないです。

【まとめ】『この世界は不完全すぎる』 は奇抜な設定が魅力の個性派マンガ!

ファンタジーマンガと思いきや、ゲームの世界に蔓延るバグを治すデバッカーの奮闘を描いている「この世界は不完全すぎる」。

その奇抜な設定は、従来のファンタジーマンガに飽き飽きしている読者層の心をがっしり掴んでいます。

また、謎や伏線も多数存在しているので、考察のしがいのあるストーリーにも仕上がっています。

22.『BIRDMEN』

「BIRDMEN」は、「結界師」で有名な「田辺イエロウ先生」が描く青春SFマンガです。

そんな「BIRDMEN」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『BIRDMEN』のあらすじをご紹介

不満だらけの毎日に不満を持っている主人公「烏丸英司」(からすまえいし)。

巷では鳥男の目撃情報が相次ぎ、その存在が世間で話題になっています。

ある日、烏丸、鴨田樹真(かもだみきさだ)、鷺沢怜(さぎさわれい)、海野つばめの4人が乗るバスが事故に遭ってしまいます。

4人は意識が朦朧とし死を覚悟していたところを、あの鳥男によって命を救われます。

無事に日常生活に戻っていった4人でしたが、背中に翼が生えるなど自分の中で何かが違和感が起きていることに気がつきます。

『BIRDMEN』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「BIRDMEN」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・大人と子どものすれ違い
・単純なバトルマンガではない!
・個性派揃いのBIRDMENたち

見どころ① 大人と子どものすれ違い

「BIRDMEN」は、大人と子どもの思いのすれ違いを、リアルに描いている作品です。

例えば、主人公「鳥丸」と母親との関係です。

口うるさく干渉してくる母に対して、鳥丸は常に苛立ちを感じています。

また、普通の人間に戻る方法を探すために大人たちに協力を仰ぎますが、何もしてくれない大人たちの残酷な一面を見ることに……。

このような描写の数々が、読者の間で考えさせられるストーリーだと話題になっており、「BIRDMEN」が人気の作品となった大きな理由の1つとなっています。

見どころ② 単純なバトルマンガではない!

実は世界中に鳥男は存在しており、作中でもさまざまな鳥男が登場します。

超人的な力を持っている鳥男がこれだけ登場すると、バトル漫画のような展開になると思ってしまいませんか。

しかし、「BIRDMEN」にはバトル描写はほとんどありません。

それぞれの鳥男の生き様を描いた作品なのです。

見どころ③ 個性派揃いのBIRDMENたち

「BIRDMEN」には、魅力溢れる個性的なキャラクターが多数登場します。

世間に対していつも斜に構えている捻くれた主人公「鳥丸英司」や、スキンヘッドが特徴の「鴨田樹真」。物語のカギを握る男「鷹山崇」。

ツンツンした態度が特徴のツインテール少女「フィオナ」など。

ほかにも多数の魅力的なキャラクターたちが絡み合うことで、物語がさらに面白く彩っています。

また、どのキャラクターも鳥男としてかっこいい能力を持っているので、超人バトルマンガとしても十分楽しむことができるマンガです。

【まとめ】『BIRDMEN』は、鳥男たちが織りなすちょっと変わった青春群像劇!

とある事故をきっかけに、鳥男になってしまった学生たちの戦いを描いた「BIRDMEN」。

魅力的なキャラクターたちが織りなすバトルももちろん、子どもと大人の対比をテーマにした重く考えさせられるストーリーが魅力のマンガです。

特にグロ要素などもありませんので、幅広い読者層におすすめできるマンガになっています。

23.『カラーレス』

「カラーレス」は、退廃した世界で生き続ける人々を描いた大人気マンガです。

そんな「カラーレス」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『カラーレス』のあらすじをご紹介

突如発生した「マーシパルス」という史上最大規模の太陽フレアにより、強力な電磁波が発生して人類の文明を支えていたサーバー類を破壊しました。

電磁波は世界から色は奪い、さらに祖先病と呼ばれる奇病を発生させ人の姿までも変貌させてしまいます。

それから300年後。

人類はテクノロジーのほとんどを失っており、残ったものを修理して必死に暮らしていました。

そんな世界に現れた「イオドプシー教団」という、色を神格化しかつてのような色鮮やかな世界を取り戻そうとする団体が暗躍し始めます。

色力学研究者である主人公「アヴィディア」は、教団の目的が色の力による支配と考えており、彼らと対立していました。

世界を色で私を支配しようとする教団。

彼らの悪事を明るみにするため、「アヴィディア」は動き始めます。

『カラーレス』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「カラーレス」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・色をテーマにした斬新な世界観
・どこか儚さを感じる作画
・練られた設定に先が気になる展開

見どころ① 色をテーマにした斬新な世界観

「カラーレス」では、失われた「色」をテーマにした斬新な世界観が最大の魅力です。

マンガは基本、モノトーンで展開されていくのがセオリーですよね。

しかし「カラーレス」は違います。

本作では、作中の要所にあえてカラーを付けることで、作品における「色」の重大さを表現しているのです。

その表現方法はとても美しく、読者の心を掴んで離さない大切な要素となっています。

見どころ② どこか儚さを感じる作画

「カラーレス」における見どころの1つとして、美麗かつ存在感のある作画が挙げられます。

作者である「KENT先生」の描く作画は、存在感をしっかり感じさせながらも、どこか儚さを感じさせる部分があるのが特徴です。

その「儚さ」が、「カラーレス」の荒廃した世界観に上手くマッチしており、上質なストーリーをさらに彩っているのです。

綺麗な作画が好きな方は、間違いなく読んでおくべきマンガです。

見どころ③ 練られた設定に先が気になる展開

「カラーレス」には、数々の謎や伏線が張り巡らされています。

「イオドプシー教団」の真の目的とは何なのか。

そもそもなぜ「マーシパルス」は起きたのか。

このような謎や伏線が複雑に絡み合うことで、重厚なストーリーをさらに際立たせてくれています。

これからの展開が気になるストーリーに、1mmたりとも目が離せません。

【まとめ】『カラーレス』は、「色」を失った世界をしっかりマンガで表現している!

色を失った世界を舞台に、謎の教団「イオドプシー教団」の目的を暴くために奮闘する主人公を描いた「カラーレス」。

「色」を失ったモノクロの世界という、マンガで表現しづらい世界観を緻密かつ驚きの手法で見事に表現できているマンガです。

また、緻密に構成された世界観や、作品にマッチした儚さを感じさせる作画の数々は、読むだけで思わず唸ってしまうほど美しいです。

ぜひ、荒廃したモノクロ世界で「色」を探してみてください。

24.『ノー・ガンズ・ライフ』

「ノー・ガンズ・ライフ」は、アニメ化もされたことのある「機会と人間の融合」を描いた作品です。

そんな「ノー・ガンズ・ライフ」のあらすじとかっこいい見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ノー・ガンズ・ライフ』のあらすじをご紹介

拡張者と生身の人間が共存する世界。

体の一部を機械に改造する「身体機能拡張」という技術が発達しており、身体機能を拡張する人間は拡張者(エクステンド)と呼ばれていました。

存在自体が凶器ということもあり、厄介者として扱われている拡張者たち。

そんな状況の中、自身も拡張者である主人公「乾十三」(いぬいじゅうぞう)は、拡張者に関する問題処理を行う「処理屋」をしながら生活していました。

ある日、警備局から追われている拡張者の男から「子供を保護してほしい」と依頼され……。

『ノー・ガンズ・ライフ』のかっこいい見どころ3ポイント解説

ここからは、「ノー・ガンズ・ライフ」のかっこいい見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・サイバーパンクな世界観がかっこいい
・拡張者ならではの戦闘がかっこいい
・主人公「十三」が渋くてかっこいい

見どころ① サイバーパンクな世界観がかっこいい

「ノー・ガンズ・ライフ」は、サイバーパンクな世界観がとにかくかっこいいマンガです。

機械化が進みながらも、戦後の混乱により廃れた街。

なんともいえない無国籍な空気と、さびれた街の様子が相まってどこか退廃的なスチームパンク的印象を抱かせてくれます。

このような荒廃世界を舞台にしたSFストーリーが好きな方にはたまらないマンガとなっています。

見どころ② 拡張者ならではの戦闘がかっこいい

拡張者ならではの戦闘も、この作品を彩る大切な魅力の1つです。

体内に内蔵された銃を使用したり、背骨を伸ばして複数のアームを展開することもできます。

変幻自在でどんな武器を使用するのか分からないだけに、バリエーション豊富なガンアクションを楽しむことができます。

見どころ③ 主人公「十三」が渋くてかっこいい

拡張者の主人公であるハードボイルドな男「乾十三」も魅力の1つです。

リボルバーの形をした頭が最大の特徴で、体を改造される前の記憶が失われており、GSU(ガンスレイブユニット)と呼ばれる特別な武装が施されています。

記憶喪失なので謎が多く、クールな物言い、煙草を吸う姿、どれを取ってもかっこいいまさにハードボイルドな男なのです。

マンガ史上一番ではないかと思えるぐらいかっこいい「十三」の姿は、一目見るだけで見とれてしまいます。

【まとめ】『ノー・ガンズ・ライフ』は、荒廃した世界で生きる男のハードボイルド作品!

「ノー・ガンズ・ライフ」は、主人公「十三」を筆頭に荒廃した世界で生きる拡張者たちのかっこよさが病みつきになる作品です。

ただドンパチ騒ぎするのではなく、未来感満載の派手な演出や話がクールなところも良いですね。

荒廃した未来×ハードボイルド×頭が銃、なんて好きな要素しかありません。

主人公の十三は表情がまったくわからないデザインにしているからか、言動がかなり人間臭いのも面白いポイント。

ハードボイルドなキャラクターが好きな方は、ぜひ読んでみてください!

25.『幼女戦記』

「幼女戦記」は、アニメ化もされた幼女の壮絶な戦争を描く大人気マンガです。

そんな「幼女戦記」のあらすじとシリアスな見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『幼女戦記』のあらすじをご紹介

この世界には魔法という強力な力があり、魔法を使う兵士は魔導士と呼ばれています。

北方地域ノルデンで、協商連合軍が越境して戦争が始まっています。

士官学校最終過程の実地研修中だった主人公「ターニャ」。

すぐさま少尉に着任させられ、そのまま着弾観測任務に従事することに。

しかし、協商連合軍部隊の攻撃を受けてしまった「ターニャ」。

そんな彼女に上官から、「1人で増援到着まで持ち堪えろ」という命令を下されます。

「ターニャ」は絶望感を抱きつつも、敵前逃亡にならないように生き延びるための最善の道を模索し始めます。

『幼女戦記』のシリアスな見どころ3ポイント解説

ここからは、「幼女戦記」のシリアスな見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・主人公「ターニャ」の残酷な一面
・圧倒的タイトル詐欺
・本格的な軍事物語

見どころ① 主人公「ターニャ」の残酷な一面

「幼女戦記」の大きな見どころは、主人公「ターニャ」が時折見せる、容赦のない残酷な一面です。

戦闘中にいらないと思った部下は、容赦なく切り捨てる。

自分の訓練についていけないものは必要ないと初めて顔を合わせた兵に悪態をつく姿は、まるで鬼のようです。

そんな一見すると嫌われる要素満載の彼女ですが、かよわい少女らしい弱い一面を見せることもあり、男性読者の心をしっかり鷲掴みしています。

見どころ② 圧倒的タイトル詐欺

「幼女戦記」は、圧倒的タイトル詐欺マンガとしても有名な作品です。

タイトルに「幼女」という言葉が入っているので、「ファンタジーで楽しい」、「かわいい幼女がたくさん」のようなイメージを持ってしまいますよね。

しかし、現実は違います。

「幼女戦記」の内容は、タイトルからは想像できないほどガチガチの戦記物なんです!

登場人物である幼女たちも合理主義な考えを持っている者が多く、描かれているシーンによっては目を背けたくなるようなことも。

しかし、そのおかげか重厚なストーリーにしっかりマッチしており、「幼女戦記」という名の新しいジャンルを見事に構築しているのです。

見どころ③ 本格的な軍記物語

「幼女戦記」は、戦争に特化したリアルな戦闘描いた軍記物語です。

それもあってか、抱えているテーマや世界観もかなりヘビーなものとなっています。

例えば、各国の思想の違いや政治・経済、周辺国との関係、そして対立によって起きる残酷な戦争など。

あまりにもリアルな軍記を描いているので、残酷なマンガランキングなどでもランクインすることも。

そんな軍記物語がミリタリー好きの読者から高評価を得ており、大変注目されている理由の1つでもあるのです。

【まとめ】『幼女戦記』は、タイトルのような可愛らしさは一切ない軍記物語!

たった1人で戦い続ける少女「ターニャ」の奮闘を描いたリアルな軍記「幼女戦記」。

まさかの残酷な戦争を描いた作品なので、まずはタイトルに騙されないようにしましょう。

しかし、そのうえで重厚なストーリーが展開されていくので、シリアスが好きな方にはぜひ読んでいただきたい作品です。

アニメ版、小説版もありますが、漫画版が一番好きです。繊細な絵とコミカルな絵が混ざり合って読み飛ばすことがなく、わかりやすいので。

タイトルからは予想できないまさかの残酷な戦争を描いたマンガなので、血沸き肉躍る戦闘が好きではない方はくれぐれもタイトルに騙されないようにしてください!

しかし、作中では重厚なストーリーが展開されていくので、シリアスなストーリーが好きな方にはぜひ読んでいただきたいマンガとなっています。

合理主義な幼女たちが織りなす残酷な戦争に参加してみてはいかがでしょうか。

26.『宝石の国』

「宝石の国」は、人間がいない宝石たちの世界を描いた人気ヒットマンガです。

そんな「宝石の国」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『宝石の国』のあらすじをご紹介

「人間」がいなくなってしまった世界。

地球上の生物は地上に住めなくなってしまい、すべて海の中で生活するようになります。

そして彼らは、長い年月をかけて微生物に食べられ無機となりました。

その無機物の中から、宝石の体を持った人のような生物が生まれます。

現れた28人の宝石たちは、「月人」と呼ばれる者たちから攻撃を受けていました。宝石のその体を装飾品にするためです。

多数の宝石の中でも、「月人」が好む色をした「フォスフォフィライト」。

ある日「フォス」は、博物誌の仕事を受けることになりますが……。

『宝石の国』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「宝石の国」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・美しい独特な世界観
・キャラクターたちの風変わりな個性
・謎に満ちたストーリーから目が離せない!

見どころ① 美しい独特な世界観

「宝石の国」というタイトル通り、擬人化された宝石たちの目を見張るほどの美しさに、心奪われてしまいます。

また、彼らの住む荒廃した世界も緻密に描かれており、淀みのない美しい世界となっています。

作中のすべてがとにかく美しく見えるように描かれているのでつい見とれてしまいます。

どこかノスタルジックさえも感じてしまう世界観は、一度は体験してみる価値ありだと言えるでしょう。

見どころ② キャラクターたちの風変わりな個性

「宝石の国」に登場するキャラクターたちの大半は、擬人化された宝石たちです。

人間的な部分ももちろん持ち合わせていますが、紛れもなく宝石そのものなのです。

不老不死の宝石生命体である主人公「フォスフォフィライト」や、孤独な赤い鉱石「シンシャ」。

性別の概念がない宝石たちの中でもひと際女性的な「ダイヤモンド」。

黒髪ロングヘアが特徴の戦闘狂「ボルツ」など。

ほかにも多数の魅力的な宝石たちが、本作の物語をさらに美しく彩っています。

また、それぞれの宝石に沿った特性を持つ性格にも注目していただくと、さらに本作を楽しむことができます。

見どころ③ 謎に満ちたストーリーから目が離せない!

「宝石の国」のジャンルはファンタジーです。

しかしながら、SFのような要素も取り入れており、そこから広がる世界の謎はとても興味を惹かれます。

この世界はどうしてこうなったのか。これからどうなっていくのか。

数々の謎に満ちているので、ミステリー好きの読者からも高評価を得ています。

先が気になるストーリー展開に目が離せません。

【まとめ】『宝石の国』は、美しい世界に広がる謎が魅力の作品!

交配した世界を舞台に、宝石たちと「月人」の壮絶な戦いを描いた「宝石の国」。

宝石ならではの美しさに満ち溢れた世界観、擬人化された宝石たちが、謎に満ちた美しい物語をさらに面白く彩っています。

27.『Thisコミュニケーション』

「Thisコミュニケーション」は、ジャンプSQにて連載中の大人気マンガです。

そんな「Thisコミュニケーション」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『Thisコミュニケーション』のあらすじをご紹介

舞台は20世紀後半。

地球に突然現れた未知の生物「イペリット」。

彼らによって多くの人類が滅ぼされ、地球上は荒廃していました。

生き残った主人公「デルウハ」は、地球の現在のあり様に絶望して自殺しようとしていました。

しかし、とある研究所の人間によって命を救われます。

その研究所には、「イペリット」に対抗するために造り出された少女たちがいました……。

『Thisコミュニケーション』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「Thisコミュニケーション」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・人類の逆襲を描いた重厚なストーリー
・残虐非道な主人公の思考回路
・「六内円栄 先生」の作画力

見どころ① 人類の逆襲を描いた重厚なストーリー

突如として現れた正体不明の化物に、人類が立ち向かう王道のストーリーが魅力です。

人類の生き残りである合理主義者の軍人「デルウハ」が、戦闘用に改造された不死身の少女を操り、人類を崩壊に追い込んだ化物「イペリット」と戦います。

圧倒的な力を持つ敵に、人類は勝つことができるのか。

戦略バトルマンガでありながらも、しっかり熱くなれる展開が魅力です。

有名大ヒット漫画「進撃の巨人」などにも似た、先が気になる展開に目が離せません!

見どころ② 残虐非道な主人公の思考回路

主人公「デルウハ」の性格や考え方は、本作を語るのに欠かせない要素です。

人間を、あくまで人的資源や数字としか見ない合理主義者の一面を持つ「デルウハ」。

ジャンプ漫画史上類を見ない、外道な主人公ではないでしょうか。

一緒に戦う不死身の少女たちを利用して、障害を乗り越えていきます。

敵をあっさり殺していくような、残虐な一面も。

過激で非道、それでいて狡猾な頭の良い主人公を見たい方は要チェックです。

見どころ③ 「六内円栄 先生」の作画力

作者である「六内円栄 先生」が描く、どこか儚さを感じさせるかっこいい作画にも注目です。

悲しみを感じさせる綺麗な作画が、物語の荒廃した地球をさらに深く彩ります。

迫力のあるバトルシーンから、キャラクターや怪物の造形美まで、どこを取っても完璧な作画力。

【まとめ】『Thisコミュニケーション』は、人類の逆襲の物語。

超合理的な考え方を持つ主人公「デルウハ」率いる人類が、長年支配していた「イペリット」に反乱を起こす物語。

不死身の少女たちを、戦いのために容赦なく利用していく様には驚愕してしまいます。

倫理観を完全に無視した、周回シュミレーションのような展開。

巻数が進むにつれて、考え方が成長していく「デルウハ」の姿にも注目です。

ダークで重厚なストーリーが気になる方は、ぜひ読んでみてください!

28.『バイオレンスアクション』

「バイオレンスアクション」は、やわらかスピリッツで連載しているバトルアクションマンガです。

そんな「バイオレンスアクション」のあらすじとバイオレンスな見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『バイオレンスアクション』のあらすじをご紹介

主人公は、ビジネススクールに通う女子専門学生「菊野渓」(きくのけい)。

髪型はゆるふわパーマで肩出しファッションのいま時女子です。

でもその姿はあくまで仮の姿、本業は「プロの殺し屋」だったのです。

たとえヤクザが相手でも確実に消してしまう、名の知れた殺し屋です。

プロ殺し屋「菊野渓」のドンパチアクションバトルが今始まる……。

『バイオレンスアクション』のバイオレンスな見どころ3ポイント解説

ここからは、「バイオレンスアクション」のバイオレンスな見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・ここは本当に日本?ド派手なバトルアクション
・登場キャラクターが全員クレイジー
・かっこいいアクション描写

見どころ① ここは本当に日本?ド派手なバトルアクション

ここは本当に日本なのかと疑問に思えてくるほどの、ド派手なアクションが魅力の本作。

まるで名作洋画シリーズ「ダイ・ハード」のような、血沸き肉躍る戦いが繰り広げられます。

例えば、ヤクザ事務所に、丸太を括り付けた大型トラックで突っ込むシーンなど。

正気とは思えない、クレイジーでありえない展開の数々に驚かされます。

見どころ② 登場キャラクターが全員クレイジー

主人公「菊野渓」を含む、登場するキャラクターがとにかくクレイジーです。

「菊野渓」は、一見普通のかわいい女子高生です。

しかし、実際は人を何の躊躇もなく殺してしまうほどのクレイジー女子です。

暗殺の任務中に突然学校の勉強をし始めるほど、一切物怖じしない一面も。

ほかにもストーカー気質の変態サイコパスや、薬物を守るために日本国内でロケットランチャーを撃ち込む男など。

やりすぎと思えるような常軌を逸した行動が面白いです。

見どころ③ かっこいいアクション描写

バトルアクションなだけあって、気合の入ったアクション描写には注目です。

主人公「菊野渓」は主に銃を使用して戦うのですが、人間とは思えない軽い身のこなしでバンバン標的を消していきます。

敵のアジトに襲撃に行く際も、無傷で敵を全滅させて生還するほど!

殺しにおいて、右に出るものは一人もいません。

かわいい少女が人間離れした動きで、多数の敵をせん滅する姿は圧巻です。

【まとめ】『バイオレンスアクション』は、B級アメコミ感が面白い!

ストーリーには「考えさせられる何か」というものはありません。

とにかくド派手でかっこいいアクションを描いたB級アメコミ的な作品です。

かわいい女子高生が、ひたすら残酷な殺しをし続ける。

洗練されたアクションシーンが、見ていて圧巻で爽快感があります。

ストレス解消にもなる本作、あなたも一度読んでみてほしいです。

29.『地縛少年 花子くん』

「地縛少年 花子くん」は、人と怪異が織りなす学園ホラーコメディマンガです。

そんな「地縛少年 花子くん」のあらすじとホラーな見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『地縛少年 花子くん』のあらすじをご紹介

かもめ学園高等部の1年生である「八尋寧々」(やしろねね)。

彼女は憧れの先輩と結ばれるために、代償を払えばなんでも願いをかなえてくれるとされている「トイレの花子くん」を呼び出そうとします。

「花子くん」は、自分の特技を活かすと結ばれると言い、「寧々」は先輩に猛烈なアプローチを繰り返します。

なかなか上手くいかない中、「寧々」は「花子くん」が落とした人魚の鱗を拾います。

「人魚の鱗を飲めば、呪いを代償に強力な縁が結ばれる」という話を聞いた「寧々」は、先輩と結ばれるために人魚の鱗を飲み込んでしまい……。

『地縛少年 花子くん』のホラーな見どころ3ポイント解説

ここからは、「地縛少年 花子くん」のホラーな見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・「寧々」と「花子くん」がとにかくかわいい!
・怖くて切ない…。怪異たちの物語
・ミステリアスでユーモアのある世界観

見どころ① 「寧々」と「花子くん」がとにかくかわいい!

怪異の少年「花子くん」とヒロイン「寧々」の紡ぐストーリーの本作。

「花子くん」は明るくて社交的な男の子で、「寧々」の呪いを抑えてあげる代わりに彼女を助手としてこき使います。

「寧々」に対してセクハラ行為や思わせぶりな態度を取りますが、彼女がピンチに陥った時は全力で助けに来てくれる優しい一面も。

一方の「寧々」は、ロマンチックな恋を夢見るかわいい少女です。

水に濡れると魚になってしまう呪いのかかった彼女は、呪いのことを隠しながら学園生活を送っています。

「花子くん」のことを大切に思っており、ある一件で「花子くん」にキスをされてから少しずつ意識するようになっていきます。

2人の友達以上恋人未満の関係に、かわいくて思わず微笑んでしまいます。

見どころ② 怖くて切ない……。怪異たちの物語

登場する怪異たちには、切なくて涙してしまうバックストーリーがあります。

人を何かしらの理由があって襲っている怪異や、悲しい過去を持つ怪異。

怪異は人の噂によって成り立ちます。

簡単に噂を流す人間の身勝手さ、そして噂に翻弄される怪異の悲しみ。

この絶妙なバランスで展開される物語に、思わず涙してしまいます。

もちろん、見た目の怖さもしっかり持ち合わせているので、ホラーと感動の両方を楽しむことができます。

見どころ③ ミステリアスでユーモアのある世界観

本作のテーマは「学園の七不思議」です。

学園に潜む七不思議の世界は、ダークでいてとても幻想的。

例えば「ミサキ階段」という七不思議では、鳥居の奥に建物が並んでいる不思議で魅力的な世界が展開されています。

少女漫画風の作画のタッチも相まって、ミステリアスでおしゃれな雰囲気が増しています。

背景などの細かい部分にまでこだわった綺麗な作画に、心奪われること間違いなしです。

【まとめ】『地縛少年 花子くん』は、ライトな学園ホラーコメディ。

「地縛少年 花子くん」は、ホラーとコメディの要素がバランス良くマッチした作品です。

怪異の少年と呪いにかかった少女が織りなす、ホラーコメディな学園マンガ。

怖くて悲しいストーリーに、細部にまでこだわったレトロな世界観が魅力的です。

30.『1000円ヒーロー』

「1000円ヒーロー」は、人気アプリ「マンガワン」で連載中のバトルアクションマンガです。

そんな「1000円ヒーロー」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『1000円ヒーロー』のあらすじをご紹介

主人公「日朝千」(ひあさせん)は、妹である「ほのか」と暮らしているごく普通の男子高校生です。

しかし、彼にはある秘密がありました。

それは、最強のヒーロー「レート1000ヒーロー」であるということ。

強い奴ほど金がない……。

金で変身する現金なヒーローバトル、ここに開幕!

『1000円ヒーロー』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「1000円ヒーロー」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・お金 = 強さ!?現金で強くなる奇抜な設定
・人気マンガ「ワンパンマン」に負けない最強ヒーロー
・熱い展開に心踊るストーリー

見どころ① お金 = 強さ!?現金で強くなる奇抜な設定

お金を支払うことで、その金額に応じた強さを手にすることができるヒーローたち。

ヒーローたちの強さはレートというので区別されており、レート1・10・100・1000までのレートが存在しています。

このレートは、ヒーローが1秒変身するのにかかる金額になっています。

そしてヒーローに変身することで、超人的な力を身に付けることができます。

過去に見たことのない奇抜な設定が、読者の心を掴んで離しません。

見どころ② 人気マンガ「ワンパンマン」に負けない最強ヒーロー

主人公「日朝」は、レート1000の強さを誇るヒーローです。

弱い怪人相手なら、0.1秒もかからず瞬殺してしまうほどの強さです。

毎回1,000円を出費することになりますが、その強さはあの人気マンガ「ワンパンマン」に匹敵します。

しかし、あまりにも高いレートに毎日が金欠状態で困っているという一面も。

見どころ③ 熱い展開に心踊るストーリー

ヒーローマンガならではの、弱い人間を助けるために必死に戦うヒーローの姿が熱いです。

お金に応じて戦えるタイムリミットも決まっているという「ウルトラマン」的な設定が、ハラハラドキドキさせてくれます。

それだけではなく、敵であるはずの怪人が実はいい人で、というパターンも。

ヒーローと怪人が仲良くなって、一緒にアルバイトをするギャグパートも存在します。

【まとめ】『1000円ヒーロー』は、過去に類を見ないヒーローマンガ。

お金を支払わないと強くないヒーローたちを描いた本作。

妹や周りの人を守るために戦う主人公「千」の姿、怪人までも巻き込んだギャグシーン、そして泣ける展開まで。

さまざまなジャンルのお話を楽しむことができます。

圧倒的な強さを持っているはずなのに金欠で変身時間に縛りがある設定が、物語をさらに面白く彩っています。

そして金銭で強さが決まる設定は、現実世界を表現しているように感じることもあるでしょう。

31.『ブラックナイトパレード』

「ブラックナイトパレード」は、ヤングジャンプで連載していたホラーコメディマンガです。

そんな「ブラックナイトパレード」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ブラックナイトパレード』のあらすじをご紹介

ダメダメのお人好し主人公「日野三春」(ひのみはる)。

あるクリスマスの夜。

上手くいかない毎日から自暴自棄になっていた「三春」は、廃棄予定だった職場のケーキを盗んでしまいます。

すると、その帰り道に一軒の屋台が。

屋台を営んでいるのは、黒いサンタの服を着た不気味な男でした。

男と仲良くなった「三春」は、一杯飲んでから家に帰ることに……。

『ブラックナイトパレード』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ブラックナイトパレード」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・怖いはずなのに…。ユーモア溢れるストーリー
・コミカルで緻密に練られた世界観!
・謎多き伏線の数々

見どころ① 怖いはずなのに……。ユーモア溢れるストーリー

ホラーの雰囲気を醸し出す本作ですが、読んでみると実は意外と怖くないんです。

むしろ「聖☆おにいさん」のような地味でシュールなギャグ要素もあったりと、ホラーが苦手な方でも安心して読むことができます。

志乃さんの坊主や暴飲暴食設定、SNSにアップするイケてる風投稿など。

面白いギャグ要素が盛りだくさんです。

見どころ② コミカルで緻密に練られた世界観!

良い子どもには赤サンタ、悪い子どもには黒サンタが来る。

2人のサンタが所属しているサンタ組織が存在する。

なかにはトナカイの集まった第三勢力も存在したり。

本当にホラーマンガ?と疑いたくなるような、キャッチーな設定が読者を不思議な感覚に包み込んでくれます。

飽きずに最後まで読み切ることができる世界観に魅了されること間違いなしです。

見どころ③ 謎多き伏線の数々

ストーリー上に張り巡らされた伏線の数々も魅力の1つです。

謎に満ちたキャラクターたちも多数登場します。

物語には敵が存在しており、作中にはクリスマスが嫌いなネズミを操っている謎の組織がいる描写があります。

敵の目的は、赤いサンタの阻止なのか。

こういった伏線がどんどん回収される様は、見ているだけで爽快感があります。

赤いサンタの正体や敵のスパイなど、先が気になる展開に目が離せません。

【まとめ】『ブラックナイトパレード』は、ホラーにコメディに忙しい作品。

ホラーっぽいシーンが出てきたと思ったら、急にシュールなギャグシーンが挟まれる。

このような緩急が、読者を「スルメ状態」にしていきます。

コミカルな設定に緻密に練られた謎を組み合わせ、適度なギャグを加えた本作。

まるであらゆる感情が湧き出る、お祭り騒ぎのような感覚に陥ります。

スルメホラー作品「ブラックナイトパレード」を読んでみて、この世界にハマってみてください。

32.『彼方のアストラ』

「彼方のアストラ」は、宇宙を舞台にしたSFスペクタクルファンタジーマンガです。

そんな「彼方のアストラ」のあらすじとすごい見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『彼方のアストラ』のあらすじをご紹介

ケアード高校に転校してきた女子高生「アリエス・スプリング」。

空気の読めない天然な彼女でしたが、高校主催の惑星キャンプに参加することに…。

同じ班になった少年「カナタ」たち8人と共に、キャンプ先の惑星へ旅立ちます。

しかし、とあるトラブルが発生してしまい、遥か彼方の宇宙空間に飛ばされてしまいます。

果たして9人の学生たちは無事に生還することができるのでしょうか……。

『彼方のアストラ』のすごい見どころ3ポイント解説

ここからは、「彼方のアストラ」のすごい見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・多数の謎と怒涛の伏線回収がすごい
・適度に挟まれるギャグセンスがすごい
・チームメンバーの個性がすごい

見どころ① 多数の謎と怒涛の伏線回収がすごい

「彼方のアストラ」には、作中に多くの謎が出てきます。

あれもこれも伏線だったのかと驚かされる伏線回収には注目です。

後半の怒涛の展開にはきっとあなたも圧倒されることでしょう。

全ての謎が明らかになる最終回も傑作で、一時期Twitter上でも話題になりました。

タイトルの意味を知ったときにきっと鳥肌が立つでしょう。

見どころ② 適度に挟まれるギャグセンスがすごい

「SKET DANCE」の「篠原健太先生」が作者なだけあって、適度に挟まれるギャグシーンが魅力です。

テンポよく繰り出されるギャグのセンスに、思わず笑ってしまいます。

シリアスなストーリーが展開されつつも、読者が疲れないように適度なギャグを挟む。

このバランス感が絶妙で、作者の技量に感激してしまいます。

見どころ③ チームメンバーの個性がすごい

同じチームメンバー9人の個性豊かなキャラクターも魅力の1つです。

宇宙探検家を夢見る主人公「カナタ」は、少しおバカだけどリーダシップがある男です。何事にもプラス思考なスーパーポジティブ人間な一面も。

ヒロイン「アリエス」は、いつもほんわかして場の空気を和ませてくれる存在ですが、卓越した映像記憶能力を持っています。

これ以外にも多数のキャラクターたちが登場します。

キャラクターたちの掛け合いもそうですが、中にはストーリーに深く関わる謎多き人物もいたりして、最後まで目が離せません。

【まとめ】『彼方のアストラ』は、最後まで濃密なストーリーが展開される!

最初から最後まで重厚で緻密に練られたストーリーが展開される本作。

特に、後半からラストにかけての伏線回収が巧みです。

「あの場面はここに繋がっているのか!」と感心してしまうでしょう。

宇宙に放たれてしまった彼らを待つ、衝撃のラストとは……。

この濃密なSFワールドに、あなたも浸ってみてくださいな。

33.『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』

「ゾン100」は、おもしろ怖いと話題沸騰中の青春ゾンビ活劇マンガです。

そんな「ゾン100」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ゾン100』のあらすじをご紹介

汚部屋でゾンビ映画を鑑賞しながら、「会社に比べれば天国だよな。」と呟いている男「天道輝」。

ブラック企業に入社して3年目。

恋も仕事も上手くいかず、人生に絶望していました。

ある日の朝、「輝」はマンションの管理人が住民を食べている光景を目撃してしまいます。

すでに街中ではゾンビが大量発生。

迫るゾンビたちに追われながら、「輝」が感じたある事とは……。

『ゾン100』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ゾン100」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・ポジティブすぎる明るいゾンビマンガ
・個性が豊かなキャラクター達
・ゾンビ相手にやりたい放題

見どころ① ポジティブすぎる明るいゾンビマンガ

みなさんはゾンビ作品 = シリアスな作品を想像しますよね。

しかし「ゾン100」は違います。

とにかく雰囲気が明るい!

ブラック企業に勤務し消耗する日々を送っていた主人公「輝」は、ゾンビが溢れる世界で「もう会社に行かなくていいんだ。」と喜びます。

絶望することもなく、やりたいことリストを作って充実した毎日を送っているのです。

ゾンビものにありがちな絶望感もなく、わくわくしながら怖がらずに読み続けることができます。

見どころ② 個性豊かなキャラクター達

世紀末状態の世界を生きる、個性豊かなキャラクターたちも魅力の1つです。

あるワンシーンをご紹介すると、目的地に向かう「輝」たち一行は、大量のゾンビが道を塞いでいる場面に遭遇します。

どうしても通りたい「輝」たちは、新しい仲間の「ベアトリクス」と一緒にゾンビを倒すことに。

全裸になった「ケンチョ」がゾンビをおびき寄せ、頑丈なスーツを着た「輝」と薙刀使いの「ベアトリクス」がゾンビを倒していきます。

それぞれの得意分野とスキルを活かして戦うシーンには、テンションが上がること間違いなしです。

見どころ③ ゾンビ相手にやりたい放題

「ゾンビになるまでにしたいこと」を困難があっても達成していく「輝」の姿は、見ているだけで元気をもらえます。

昼からビールを飲むために、ゾンビが溢れる街を自転車で爆走したり。

大型バイクに乗りたいがために、見つけたハーレーを盗み出したりと。

心の底からゾンビパニックを楽しんでいます。

中には、ゾンビがいる中でCAとコンパしたりなど、絶望感に混ざる笑いのギャップはクセになります。

【まとめ】『ゾン100』は、困難なほどポジティブに生きる勇気をくれる作品

ゾンビが大量発生している街で、どれだけポジティブに生き続けることができるのか。

明るく生きている「輝」のおかげで、」ゾンビが出てきても怖さを感じることなく読むことができます。

なのでホラーが苦手な人にもおすすめできます。

現実で必死に生活している私たち読者に、生きる勇気をくれる作品です。

34.『ハイスコアガール』

「ハイスコアガール」は、90年代のゲームセンターを舞台にした新ジャンル「アーケードラブコメディ」です。

そんな「ハイスコアガール」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ハイスコアガール』のあらすじをご紹介

舞台は1991年のとあるゲームセンター。

ゲームをこよなく愛し、ゲーム以外の取り柄が何もない「矢口ハルオ」。

しかし、そんなゲームマスターである彼が格ゲー「ストⅡ」で7連敗を喫していました。

近所では負け知らずの彼をここまで負かしていたのは、金持ちのクラスメイト「大野昌」でした。

学校では成績優秀なお嬢様である彼女が、なぜゲーセンというイメージとはほど遠い場所にいるのでしょうか。

『ハイスコアガール』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ハイスコアガール」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・主人公「矢口ハルオ」とヒロイン「大野昌」の因縁が面白い
・世のゲーマーの心を躍らせる90年代の世界観が面白い
・作品を彩る魅力的なキャラクターたちが面白い

見どころ① 主人公「矢口ハルオ」とヒロイン「大野昌」の因縁が面白い

物語は、地元では凄腕ゲーマーの主人公「ハルオ」と、ゲーセンからかけ離れた存在であるはずの「大野」のとある因縁がきっかけで始まります。

その因縁とは、名作格ゲー「ストⅡ」での「ハルオ」の大敗です

金持ちで容姿端麗、学業もこなすお嬢様である「大野」が、当時「ストⅡ」の最弱キャラクターとして有名だった「ザンギエフ」を使用して28連勝という偉業を達成します。

そんな彼女に対して自分の存在やゲームセンター内での地位を危うく感じた「ハルオ」は、彼女に屈辱を味あわせるために「待ちガイル」と「投げハメ」を使ったリアルファイトを繰り広げます。

もうこの設定の時点で、世のゲーマーからすると面白いですよね。

見どころ② 世のゲーマーの心を躍らせる90年代の世界観が面白い

登場するゲームは「ストⅡ」だけではありません。

90年代を彩ったホラー「スプラッターハウス」から「ファミコン」の名作たちまで、幅広いゲームが登場します。

90年代当時を生きてきたゲーマーたちは、ノスタルジーを感じること間違いなしです。

さらには、本作を読むにつれて当時発売されたゲームソフトやハードの知識が勝手に身に付いていきます。

ゲームマニアの目線で物語が描かれているので、コアな知識が身に付きます。

もしかしたら、本作で得た知識と現在発売されているゲームとの関連性に、心が躍らされるかもしれません。

見どころ③ 作品を彩る魅力的なキャラクターたちが面白い

「ハイスコアガール」のストーリーは、主に3人のキャラクターを中心に展開されていきます。

どのキャラクターも個性が強くて魅力的なので、本作をさらに面白く彩ってくれています。

主人公「矢口ハルオ」は、ゲームのことになったら一直線になってしまう完全なゲーム脳の持ち主です。

ゲーム内では凄く意地悪ですが、他人の嫌がることをするのが格ゲーの常識だと考えています。

しかし、時には他人を気遣う優しい一面も見せることも。

容姿端麗なお嬢様「大野昌」は、実は「ハルオ」と同じレベルのゲームへの情熱を持っており、天性のゲームセンスの持ち主でもあります。

彼女は、家庭の方針でいきすぎた英才教育を受けさせられており、ゲームはおろか友達と遊ぶことさえ許されていません。

そのため、時折自宅を抜け出してはゲーセンに足を運んでいます。

もう一人のヒロインである「日高小春」は、特に趣味を持っていない女子中学生です。

ゲームに熱心な「ハルオ」に興味を持ち、一緒に過ごすうちに惹かれていきます。

次第には一緒にゲームをプレイし、自身もどんどんゲームにハマっていきます。

【まとめ】『ハイスコアガール』は、究極のゲームサブカルマンガ

「ハイスコアガール」には、ゲームに関するかなりマニアックな内容も含まれています。

上記で解説した魅力以外にもさまざまな魅力がありますので、気になった方はぜひ自分の目で確かめてみてください。

35.『ゆるキャン△』

「ゆるキャン△」は、キャンプの魅力を余すとこなく描写している、一風変わったキャンプ日常系マンガです。

そんな「ゆるキャン△」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ゆるキャン△』のあらすじをご紹介

冬のある日、富士山の見える湖畔でソロキャンプを楽しんでいた女子高生「志摩リン」は、なぜか外のベンチで居眠りをしていた「各務原なでしこ」と出会います。

「なでしこ」は、富士山を見るために自転車に乗って湖畔を訪れていたものの、疲れ果ててそのままベンチで寝過ごしてしまったようです。

「リン」との出会いをきっかけにキャンプに興味を持った「なでしこ」は、高校の同好会である「野外活動サークル」(野クル)に入部することに。

部員である「大垣千明」と「犬山あおい」と共に、野クルの活動を通してキャンプの魅力にハマっていきます。

一方1人で静かにキャンプを楽しむのが好きな「リン」は、「なでしこ」からの同好会のお誘いを断りますが、SNSを介して「なでしこ」や残りのメンバーと繋がりを持つように。

お互いにキャンプの様子をシェアしたりするうちに、メンバーたちとも打ち解け次第に行動を共にするようになっていきます。

『ゆるキャン△』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ゆるキャン△」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・キャンプを描いた異色なストーリー
・キャンプを通して描かれる人間関係
・作者「あfろ先生」の経験に基づいたリアルな描写

見どころ① キャンプを描いた異色なストーリー

「ゆるキャン△」というタイトルの通り、本作では野外のキャンプ地で行うのんびりとしたアウトドアライフをテーマとしたストーリーが展開されます。

1人でゆったりとソロキャンプを楽しむ「リン」と、手探りながらみんなで和気あいあいとキャンプを楽しむ「なでしこ」たち。

それぞれのキャンプの楽しみ方と魅力が丁寧に描かれています。

もちろん、どちらのスタイルが正解というものはありません。

各々がキャンプを楽しむために工夫して楽しんでいる。

そんな彼女たちの様子は、見ているだけでキャンプをしてみたいと言う気持ちにさせてくれます。

見どころ② キャンプを通して描かれる人間関係

「リン」と「なでしこ」たちは、それぞれの仕方でキャンプを楽しみながら、SNSを通してお互いのキャンプの様子を実況したり意見を交換したりすることで、それぞれのキャンプの良さを学んでいきます。

お互いを尊重しつつ適度な距離感を保ちながらも、次第に自分のキャンプの世界を広げて新しい魅力を発見していきます。

こういった人間関係の変化の描き方には、見ていると優しい気持ちにさせてくれる心地よさがあります。

見どころ③ 作者「あfろ先生」の経験に基づいたリアルな描写

本作の作者である「あfろ先生」の経験に基づいて描かれる、リアルなキャンプ描写も本作の魅力の1つでしょう。

大自然の澄んだ景色の美しさや、美しい自然の中で食べるキャンプ飯の素晴らしさなど。

キャンプの醍醐味の数々を余すところなく描写しています。

作者自身の経験やノウハウに裏打ちされた、キャンプの圧倒的表現力には思わず感動してしまいます。

【まとめ】『ゆるキャン△』は、独自の世界観を構築したゆるい作品。

キャンプを題材にしているという、あまり見ることのない設定のマンガである「ゆるキャン△」。

キャンプを行う丁寧な描写とゆるい雰囲気ながらも独自の世界観を貫くその姿勢は、多くの熱狂的なファンを生み出しています。

キャンプ経験者である作者自身のノウハウがたっぷりと反映された本作は、キャンプの楽しさを学ぶ教養マンガ的一面も見せてくれます。

思わず感動してしまうような美しいキャンプの世界を覗いてみてください。

36.『日常』

「日常」は、月刊少年エースで連載されていて、2011年にはアニメ化もされた人気ギャグマンガです。

そんな「日常」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『日常』のあらすじをご紹介

少しおバカな女子高生である主人公「ゆっこ」。

彼女の周りには、ロボットや鹿などの不思議なものがいっぱいいます。

時定高校を舞台に、突然鮭やこけしが飛んできたり。

ちょっと不思議で超絶シュールな、彼女の「日常」は今始まります。

その一方で「はかせ」と「なの」、人語を話せる猫「阪本さん」が暮らしている東雲研究所でも、のんびりとした一日が過ぎていくのでした。

『日常』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「日常」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・シュールギャグマンガとして秀逸なストーリー
・登場キャラクターたちがとにかく全員濃い
・読むだけで元気がもらえる

見どころ① シュールギャグマンガとして秀逸なストーリー

お昼ご飯の買い出しに、「焼きそば」を頼まれていたのに「焼きサバ」を買ってきたり。

絵しりとりで「天狗」を書いたら誤字で「TENGO」に。そのまま壮大な絵に発展したり。

大きな笑いというよりも、思わずほくそ笑んでしまうような小さな笑いのタネが連続して仕掛けられています。

作者である「あらゐけいいち先生」の描く、まさに天才的なシュールギャグには思わず衝撃を受けてしまいます。

意味が分からないけど面白い、大暴走する展開の数々に注目です。

見どころ② 登場キャラクターたちがとにかく全員濃い

陽気でバイタリティに溢れた主人公「ゆっこ」は、少々おバカな一面があり、作中のボケ担当を担っています。

「ゆっこ」の同級生で作中のツッコミ担当である「みお」は、絵が上手で漫画を描くことが趣味です。

自称8歳の天才少女「はかせ」は、一日中研究に没頭する変人です。

上記の3人以外にもさまざまな個性豊かなキャラクターたちが、本作をさらにおもしろく彩ります。

見どころ③ 読むだけで元気がもらえる

おバカな学生たちが、変に気取らずにひたすらバカなことをし続けている。

その様子を、私たち読者はただ眺めるだけ。

何も考えずに見ているだけで楽しめる本作には、生活の中で疲弊しすさんだ心を浄化してくれる不思議な力が込められています。

読むだけで元気がみなぎり、明日への活力がもらえる作品といえるでしょう。

【まとめ】『日常』は、シュールでありえない日常を描いた作品

ちょっとおバカな学生たちが、ただひたすらおバカなことをしているシュールギャグマンガの本作。

アニメの方も面白くて大変人気のある作品なのですが、マンガならではの連続性のある動きから繰り出されるオチのインパクトの強さには、思わず感激してしまいます。

結論、アニメとマンガどちらも面白くて高クオリティに仕上がった作品なので、気になる方はぜひ両方の「日常」を覗いてみてください。

37.『CITY』

「CITY」は、人気マンガ「日常」の作者として知られる「あらゐけいいち先生」が描く新しいガールズ・ギャグコメディです。

そんな「CITY」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『CITY』のあらすじをご紹介

本作は、とある普通の「CITY」で繰り広げられるお話です。

一文無しの女子高生「南雲美鳥」(なぐもみどり)は、ギャンブルにはまり家賃を滞納して暮らしています。

そんな彼女は、普通の街だけどおかしな人が住んでいる「CITY」に暮らしています。

家賃を払わずに大家から追いかけられている「美鳥」は、同じマンションに住む女子大生「新倉」からお金を借りようとするが断られます。

断る彼女を追いかける「美鳥」。

「美鳥」が街を駆け回るだけで、なぜか街中では騒動が起こります。

彼女が走れば「CITY」も回る。そこにいるみんなが繋がる……。

『CITY』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「CITY」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・「あらゐけいいち先生」が生み出した新境地のストーリー
・「CITY」で暮らすクセの強い人々
・繋がりを感じる緩い伏線の数々

見どころ① 「あらゐけいいち先生」が生み出した新境地のストーリー

一文無しの女子高生「美鳥」が街を駆け回ることで広がる、普通だけど普通じゃない「CITY」の日常を描いた本作。

「あらゐけいいち先生」の前作「日常」を同じ、日常のような非日常ドタバタコメディとなっています。

物語の冒頭、孔雀のような輝かしい鳥の話で始まり、今から壮大な冒険ファンタジーが始まるのかと期待してしまいます。

しかし、次の瞬間では「その鳥とは全く関係のないあるCITYのお話。」と来ます。

このような型破りなシュールギャグが、本作の最大の魅力といえます。

見どころ② 「CITY」で暮らすクセの強い人々

前作「日常」は時定高校を舞台にしているので、登場キャラクターのほとんどが学生でした。

しかし今作は、日本のどこかにある町が舞台なので、キャラクターの年齢層にもバラつきが出て表現の幅が広がっています。

ゲスだけどピュアな一文無し主人公「南雲美鳥」を筆頭に、常識人で真面目の「新倉」やまるでホラーな強さを誇る「大家さん」、盗撮魔の「安達太良博士」(あだたら)など、さまざまなキャラクターが登場します。

個性が強いキャラクターたちが登場することで、本作の日常のような非日常をさらに色濃く彩っています。

見どころ③ 繋がりを感じる緩い伏線の数々

あまり接点を持っていない住人同士に見えても、実はどこかで接点を持っている。

ストーリーごとにしっかりと繋がりを感じさせる伏線が張られていて、しっかり回収するところも魅力の1つです。

どの繋がりも緩いものばかりなのですが、それでも面白く感じてしまうのが本作。

さらには「美鳥」が卒業した高校の名前には、前作「日常」との繋がりを感じさせるポイントが隠されています。

世界線が共有されているかもしれない点から、マンガの境界線を超えた繋がりを築いている作品といえます。

【まとめ】『CITY』は、どこか不思議な住人たちを描いた日常マンガ。

シュールギャグの切れ味も前作同様に良く、読み返すたびに新たな発見をすることができる本作。

前作よりも「ありえない」感が少なくなっているので、ありえない非日常ですが不条理さは少なめです。

ハマる人にはとことんハマる日常マンガ「CITY」。

一度は目を通しておくべき傑作マンガです。

38.『SPY×FAMILY』

「SPY×FAMILY」は、「このマンガがすごい!2020」などで1位を獲得した現在大注目されているホームコメディマンガです。

そんな「SPY×FAMILY」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『SPY×FAMILY』のあらすじをご紹介

物語の舞台は、冷戦状態の「オスタニア」と「ウェスタリス」の2つの国です。

オスタニアに送り込まれたウェスタリスのスパイ「黄昏」。

凄腕諜報員「黄昏」の次の任務は、家族を作ること……!?

猶予は1週間。

世界の平和を守るために「黄昏」は、精神科医の「ロイド・フォージャー」として妻と子を探します。

「黄昏」は、妻子を求めて孤児院に向かうのですが……。

『SPY×FAMILY』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「SPY×FAMILY」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・偽の家族から本物の家族へ
・「アーニャ」のかわいさに惚れる
・分かりやすい物語の構成

H3 見どころ① 偽の家族から本物の家族へ

父はスパイで母は殺し屋、娘はエスパー。

この家族構成になんだかワクワクしてきませんか?

父と母はお互いの素性を知らないのですが、娘はエスパーなので知っています。

この3人とも偽の家族ですが、回を重ねていくうちに少しずつ心を通わせていきます。

ドタバタする展開に笑える要素満載ですが、3人の心温まる行動に思わずほっこりしてしまう場面も。

いつのまにか、お互いのことを想い合って行動している3人の姿に感動させられます。

H3 見どころ② 「アーニャ」のかわいさに惚れる

世界の命運を握るほどの能力「エスパー」を持っている娘「アーニャ」。

しかし、基本的におバカな性格で、父と母がお互いにとんでもない職業に就いている状況を楽しんでいます。

また、「アーニャ」はほかのキャラクターと比べても表情が豊かです。

家族とのやり取りや友達とのやり取りを見ていると、心が浄化されていくのを感じます。

何か良からぬことを企んでいる時のニヤリ顔は、一見の価値アリです!

H3 見どころ③ 分かりやすい物語の構成

専門的なワードや知識は必要なく、テンポよく物語が進んでいくので作品への没頭感が凄まじいです。

緊迫したシリアスシーンも少しコミカルに表現されているので、重い気持ちにならずにスラスラと読むことができます。

それぞれのキャラクターがお互いの任務をこなすために、よく分からないドタバタ展開になってしまっても、最後にはしっかりまとまるストーリー構成には感激してしまいます。

まるで難しいパズルのピースがハマるような、スカッとする感覚がクセになってしまうでしょう。

【まとめ】『SPY×FAMILY』の物語は、読者をしっかりストーリーに引き込む

「少年ジャンプ+」で連載が開始してから、閲覧数やコメント数、発行部数などの記録を次々と更新し続けています。

偽の家族「フォージャー家」の3人は、それぞれしっかりキャラクター性を確立しており、彼らのやり取りには思わず笑わされてしまいます。

さらには、そこにシリアスなシーンが絡み合い、絶妙なバランスのストーリーを展開していきます。

読者の心をしっかり引き込んでいく「SPY×FAMILY」。

ぜひこの非日常ハートフルコメディの世界に、足を踏み入れてみてください!

39.『それでも町は廻っている』

「それでも町は廻っている」は、発売当時社会問題となっていた「商店街のシャッター街化」をストーリーに絡めた高品質な日常系ギャグマンガです。

そんな「それでも町は廻っている」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『それでも町は廻っている』のあらすじをご紹介

人情溢れる丸子商店街に存在するメイド喫茶「シーサイド」が舞台です。

名探偵になることに憧れを抱く天真爛漫な女子高生「嵐山歩鳥」は、地元である丸子商店街のアイドル?兼お騒がせ娘として有名でした。

そんな彼女と、ありふれた街のちょっとおかしなメイド喫茶を舞台に繰り広げられる、ドタバタ活劇です。

『それでも町は廻っている』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「それでも町は廻っている」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・街の住民たちによる質の高いギャグ
・ちょっとしたことなのにハイクオリティなミステリー
・全16巻に隠された大きな謎

見どころ① 街の住民たちによる質の高いギャグ

「それでも町は廻っている」を彩る魅力の1つとして、ギャグの質の高さが挙げられます。

天真爛漫で破天荒な女子高生「嵐山歩鳥」と、彼女に巻き込まれて振り回される住人たちという展開で描かれるストーリー。

そこで描かれる、それぞれの会話や振り回され方がとにかく面白いです。

従来のギャグマンガの開き直るような笑いとは違い、巧妙な言葉遊びや意外なハプニングを絶妙なタイミングに挟んで笑わせてきます。

この高度なギャグには中毒性があり、ページをめくる手がなかなか止まりません。

見どころ② ちょっとしたことなのにハイクオリティなミステリー

主人公「歩鳥」は探偵に憧れを抱いています。

そんな彼女は、平和な街で起こる日常でもちょっとしたミステリーへと変えてしまうのです。

この謎解きに必死になる「歩鳥」と、いつもどおりの変わらない街の温度差が見ていて面白いです。

しかし、挟まれるミステリー要素にはしっかりとオチも用意しているところに驚きです。

「歩鳥」の推理には的外れなこともよくありますが、物語そのものはさまざまな出来事等の伏線が見事に結末へと繋がっています。

その緻密なストーリー構成に、刺激的な体験を受けること間違いなしです。

見どころ③ 全16巻に隠された大きな謎

「それでも町は廻っている」は全16巻で完結しています。

実はこの作品、全巻を通して1つの大きな謎を仕込んでいるのです。

なんとこの作品、巻数どおりに作中の時間が経過しているわけではなく、各話ごとに時系列がバラバラになっています。

この話の次は過去で、その次は未来で。

このように読者は、時系列を推測して整理しないといけません。

もちろん時系列のヒントも作中に隠されているので、それを探しながら読むのがなにより楽しいポイント!

全巻を通して仕込まれた壮大な謎に、読者の心は踊ってしまいます。

【まとめ】『それでも町は廻っている』は、とにかく緻密な作品。

本作の魅力は上記の3つ以外にもたくさんあり、全部挙げるとキリがありません。

しかし、本作の魅力に共通している点として、全てに「緻密さ」があります。

各話ごとにしっかり練られたストーリーが展開されており、さらにはストーリー全体を通してまで謎や伏線を仕掛けています。

最初から計算して緻密に作りこんでいかないと、なかなか成し得ません。

この計算された緻密な物語に込められた心地よさを、ぜひあなたも体験してみてください。

40.『ヒナまつり』

「ヒナまつり」は、シュールでゆるい雰囲気が大人気のSFギャグコメディです。

そんな「ヒナまつり」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ヒナまつり』のあらすじをご紹介

ある日、ヤクザの「新田」の家に謎の少女「ヒナ」が現れます。

とある一件で、「新田」は嫌がりながらも「ヒナ」に助けられたことをきっかけに、そのまま一緒に暮らすことに。

ご飯を作ってあげたり、髪を乾かしてあげたり、学校に通わせてあげたり。

ここからヤクザの男と謎の少女との壮大?なSFギャグコメディストーリーは始まるのです。

『ヒナまつり』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ヒナまつり」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・シュールギャグの宝庫
・「ヒナ」と周りの笑いの温度差
・キャラクターの成長と感動

見どころ① シュールギャグの宝庫

「ヒナまつり」のメインでもあるシュールギャグ。

テンポよく挟まれる数々のギャグに思わず笑ってしまいます。

「ヒナ」と「新田」の衝撃の出会いなど。

ゆるいながらも切れ味の鋭い笑いや狂気とまで感じられるノリの数々。

それら全てになんともいえない中毒性があり、意味不明な世界観にどんどんハマっていきます。

見どころ② 「ヒナ」と周りの笑いの温度差

主人公「ヒナ」の基本脱力で無感情な振る舞いは、この作品を彩る絶妙な笑いのポイントです。

かといって何もしないキャラクターというわけではなく、基本はボケ担当として。

そして時折は感動させられることをしたりなど、さまざまな魅力が詰まったキャラクターです。

一方「ヒナ」が無感情なのに対して、周りのリアクションの大きさには衝撃を受けます。

オーバーリアクションで喜怒哀楽をしっかり表現して物語を盛り上げてくれています。

ツッコミをしているはずが、大きいリアクションのせいでボケ以上にボケに見えたり。

「ヒナ」のリアクションと合わさることで、シュールな雰囲気をしっかり生み出しているのです。

見どころ③ キャラクターの成長と感動

主人公「ヒナ」の人間として成長していく様子に注目です。

普段は無感情な「ヒナ」が、どんどん感情を出せるようになっていく。

そんな彼女を見ているのは感慨深いものがあります。

時折ストーリーの間に挟まれる、「ヒナ」が織りなす真面目な回には思わず涙してしまうことも。

まるで別作品になったかのような衝撃を受けるほど、普段のストーリーとのギャップが激しいので、その分感動も大きく感じることができます。

【まとめ】『ヒナまつり』は、シュールと感動のMIXストーリー

異色SFギャグコメディとして大人気の作品「ヒナまつり」。

物語のメインはシュールでテンポの良いギャグですが、その中に隠れているキャラクターの魅力や成長、時折挟まれる感動のストーリーなど、さまざまな面白いポイントが詰まっています。

シュールギャグと感動ストーリーを合わせることで、万人受けするキャッチーで面白い作品を生み出しているのです。

41.『薬屋のひとりごと』

「薬屋のひとりごと」は、宮廷内の複雑な人間関係から生み出される謎を解明していく、異色ミステリーマンガです。

そんな「薬屋のひとりごと」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『薬屋のひとりごと』のあらすじをご紹介

花街で薬師をしている「猫猫」(マオマオ)は、山で薬草集めをしている最中に人攫いに遭遇してしまい、後宮に下女として売り払われてしまいます。

宮廷内を出るまで大人しくしていた彼女でしたが、宮廷内で起きた「呪い」と呼ばれる皇子の衰弱事件や連続不審死の謎を、薬学知識を用いて解くことに。

この事件の解決をきっかけに、「玉葉妃」付きの侍女になることになってしまい、彼女の毒見薬として不可解な謎を解明していくことになってしまいます。

『薬屋のひとりごと』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「薬屋のひとりごと」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・今までにない新しいミステリー
・宮廷内で展開される複雑な恋模様
・個性豊かな登場キャラクターたち

見どころ① 今までにない新しいミステリー

「薬屋のひとりごと」の大きな魅力の1つが、宮廷を舞台にした新しいミステリーという点です。

従来のミステリーマンガにおいて、宮廷を舞台にした作品はありませんでした。

宮廷だからこそ起きる事件や出来事を用いることで、ミステリーに飽きてきた読者に新しい刺激を与えることができます。

さらに、その謎を解決する方法もポイントの1つ。

主人公「猫猫」が、自身の薬学知識を用いて事件を解決に導きます。

誰も気づくことができない日常に潜む闇を、独自の視点で解明する「猫猫」の姿は注目です!

見どころ② 宮廷内で展開される複雑な恋模様

宮廷内で起きる歪な恋愛模様も面白いポイントの1つです。

後宮という特殊な舞台なので、その恋愛模様も独特です。

基本、後宮に住んでいる女性たちは王様の妃になるために集められています。

しかし、全員が望んで王様の妃になりたいわけではありません。

親の薦めや政治的策略など、さまざまな理由が存在しています。

そんなバックストーリーがあるからこそ、ほかのマンガでは見ることのない歪な恋愛模様が展開されていくのです。

見どころ③ 個性豊かな登場キャラクターたち

「薬屋のひとりごと」には、個性豊かなキャラクターたちが多数登場します。

主人公「猫猫」は、宮廷で働く薬学知識の豊富な17歳の女の子です。

好奇心旺盛な性格で、薬学を学ぶ際には自身の体で実験を始めるなどのマッドサイエンティストな一面も。

また、非常に正義感の強い人物でもあり、そんな彼女に惹かれて多数の人物が周りに集まってきます。

ほかにも、性別の区別がつかないほどの美貌を持つ王様の弟「壬氏」(じんし)など。

さまざまなキャラクターが登場し、それぞれが絡み合うことで複雑なストーリーが展開されていくのです。

【まとめ】『薬屋のひとりごと』は、新感覚のミステリーが魅力的

嫉妬や策略の入り乱れる後宮を舞台に、さまざまな事件や謎を解決していく「薬屋のひとりごと」。

マイペースな「猫猫」と「壬氏」のラブコメのような展開や、ドロドロとした汚い人間関係、そこから始まる事件や謎が、この作品をさらに面白く彩っています。

「猫猫」や「壬氏」の出生の謎など、多数の伏線も用意されており、濃厚で緻密なストーリーがどんどん展開されていきます。

42.『ガヴリールドロップアウト』

「ガヴリールドロップアウト」は、個性あふれるキャラクターたちが織りなすスクールコメディマンガです。

そんな「ガヴリールドロップアウト」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ガヴリールドロップアウト』のあらすじをご紹介

天使学校を首席で卒業した主人公「天真=ガヴリール=ホワイト」。

卒業した天使たちは皆、下界で人間たちに紛れて人間の学校に通い修行をすることになっていました。

人間とはどういうものなのか。

これらを学び、彼らを正しい道へ導けるようになるために学ぶのです。

絶対に立派な天使になって人間を導けるように……。

そう思っていた「ガヴリール」でしたが、下界に降りた以降、自堕落な生活を送っているのでした。

『ガヴリールドロップアウト』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ガヴリールドロップアウト」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・天使と悪魔のイメージを覆している
・個性豊かなキャラクターたちが織りなすストーリー
・かわいいキャラクターに萌える

見どころ① 天使と悪魔のイメージを覆している

真面目で清らか、品行方正で慈愛に満ち溢れている「天使」は、常に人間が正しい道を歩むことができるように導いてくれる存在です。

一方で「悪魔」は、不真面目で堕落しており、狡猾で悪知恵を働かしています。

常に人間を悪の道へと誘う存在です。

多くの人が、「天使」と「悪魔」に対してこのようなイメージをお持ちではないでしょうか。

しかし、「ガヴリールドロップアウト」の世界で描かれている「天使」と「悪魔」は、そのイメージとは大きく離れたものとなっています。

天使なのに不真面目で堕落している「ガブリール」。

悪魔なのに優しく真面目な「ヴィーネ」。

現実のイメージの正反対をいく概念が、このマンガの最大の魅力といっても過言ではありません。

見どころ② 個性豊かなキャラクターたちが織りなすストーリー

上記の天使と悪魔以外にも、さまざまなキャラクターが登場します。

天使なのに人をからかってトラブルを引き起こす「ラフィエル」。

悪魔なのにすぐに騙されてしまう単純思考な「サターニャ」など。

4人の天使と悪魔が繰り広げる物語は、天使と悪魔のギャップへの驚きや笑いなどのさまざまな新発見をすることができます。

見どころ③ かわいいキャラクターに萌える

「ガヴリールドロップアウト」の世界を彩るキャラクターたちのかわいさにも注目です。

天使と悪魔をしっかり体現した、キャラクターのかわいらしい萌え感はたまりません。

数々の萌えキャラの中でも特に人気な悪魔の「サターニャ」。

巷ではアホの子と表現されていますが、彼女のコロコロと変わる豊かな表情や大袈裟な仕草から放たれる愛くるしさは、凄まじい破壊力があります。

明るい性格ですが意外にも友達は少なく、学校でおにぎり2個をぼっち飯している姿には、思わずかわいらしくて守ってあげたくなること間違いなしですよ!

もちろん、ほかのキャラクターにもそれぞれ萌え要素がふんだんに盛り込まれているので、どのキャラクターを見ても癒されます。

【まとめ】『ガヴリールドロップアウト』は、「天使」と「悪魔」の常識を覆した萌え作品

「天使」と「悪魔」に対してみなさんが持っているイメージや常識を、ことごとくひっくり返すような設定。

悪魔のような行動をとる天使や、天使のような言動や雰囲気の悪魔に思わず困惑してしまいます。

しかし、その困惑こそが最大の魅力であり「ガヴリールドロップアウト」の世界にハマっていく要素でもあるのです

登場するキャラクターたちもかわいい子ばかりで、萌え感情が止まりません。

自身の推しキャラを見つけて読んでいくのも楽しいでしょうね。

一風変わった設定とキャラクターたちが織りなす「ガヴリールドロップアウト」の世界。

この世界に一度でも入り込んでみたら、抜け出せなくなること間違いなしです。

43.『シャドーハウス』

「シャドーハウス」は、不思議な設定で読者を魅了するほのぼの不穏ファンタジーマンガです。

そんな「シャドーハウス」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『シャドーハウス』のあらすじをご紹介

顔のない一族「シャドー」と彼らに仕える「生き人形」たちが暮らす不思議な妖館が舞台。

生き人形の少女「エミリコ」は、自身の主人「ケイト」のために部屋を掃除したり、彼女の「顔」としてふさわしい人形になるために勉強をしたりする日々を過ごしていました。

おっちょこちょいな部分もありつつも、「ケイト」や仲間の生き人形たちとの関わりを通して成長していく「エミリコ」。

しかし、彼女たちが暮らす洋館「シャドーハウス」には何やら重大な秘密が隠されているみたいです。

「エミリコ」と「ケイト」は立ちふさがる障害を乗り越えて、シャドーハウスの隠された謎に触れることができるのでしょうか……。

『シャドーハウス』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「シャドーハウス」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・個性的な女の子たちが交流するハートフルコメディ
・第一話から引き込まれる特殊な世界観
・回が進むごとに垣間見える異質なストーリー

見どころ① 個性的な女の子たちが交流するハートフルコメディ

聡明で思慮深い優しさがあり、ちょっと頑固で悩みやすい性格の「ケイト」。

天真爛漫で明るい性格の「エミリコ」。

この2人のやり取りを見ているだけで心が温まり、ハートフルな物語を展開していきます。

シャドーである「ケイト」には顔がなく、表情を読み取ることができません。

さらには感情も表に出すことがないのですが、シャドーの特性として機嫌が悪いと頭から「スス」を出すというものがあり、機嫌が悪いことだけは読み取ることができる点がポイントです。

そして、とにかく明るい「エミリコ」と交流を重ねることで、互いに励まし合う姿に心を動かされてしまいます。

見どころ② 第一話から引き込まれる特殊な世界観

ハートフルな作品である「シャドーハウス」。

しかし、実は第一話の時点で、かなり独特で不思議な世界観であることが判明します。

シャドーとは一体何なのか。

なぜシャドーと生き人形は二人一組なのか。

などのさまざまな不気味な謎が張り巡らされています。

最初は「エミリコ」と「ケイト」の交流の様子が物語のメインとなっているのですが、最初の時点で読者が違和感を覚える部分があり、これからの「シャドーハウス」の展開を怖く想像させてきます。

見どころ③ 回が進むごとに垣間見える異質なストーリー

物語が進むにつれて、シャドーハウスにはある支配構造が確立されていることが判明します。

登場キャラクターたちがこの謎に近づいていくにつれて、サスペンス系のダークファンタジーな物語に変化していくのです。

そこからは、頭脳バトルやシャドー同士の異能力バトルのような展開が広がります。

まるでレジスタンスのように、協力者を集めて戦いに備えるような展開に思わず驚愕してしまいます。

しかし、「シャドーハウス」は最初からこの展開になることを計算して構想された物語であり、その緻密なストーリー構成が最大の魅力といえるでしょう。

【まとめ】『シャドーハウス』は、まさに「ほのぼの不穏」を体現した作品

「エミリコ」と「ケイト」が時にケンカをしながらも、信頼関係を築いていくその姿や、生き人形たちが楽しく暮らしている様子にほっこりしてしまう本作。

しかし、そんな中でも常にどこか不穏な気配を醸し出しています。

シャドーハウスに隠された真相が判明したとき、これまでの雰囲気とはうって変わって、サイコなゴシックホラー作品へと変貌を遂げるのです。

幸せだった日常が少しずつ狂っていく様。

まるで首を締め付けれられるかのような、上質な謎や伏線の数々。

このような要素が合わさった恐怖のミステリーマンガとなっています。

44.『魔王城でおやすみ』

「魔王城でおやすみ」は、「週刊少年サンデー」連載の囚われのお姫様があらゆる方法を使ってより良い安眠を求めるという一風変わったショートコメディマンガです。

そんな「魔王城でおやすみ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『魔王城でおやすみ』のあらすじをご紹介

人と魔物が共存する時代。

魔族の頂点に君臨する魔王「タソガレ」は、人間界の姫を攫ってこの世界を支配使用と企んでいました。

姫が攫われたことで人々は悲しみ、戸惑い、そして怒りの声をあげました。

そして勇者は、囚われた姫を救うための旅に出るのでした。

一方、囚われの姫「オーロラ・栖夜・リース・カイミーン」は、囚われている檻の中で「睡眠以外することがない。」と気づきます。

そこで「栖夜」は、自身の求める究極の安眠のために魔王たちを巻き込んで、睡眠方法を模索するのでした。

『魔王城でおやすみ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「魔王城でおやすみ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・自由奔放なお姫様がかわいい
・キャラクターたちの恋愛模様に注目!
・作画が美麗でストーリーも把握しやすい

見どころ① 自由奔放なお姫様がかわいい

「魔王城でおやすみ」の主人公「栖夜」は、かなり自由奔放な性格です。

自身は囚われの身であるにも関わらず、究極の安眠を求めて周りの人物を巻き込んでいってしまいます。

時には魔王すらも巻き込んでしまい、囚われているとは思えないほどの自由な姿に思わず笑ってしまうでしょう。

一応お姫様ではあるので、国民に慕われる程度のスペックは持ち合わせています。

しかしその反面、極度のマイペースであり毒舌家、安眠のためならどんなことでもやってのける謎の行動力を持ち合わせているのです。

囚われているはずなのに持ち前の自由奔放さに、逆に魔物たちが戸惑ってしまう。

この絶妙な関係性こそが、「魔王城でおやすみ」の面白いポイントなのです。

見どころ② キャラクターたちの恋愛模様に注目!

「魔王城でおやすみ」では、かなり微妙な距離感で進むキャラクターたちの恋愛模様も楽しむことができます。

見た目は青年ですが実は結構年を取っている「あくましゅうどうし」。

彼は、自由奔放な「栖夜」を孫のように思ってかわいがっていました。

しかし、その感情も時が経つにつれて段々変化していき、ある一件を境にこれが恋心だと気づきます。

とはいえ不器用な「あくましゅうどうし」は、好意が全面的に出すぎてしまいます。

そんな事態を抑えるために、いつしか「栖夜」との距離を置くように……。

しかし、「栖夜」に避けていることを指摘されてしまい、慌てて誤解を解くことになります。

安心して微笑む「栖夜」の笑顔に、「あくましゅうどうし」はまた惚れこんでしまうのです。

魔物と姫の叶わない恋愛模様に、見ていて切なくそして胸がキュンキュンします。

見どころ③ 作画が美麗でストーリーも把握しやすい

イラストがとにかく綺麗で有名な「魔王城でおやすみ」。

女性キャラクターは皆かわいく、そして男性キャラクターはかっこよく描かれており、その可愛らしい絵柄に惹かれて読み始める方も多いです。

さらに、その見やすく美麗な作画とストーリー構成の相性が抜群なのも特徴の1つです。

基本的に1話完結で進んでいくストーリー。

そのため、どこから読んでも楽しむことができるメリットがあります。

ちょっと癒されたい時に手に取ると、面白いストーリーと美麗な作画があなたを優しく出迎えてくれます。

【まとめ】『魔王城でおやすみ』は、勇者そっちのけで進む姫と魔物のギャグマンガ

魔王に囚われた姫を救うために、命を懸けた冒険に出る勇者の物語、ではなく……。

囚われの姫が究極の安眠を求めて、魔物たちを巻き込んで困らせていく。

お騒がせ系ドタバタコメディとなっています。

自由奔放な姫と巻き込まれていく魔物たちのユニークな掛け合いが、読者を笑いの渦へと飲み込んでいきます。

基本的に1話完結の読みやすいストーリー構成に、相性抜群な美麗作画。

あっさり読みたい層にもしっかり配慮した作りとなっています。

45.『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』

「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」は、ガンガンONLINEにて連載されており、アニメ化もされた人気学園ギャグコメディマンガです。

そんな「わたモテ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『わたモテ』のあらすじをご紹介

中学生から晴れて高校生へと進学した主人公「黒木智子」。

彼女はJKという肩書きを持つことで、無条件でモテるようになると考えていました。

しかし現実は厳しく、入学から2ヶ月たってもクラスどころか学園内に友人すらいないぼっち喪女となってしまっていました。

なぜ自分がこんな目に遭わないといけないのか。

「智子」はこの現状を打破してモテるために、あらゆる行動を起こします。

しかし、その行動がことごとく裏目に出てしまい……。

『わたモテ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「わたモテ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・喪女をテーマにした笑えるコメディマンガ
・主人公「黒木智子」の成長
・変わり始める作品のテーマに注目

H3 見どころ① 喪女をテーマにした笑えるコメディマンガ

「わたモテ」の大きな特徴である、喪女をテーマとした物語。

主人公「黒木智子」はオタクであり、その設定を使用したパロディや妄想ネタがストーリーの各所に散りばめられています。

「智子」の少し周りとズレた行動と現実とのギャップが、喪女のイタさを生み出していて見るだけで面白いです。

また「智子」の周りには、彼女をイジめる人間や馬鹿にする人間はいません。

実は優しく穏やかな世界を舞台にしているという点が、作品を重たくせずにコメディとして楽しむことができる重要なポイントとなっています。

見どころ② 主人公「黒木智子」の成長

本作の主人公である「黒木智子」は、ぼっち喪女です。

何もしなくてもモテるであろうと考えていた高校生活。

しかし、理想と違った現実に頭を打ってしまいます。

なんとかこの現状を打破しようと行動する「智子」。

修学旅行や体育祭、文化祭などの学園行事を通して同級生と交流する機会が徐々に増えていきます。

その中で彼女は、「誰もが自分の居場所を作るために頑張っている」という現実を学ぶことになります。

少しずつ周りと一緒に変わっていく「智子」の姿。

その姿に読者は思わず胸を打たれてしまいます。

見どころ③ 変わり始める作品のテーマに注目

本作を読み進めていくと、8巻付近から「智子」は他人と深く関わっていくようになります。

それまでは、あくまで「黒木智子」を中心に置いた世界を描いていました。

しかし、人と関わるようになり、彼女の世界は明るく広がっていくことになります。

彼女の喪女としてのイタさをテーマにしていたはずの作品が、いつの間にか彼女の「個性」をテーマとした作品にシフトチェンジしたのです。

ここまで見事に、そして自然にテーマ変換をした作品は過去にあまりありません。

こういったテーマの変化から表現される、物語の深みにも注目していただきたいです。

【まとめ】『わたモテ』は、喪女が人として成長する過程を描いた作品

ぼっち喪女の「黒木智子」のイタさを楽しむ物語である本作。

しかし、物語はいつの間にか彼女の成長を描いたものに変化していきます。

学園内の行事を通してさまざまな人物と関わる「智子」。

その過程で、人としての立派な生き方を学んでいくのです。

上質なギャグマンガでもあり、それでいて人の成長を描いた感動マンガでもある「わたモテ」。

人生をもっと輝かしいものにしたい方に、ぜひ読んでいただきたいマンガです。

46.『氷菓』

「氷菓」は、京都アニメーションがアニメ化したことで一躍有名になった学園ミステリーマンガです。

そんな「氷菓」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『氷菓』のあらすじをご紹介

何事にも一切関わろうとしない「省エネ主義」の主人公「折木奉太郎」は、姉である「供恵」から薦められて古典部に入部することに。

その古典部には、「奉太郎」と同じ1年生である「千反田える」も入部していました。

「奉太郎」とは腐れ縁の「福部里志」も古典部に入部し、活動の目的が不鮮明なまま古典部は復活を遂げます。

そして、「える」の好奇心を発端に、「奉太郎」は日常に潜む謎を解き明かしていくことに……。

『氷菓』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「氷菓」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・ヒロイン「千反田える」の破壊力抜群のかわいさ
・「折木奉太郎」と「千反田える」の難解な恋愛模様
・ラブコメに寄りすぎない本格派ミステリー

見どころ① ヒロイン「千反田える」の破壊力抜群のかわいさ

「私、気になります!」という名言や「えるたそ」の愛称で知られるヒロイン「千反田える」。

彼女の可憐でかわいい姿を見ることができるのが、「氷菓」の最大の魅力といっても過言ではありません。

好奇心の権化ともいえるような強い好奇心を持っており、普段はおしとやかなのに気になることを見つけると暴走気味になってしまうのもかわいいポイントの1つです。

基本的にやる気のない「折木奉太郎」に対して、好奇心に満ちたキラキラの目で訴えかけると、どんな面倒なことでも断ることができなくなります。

そんな、ある意味破天荒といってもよい性格のヒロイン「千反田える」には注目です!

見どころ② 「折木奉太郎」と「千反田える」の難解な恋愛模様

「折木奉太郎」と「千反田える」。

一見正反対の性格の彼らですが、物語が進むにつれて2人の関係性が徐々に深まっていく様子が面白いです。

そんな2人ですが、なかなか恋愛感情を抱いている様子を見せないのも注目のポイントです。

そもそも省エネ主義の主人公「奉太郎」が、恋愛という法大なエネルギーを消費することをするのでしょうか。

自身の主義に反しないのか。

お家の事情もあってか恋愛のような経験のない「える」が、「奉太郎」に想いを寄せることはあるのでしょうか。

2人のくっつきそうでもくっつかない、上手くいかない恋愛模様は「氷菓」の大きな見どころの1つといえるでしょう。

見どころ③ ラブコメに寄りすぎない本格派ミステリー

物語の主軸である学園内の事件は、基本的に人が死なないミステリーとなっています。

主軸以外のラブコメ様子が強い本作ですが、実は原作者の「米沢穂信先生」は、「このミステリーがすごい!」大賞を2年連続で受賞するほどの実力派作家です。

ラブコメに寄りすぎない、しっかりとした上質なミステリーを楽しむことができます。

かといって難解なストーリー構成というわけではなく、中高生でも読みやすくて理解しやすい内容の構成となっているものポイントです。

【まとめ】『氷菓』は、ラブコメと上質ミステリーが合わさった名作

学園内での事件を、省エネ主人公「奉太郎」と好奇心の塊「える」が推理して解決に導いてく「氷菓」。

「高校生」や「部活」といったワードから想像できるものとして、甘酸っぱい青春が挙げられます。

本作では、一切それらに関与できていない「奉太郎」が「える」との出会いをきっかけに、鮮やかな高校生活を送るようになります。

この様子を見ていると、読者が持っている学生生活の思い出が次々とよみがえり、ノスタルジックな感情が溢れてきます。

もちろんミステリー要素の面白さも魅力の1つなので、本格派ミステリーを楽しみたい方にもおすすめのマンガです。

上質なミステリーとノスタルジーなラブコメが楽しめる「氷菓」。

刺激の少ない生活を送っている方に、ぜひ読んでいただきたい漫画です。

著:タスクオーナ, その他:米澤 穂信, その他:西屋太志(京都アニメーション)

47.『地獄楽』

「地獄楽」は、少年ジャンプ+で常に上位の位置に君臨するほどの人気を持つバトルマンガです。

そんな「地獄楽」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『地獄楽』のあらすじをご紹介

時は徳川将軍が11代目になる頃。

かつて最強の忍として恐れられていた「画眉丸」は、抜け忍としての罪を咎められ囚われていました。

そんな中、打ち首の執行人を務める「山田浅ェ門佐切」から無罪放免にしてもらうためのある条件を提示されます。

その条件とは、極楽浄土と噂される地で「不老不死の仙薬」を手に入れることでした。

『地獄楽』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「地獄楽」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・えげつない残虐非道なキャラクターたち
・残酷でグロい世界観
・緻密に練られた謎や伏線の考察・回収

見どころ① えげつない残虐非道なキャラクターたち

極楽浄土の島を探索するのは、死刑囚と死刑執行人の面々です。

彼らはみな大罪を犯していたり、生まれた時から死に携わってきた人物ばかりなので、どのキャラクターも躊躇せずに人を殺します。

主人公「画眉丸」もその1人で、生まれた時から人を殺す忍として育てられています。

彼は「愛する者の元に帰る」という大義のもと、ためらいもなく人を殺していきます。

このように、それぞれに考え方はあるものの殺人に対する思考が狂っているので、常識に取らわれない驚きのストーリーを展開することができています。

見どころ② 残酷でグロい世界観

「画眉丸」たち一行が向かう島は、極楽浄土と呼ばれていますが向かったものは無事に帰ることができない地獄のような場所としても知られています。

その島に向かった人間は「花化」してしまい、もれなく命を落とすことになるのです。

ほかにも、この島で「画眉丸」たちは不気味で気持ち悪い敵と出会います。

道教、仏教の偶像のような敵や人面の昆虫などグロテスクなキャラクターが多数登場します。

トラウマ必至の見た目をしているので、グロが苦手な方は要注意です。

見どころ③ 緻密に練られた謎や伏線の考察・回収

「地獄楽」には、緻密に練られた謎や伏線が存在しています。

道教や仏教が混ざった人工物のような化物たちは、一体どのようにして生まれたのか。

そもそも極楽浄土の島とは何なのか。

不老不死の仙薬は本当に存在するのか。

これらの謎や伏線が回収される時が来るまで、1話も見逃すことができません!

【まとめ】『地獄楽』は、グロさが際立つ珍しいジャンプマンガ

上記で解説した以外にもさまざまな魅力が存在している本作。

死刑囚同士の無罪を賭けたバトルロワイヤル的展開などもあり、血沸き肉躍るストーリー構成が読者の読む意欲を掻き立てています。

魅力的な世界観も合わさって、グロテスクでありながらもどこか幻想的な雰囲気、つまり地獄のような極楽「地獄楽」を構成しているのです。

48.『ゴールデンゴールド』

「ゴールデンゴールド」は、先の読めない恐怖を感じさせる展開が魅力のサスペンスホラーマンガです。

そんな「ゴールデンゴールド」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ゴールデンゴールド』のあらすじをご紹介

舞台は瀬戸内海に浮かぶ「寧島」。

巷では「福の神の島」と呼ばれています。

ある日、寧島に住む中学生「早坂琉花」は、海辺に落ちていた干からびたミイラのような置物を拾います。

綺麗にしてあげて村の祠に戻してあげると、奇妙な造形をした「フクノカミ」が降臨しました。

「フクノカミ」はお礼代わりに、不思議な力で島に財力をもたらしてくれました。

喜ぶ島民たちでしたが、次第に島民たちは「フクノカミ」に支配されていくことに……。

『ゴールデンゴールド』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ゴールデンゴールド」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・「フクノカミ」に洗脳されていく島民の不気味さ
・進化を続ける「フクノカミ」の様子
・先が読めない前代未聞のストーリー

見どころ① 「フクノカミ」に洗脳されていく島民の不気味さ

「ゴールデンゴールド」の1番の見どころでもある、「フクノカミ」の洗脳に侵食される島民たち。

その様子には独特の不気味さや恐怖を感じます。

「フクノカミ」が主人公「早坂」のおばあちゃんを筆頭に、島民の隠れた欲望をあらわにし、コントロールしていく様子はまるでホラー映画を見ているかのような錯覚に陥ります。

島民は財力を与えられて喜んでいるのですが、その裏で徐々に「フクノカミ」による洗脳が進んでいっている緊迫感がたまりません。

見どころ② 進化を続ける「フクノカミ」の様子

物語の最初は、「フクノカミ」の能力自体はまだ説明できるレベルのものでした。

しかし、島民による「フクノカミ」への祈りが増えていくにつれて、洗脳の影響を与える範囲がどんどん広がっていきます。

さらには、ほかの生物を操ることができたり、分裂能力を身に付けたりと恐怖を感じるほどのスピードで進化を続けていきます。

誰も対処のしようがない「フクノカミ」の圧倒的な力は、お化けの怖さとは違う徐々に浸食されていく恐怖をしっかり演出しています。

見どころ③ 先が読めない前代未聞のストーリー

島民の洗脳を解くことはできるのか。

進化を続ける「フクノカミ」の行く末は。

早坂が見つけ出した対処方法とは。

謎が謎を呼び、先が読めない展開のストーリーである「ゴールデンゴールド」。

物語の最後の想像が付きにくい作品なので、読者の意欲や想像を掻き立ててくれます。

前代未聞の展開を繰り広げる本作は、1話たりとも見逃すことはできません!

【まとめ】『ゴールデンゴールド』は、類を見ない前代未聞のストーリーが魅力

これまでのマンガはもちろん、映画や小説でも類を見ない、前代未聞のストーリー展開が魅力で面白い「ゴールデンゴールド」。

異形による洗脳ホラーである本作は、あらゆるホラーファンにおすすめできる1本となっています。

幸福をもたらす「フクノカミ」の奇妙で不気味な行動の数々。

そして度々語られる過去の惨劇の様子。

これらが読者の興味をそそり、飽きさせないマンガ構成に繋がっています。

49.『テガミバチ』

「テガミバチ」は、「I’Ⅱ」などで知られる「浅田弘幸先生」が手掛けたジャンプSQの超人気マンガです。

そんな「テガミバチ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『テガミバチ』のあらすじをご紹介

「アンダーグラウンド」と呼ばれる土地が舞台。

泣き虫の少年「ラグシーイング」は母親を何者かの手によって連れ去られてしまいます。

そんな少年を「テガミ」として配達することになったテガミバチの少年「ゴーシュスエード」。

始めは「ゴーシュ」に対して警戒心を持っていた「ラグ」でしたが、彼の優しい人柄や仕事の様子を見て心を開きます。

次第に「ゴーシュ」やテガミバチという仕事に憧れを抱き始めます。

無事に「ゴーシュ」に配達された5年後。

12歳になった「ラグ」はテガミバチとなっており、行方不明の母を見つけるため、またテガミバチのトップである「ヘッドビー」を目指すために、日々命を懸けてテガミを運ぶのでした。

『テガミバチ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「テガミバチ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・重要な「こころ」という要素
・泣き虫少年「ラグ」の成長
・感動必至な美しすぎる描写

見どころ① 重要な「こころ」という要素

「テガミバチ」の世界において最も重要になる要素「こころ」。

テガミバチの面々はテガミの配達の際に、害虫(ガイチュー)と呼ばれるモンスターに襲われることが多いです。

害虫は、テガミに込められている「こころ」に反応してテガミバチを襲います。

そんな害虫ですが、通常の銃などでは倒せないほどの強さを誇っています。

害虫に唯一対抗できる手段は、テガミバチが自らの「こころ」を銃弾として使う武器「心弾銃」です。

「心弾銃」は、自身の「こころ」を用いて使用するため、ずっと使用し続けることはできません。

この「こころ」を用いた制限付きの戦闘という要素が、「テガミバチ」の物語を盛り上げる重要な要素となっているのです。

見どころ② 泣き虫少年「ラグ」の成長

泣き虫少年である主人公「ラグ」は、テガミバチのトップである「ヘッドビー」になるべく日々頑張っています。

実はこの「ヘッドビー」は、5年前に自身を配達してくれた憧れの存在「ゴーシュ」も目指していたものなのです。

「ヘッドビー」になると、上流階級の人間が暮らす地区「首都アカツキ」に入る事が可能になります。

「ラグ」は、首都アカツキに行方不明の母の手がかりがあると考え、「ヘッドビー」を目指しているのです。

その道のりは困難で、「ラグ」はぼろぼろになり、時には涙を流しながらも一歩ずつ「ヘッドビー」になるために進んでいきます。

この頑張り屋な姿に、胸が熱くなってしまいます。

見どころ③ 感動必至な美しすぎる描写

作者である「浅田弘幸先生」の描くイラストにも注目です。

少し前に「どろろ」という有名マンガのアニメ化にもキャラクター原案として携わるほどの実力者です。

注目すべきは圧倒的美しさ。

もちろんマンガ内の作画も美しいのですが、やはり驚くのは表紙の画です。

全体的に青色を用いた色使いは、「テガミバチ」の儚い雰囲気をしっかり表現できています。

見ているだけで思わず涙を流してしまうほどの作画力には感動してしまいます。

「浅田先生」は自身のTwitterでもイラストを投稿しているので、気になる方はそちらも合わせてご覧ください。

【まとめ】『テガミバチ』は、「テガミ」が織りなす感動の物語。

最近は、生きていく中で手紙を書くことは少なくなってきました。

メールやLINEといった連絡ツールを使用する方がほとんどですよね。

しかし、手紙でしか伝えることのできない「こころ」きっとあるはずです。

このマンガ「テガミバチ」は、テガミが織りなす人々の繋がりを描いた作品です。

そのテガミはさまざまで、紙の場合もあれば人の場合もあります。

それぞれの「こころ」が詰まったテガミ。

どこか儚げな絵柄も相まって、思わず涙してしまうことも……。

50.『まったく最近の探偵ときたら』

「まったく最近の探偵ときたら」は、「五十嵐正邦先生」が描く異色の探偵ミステリーマンガです。

そんな「まったく最近の探偵ときたら」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『まったく最近の探偵ときたら』のあらすじをご紹介

世間を騒がせている難事件を即解決。

その名は、名探偵「名雲桂一郎」。

そんな栄光は、もう10年以上も昔の話でした。

彼は今やただの渋いおっさんになってしまっていました。

スマホすらろくに扱えない「名雲」の元に、若さ溢れる女子高生「真白」が突然押し掛けてきました。

助手希望を伝える「真白」。

嫌々ながらも共に行動する、2人の奇跡のコンビネーションが炸裂する。

『まったく最近の探偵ときたら』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「まったく最近の探偵ときたら」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・ミステリー要素の無い探偵ストーリー
・本作唯一の謎であるヒロイン「真白」の素性
・多数登場する女性キャラクターが魅力的!

見どころ① ミステリー要素の無い探偵ストーリー

本作は、かつて天才高校生探偵として一世を風靡した35歳の中年探偵「名雲桂一郎」と、彼の元に押し掛ける形で助手となった探偵希望の女子高生「真白」のいる「名雲探偵事務所」の日常を描いた物語です。

彼らに寄せられる事件は浮気調査やペット探しなど。

小説の中のような輝かしいものではなく、地味な案件ばかりです。

謎解き要素はほぼ皆無で、探偵のテーマをことごとく破壊してくるコメディー作品となっています。

フリーダムでカオスなキャラクターたちによるテンポの良いボケとツッコミによる掛け合いが魅力的。

過去の栄光に縛られた主人公「名雲」と、驚異的なフィジカルとハイクオリティーな顔芸が得意なヒロイン「真白」が織りなす、ガチガチのギャグ展開に思わず笑ってしまいます。

見どころ② 本作唯一の謎であるヒロイン「真白」の素性

本作には唯一1つだけ作品を通して謎に包まれている要素があります。

それはヒロイン「真白」の素性です。

彼女は強引な形で「名雲探偵事務所」に転がりこんできましたが、どうやらそれ以前に「名雲」と面識があったようです。

時折描かれている回想シーンでは、高校生探偵だった「名雲」に生まれたばかりの「真白」が助けられているシーンが確認できます。

さらには学校関係の書類も全て処分しているらしく、両親が健在なのを仄めかす言動をしているものの実際はどうなのかは不明です。

本作はあくまでギャグマンガなので、「真白」の過去もネタ的な内容であっさりと暴露もあり得ます。

しかし、この「真白」の存在は、本作唯一のミステリー要素でかなり謎に満ちた存在といえるでしょう。

見どころ③ 多数登場する女性キャラクターが魅力的!

「まったく最近の探偵ときたら」には、魅力的な女性キャラクターが多数登場します。

「名雲」に憧れる高校生探偵「翌檜ユウ」の助手として働く「風巻ハナ」はその筆頭です。

本作で唯一といっていいほどの常識人で、外見は女子高生と同じぐらいの若さに見えますが実際には20代です。

年齢相応にクールですが、自分の胸の小ささにコンプレックスを抱く一面も。

他にも、名雲探偵事務所の下の階に住んでいる、自称新宿の発明王の「星野アズハ」や怪盗に憧れる「風ちゃん」など。

可愛くて個性的なキャラクターが多数揃っています。

【まとめ】『まったく最近の探偵ときたら』は、探偵ものに見せかけたギャグマンガ

本作には、殺人事件や密室トリックなどのTHE・探偵のような物語はありません。

あくまで中年探偵とパワー系女子高生の日常を描いたギャグマンガとなっています。

探偵は好きだけど、マンガを読むのに頭を使いたくない方。

キャラクター同士のテンポの良い掛け合いが見たい方。

可愛い女子高生を見て癒されたい方におすすめの作品となっています。

51.『ブルーピリオド』

「ブルーピリオド」は、「漫画大賞2020」で大賞を受賞した経験のある、美術を題材にした倫理系マンガです。

そんな「ブルーピリオド」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ブルーピリオド』のあらすじをご紹介

主人公は、成績優秀な高校生である「矢口八虎」。

「八虎」は、自身に特に打ち込めるものがなく、毎日退屈な日々を過ごしていました。

ある日「八虎」は美術室で、美術部員の「森先輩」が描いた1枚の絵に感銘を受け、思わずその絵に心を震わせてしまいます。

美術室で見た絵に感化された「八虎」は、試しに美術の授業で風景画を描いてみました。

すると、それが友人達からまさかの好評を得ることに。

そのとき「八虎」は、絵を描く面白さを知ったことで、高校生活で初めて充実した感情を覚えました。

それから美術部に入部した「八虎」は、進路希望を決める際、美術の道を目指すために競争率200倍の美大を目指すことを決意します。

『ブルーピリオド』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ブルーピリオド」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・美術の道を進む高校生の青春
・難関大学に挑む姿にグッとくる
・美術の勉強ができる教材マンガ的一面

見どころ① 美術の道を進む高校生の青春

主人公「八虎」は、学業も悪友との友達付き合いも要領よく両立しています。

しかし、どちらも高校生のノルマとしてこなしているだけで、実際は退屈な毎日に虚しさを感じていました。

そんな彼は、美術の世界に本当の自分を見出し打ち込んでいくのですが、高校生2年生という進路を決めなければならない大切な時期と重なってしまいます。

それに伴って経済的な負担をかけることになる親に対して申し訳なさを感じながらも、自分が信じた美術の道に情熱を注ぎ込んでいきます。

その熱い情熱を持った「八虎」の姿に、読めば読むほど心から応援したくなります。

見どころ② 難関大学に挑む姿にグッとくる

「八虎」が目指す東京藝術大学は、漫画の中の架空の大学ではなく、東京に実在している大学です。

日本で唯一の国立総合芸術大学で、多くの有名芸術家を排出した実績を持つ、世界的にも有名な芸術大学なのです。

普通の大学と同様に美大にも様々な学部や学科があり、「八虎」は最初に見て衝撃を受けた油絵を専攻します。

東京藝術大学の油絵絵画科は、日本一受験倍率が高い学科とされています。

高校生が現役合格するには、倍率200倍という高い壁を乗り越えなければなりません。

そんな狭き門を目指す主人公の姿は、とにかくかっこよくて魅力的です!

見どころ③ 美術の勉強ができる教材マンガ的一面

本作は、美術の道を歩む高校生の画家としての成長を描いています。

それと同時に、美術のハウツー要素もたっぷりと盛り込んだ作品となっています。

効率的な絵の書き方や美術業界のノウハウが分かりやすく詳細に説明されているので、読者はストーリーを楽しみながら作中の高校生たちと一緒になって美術を学ぶことができます。

実際に美大受験を志している方や、絵を描き始めたいと思っている初心者の方にかなりおすすめのマンガです。

テキストだらけで難しい専門用語が並ぶ美術教本よりも、本作は敷居が低くて分かりやすいのではないでしょうか。

【まとめ】『ブルーピリオド』は、美術の全てが詰め込まれた青春マンガ

美術の世界にどんどんのめり込んでいく主人公「八虎」。

美術の世界を突き進むために、美大という難関に挑む熱い展開には心躍るものがあります。

自身の夢を追いかけるストーリー構成は、王道ながらも読者の心をしっかり掴んでくれますよ!

さらには美術のノウハウの詰まった教本マンガの要素も含まれている本作。

このような要素を踏まえて、「ブルーピリオド」は美術を知らない方からプロの方まで幅広く楽しむことができるマンガといえるでしょう。

52.『僕だけがいない街』

「僕だけがいない街」は、アニメ化に実写映画化、さらにはNetflixでもドラマ化されるほど人気を博しているミステリーサスペンスマンガです。

そんな「僕だけがいない街」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『僕だけがいない街』のあらすじをご紹介

売れない漫画家「藤沼悟」は、「リバイバル」と呼ばれる特殊能力を持っていました。

その能力はこれから起こる悪い出来事(事故・事件)の原因が消えるまで、その直前に何度もタイムリープしてしまうというものでした。

自身の意志とは関係なく発動する能力に不満を持ちながらも、「悟」はピザ屋のアルバイトをしながら生活をしていました。

ある日、ピザの配達中に交通事故のリバイバルを経験した「悟」は、事故の被害を減らす事に成功しますが自身は負傷してしまい入院をすることになります。

しかし、これを機会に同じアルバイトの「愛梨」と親しくなり、また事故の知らせを聞いた母親「佐知子」ともアパートで暮らし始めることになりました。

後日、幸子との買い物中にリバイバルが発生し、子連れの男に挙動に違和感を覚えた「佐知子」は、誘拐を未然に防ぐことに成功します。

しかし、子連れの男は正体がバレてしまったために「佐知子」を殺害。

死体の発見者である「悟」を犯人に仕立て上げてしまいます。

H2 『僕だけがいない街』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「僕だけがいない街」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・未来を変えるタイムリープ能力
・物静かな少女「雛月加代」
・家族愛という隠されたテーマ

見どころ① 未来を変えるタイムリープ能力

主人公「藤沼悟」の持つ能力「リバイバル」。

この能力は事故や事件など何か悪いことが起きた際に、それを回避できるまで事故直前にタイムリープしてしまう不思議な能力です。

ある日「悟」は、母親を何者かによって殺害されたうえ親殺しの罪を着せられ警察に追われる身となってしまいます。

警察に捕まる寸前でリバイバルをするのですが、戻った時間は事故直前ではなく自分がまだ小学生の時でした。

「悟」は、20年前の過去から現実の事件を解決する糸口を見つけることになります。

しかしそう簡単に、親が死んでしまう未来は変わりません。

「悟」は、母親が死なない未来を迎えることができるのか。

そして変わってしまった未来はどうなるか。

目を離せない展開の数々に注目です。

見どころ② 物静かな少女「雛月加代」

「悟」が小学生のときにはある事件が起きていました。

それは、連続誘拐殺人事件です。

2人の同級生が殺害されており、その犯人として捕まったのは「悟」の良き理解者である近所のお兄さん「白鳥潤」でした。

この事件を食い止めることが母親を助ける糸口だと考えた「悟」は、この事故を食い止める術を探すことになります。

その事件に深く関わる少女「雛月加代」。

彼女は連続誘拐殺人事件の被害者となってしまう少女です。

子供時代はあまり関わりがなかったのですが、事件を食い止めようとする際に関わるように。

次第に分かってくる彼女の複雑な状況。

彼女の死の原因は何なのか。

彼女の死を食い止めることができるのか。

「雛月加代」の命も、「僕だけがいない街」にとってかなり重要な要素となっています。

見どころ③ 家族愛という隠されたテーマ

過去の連続殺人事件を食い止めるにあたって随所に描かれているのが「家族愛」です。

「悟」には小学生の頃から母親しかいませんでした。

そんな母親が何者かによって殺害されてしまい、それを食い止めることになるので、幼き日の親と子の関係が描かれているのが魅力的です。

また、良い親子とは正反対の悪い親子関係も描かれており、対照的な親子関係を客観視することで、本当の家族とは何なのかという隠されたテーマに直面することになります。

このようなヘビーなストーリーも、「僕だけがいない街」の魅力の1つといえるでしょう。

【まとめ】『僕だけがいない街』は、未来を変えるために直面する親子の物語

物語にはさまざまな伏線が張られており、純粋なミステリーサスペンスマンガとしても秀逸な本作。

しかし、最大の魅力はその謎の間に描かれるさまざまな家族の形。

「悟」は、事件の謎や「雛月」と関わっていくうちに、本当の家族の形について模索することになります。

ストーリー構成の細部にまで緻密に作られたマンガなので、どんな方でも楽しむことができる作品です。

53.『とんがり帽子のアトリエ』

「とんがり帽子のアトリエ」は、王道ファンタジー作品として現在かなりの注目を集めているマンガです。

そんな「とんがり帽子のアトリエ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『とんがり帽子のアトリエ』のあらすじをご紹介

主人公である小さな村の少女「ココ」。

彼女は昔から、魔法使いになることに憧れを抱いていました。

しかしこの世界では、生まれた時から魔法を使える人だけが魔法使いになれると決まっています。

魔法を使えない彼女には、魔法使いになるための切符はありませんでした。

仕方なく「ココ」は、母の仕事である仕立屋を手伝っていましたが、魔法使いになる夢は全く諦めていませんでした。

ある日、そんな彼女の前に謎の男が現れます。

客としてやってきたその男の正体は、魔法使いの「キーフリー」でした。

ひょんなことから「キーフリー」の魔法を手伝うことになった「ココ」でしたが、テーブルに魔方陣を描いている「キーフリー」を覗き見していたことがばれてしまいます。

実はこの世界では魔法使いの魔法を見ることは禁じられており……。

『とんがり帽子のアトリエ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「とんがり帽子のアトリエ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・すっと引き込まれる王道ファンタジー
・個性豊かなキャラクターたち
・思わずうっとりしてしまうほどの美麗な作画

見どころ① すっと引き込まれる王道ファンタジー

「とんがり帽子のアトリエ」の最大の魅力は、王道に王道を行く冒険ファンタジーな物語です。

魔法を使う作品が好きな人にとって、こんなマンガを読みたかったと思うに違いない展開が広がっています。

王道ストーリーだからこそ感じることができる、ピュアな主人公に惹かれたり、思わず共感したり、ピンチのときには一緒にハラハラしたり。

豊かに昂る感情を直に感じることができます!

見どころ② 個性豊かなキャラクターたち

「とんがり帽子のアトリエ」には、個性豊かで魅力的なキャラクターたちが多数登場します。

主人公「ココ」は、天真爛漫で素直な性格。

見ているだけで明るい気分させてくれる女の子です。

また「ココ」の師匠である「キーフリー」は、優しくて穏やかな人物。

そして見た目のかっこいい魔法のエキスパートです。

ちなみに見た目の良さから女性ファンも多く、作品屈指の人気の高さを誇っています。

このように、どのキャラクターにもそれぞれの魅力がありそれぞれが本作のストーリーを盛り上げる重要な役割を担っています。

作品を読み進めていくことで、きっとお気に入りのキャラクターに出会えます。

見どころ③ 思わずうっとりしてしまうほどの美麗な作画

「とんがり帽子のアトリエ」の超美麗な作画には目を見張るものがあります。

建物や服装の装飾やキャラクターの細かい表情の写り加減、動作1つとってもかなり丁寧に、そして緻密に書き込まれています。

細かいところまで丁寧に描かれているのに、なぜかごちゃごちゃしていないのが特徴の本作。

実は作者である「白浜鴎先生」は、名門東京藝術大学のデザイン科を卒業している本格派のマンガ家なんです!

絵本のような本格的なペンタッチに、人物の表情や動きにもこだわりを感じること間違いなし。

【まとめ】『とんがり帽子のアトリエ』は、王道ならではの物語が楽しめるマンガ

最近では珍しい王道ファンタジーの物語を描いた「とんがり帽子のアトリエ」。

夢を諦めない主人公「ココ」が、圧倒的な実力を誇る魔法使い「キーフリー」と出逢い、自身の夢に向かって進んでいく。

そんなどこかで見たような展開に、懐かしい気持ちにさせられます。

そんな王道物語を彩る美麗で可愛らしい作画は、見る人の心をグッと動かしてくれるメッセージ性を感じることができます。

54.『小林さんちのメイドラゴン』

「小林さんちのメイドラゴン」は、「旦那が何を言っているかわからない件」など数々の人気作を手掛けた「クール教信者先生」が描く、ほのぼのファンタジーマンガです。

そんな「小林さんちのメイドラゴン」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『小林さんちのメイドラゴン』のあらすじをご紹介

普段はシステムエンジニアとして働く、ごく普通の会社員「小林さん」。

ある日彼女は酔っ払った勢いで電車に乗り込み、そのまま山奥まで向かってしまいます。

その山中で、体に剣が刺さって傷ついているドラゴン「トール」と出会います。

「小林さん」は、「トール」の体に刺さった剣を抜いてあげ、「トール」を救出しました。

それから数日後、「トール」は命の恩人である小林さんにお礼をするために彼女の元を訪ねます。

その姿は大きなドラゴンではなく、可愛らしいメイド姿でした。

それから「トール」は、「小林さん」の専属メイドとして働くことに。

こうして「小林さん」と「トール」の奇妙な同居生活が始まります。

『小林さんちのメイドラゴン』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「小林さんちのメイドラゴン」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・隠れハイスペックな主人公「小林さん」
・作品を彩るかわいいドラゴンたち
・異種同士の価値観を認める物語

H3 見どころ① 隠れハイスペックな主人公「小林さん」

本作の魅力は、一見やる気がなさそうな主人公「小林さん」が持つ、隠れたハイスペックさです。

システムエンジニアとして勤める「小林さん」は25歳の独身女性。

本人は自覚がないですが、会社での彼女の仕事ぶりは評価が高く、バレンタインデーでは同僚から大量のチョコレートをもらうといった一面もあり周囲から頼られています。

実は彼女は若干オタク気質で、お酒が入るとメイドトークが白熱して止まらなくなるほどメイドに熱中していました。

「小林さん」のために家事を頑張る「トール」に対しても、メイドについて熱く語る場面が度々見られ、普段のだるそうなイメージとうってかわって、メイド愛を熱弁する姿にギャップを感じずにはいられません。

H3 見どころ② 作品を彩るかわいいドラゴンたち

今作を語るにあたって、小林さんの周りにいる多数のかわいいドラゴンたちについて避けては通れません。

酔っ払った小林さんに助けられてメイドとして働くことになったドラゴンの「トール」。

いたずら好きの小さなドラゴン「カンナ」。

ゲームに目がない無口なドラゴン「ファフニール」など。

多数のかわいい擬人化されたドラゴンたちが登場します。

彼女達と小林さんのくだらない掛け合いこそが、本作のストーリーの大きな軸となっています。

見どころ③ 異種同士の価値観を認める物語

本作の物語のテーマとして、異種同士の価値観の違いが挙げられます。

人間とドラゴンの2種類の生き物が同じ街で生活をしており、それぞれの価値観は違います。

人間界でドラゴンが力を発揮するときには、どうしても目立ってしまいますよね。

また、互いに理解できないこともたくさんありますが、その中でも皆は生活を共にします。

現実に起きている人種差別をテーマにしたかと思える教訓にも近いこのテーマは、漫画のストーリーとしてもかなり秀逸に練られたものといえるでしょう。

【まとめ】『小林さんちのメイドラゴン』は、異種同士が互いに平等に生きる物語

一見ただの萌えコメディ作品に見える本作。

しかしその内面には、人種差別の撤廃をテーマとした隠れたメッセージが込められています。

人間とドラゴンがお互いの価値観の違いに戸惑いながらも、それぞれを認め合い共に暮らしていく。

現実世界に対する教訓とも思えるような、深みのある物語となっています。

もちろん、ただ真面目なストーリー展開を繰り返していると読者は疲れてしまうので、かわいい擬人化ドラゴンたちと「小林さん」の微笑ましい掛け合いを軸に物語を展開しています。

深いテーマ性を持っていながら、萌えマンガとしての要素も併せ持つ「小林さんちのメイドラゴン」。

この優しくて素敵なドラゴンたちの世界を、ぜひ覗いていただきたいです。

55.『間違った子を魔法少女にしてしまった』

「間違った子を魔法少女にしてしまった」は、過去最高に暴力的な、前代未聞の魔法少女を描いたバトルマンガです。

そんな「間違った子を魔法少女にしてしまった」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『間違った子を魔法少女にしてしまった』のあらすじをご紹介

ある日突然、人類の敵「アタスンモ」から世界を守るため、魔法少女の力を授かることになった女子高生「真風羽華代」。

可憐な容姿と類まれな資質を持ち合わせる彼女でしたが、実は1番魔法少女にしてはいけない子だった!?

すべての魔法少女ファンに捧ぐ。

異端にして最先端の魔法少女物語、開幕!

『間違った子を魔法少女にしてしまった』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「間違った子を魔法少女にしてしまった」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・凶暴な魔法少女の物語
・全てを吹き飛ばす圧倒的爽快感!
・主人公「真風羽華代」が一周回ってかわいい

見どころ① 凶暴な魔法少女の物語

「間違った子を魔法少女にしてしまった」には、従来のキラキラした皆が憧れるような魔法少女は登場しません。

その代わり、本作に登場するのは凶暴ですぐに暴れ狂う凶暴系魔法少女です。

魔法少女の力を与えられた主人公「真風羽華代」が、変身もせずに化け物を殴ります。

さらには魔法少女に変身すると、一般人の不良を殴ります。

特に理由もなく自身の使い魔も殴ります。

とにかく殴って殴って殴りまくる「華代」の暴君ぶりが面白い作品となっています。

辺りに舞う紫煙や取って付けたようなかわいいキラキラが舞い散る、可憐で暴力的な魔法少女の物語なのです。

見どころ② 全てを吹き飛ばす圧倒的爽快感!

本作の魅力の1つとして、読むことで感じることができる圧倒的爽快感が挙げられます。

化け物も変態も、おまけに魔法少女のお決まりも全て拳で吹き飛ばす。

そんな「華代」を見ていると、現実世界の嫌なことなどの色々なことがどうでもよくなってきます。

時折、天然なのか計算なのか判断できないボケを突っ込んでくるのもポイントの1つでしょう。

一度読めば、体と心に溜まったストレスを吹き飛ばしてくれる、まるで心のお薬のようなマンガとなっています。

見どころ③ 主人公「華代」が一周回ってかわいい

本作の爽快感の源である主人公「華代」。

彼女も、もちろんこのマンガを彩っている魅力の1つです。

短気でヘビースモーカー、暴言を吐きながら常にメンチを切っている。

このような魔法少女に絶対備わってはいけない要素が盛りだくさんの彼女ですが、ここまでくると1周回ってそれすらも魅力的でかわいく感じてしまいます。

どんな暴力的なひどいことをしていてもなぜか許してしまう、そんな女の子となっています。

【まとめ】『間違った子を魔法少女にしてしまった』は、過去類を見ない魔法少女の物語

男性にも女性にも人気で、キラキラとしたイメージの魔法少女。

皆の憧れであり、常に世界の平和の為に動いています。

しかし、本作「間違った子を魔法少女にしてしまった」では、今までの魔法少女の常識やイメージを覆すような画期的な作風となっています。

暴力的でなおかつ、私生活も滅茶苦茶な魔法少女「華代」。

しかし、彼女の暴君のような行動は、時に読者のすさんだ心の影を吹き飛ばしてくれることも。

心が不思議と軽くなり、明日への活力が湧いてくる、そんなマンガとなっています。

56.『よつばと!』

「よつばと!」は、全世界で1670万部という、日常系マンガ史上最高の売上記録を達成した人気マンガです。

そんな「よつばと!」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『よつばと!』のあらすじをご紹介

夏休み前日。

ある2人の親子が引っ越してきました。

遠くの島から来たという元気いっぱいの女の子「よつば」と、その父親的存在の「とーちゃん」。

何気ない毎日も、「よつば」にとっては全て刺激的で、不思議で、新しい世界でした。

「よつば」とその周りの人物たちが織りなす、日常コメディが今始まります。

H2 『よつばと!』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「よつばと!」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・「よつば」の純粋で素直なキャラクター性
・世界を全力で楽しむ無邪気な姿
・「よつば」を囲っているノリの良い大人たち

見どころ① 「よつば」の純粋で素直なキャラクター性

純粋な気持ちと独特の感覚で、毎日を楽しんでいる主人公「よつば」。

「よつばと!」の最大の魅力は、この「よつば」というキャラクターであるといえます。

「よつば」は素直な性格で、思ったことを隠さずにはっきり言う女の子です。

楽しい事は楽しいと言いますし、意外にビビリな一面もあるので怖いものは怖そうな顔をします。

世間の常識をまだ学んでいない、独自の無垢な視点から世界を見ているのです。

例えば、「よつば」が満員電車に乗った際、「これは電車の使い方間違えてないの?これが正しいことなの?」と言い放ちます。

この素直さに心が洗われるとともに、常識とは一体何なのかという哲学に近い学びを得ることができるのです。

見どころ② 世界を全力で楽しむ無邪気な姿

「よつば」の持ち前である素直さだけではなく、毎日をただ全力で楽しんでいる姿も本作の魅力の1つです。

ここまで世界を純粋に楽しめる子どもは、現実世界にまずいません。

もちろん、迷子になれば泣いてしまいますし、自由奔放な子なのでよく「とーちゃん」に怒られています。

このようなシーンでは「よつば」も普通の子どものように映ります。

しかし、「よつば」は普通の大学生よりも忙しく毎日を過ごしており、常に何か行動を起こしています。

お絵かきをしたり、公園で遊んだり、お隣さんの家に遊びに行ったり。

していることは同じ歳の子どもたちとあまり変わりませんが、その行動の中でも常に新しい発見をしながら全力で楽しむところが凄いです。

自由な「よつば」へのうらやましい気持ちとともに、本当に生きていく上で大切なことを教えてくれる人生教師的な存在でもあるのです。

見どころ③ 「よつば」を囲っているノリの良い大人たち

「よつばと!」のギャグ漫画としての面白さを大きく際立たせている要因として、「よつば」の周りの人物の存在が挙げられます。

「よつば」はかなり変わった女の子ですが、ご近所さんや「とーちゃん」を始めとするキャラクターたちは、「よつば」に対してとにかく寛容でノリが良いです。

「よつば」の成長を見守りながら、自身も毎日を楽しんでいる。

そんな大人たちを見ていると、「よつば」の持っている影響力の強さを感じることができます。

そんな「よつば」と周囲の大人たちの掛け合いを見ていると、それだけで日々の疲れが癒されていくのを感じます。

【まとめ】『よつばと!』は、純粋な心を思い出せるマンガ

純粋で素直な心の持ち主である主人公「よつば」。

その「よつば」を取り囲む、「とーちゃん」を始めとしたノリの良い大人たち。

そんな無垢な人たちが織りなす、まさに究極の日常物語が本作「よつばと!」の全てといっても過言ではありません。

その物語からはただ癒されるだけではなく、私たちが幼少期まで持ち合わせていたもの。

いつの間にか失ってしまった、純粋に物事を見て楽しむ心を思い出させてくれる作品となっています。

人生に疲れている方や、無心になってマンガを読みたい方にはぜひ読んでいただきたいマンガです。

57.『宇宙兄弟』

「宇宙兄弟」は、「小山宙哉先生」が手掛ける、現役宇宙飛行士と宇宙飛行士になる夢を追いかける兄弟を描いた人気マンガです。

そんな「宇宙兄弟」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『宇宙兄弟』のあらすじをご紹介

宇宙が大好きな兄弟「六太」(ムッタ)と「日々人」(ヒビト)は、子供の頃に2人で宇宙飛行士になる約束をしていました。

大人になった兄「ムッタ」は、とある出来事をきっかけに勤めていた自動車会社を辞めて無職になっていました。

一方、弟の「ヒビト」は、宇宙飛行士としての道を確実に歩み続けていました。

偉大な弟を羨ましく感じていた「ムッタ」。

ある時、その弟「ヒビト」に背中を押され、「ムッタ」自身も憧れの宇宙飛行士への道を歩み始めます。

『宇宙兄弟』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「宇宙兄弟」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・宇宙飛行士のリアルな生活
・夢に向かって諦めない姿勢に元気にさせられる
・主人公「ムッタ」の柔軟な発想力

見どころ① 宇宙飛行士のリアルな生活

「宇宙兄弟」の舞台はJAXAやNASAなどの宇宙研究機関。

宇宙飛行士たちの職場となっています。

宇宙飛行士になるための選抜試験や候補生になってからの勉強や訓練、そして宇宙飛行士になってから宇宙に行くための過程で細部にわたって細かく描かれています。

宇宙飛行士になって何年訓練を積んでも宇宙に行くことができない人もいる。

このような厳しい現実まで教えてくれるマンガとなっています。

宇宙飛行士たちのリアルな生活や考え方を知ることができるので、将来宇宙飛行士になりたいという方には特におすすめしたいマンガといえるでしょう。

見どころ② 夢に向かって諦めない姿勢に元気にさせられる

宇宙兄弟の1番の魅力は、夢に向かって頑張ることの素晴らしさが描かれていることです。

押し付けがましくなく描かれて自然に描かれているので、くさく感じず素直に心に入ってきます。

無職だった「ムッタ」が夢である宇宙飛行士になるまで。

そして宇宙飛行士になって大切な約束を果たすまで。

そこに至るまでは決してスムーズな道のりではありません。

何度も壁に突き当たり、悩んだり落ち込んだりしながらも逃げずに勇気を持って進んだからこそ夢を叶えることができるのです。

1つ1つの課題をクリアしていく喜びが細かく描かれているので、見ているだけで自分のことのように心が高鳴ります。

見どころ③ 主人公「ムッタ」の柔軟な発想力

主人公「ムッタ」は決して器用なタイプではありません。

自分に自信を持っているわけでもありません。

目の前の問題に悩みながらも、誠実さと柔軟性、ユーモアを持って壁を乗り越えていく。

そんな「ムッタ」の姿は、読むものに共感と勇気を与えてくれます。

選抜試験で自分たちのチーム内から2人を選ばなくてはならない時、重い空気になった仲間たちに「ムッタ」は「ジャンケン」を提案します。

反発する仲間に対して「ムッタ」は、「この5人はジャンケンみたいなもんだ。グーみたいな奴がいてチョキみたいな奴もいれば、パーみたいな奴もいる」。

「誰が1番強いか答えを知っている奴はいるか?ジャンケンを超える公平な方法は無い。」と言います。

重い空気の中、チームの仲間それぞれを尊重する「ジャンケン」という方法に、結局チームの仲間を納得しジャンケンで2人を決めることにしました。

このような「ムッタ」の画期的な発想に、毎回驚愕してしまいます。

【まとめ】『宇宙兄弟』は、夢に向かう理想と現実を描いた作品

主人公「ムッタ」が困難を乗り越えながら、自らの夢である宇宙飛行士を目指す姿。

その過程で描かれる夢に向かう人々の姿や葛藤に注目です。

夢は誰しもが持つべきもの。

でも皆がその夢を叶えることができるとは限りません。

ではなぜ人は夢を追いかけるのか。

それは、夢を追いかけることで自身の人生を輝かせることができるからです。

58.『ふらいんぐうぃっち』

「ふらいんぐうぃっち」は、ファンタジーマンガであるのにも関わらずゆるくて日常的な雰囲気が大人気のマンガです。

そんな「ふらいんぐうぃっち」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

簡単】『ふらいんぐうぃっち』のあらすじをご紹介

主人公「木幡真琴」は魔女の世界のしきたりに従い、高校入学に合わせて親元を離れ青森県弘前市にある親戚の倉本家で居候することになります。

「真琴」の使い魔である黒猫「チト」と一緒に、一人前の魔女になるために修行をします。しかし、「真琴」はまだ空を飛ぶことぐらいしかできませんでした。

のんびりとした田舎暮らしの様子や、聞き取りにくい津軽弁など。

ほのぼのとした雰囲気の空気と魔法ファンタジーの世界が入り混じった、日常的な非日常系マンガです。

『ふらいんぐうぃっち』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ふらいんぐうぃっち」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・とにかくゆるい世界観
・かわいい登場キャラクター
・時折挟まれるファンタジー設定

見どころ① とにかくゆるい世界観

魔女の成長物語といえば、特殊能力の持ち主たちの壮絶なバトルや、魔法使いであることを他人に知られてはいけない縛りなど、心躍りドキドキする設定や展開がセオリーです。

しかし本作は、とにかくゆるい世界観が魅力。

都会からやってきた少女が田舎暮らしを満喫するといった、魔女という設定を忘れてしまうほどの雰囲気です。

青森県弘前市の観光スポットや、実際のお祭りなどのイベントが多数登場し、特に大きなハプニングも起きず普通の日常が送られてきます。

しかし決してつまらないわけではなく、読者も一緒になって癒されてしまいます。

美味しい地元料理や実際にある聖地巡礼など、青森県のガイドマップ的存在でもある「ふらいんぐうぃっち」には、ファンタジーなのにリアルでゆるい独特な魅力があります。

見どころ② かわいい登場キャラクター

本作は、とにかくかわいいキャラクターが多数登場するところも見どころの1つです。

作者である「石塚千尋先生」が描くキャラクターは、萌え系というよりは綺麗系の美少女が多いです。

かわいいのは彼女たちだけではありません。

使い魔である猫やハムスターにも、ほんわかして癒される良さがあります。

主人公「木幡真琴」は、魔女になるために修行中の女の子。

しかし魔女といってもマイペースでおっとりした性格のうえ、さらには極度の方向音痴でおっちょこちょいな一面もあります。

彼女の使い魔である「チト」は、賢くて冷静なイタズラ好きの猫です。

17年間生きているので「真琴」より年上。

なので「真琴」にとって良き魔法の先輩となっています。

他にも多数の魅力的なキャラクターが、本作の世界をさらに色鮮やかに彩ります。

見どころ③ 時折挟まれるファンタジー設定

魔法使いの漫画というよりも、日常漫画にちょっと不思議な要素が入った雰囲気の本作。

しかし、時折出てくる魔法設定がファンタジックで、子供の頃に読んだおとぎ話を連想させます。

小さな子供たちが思わず目を輝かせるような世界が度々顔を覗かせます。

魔法設定が当たり前のように日常に入れ込まれるので、ファンタジーなのにどこか所帯じみた身近で不思議な感覚に陥らせてくれます。

【まとめ】『ふらいんぐうぃっち』は、日常的非日常が魅力のマンガ。

魔女見習いである「真琴」と使い魔の「チト」が、青森県弘前市の田舎でほのぼのと過ごす姿を楽しむ本作。

しかし、時折ファンタジーな要素を挟んでくれるので、日常にちょうど良い刺激を与えています。

かわいい女性キャラクターも多数登場するので、目と心の両方を癒してくれるマンガといえるでしょう。

普段の生活にストレスを感じている方には特におすすめの作品です。

59.『のんのんびより』

「のんのんびより」は、かわいい女の子たちのほのぼのとした田舎生活を描いた日常系マンガです。

そんな「のんのんびより」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『のんのんびより』のあらすじをご紹介

両親の仕事の都合で東京から引っ越してきた主人公「一条蛍」。

彼女は、小中併設校の旭丘分校に転入することになります。

しかしそこには、自分を含めて全校生徒がわずか5人しかいませんでした。

道路には牛横断注意と書かれた標識があり、バスは5時間に1本しか来ないほどの田舎町。

そんな田舎で暮らす「一条蛍」ら分校生の日常を覗く。

『のんのんびより』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「のんのんびより」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・田舎ののんびりとした雰囲気
・田舎ならではの素晴らしい景色
・個性豊かなかわいいキャラクターたち

見どころ① 田舎ののんびりとした雰囲気

「のんのんびより」はタイトル通りのんびりとした雰囲気が魅力の漫画で、田舎を全面的にアピールした作風となっています。

キャラクターたちが通っている学校は全校生徒5名ほどのとても小規模なものですし、辺りは田んぼしかありません。

そのため都会を舞台としているほとんどの日常漫画では感じることのできない、田舎ならではののんびり感を楽しむことができます。

この癒しを求めて、「のんのんびより」という作品を読んでいる人も少なくないはずです。

見どころ② 田舎ならではの素晴らしい景色

「のんのんびより」の魅力の1つとして、田舎街の素晴らしい綺麗な景色を楽しむことができる点が挙げられます。

背景のクオリティがここまで高くなかったら、全然違う評価になっていたのではないかと思うほどこの作品における背景の役割は大きいものとなっています。

まるで本当に田舎町に引っ越してきたかと錯覚するほどの美麗な景色の作画は、見ると思わず感動してしまうほどのクオリティに仕上がっています。

見どころ③ 個性豊かなかわいいキャラクターたち

「のんのんびより」には個性的でかわいいキャラクターが多数登場します。

中でも「のんのんびより」で1番大人気のキャラクター「れんげ」をご紹介します。

「れんげ」は主人公「蛍」と同じ学校に通う同級生で、無邪気なかわいさが特徴です。

通学路でリコーダーを吹いて楽しく登校している姿や、友達に謎のあだ名をつけて楽しむ姿など。

「れんげ」は、どんな場面でも可愛らしさと愛おしさで満ち溢れています。

この作品の代名詞でもある「にゃんぱすー」も「れんげ」のセリフですから、それだけでも「れんげ」が本作において特別な存在であることが分かりますよね!

【まとめ】『のんのんびより』は、都会に疲れ果てた人々の心を癒してくれる作品

学校生徒5人という小規模な学校に通う学生たちの、ほんわかとした田舎暮らし描いた「のんのんびより」。

アニメ化もされたことがあり、多数の方から熱い支持を得ている作品です。

日々殺伐としたコンクリートジャングルで生活していると、ついついのどかな田舎の自然な景色を求めてしまうことがあるかと思います。

そんな都会での生活に疲れた人々の心を癒したい、というニーズにぴったりマッチした作品であるといえます。

60.『デンキ街の本屋さん』

「デンキ街の本屋さん」は、「水あさと先生」が描く、書店を舞台にした青春ギャグマンガです。

そんな「デンキ街の本屋さん」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『デンキ街の本屋さん』のあらすじをご紹介

主人公「海雄」は、コミック専門の本屋さん「BOOKSうまのほね」でバイトをしています。

この職場で働く面々は、みんな何かのマニアやコアなファンであったりと個性豊かで変わったメンバーが多いです。

「海雄」に仕事を教えてくれる先輩女子は、先輩ではありますが年下なので、なかなかコミュニケーションが上手くいきません。

果たして「海雄」は、バイト生活は上手くこなしていけるのでしょうか。

『デンキ街の本屋さん』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「デンキ街の本屋さん」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・書店員たちの面白くてドキドキする青春物語
・書店バイトたちをまとめるリーダー「カントク」
・思ったことをすぐに口にしてしまう「ひおたん」

見どころ① 書店員たちの面白くてドキドキする青春物語

本作の最大の魅力は、ちょっと変わった書店員たちが織りなす恋愛模様です。

お互いに好意を抱いている2人がいかんせん恋愛に疎く、両想い同士なのに全く進展しないなど。

早く付き合えばいいのにとツッコミたくなるような、悶々とした恋愛描写が多数存在します。

私たちが学生生活で一度は経験したことがあるような恋愛と似た、ドキドキとして甘酸っぱいある意味リアルな恋愛模様が本作では描かれています。

見どころ② 書店バイトたちをまとめるリーダー「カントク」がかっこいい

「うまのほね」で働く若社員の「カントク」。

フロアの運営を全面的に任されている彼は、ディスプレイを工夫したり夜な夜な作業したりアルバイト達と協力しながら仕事をこなし、「うまのほね」の売り上げに貢献している人物です。

ただアルバイトに仕事を任せるだけでなく、漫画家を目指すバイトには漫画家デビューをして「うまのほね」を辞められるように祈るなど仕事以外の面でもアルバイトたちのことをしっかりと考えている一面を持っています。

公私ともに皆を引っ張ってくれている存在である「カントク」は、本作において欠かせないリーダー的な存在といえるでしょう。

見どころ③ 変な言葉を発してしまう「ひおたん」がかわいい

思ったことを口にしようとすると焦ってしまい、良からぬ言葉を口走ってしまう「ひおたん」。

口は災いの元ということわざを体現したような女の子で、仕事に熱中するあまり卑猥な単語を口にしてしまうことも。

性格はよくありがちな天然ドジっ子である「ひおたん」。

「ひおたん」がしっかりした一面を見せるのは原稿疲れ果てて幼児退行してしまった「先生」を慰めるときぐらいです。

「ひおたん」のこの突拍子もない行動が、個性豊かなメンバーの中でも決して埋もれない理由であり、本作を彩る大きな魅力といえます。

【まとめ】『デンキ街の本屋さん』は、書店員たちの面白可笑しい恋模様が魅力の作品

本作に登場するキャラクターたちは、どれも一風変わった個性を持つものばかりです。

そんな彼らが織りなす恋愛模様や人間関係が、読者のツボにしっかりとハマります。

面白くて笑えるだけではなく、時にはドキドキとさせられる恋愛要素も魅力的。

キャラクターたちのあまりにも遠回りで不器用な恋愛進行を見ていると、昔の恋愛を思い出してしまうほどです。

どこか初々しさを感じるキャラクターたちの人間性を、緻密に描いた作品といえるでしょう。

61.『ハクメイとミコチ』

「ハクメイとミコチ」は、不思議な世界に住む2人のこびとの女の子が織りなす日常を描いたマンガです。

そんな「ハクメイとミコチ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ハクメイとミコチ』のあらすじをご紹介

深き森に暮らす小さな2人の女の子「ハクメイ」と「ミコチ」。

ある日、箪笥を購入して帰ってきたものの大き過ぎて玄関に入りません。

「ミコチ」が悩みながらお昼ご飯を作っていると、「夕焼けトンビ」が目撃されたとの号外が届きます。

真っ赤な羽毛の大きな鳥で、夜明けに出会ったら1つ願いを叶えてくれる伝説の生き物「夕焼けトンビ」。

「ハクメイ」はその「夕焼けトンビ」を今から捕まえに行くと言うのですが……。

『ハクメイとミコチ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ハクメイとミコチ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・不思議かつどこかリアルなストーリー
・徹底されたファンタジー的世界観
・主人公「ハクメイ」に秘められたかっこ良さ

見どころ① 不思議かつどこかリアルなストーリー

本作は、可愛らしい小人「ハクメイ」と「ミコチ」の日常を描いた作品です。

2人の周囲には多くの小人がいて、街を成している場所もあります。

彼らは、そんな小人たちや深い森の中の動物や虫たちと平和な毎日を過ごしていました。

本作はファンタジー作品ではありますが、魔法という概念や魔王討伐などのゴールがある訳ではありません。

ただ「ハクメイ」と「ミコチ」の日々の暮らしを描いた作品なのです。

彼らの風貌や自然の様子が緻密に描写されており、どこかリアリティのある内容を構成しているので、本当に不思議な森に迷い込んでしまった感覚が味わえます。

見どころ② 徹底されたファンタジー的世界観

本作の最大の魅力は、作者である「樫木佑人先生」が徹底して作り上げた世界観です。

単行本内に「足元の歩き方」というコラムを載せており、ストーリーに出てきた人物や催し物などの作中では語られなかった設定を詳細に紹介するという徹底ぶりを見せています。

また、デフォルメされたかわいい小人たちを描きながらも、彼女らの生活は非常にリアルに作られています。

まさに、ファンタジー世界を舞台にした日常物という表現がしっくりくる作品となっています。

見どころ③ 主人公「ハクメイ」に秘められたかっこ良さぴょんと跳ねた赤い癖毛が特徴の女の子「ハクメイ」。

彼女は女の子でありながらも、大雑把で男前な性格をしています。

実は「ミコチ」との2人暮らしも、「ハクメイ」が住所を間違えて引っ越してきたまま居座りついたことから始まったものです。

肉体労働も難なくこなし、賭け事と食べることが大好きという一面も。

さらに、普段は気の抜けた表情が多い彼女ですが、ここぞという時にはキリッとした顔つきに変わるところも男前ですよね。

見た目から想像できないかっこよさを持ちながら、普段はかわいいというまさに最強の主人公といえるでしょう。

【まとめ】『ハクメイとミコチ』は、リアルファンタジーを描いた癒しマンガ

優しく穏やかな世界観にかわいい小人たち。

非日常設定なのになぜかリアルな生活模様にフォーカスしている本作は、まるで本当にこの世界は存在していると錯覚させてくれる作品となっています。

かわいい小人の女の子たちが必死に生活している姿は、日々の生活に疲れ果てている方にとって心の癒しになりますよ!

現実世界で消耗する毎日を送っている方には、特におすすめのマンガです。

62.『重版出来!』

「重版出来!」は、日本経済新聞「仕事マンガランキング」で堂々の1位に輝いた、コミック誌編集部の仕事風景を描いたマンガです。

そんな「重版出来!」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『重版出来!』のあらすじをご紹介

「本気で仕事するって、かっこいい。生きるって、素晴らしい。」

物語の舞台となるのは、週刊コミックスの編集部です。

何者でもない人が漫画家になれる場所。

漫画家たちの才能を支える編集者たち。

彼らは、1冊のマンガという夢を叶えるため、全力で仕事に取り組んでいました。

1つの漫画が人生を変える、その漫画を重版出来させたい。

それは、初版と同じ版や同じ判型、塗丁にて擦り直すこと。

つまり売れたマンガということになります。

そんな世界に足を踏み入れた主人公である新米編集者「黒沢心」。

「今の自分が心から熱くなれる場所はここしかない」と、まっすぐな彼女の人間力と持ち前の勘は、やがてチームの皆を巻き込んでいきます。

癖のある編集部や漫画家、営業担当に書店員たちまで巻き込んだ、ひたすら仕事に打ち込むチーム戦記、ここに開幕!

『重版出来!』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「重版出来!」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・マンガに対しての見方が変わる!
・「全ては読者のため」、大切な原点とは
・個性豊かなキャラクターたちが多数登場!

見どころ① マンガに対しての見方が変わる!

皆さんはマンガを読むときに漫画を作る側の方々のことを意識したことがありますか?

「重版出来!」は、読むことでマンガに対しての見方が変わる作品として有名です。

マンガを出版するには漫画家だけではなく、それを支える編集者、営業担当、宣伝担当にデザイナー、書店員など、それぞれが最善を尽くしているからこそ、私たちはマンガを楽しむことができています。

そういった、マンガを出版するまでの様々な過程緻密に描写しているので、マンガの制作陣側の苦悩や葛藤、嬉しさなどのさまざまな思いを知ることができます!

見どころ② 「全ては読者のため」、大切な原点とは

マンガの出版に携わっている様々な方々。

彼ら全員に共通すること思いは、読者(お客様)に喜んでもらう、楽しんでもらうということ。

全ては読者のために。

その共通の思いのもと、それぞれのフィールドでそれぞれがひたむきに全力で仕事に取り組んでいるのです。

あなたは日々の仕事に忙殺されていると、何のために、誰のために仕事をしているか分からなくなったことはありませんか。

そんな時に本作を読むことで、全てはお客様のためであるということを再認識させてくれることでしょう。

見どころ③ 個性豊かなキャラクターたちが多数登場!

本作には、個性豊かなキャラクターたちが多数登場します。

主人公「黒沢心」は、元気で明るくまっすぐで全力で仕事に打ち込む女性です。

「心」を教えている先輩は、肩の力が抜けたゆるっとした雰囲気を纏っており、いつも冷静で的確な頼れる先輩です。

他にも、「やりたい仕事じゃない。」と言い訳ばかりで書店員さんから幽霊と呼ばれているコミック営業担当や、豪快な性格を持ち、阪神の試合結果で喜怒哀楽が激しくなる編集長など、様々なキャラクターが登場します。

それぞれが持ち前の個性や良さをしっかり発揮しているので、本作の面白さをさらに彩ってくれています。

【まとめ】『重版出来!』は、全ての働く方へ仕事の取り組み方を伝える作品。

普段私たちは、仕事をしている本当の意味や役割を忘れがちです。

その結果、毎日を憂鬱に過ごしている方も多いでしょう。

そんな時に本作を読むことで、仕事をする本当の意味を再認識することができます。

全てはお客様のため。

その思いを知ることで、毎日の仕事生活がとたんに彩り始めます!

63.『ぐらんぶる』

「ぐらんぶる」は、ダイビングを題材にした作品でアニメ化もされた人気マンガです。

そんな「ぐらんぶる」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ぐらんぶる』のあらすじをご紹介

主人公「北原伊織」は、大学進学を機に伊豆にある叔父のダイビングショップ「グランブルー」へ居候することになります。

入学早々大学のダイビングサークル「Peek a Boo」(ピーカブー)に目をつけられてしまった「伊織」は、会長の「時田信治」と3年生の「寿竜次郎」に唆され、いつの間にかサークルの一員として彼らのバカ騒ぎに加わることに…。

大学で知り合ったイケメンで残念なオタク「今村耕平」も加わり、彼らの青春はどんどんおかしな方向へと転がっていきます。

『ぐらんぶる』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ぐらんぶる」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・すぐ裸になる大学生たちのぶっ飛んだ大学生活
・バカだけど憎めない主人公「北原伊織」
・ダイビングが織りなす美しい世界

見どころ① すぐ裸になる大学生たちのぶっ飛んだ大学生活

グランブルーの魅力の1つとして彼らが織りなすぶっ飛んだ大学生活が挙げられます。

彼女を作って悠々自適なキャンパスライフを送るはずだった「伊織」。

しかしいつの間にか、個性的で面白い屈強な男たちと毎日裸でバカ騒ぎをすることに。

飲み会があれば全裸に、ゲーム中でもすぐ裸に、本作の8割は男の裸しかありません。

周りにいる数少ない女性キャラクター、重度のシスコンにバイセクシャルばかり。

泥酔、暴走、騙し合いの日々に、「伊織」の大学生活の迷走具合が面白いです。

見どころ② バカだけど憎めない主人公「北原伊織」

バカだけど憎めない、欲望に忠実な主人公「北原伊織」のキャラクター性も、本作を彩る面白い要素の1つです。

男子校のノリから卒業し、彼女を作ろうと張り切る「伊織」。

しかし、理想と現実は違います。

合コンがあればすぐに食いつき、自分の利益のためなら平気で友人を騙す外道ぶり。

スカートめくりはするし、大学もコンビニもパンツ一丁で行くほどの鋼のメンタルを持っています。

馬鹿でクズですが、欲望のために行動するときは覚醒する「伊織」。

自分を犠牲にしてまで気に食わない奴を陥れようとする「伊織」の姿は、見ていると笑いが止まらなくなります。

見どころ③ ダイビングが織りなす美しい世界

「ぐらんぶる」は基本的に、「伊織」を中心としたバカ騒ぎがメインのギャグ漫画です。

しかし、時折挟まれるしっかりと描写されたダイビングシーンには驚愕してしまいます。

変顔ばかりのいつものコメディ描写とは違い、ダイビングシーンは幻想的で美しいものとなっています。

普段は馬鹿騒ぎばかりしている「伊織」が、苦手な水を克服しようとする姿にはグッとくるものがありますよ。

伊豆や沖縄の透き通った海中でダイビングをする姿や色とりどりのサンゴ礁や魚、漂うウミガメを見ていると、実際にダイビングをしてみたい気持ちが生まれます!

【まとめ】『ぐらんぶる』は、バカすぎるコメディ描写と幻想的なダイビング描写の対比が素晴らしい

本作の8割以上を占めるのは、バカすぎて笑い以外の感情が生まれてこないほどのコメディ描写です。

主人公「伊織」を含むさまざまな個性豊かな全裸の男たちのおバカな大学生活が魅力です。

そこに時折挟まれる美しくて幻想的なダイビングの描写には、衝撃が走ります。

心が躍るほどの真剣なダイビングシーンは、見ると思わずダイビングを始めてみたくなること間違いなしです!

64.『Landreaall』

「Landreaall」は、架空の世界での冒険活劇を描いたファンタジーバトルマンガです。

そんな「Landreaall」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『Landreaall』のあらすじをご紹介

アルトニア王国の西端にある開拓地エカリープ。

エカリープにある丘には、火竜を封じるために囚われた洞詠士「マリオン」の宿る大樹がありました。

エカリープ領主の子である主人公「DX・ルッカフォート」は、そんな「マリオン」に恋をしてしまい、彼女を救い出すために竜退治を行うことを決意します。

そして「DX」は、妹の「イオン」と護衛の「六甲」とともに、「マリオン」を救うための方法を探す旅に出るのでした。

『Landreaall』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「Landreaall」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・徹底的に練られた世界観
・少年漫画のような男同士の熱い友情
・作者「おがきちか先生」仕込む伏線の数々

見どころ① 徹底的に練られた世界観

「Landreaall」の世界観はしっかりと緻密に作り込まれています。

例えば、王城内の式典での細かな作法やモンスターの習性、登場キャラクターの使うスラングなど。

細かいところまで正確に作り込まれた世界を舞台にしていることで、各キャラクターの思考や行動が不鮮明にならず、全てに説得力を生み出しています。

そんな作り込まれた緻密な世界観に、読み進めていくうちにどんどん引き込まれていきます。

見どころ② 少年漫画のような男同士の熱い友情

「Landreaall」は巻数が進むにつれて話がどんどん盛り上がっていきます。

そんな中、シリーズを通して特に注目していただきたいテーマは「友情」です。

旅の道中で出会う級友たちとの交流や「DX」の出自に由来する政治のゴタゴタ。

さらには王位継承権や、前王の死に関係する大革命の真実にまで及ぶ幅広いストーリー。

作者の「おがきちか先生」は女性なだけあり、女性の視点から見た男同士の友情といった、新鮮で真摯に描いた作品ものとなっています。

見どころ③ 作者「おがきちか先生」仕込む伏線の数々

「おがきちか先生」の作品には、世界観がしっかりと構築されているという共通点があります。

ファンタジーな物語ですが変に浮いたところがなく、日常生活の中に垣間見える文化的背景なども緻密に描いています。

そんな中「Landreaall」は、物語を展開するうえでの伏線の張り方がとても秀逸で、何気ないエピソードが後に重要なキーワードになるなど、読み込み要素が多く考察のしがいがあるストーリが特徴です。

特に4巻以降からの怒涛の展開には驚愕すること間違いないので、本作を読む場合はまずは4巻まで読んでみることをおすすめします。

【まとめ】『Landreaall』は、王位の行方を描いた王道ファンタジー

「Landreaall」は、竜や魔法が存在する世界を舞台に王道のストーリー展開や水面下で起きている政治的争いまでを余すとこなく描いた作品です。

どこか緩い雰囲気はありつつもしっかりとかっこいい主人公「DX」など、さまざまなキャラクターが登場し、それぞれが本作の世界観をしっかり盛り上げています。

王を持たない国を舞台にした、これからの少年の成長に目が離せません!

65.『イムリ』

「イムリ」は、3つの民族の生き方を描いた壮大なSFファンタジーマンガです。

そんな「イムリ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『イムリ』のあらすじをご紹介

支配民族「カーマ」は、戦争によって惑星ルーンを凍結させられてしまい、隣星の「マージ」へと移住していました。

それから4000年後。

過去の戦争の記憶は風化し、「カーマ」は他者の精神を侵犯する能力を用いて、奴隷民「イコル」を最下層とする階層社会を形成していました。

ルーンの氷が溶け始め「カーマ」たちは、かつて古代戦争を争い、4000年の氷河期を経てその記憶を忘れ去った原住民「イムリ」の住む母星、ルーンへの移住を進めていきます。

『イムリ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「イムリ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・難しい設定なのに不思議と頭に入ってくるストーリー構成
・甘さなんて存在しない残酷で容赦のない展開
・緻密に用意されている伏線の数々

見どころ① 難しい設定なのに不思議と頭に入ってくるストーリー構成

本作の物語は、長くて難解な説明から始まります。

正直に言うと、最初から物語にすんなり入り込むのは難しいです。

しかし、読み進めるたびに「気づいたらいつの間にか理解できていた」と思えるほどの、マンガを読むだけで自然に設定などが頭に入るようなストーリーの描き方がされています。

読者を引き込む凄まじい物語の吸引力は、本作を取り巻くあらゆる秀逸さから生み出されているのです。

見どころ② 甘さなんて存在しない残酷で容赦のない展開

本作には甘いストーリー展開は存在しません。

多数のマンガによくみられる、敵キャラクターが「今日はこれぐらいで勘弁してやろう。」と言い放ち、相手を見逃すようなシーンは一切描かれていないのです。

「イムリ」は容赦のないストーリー展開が魅力で、重要なキャラクターであろうともバンバン死んでいく無常さがあります。

唖然呆然としてしまうことが多数起きるスリリングなストーリー展開は、本作を彩る最大の魅力といっても過言ではないでしょう。

見どころ③ 緻密に用意されている伏線の数々

「イムリ」は、ストーリー上に張り巡らされた伏線の数々が次々と回収されていく様子が見所の1つです。

これまでなんとなく読んで通り過ぎていた舞台やキャラクター、事件が、このシーンのために周到に準備されていたのかと気づかされ、パズルが綺麗にハマっていくような快感をもたらしてくれます。

中には細かいところまで読み込まないと気づけないような伏線も存在するので、何度も読み返したくなるような要素がしっかり詰まった作品となっています。

【まとめ】『イムリ』は、残酷な世界の中でスッキリとしたアハ体験ができるマンガ

ついさっきまで楽しく話していた人物が次々と死んでいく。

ある意味しっかりと緻密に戦争を描写したシーンには、スリリングさと残酷さがいっぱい詰まっています。

残酷なストーリーに仕込まれた伏線の数々が後のシーンで次々と回収されていく様子は、読者をしっかりと作品に引き込んでくれます。

アハ体験に近い感覚に爽快感さえ感じてしまうこと間違いなしです!

66.『バクマン。』

「バクマン。」は、アニメ化もされるほどの高い人気を誇りながらも、20巻という短い巻数で走り抜けた少年ジャンプの漫画家を描いたマンガです。

そんな「バクマン。」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『バクマン。』のあらすじをご紹介

主人公「真城最高」が、「高木秋人」に漫画家に誘われるところから物語は始まります。

それまでうだつの上がらない平凡な人生を送っていた「真城」。

この誘いを断りつつも、胸が高鳴る感覚を感じていました。

そんな中、「高木」から罠にはめられるような形で、「真城」は片思いの相手「亜豆美保」にプロポーズをしてしまいます。

「真城と高木が描いたマンガがアニメになって、そのアニメのヒロイン声優を亜豆がやる、その夢がかなったら結婚をしてくれ。」

「亜豆」と約束した「真城」は、漫画家を目指すことを決意します。

実は「真城」の叔父も漫画家で、必死に漫画を描き続けた結果、過労で亡くなってしまいました。

その過去を知りながらも「真城」は「高木」とともに、多くのライバルと競いながら成長していきます。

少年ジャンプで連載を勝ち取ってからも、アニメ化されるほどの人気を手に入れるまでマンガを描き続けます。

「亜豆」との夢を叶えるその日を目指して。

『バクマン。』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「バクマン。」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・作者の経験を用いた論理的な漫画家マンガ
・ヒロイン「亜豆」との清らかな恋愛模様
・友情・努力・勝利の王道ジャンプ的展開

見どころ① 作者の経験を用いた論理的な漫画家マンガ

「バクマン。」は、作者である「大場つぐみ」と「小畑健」のこれまで歩んできた漫画家人生を追体験できるような感覚が魅力の1つです。

主人公の2人は、漫画家になると決めた中学3年生から作品が完結した24歳まで、常にマンガに没頭し続けています。

他の友達と遊ぶような時間もなく、ただひたすらマンガを描き続ける日々。

私たちはマンガに対してどうしても華やかな展開を求めがちですが、彼らの血のにじむような努力こそが漫画家のリアルなのです。

見どころ② ヒロイン「亜豆」との清らかな恋愛模様

「バクマン。」のメインストーリーである「真城」と「亜豆」の恋模様には注目です。

2人の夢が叶ったら結婚するという約束と、それまでは会わずにメールや電話だけで励まし合うという厳し過ぎる条件。

あまりにも純粋すぎる恋愛模様は、恥ずかしくなるほど清らかで輝いています。

夢を叶えるためによそ見をせず努力をし続け、2人が約束を果たすまでを描いた本作は、恋愛マンガとしても名作の域に達しています。

見どころ③ 友情・努力・勝利の王道ジャンプ的展開

主人公2人の友情や、ライバル漫画家たちとの友情。

締め切りに迫られながらも描き続ける努力や、困難を突破するためのアイデアを考える努力。

それらが全て合わさることで生み出す最終的な「人気マンガ」という勝利。

ときには漫画家としての壁にぶつかることもありますが、ライバルからアドバイスを受けたり、担当のサポートを受けながら人気漫画として連載を続けます。

このように2人で協力し、ライバルからもアドバイスを受ける「友情」、自身の全てを作品に注ぐ「努力」、そして結果を出して編集部からも認められる「勝利」という、少年ジャンプの3大原則が詰め込まれた熱い作品です。

【まとめ】『バクマン。』は、漫画家のリアルを描いた青春マンガ

漫画家は決して華やかな仕事ではありません。

人気マンガの裏には常に血のにじむような努力が存在し、多数の人々との支え合いがあって成り立っているのです。

そんな漫画家のリアルを描いたストーリーをさらに魅力的に彩る、「真城」と「亜豆」の恋愛模様。

彼らの清くてパワーのある恋愛には、思わず胸がドキドキしてしまいます。

彼らが夢を叶えるまでに、どんな困難が待っているのか。

最終巻まで一気に読み切ってしまう面白さが、本作には満ち溢れています。

67.『賭ケグルイ』

「賭ケグルイ」は、騙し合いのギャンブルに興じる高校生たちを描いたギャンブルマンガです。

そんな「賭ケグルイ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『賭ケグルイ』のあらすじをご紹介

名門と名高い「私立百花王学園」。

この学園には階級制度というものが存在しています。

生徒会が頂点に立つこの学園は、とあるものに支配されています。

それは、「ギャンブル」です。

勝てば天国。負ければ地獄。

ギャンブル強者は羨望され、弱者は虐げられる世界なのです。

そんな狂った学園に1人の女の子が転校してきます。

彼女の名前は「蛇喰夢子」。

彼女の存在が、後にこの学園の勢力を大きく狂わすことに。

『賭ケグルイ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「賭ケグルイ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・ギャンブルが全てという狂った世界観
・「イカサマ」ありきの手に汗握るギャンブルシーン
・かわいくて魅力的なキャラクター

見どころ① ギャンブルが全てという狂った世界観

政財界や有力企業の子息令嬢が集まる「私立百花王学園」。

この学園では、生徒の勝負強さを養うためにギャンブルが率先して行われています。

そして、ギャンブルの強さを持つ者こそ「優秀」と判断され、ギャンブルに勝つ者ほど学内での優劣が高くなります。

敵対者として生徒会が登場しますが、この生徒会たちもギャンブルを用いて学園を支配しています。

学園×転校生×生徒会というお馴染みの設定に、ギャンブルという特殊要素を絡めることで、ユニークで魅力的な世界観を構成しています。

見どころ② 「イカサマ」ありきの手に汗握るギャンブルシーン

「賭ケグルイ」のテーマであるギャンブルですが、その勝負のほとんどがイカサマありきです。

主人公「夢子」がギャンブルの勝負に初見で挑む状況では、当然のようにイカサマで追い込まれます。

しかし、次第にそのイカサマを見抜き、逆に利用して相手を追い詰めていきます。

ギャンブルシーン中に描かれる、ギャンブルに対しての異常な執着心と価値観を持つ「夢子」の姿と、不利な状況からの逆転劇の爽快感が本作の魅力の1つでしょう。

見どころ③ かわいくて魅力的なキャラクター

特殊設定の本作ですが、そこに登場するキャラクターたちも魅力的に描かれています。

主人公「夢子」は、普段は物腰の柔らかな物言いと常に笑顔を絶やさないおっとりした女の子です。

いつも特殊なギャンブル勝負に誘われるまま参加し、相手の術中にはまっていくかのように見えます。

ところが、勝負が進むにつれギャンブルに身を委ね、狂気を楽しむかのような異常な執着心と大胆な賭け方で相手を翻弄し、たちまち逆転してしまいます。

ほかにも多数のキャラクターたちが登場しており、それぞれにしっかり魅力が詰まっているからこそ、「賭ケグルイ」の人気に火がついたといえます。

【まとめ】『賭ケグルイ』は、ギャンブルに狂う高校生たちを描いた作品

ギャンブルに支配された狂学園と、そこに通う学生たちのイカサマギャンブルバトルを描いた本作。

難しいことを考える必要はなく、リラックスした状態で楽しむことができるのが本作の良いところです

キャラクターたちも良い感じに狂っており、勝負中に見せる「変顔」と呼ばれている快感に満ちた表情にも注目です。

68.『マギ』

「マギ」は、週刊少年サンデーで連載されていた大人気の王道魔法ファンタジーマンガです。

そんな「マギ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『マギ』のあらすじをご紹介

数年前から世界各地に出現するようになった迷宮「ダンジョン」。

これを攻略した人物には、莫大な富と権力が与えられるとされています。

そのため、一攫千金を夢見る人々が迷宮攻略に奮起していました。

特に熱心になっていたのは各国の重鎮や役人たちでしたが、軍事レベルをもってしても攻略は難しく、ダンジョンは多くの人間の命を奪った危険な場所としても知られていました。

とある栄えたオアシス都市「チーシャン」で下働きをする少年「アリババ」は、迷宮攻略の野望を抱く1人です。

しかし実際は、雇い主にぞんざいに扱われ屈辱の日々に耐える中で行動を起こせずにいました。

だがある日、彼は迷宮攻略をした人間に与えられる「金属器」を持つ少年「アラジン」と出会います。

意気投合した2人は、共にダンジョン攻略に挑むことになります。

しかし、道中で領主の妨害を受けてしまい……。

『マギ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「マギ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・2人の少年が紡ぐ王道冒険ストーリー
・引き込まれる作りこまれた世界観
・時折垣間見える政治的リアリティ

見どころ① 2人の少年が紡ぐ王道冒険ストーリー

「マギ」は、「アラジン」と「アリババ」という2人の少年が出会うところから物語が始まります。

このマンガのタイトルでもある「マギ」とは、世界を先導する王の器を選定する者のことです。

この「マギ」が「アラジン」であり、彼に王の器として認められたものが「アリババ」なのです。

謎に包まれた少年である「アラジン」と大富豪を夢見る若者「アリババ」は、一体どのようにして世界を創っていくのでしょうか。

先が気になる冒険ファンタジーに目が離せません!

見どころ② 引き込まれる作りこまれた世界観

本作では、緻密に作り込まれた世界観も魅力の1つです。

「アリババ」などのマギではない人物が魔法を使えるようになる経緯として、ダンジョンを攻略することで「金属器」という魔法道具を手にすることが重要になります。

それにより、「ジン」(金属器に宿る精霊)を呼び出すことで、強大な魔力を使って魔法を使うことができ、実体のないジンと自分自身が一体化する「魔装」を行うことでより強い強大魔法を使用できるようになるのです。

このように、緻密に練られたワクワクするような世界観が本作を魅力的に彩っています。

見どころ③ 時折垣間見える政治的リアリティ

本作のストーリーは、基本的に王道の冒険ファンタジーを描いています。

しかし、道中に垣間見える政治的策略や奴隷国家などを描いたリアリティある描写も存在しています。

一見明るい街のように見える場所でも、実は領主から奴隷として扱われている人々が存在している。

そんな心にグサっとくるリアリティがあるのが「マギ」というマンガの本質なのです。

難しいテーマをあえて王道ファンタジーと絡めていることで、子どもから大人まで老若男女楽しむことができる世界観を構築しています。

時には悲しく悲劇的なシーンも描写され、喜怒哀楽に溢れた感情豊かな作品へと仕上がっています。

【まとめ】『マギ』は、少年のロマンが詰まった王道を往く冒険譚マンガ

王道ファンタジーのロマン溢れるマンガである「マギ」。

しかしその本質は、奴隷国家や政治的策略などさまざまなダークでリアルなテーマを持っています。

69.『あそびあそばせ』

「あそびあそばせ」は、さまざまな遊びに興じる3人の女子中学生たちの日常を描いた日常系マンガです。

そんな「あそびあそばせ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『あそびあそばせ』のあらすじをご紹介

本作の舞台は中学校の放課後です。

主人公「華子」は、転校してきたばかりの外国人「オリヴィア」に日本の遊びを教えるため、あっちむいてホイをして遊んでいました。

しかし「オリヴィア」は全くルールを守らずに殴ってくるため、「華子」は遊びを続けるのを止めてしまいます。

その後「オリヴィア」は、近くにいた眼鏡をかけている静かそうな「香純」を遊びに誘います。

一見静かそうに見える「香純」ですが、一緒に遊んでいるうちに性格が変わり、結局「オリヴィア」は完敗してしまいます。

このあっちむいてホイの出会いがきっかけで、3人は「遊び人研究会」を結成。

さまざまな遊びを企画することになり……。

『あそびあそばせ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「あそびあそばせ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・意外すぎるシュールなストーリー展開
・迫力に満ちた顔芸の数々
・キャラクターが持つ異常な腹黒さ

見どころ① 意外すぎるシュールなストーリー展開

「あそびあそばせ」の見どころの1つとして、女子中学生3人からは想像できないほどギャップのあるシュールなストーリー展開です。

本作は、基本的にかわいい女子中学生たちの日常を描いたストーリーになっています。

しかし、そこに出てくるネタは今どきの少女たちの腹黒い本音がふんだんに盛り込まれています。

どの子も非常にかわいいキャラクターなのですが、それぞれのキャラクターが個性的な性格をしており、その個性が重なって非常にシュールなギャグストーリーを展開しているのです。

女の子3人の可愛らしいほのぼのとした光景から、急にあらわれるシュールギャグのギャップを感じる展開は、笑いが止まらなくなることでしょう。

見どころ② 迫力に満ちた顔芸の数々

本作には、女子中学生という登場キャラクターたちからは想像できないほどの迫力に満ちた顔芸の数々が描写されています。

可愛らしい女子中学生たちが、こんな顔をして大丈夫なのかと心配になってしまうほどの高レベルな変顔を披露しています。

作者である「涼川りん先生」のクオリティーの高いリアリティ溢れる作画は、少し恐怖を覚えるほどの迫力のあるものになっています。

単行本などの表紙は非常にかわいいキャラが描かれているのですが、全て幻想です。

巷では表紙詐欺とまで称されている本作の、キャラクターの顔芸オンパレードにぜひ注目して見てください。

見どころ③ キャラクターが持つ異常な腹黒さ

女子中学生たちが抱いている、リアルで醜悪な腹黒さを緻密に描写した点も見どころの1つです。

本作の主人公「華子」は、執拗なまでにリア充への憧れを抱いています。

その憧れが強すぎて、思わずリア充に対して妬みなどの腹黒さが隠せずにもはや剥き出しになっています。

少し行き過ぎた腹黒さもある本作ですが、そのリアルで精巧な描写に読者は思わず同情してしまうことでしょう。

【まとめ】『あそびあそばせ』は、シュールな女子中学生の日常を楽しむマンガ

本作には、可愛らしいキャラクターたちに癒されるシーンが多く描写されています。

しかし、何といってもこの本作の最大の魅力は、女子中学生たちが繰り出す破壊力抜群な顔芸の数々と、彼女たちが持つドスの効いた腹黒さです。

少女たちの可愛らしい日常から想像のつかないギャップに、読めば読むほどどんどん引き込まれていくでしょう。

70.『青の祓魔師』

「青の祓魔師」は、強大な悪魔と戦う祓魔師(エクソシスト)たちを描いたダークバトルマンガです。

そんな「青の祓魔師」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『青の祓魔師』のあらすじをご紹介

修道院で暮らす15歳の少年「奥村燐」は、双子の弟「雪男」が名門高校「正十字学園」への進学を決める一方、進路が決まらない自分に対して焦りを募らせていました。

翌日、養父である「藤本獅郎」に送り出されてバイトの面接に向かった「隣」は、店内で暴れる悪魔の姿を発見。

結局この騒ぎで面接は失敗し、「燐」はまたしても落ち込んでしまいます。

そんな中、昨夜ケンカをした相手「白鳥」が仕返しに現れます。

悪魔のような形相で襲い掛かる「白鳥」と対峙する中、「燐」の体から突然青い炎が吹き出して……。

『青の祓魔師』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「青の祓魔師」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・悪魔と戦う悪魔?主人公「奥村燐」
・全てのキャラクターが持つ葛藤や深みのあるストーリー
・和のテイストを盛り込んだ新しいエクソシスト

見どころ① 悪魔と戦う悪魔?主人公「奥村燐」

主人公「奥村燐」は、双子の弟「雪男」とともに修道院で育ちました。

弟「雪男」は文武両道で真面目な少年である一方、「燐」はあることが原因で学校に馴染めずにいました。

そのあることとは、「燐」がもつ怪力です。

人より圧倒的に強い力をコントロールすることができず、親切をしようとしてもうまくいかない。

子ども同士の喧嘩で相手に大怪我をさせてしまうなど。

なぜ「燐」が人よりも強いのかというと、実は悪魔の中で1番の地位を持つ「サタン」の息子だからなのです。

「人間と悪魔のハーフ」という、王道バトルファンタジーではあまり見ることのない特別な主人公が本作の大きな魅力の1つです。

見どころ② 全てのキャラクターが持つ葛藤や深みのあるストーリー

世間から滅ぼすべきだと思われている悪魔である「燐」。

人間だが唯一の肉親である兄が悪魔の「雪男」。

彼ら以外にも、生まれた時から祓魔師になることを決められた者や、家族を人質に取られてしまい翻弄するものなど。

登場キャラクター全てに辛くて重いストーリーがあります。

そんなバックボーンが、本作にドラマチックな展開の数々を生み出しているのです。

見どころ③ 和のテイストを盛り込んだ新しいエクソシスト

「青の祓魔師」は日本を舞台にしており、悪魔と祓魔師が存在している世界観を持っています。

エクソシストと聞くと、名作映画「エクソシスト」のイメージが強くて洋風のキリシタンを想像される方が多いです。

本作はそこに「和」というエッセンスを加えることによって、斬新で魅力的な世界観を構築しているのです。

近代的でありながらどこか昔の日本を思い出させる背景のヴィジュアルや、和服を装ったキャラクターなど、多数のジャパニーズ要素が取り入れられているので、外国人ファンも多い作品となっています。

【まとめ】『青の祓魔師』は、和風エクソシストという新たなジャンルを築いた作品

邪悪で強大な力を持つ悪魔。それらに立ち向かう祓魔師たちのストーリーを描いた「青の祓魔師」。

自身の悪魔である主人公「燐」の、これからの行く末にも注目です。

作風には積極的に「和」を取り入れており、高い作画力も合わさって唯一無二の世界観を創造しています。

71.『僕のヒーローアカデミア』

「僕のヒーローアカデミア」は、週刊少年ジャンプの新たな看板マンガと話題のヒーローバトルマンガです。

そんな「僕のヒーローアカデミア」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『僕のヒーローアカデミア』のあらすじをご紹介

「個性」という特殊能力を持つ人々が多くを占める世界。

中にはその力を悪いことに使うものもいました。

「ヴィラン」と呼ばれる彼らを成敗するのが、「ヒーロー」たちの役目でした。

この世界では、正義の味方であるヒーローは人々の憧れの的になっており、プロヒーローを目指す若者たちも多いです。

主人公「緑谷出久」(デク)もその1人。

彼はプロヒーローを育成する雄英高校への入学を目指していましたが、実は彼は個性を持たない「無個性」だったのです。

個性がないことを周囲に馬鹿にされていましたが、決して諦めることなくプロヒーローを目指します。

高校入試を控えたある日、彼は憧れのプロヒーローである「オールマイト」と出会います。

平和の象徴である「オールマイト」との出会いが「デク」の人生を大きく変えることに……。

僕のヒーローアカデミア』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「僕のヒーローアカデミア」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・ヒーローたちの持つ「個性」が特徴的で面白い!
・臨場感あふれる戦闘シーンの数々
・まるでヒーローたちの前日譚のような展開

見どころ① ヒーローたちの持つ「個性」が特徴的で面白い!

「僕のヒーローアカデミア」の最大の魅力といえば、登場するキャラクターたちが持つ「個性」です。

雄英高校にはさまざまな個性を持った学生たちが在学しており、その個性の豊富さがストーリーをさらに面白く盛り上げています。

主人公のライバル的存在である「爆轟勝己」は、手の平から自在に爆破を生み出すことができる個性「爆破」を持っています。

他にも、高速で移動することができる個性「エンジン」やどんなものでも無重力にしてしまう個性「無重力」など、多数のかっこいい個性が男性心をくすぐります。

見どころ② 臨場感あふれる戦闘シーンの数々

このマンガを語る上で欠かせないのは、臨場感あふれる戦闘シーンの数々です。

ヒーローがテーマの物語なので、作中では多くの戦闘シーンが描かれていますが、アングルが細かく変化し、迫力満点な戦闘シーンが数多く描かれています。

間近で見ているかのような臨場感があり、作品の世界観にグッと惹きつけられますよ。

さらに、戦闘中の擬音に「SMASH!」などの英語を使用しているので、アメコミのようなタッチが生み出されて新鮮さも感じることができます。

見どころ③ まるでヒーローたちの前日譚のような展開

多くのヒーロー作品は、ヒーローとしての強さをすでに備えているキャラクターを描いていることが多いです。

しかし、本作はヒーローとして未熟な主人公「デク」を筆頭に、ヒーローの卵たちが強くなりヒーローになる過程を緻密に描写しています。

ヒーローになるまでの葛藤や、壁にぶち当たる姿などが多く描かれており、そこが本作のストーリーを面白くしている魅力なのです。

それぞれの課題に立ち向かう彼らの姿から、ヒーローも元は1人の人間だったということがひしひしと伝わってきます。

そういったヒーロー物語の始まりを見ているかのようなストーリーが、世界中の人々を魅了している理由の1つなのです。

【まとめ】『僕のヒーローアカデミア』は、これからの展開に期待させられる名作

「僕のヒーローアカデミア」は、週刊少年ジャンプ連載マンガの中でも、名作「ワンピース」に並ぶ看板マンガです。

そのストーリーは王道で、ヒーローを目指す少年が夢を叶えるその日までを描いた作品です。

数々のかっこいい個性を持ったヒーローたちが登場し、ド派手なバトルを繰り広げます。

その圧巻のバトル描写には思わず衝撃を受けてしまいます!

アメコミタッチのド派手なバトルと力のない少年の成長物語「僕のヒーローアカデミア」。

この先日本を代表する名作マンガとなるであろう本作を、見逃すわけにはいきません!

72.『ゴールデンカムイ』

「ゴールデンカムイ」は、ヤングジャンプ連載の何かと話題の尽きない青年マンガです。

そんな「ゴールデンカムイ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ゴールデンカムイ』のあらすじをご紹介

日露戦争帰りの元軍人である主人公「不死身の杉元」。

彼は砂金取りをして一攫千金を狙うため、北海道へ出稼ぎに来ました。

ある日、埋蔵金の話を聞きつけた「杉元」は、アイヌ人の少女「アシリパ」と協力して、埋蔵金の獲得を狙うことに。

しかし、陸軍第七師団の鶴見一派や脱獄囚たちなど、埋蔵金を狙う者たちは数多く……。

3つの大きな勢力が入り乱れる、埋蔵金獲得レースが今開幕します!

『ゴールデンカムイ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ゴールデンカムイ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・主人公「杉元」率いる変顔組が面白い!
・見た目は可憐だが?「アシリパ」が魅力的!
・数多くの魅力的なキャラクター

見どころ① 主人公「杉元」率いる変顔組が面白い!

「ゴールデンカムイ」の顔である大事な存在が、主人公「杉元」とアイヌ少女「アシリパ」です。

ストーリーが進むにつれて、どんどん仲間が増えて賑やかになっていく少年マンガの王道展開が楽しめます。

ストーリーの視点は彼らを中心に進行していくのですが、アイヌならではのサバイバル知識や美味しそうなジビエ料理、そして数々の顔芸が披露されていきます。

この顔芸がとても面白く、もはや名人芸の域に達しているほどのクオリティなのです。

特に少女「アシリパ」が見せる、ヒロインとは思えない変顔の数々には驚愕してしまいます!

見どころ② 見た目は可憐だが?「アシリパ」が魅力的!

「ゴールデンカムイ」を語るにあたって、ヒロインである「アシリパ」は欠かせません。

一見可憐な少女のように見えますが、彼女が見せる作中での活躍の数々は、本作のヒーローといっても過言ではありません。

「アシリパ」にはアイヌの人脈や狩猟知識、土地勘が備わっており、それらは主人公「杉元」の埋蔵金探しに欠かせない重要な要素となっています。

また、「アシリパ」は美味しいジビエ料理の作り手であり、さまざまな料理で読者に飯テロを仕掛けます。

このジビエ料理の描写がとてもリアルで、絵を見ているだけで美味しそうな香りを感じてしまいます。

そんな「アシリパ」の父親は、実はストーリーの重要な役割を担っていて……。

見どころ③ 数多くの魅力的なキャラクター

「ゴールデンカムイ」には、魅力的なキャラクターが多数登場します。

役立たずのお調子者「白石由竹」やアイヌ一の色男「キロランケ」。

「杉元」一行を幻惑する怪しい美女「インカラマッ」など。

全てのキャラクターがそれぞれの魅力を持っており、それらが交わり合うことで本作のストーリーを面白く彩っているのです。

今後どんな個性的なキャラクターが登場するのか、本作のこれからの展開に目が離せません!

【まとめ】『ゴールデンカムイ』は、祭りのように絡み合うキャラクターたちを楽しむマンガ

見どころ解説をご覧になった方は分かると思いますが、「ゴールデンカムイ」はとにかくキャラクターの魅力が凄いです。

バイオレンスな男ですが時折乙女な一面を見せる主人公「杉元」や、女性であることを忘れているほどの変顔をする「アシリパ」。

このような個性豊かなキャラクターの掛け合いが見せる感動やギャグが、本作の大きな魅力であり特徴なのです。

もちろん、アイヌならではの獣との戦闘シーンや美味しそうな料理描写など、ほかにも多数の注目ポイントが存在しているので、バトルやグルメが好きな方も楽しく読むことができる作品となっています。

73.『惑星のさみだれ』

「惑星のさみだれ」は、ヤングキングアワーズで連載されていた、少しマイナーなファンタジーマンガです。

そんな「惑星のさみだれ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『惑星のさみだれ』のあらすじをご紹介

主人公「雨宮夕日」はある朝、言葉を話すことができるトカゲから、世界を救う騎士の1人に選ばれたことを告げられます。

最初はよく分からないまま無関心だった「夕日」でしたが、突然「泥人形」の襲撃を受けてしまいます。

死を覚悟したその時、騎士として守るはずだった姫「朝比奈さみだれ」に救われます。

姫が持つ常人には到底ない気概に触れた「夕日」は、彼女に忠誠を誓います。

ここに1つの主従関係が生まれ、新たな戦いが始まります。

『惑星のさみだれ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「惑星のさみだれ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・ストーリー演出と構成が巧み
・「子どもから大人への成長」
・多くの伏線と怒涛の回収

見どころ① ストーリー演出と構成が巧み

「惑星のさみだれ」の大まかなストーリーの流れは、平凡な人間が超能力を授かって戦いに巻き込まれていくという王道の展開です。

しかし、本作にはほかのマンガと一味違う点があります。

それは、物語の最終目的が「地球を破壊すること」という点です。

物語の目的をぶっ飛んだものにすることで、読者を一気に引き込んでいるのです。

さらには中盤以降の展開も怒涛で、仲間が多数死んでいくなど、シリアスな方向へ一直線に進んでいきます。

中だるみすることなくスラスラと読むことができる、ストーリー演出と構成には注目です。

見どころ② 子どもから大人への成長

本作には多数の主要キャラクターが登場します。

年齢もバラバラな仲間たちが関わり合うにつれて、お互いを認め合い成長していく様子がとても面白いです。

作中のテーマでもある「大人の在り方」がストーリーの節々で表現されており、大人は楽しいと思わせるために笑う大人や、間違っている子どもを殴ってでも止める大人など、さまざまなタイプの大人の在り方を教えてくれます。

子どもが大人へと成長する姿。

そんな姿を見ていると、思わず涙してしまいます。

見どころ③ 多くの伏線と怒涛の回収

本作のストーリーには、序盤から中盤にかけて多くの伏線が張り巡らされています。

主人公たちが時折見る夢は何なのか。

なぜ「魔法使い」は地球を破壊しようとしているのか。

これらの謎を全て綺麗に回収してくれる物語の構成には、思わず驚愕してしまいます。

初めから結末を決めていたであろうストーリーの結末に、スッキリさせられること間違いなしです。

【まとめ】『惑星のさみだれ』は、短い巻数で上手く話をまとめた名作

「惑星のさみだれ」は全10巻という短い巻数のなかで、多数の伏線を張り巡らせて上手く回収した、中身の濃いマンガです。

人間の感情を押し出し、「大人の在り方」という難しいテーマを描く本作は、読者の心を揺さぶらせてくる名作ですよ!

特に終盤の怒涛の伏線回収と物語の結末には、あっと驚くこと間違いありません。

74.『ドロヘドロ』

「ドロヘドロ」は、唯一無二のクセが強い世界観が魅力のダークファンタジーマンガです。

そんな「ドロヘドロ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ドロヘドロ』のあらすじをご紹介

本作の舞台は、魔法が使えない人間とマスクを付けた魔法使いが存在する世界です。

人間が生活している世界は「ホール」と呼ばれ、魔法のドアによって魔法使いのいる世界と繋がっています。

魔法で頭部をトカゲにされてしまった主人公「カイマン」は、魔法をかけられる以前の記憶を失っていました。

彼が覚えているのは「自分は人間だった」ことと、「十字目の男」の存在。

カイマンは自分の記憶を取り戻して人間に戻るため、相棒の「ニカイドウ」とともに魔法使いを狩り続けます。

『ドロヘドロ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ドロヘドロ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・使用する魔法の描写がユニーク
・ダークな世界観に垣間見えるキャラクターの明るさ
・作者「林田球先生」の圧倒的作画力

見どころ① 使用する魔法の描写がユニーク

みなさんは「魔法」といえばどんなものを想像しますか。

空を飛ぶ魔法や姿を変える魔法など。

大半の方がこのようなイメージを持っているはずです。

しかし、本作の「魔法」は違います。

人の頭をトカゲやエビフライに変えてしまう魔法や、キノコを生やして破裂させるといったグロい魔法など。

字面では想像できないような、グロくてユニークな魔法が多数登場します。

この魔法の豊富なバリエーションが、本作を面白く彩る重要な要素となっています。

見どころ② ダークな世界観に垣間見えるキャラクターの明るさ

「グロテスク」「スプラッター」「バイオレンス」

このような怪しい単語が似合う「ドロヘドロ」ですが、読み終わった後には不思議と爽快感が生まれます。

その理由は、ダークな世界観の中にシュールな笑いや、明るいキャラクター性を垣間見ることができるからです。

暗いストーリーと世界観にとぼけた笑いの要素を散りばめていることで、作品全体のバランスを支えているのです。

愛嬌さえも感じるコメディシーンの数々は、暗い物語に浸る読者を救う唯一のオアシスといえるでしょう。

見どころ③ 作者「林田球先生」の圧倒的作画力

本作を魅力的に仕上げている重要な要素として、作者である「林田球先生」の圧倒的作画力は欠かせません。

キャラクターの造形や魔法使いが付けているマスクのデザイといった細かいものから、作者の持つ独自の世界観を感じ取ることができます。

ほかにも、ホールや魔法学校などの建物や、世界をダークに彩っている景色の描写も細部まで緻密に作画されており思わず感動を覚えてしまいます。

アシスタントなしで描き上げる「林田球先生」の技。

一目見るだけで、あなたをこのイカれた世界観に引き込みます。

【まとめ】『ドロヘドロ』は、ダークな世界観がクセになるスルメマンガいかがでしたか。

「グロさ」「バイオレンスさ」といった全てのダークな要素を兼ね備える「ドロヘドロ」。

グロ耐性がないと見ることができないのではないかと思ってしまう作風ですが、実はストーリーを読み進めていくと爽快感を感じることができる気持ちの良い作品なんです!

作中に時折挟まれるシュールギャグやキャラクターの個性。

グロとギャグをバランス良くマッチさせることで、ページをめくる手を止めさせないスルメマンガを生み出しているのです。

さらには作者である「林田球先生」の作画力も、作品をダークに彩る重要な要素として挟まれており、見る人を釘づけにしてしまいます。

75.『バララッシュ』

「バララッシュ」は、人が持つ感情の機微を巧みに描いたSFファンタジーマンガです。

そんな「バララッシュ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『バララッシュ』のあらすじをご紹介

1987年、地方都市の平凡な男子高校生である「山口」は、「宇部」と出会います。

2人にはある共通点がありました。

それは、「テレビアニメ」です。

地方で暮らすアニメ好き青年にとって、共通の話題のある友人はかけがえのないものでした。

深夜に待ち合わせして「王立宇宙軍 オネアミスの翼」を封切するために並んだり、放課後に「風の谷のナウシカ」を鑑賞したりなど。

そんな2人はいつしか、プロアニメーターを志すことに……。

『バララッシュ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「バララッシュ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・「凡人」と「天才」の関係性
・ネットの無い時代を描くノスタルジーな世界観
・主人公「山口」が「宇部」に追いつくための努力の様子

見どころ① 「凡人」と「天才」の関係性

「バララッシュ」の一番の見どころは、「凡人」と「天才」の関係性です。

天才である「宇部」はその平和ボケした性格が原因で、学校で浮いてしまっています。

反対に主人公「山口」は、クラスメイトとそつなく関わりながらも、こっそりと好きなアニメに情熱を注ぐ日々を過ごしていました。

そんな中、「宇部」の持つ才能に気づいた「山口」は、彼をアニメの世界に引き込み仲を深めていくのです。

天才ならではの葛藤や凡人である「山口」との関わりはどこか儚さを秘めており、読者の心を感動させてきます。

このような「天才」と「凡人」を描いたテーマを持つ本作は、見る人の心を動かす面白い作品へと仕上がっています。

見どころ② ネットの無い時代を描くノスタルジーな世界観

本作の舞台は80年代の田舎街。

そんな古き良き時代を描いた世界観は、ノスタルジックでとても魅力的です。

ネットもなければ娯楽も少ない時代。

そんな時代の中、「アニメ」という楽しい娯楽を楽しむ主人公たちの姿は、とても輝いていて青春を感じさせてくれます。

ほかにも「風の谷のナウシカ」や「王立宇宙軍 オネアミスの翼」など、昔懐かしいアニメが数多く登場しているので、80年代をリアルに生きてきた読者は懐かしさのあまり涙してしまうことも。

80年代の黎明期にタイムスリップできる、そんな作品に仕上がっています。

見どころ③ 主人公「山口」が「宇部」に追いつくための努力の様子

主人公「山口」は凡人です。

ただのアニメが好きな学生です。

しかし、そんな彼がアニメ世界に引き込んだ友人「宇部」は天才でした。

そんな天才に追いつき、共にアニメーターとして成功するため、「山口」は試行錯誤の日々を過ごすようになります。

まるでスポーツマンガを見ているような気分にさせられる、情熱と努力をテーマにしたストーリー展開は、読者を熱く心躍らせます。

少年ジャンプのマンガに似たような、「友情」「努力」「勝利」を描いた物語。

主人公「山口」は天才「宇部」に追いつき、見事アニメーターになることができるのか。

先が気になる展開に目が離せません!

【まとめ】『バララッシュ』は、これからの展開が気になる新しいマンガ

連載が開始してまだ日が浅い作品である「バララッシュ」。

「天才」と「凡人」のそれぞれの葛藤や努力、そして2人の関係性を緻密に描いたストーリーは、これからどのように進行していくのか、先が気になって仕方ありません!

さらには本作の舞台である80年代の田舎の描写には、不自由ながらもどこか懐かしく、読者によってはあの時代に戻りたいと感じてしまう人もいるのではないでしょうか。

そのぐらい感動とノスタルジーに溢れています。

76.『星屑ニーナ』

「星屑ニーナ」は、「福島聡先生」が描く新しいコメディの形「タイム・スキップ・コメディ」をテーマにしたマンガです。

そんな「星屑ニーナ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

H2 【簡単】『星屑ニーナ』のあらすじをご紹介

ロボットの主人公「星屑クン」と可憐な女子高生「ニーナ」。

2人は共に暮らしていました。

この世界には不思議がいっぱい。

宇宙から降る雷魚や会話するサルのおもちゃ、当たった3億円の宝くじなど。

ロボットは年を取りませんが、人間はあっという間に老いていくのです。

物語は神のような速度で、未来へと加速していく……。

『星屑ニーナ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「星屑ニーナ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・展開がとにかく早い
・魅力的なキャラクターたち
・ヒロイン「ニーナ」に引き込まれる!

見どころ① 展開がとにかく早い

本作の魅力はスピード感のあるストーリー展開です。

ストーリー内では、ことあるごとに時間が飛びます。

ヒロイン「ニーナ」が星屑の先生となってからすぐに3年後。

宝くじが当たってすぐに10年後。

次の会では50年後になっていたりと、とにかく展開が落ち着きません。

それでいて時間が飛んだことによる置いてけぼり感を感じない構成に、間違いなく驚愕してしまいます。

見どころ② 魅力的なキャラクターたち

本作はストーリーごとに主人公が変わります。

その結果、物語が単調にならずに飽きさせないストーリー展開を可能にしているのです。

しかし、そのためには物語の主人公たちが魅力的でないと意味がありません。

「星屑ニーナ」には、数々の魅力的なキャラクターが登場します。

地球2周をしてしまう「ルイ」や仕事を永遠にしない「タイへー」など。

全てが規格外なキャラクターに溢れています。

見どころ③ ヒロイン「ニーナ」に引き込まれる!

本作の見どころを語るにあたって、ヒロイン「ニーナ」の存在は欠かせません。

独特の感性や価値観を持ち、世間とは一線を画す考え方をしている「ニーナ」は、ストーリーを彩る大きな要素となっています。

常に今を生きている「ニーナ」は、過去未来に囚われずに変化を恐れません。

我慢をすることが大事と考える日本人とは、真逆の考え方をしています。

ちなみに本作の1巻では、ヒロイン「ニーナ」に衝撃展開が起きるのですが……。

この先の展開に注目です!

【まとめ】『星屑ニーナ』は、全4巻の濃密なストーリーを楽しめる名作

本作は、全4巻という非常に短い巻数で完結しています。

そのストーリーの結末も、人によっては捉え方が変わるような重厚なものとなっています。

そしてなにより注目していただきたいのは、「タイム・スキップ・コメディ」という新しくて斬新なストーリー展開です。

回ごとに何年、何十年とどんどん進んでいく時間経過には、ほか作品にはない大きな魅力が感じ取れます。

77.『妖傀愚連隊』

「妖傀愚連隊」は、妖怪と人間たちの壮絶な戦いを描いた妖怪タクティカルアクションマンガです。

そんな「妖傀愚連隊」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『妖傀愚連隊1』のあらすじをご紹介

舞台はもう一つの日本。

ある日、富士山の麓に突如現れた城から多数の妖怪たちが流入します。

それを受けた日本政府は、現在日本を悩ましている少子化とそれに伴う労働人口の減少を一気に解決するために、妖怪達を段階的に移民として受け入れることに決めます。

しかしそれは、人間と妖怪達の間で新たな軋轢を生む原因になることに…。

治安維持権の拡大を考えている自衛隊は、これを機に懲罰妖怪を中心とした戦術即応舞台「立川作業班」を設立します。

「立川作業班」の面々は、さまざまな問題の戦術的解決を実行するのですが……。

『妖傀愚連隊1』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「妖傀愚連隊1」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・差別問題をテーマにした重厚なストーリー
・とにかくかっこいい作画!
・現代兵器で戦う和風ゴーストバスターズ

見どころ① 差別問題をテーマにした重厚なストーリー

「妖傀愚連隊1」のストーリーは、ただ妖怪と人間の壮絶な戦いを描いているわけではありません。

実は、現実でも存在する差別問題をテーマにしている重厚なストーリーなのです。

作中で何か事件が起きると、すぐに妖怪の仕業にされてしまいます。

それを聞いた「立川作業班」の面々は、妖怪を咎めるために向かうわけですが、実際は妖怪の仕業ではなかったり。

このように、妖怪だから悪いことするでしょといった固定概念が存在しているため、事前に差別問題に発展してしまっているのです。

まるで、現実に存在する黒人と白人の関係のようなストーリーは、読者の心を動かすメッセージ性に溢れています。

見どころ② とにかくかっこいい作画!

「妖傀愚連隊1」は、作者である「スズキ唯和先生」の持つ高い作画力がとにかく魅力的です。

表紙の絵を見ていただければ分かると思いますが、シンプルなかっこよさが詰まったキャラクターを緻密に描いています。

さらには、パッケージを見て読まれた方を裏切ることもなく、常に高いレベルの作画を維持しており、アクションシーンをしっかり盛り上げています。

高い作画力で繰り広げられる、本作のミリタリーアクションは必見です。

見どころ③ 現代兵器で戦う和風ゴーストバスターズ

皆さんは、妖怪と戦うと聞いたらどんなバトルを想像しますか?

おそらくほとんどの方が、刀や法力、術等を思い浮かべるかと思います。

しかし、本作は違います。

高い戦闘能力を持った妖怪を相手に、現代兵器を用いて立ち向かうのです。

設定が自衛隊なだけあって、ミリタリーファンにはたまらない戦闘描写になっていますよ!

そんな「妖傀愚連隊1」は、和風ゴーストバスターズといっても過言ではありません。

【まとめ】『妖傀愚連隊1』は、ミリタリーファンに向けた深みのあるストーリーが魅力

妖怪×人間のバトル。

これだけでも十分面白いバトルストーリーを描くことが出来そうですが、本作はそこにさまざまな要素を詰め込んでいます。

ミリタリーファンが満足できるように、専門家監修の元リアリティ溢れるかっこいい戦術を楽しむことができますよ!

ほかにも、人種差別という考えさせられるテーマを含んだ深いストーリーも魅力的ですし、「スズキ唯和先生」の高い作画力が、本作の持つ魅力すべてを倍増させてくれています。

78.『はたらく細胞』

「はたらく細胞」は、人間の細胞を擬人化した今までに見たことのない前代未聞のギャグマンガです。

そんな「はたらく細胞」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『はたらく細胞』のあらすじをご紹介

肺炎球菌にスギ花粉、インフルエンザ、すり傷など。

次々とこの世界(体)を襲う脅威たち。

そのとき、体の中では壮絶な戦いが繰り広げられていました。

白血球に赤血球、血小板、B細胞、T細胞など。

彼らは永久に働き続けます。

24時間365日、体を守り続けているのです。

『はたらく細胞』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「はたらく細胞」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・分かりやすい!細胞組織の擬人化キャラクターたち
・体内の造形イメージが面白い!
・ためになる細胞知識が身に付く

見どころ① 分かりやすい!細胞組織の擬人化キャラクターたち

「はたらく細胞」の1番の見どころは、擬人化された個性的な細胞たちです。

私たちの体内には、当たり前ですが多数の細胞が存在しています。

その細胞ごとに特別な役割を持っているのですが、本作の擬人化細胞たちは、それぞれの細胞の役割に応じて体内で働いています。

見た目や性格なども、その細胞の役割から構成されているので、その細胞についてのイメージが分かりやすく、クリアに伝わってきます。

見どころ② 体内の造形イメージが面白い!

「はたらく細胞」の舞台は、すべて人間の体内となっています。

本作の見どころの1つとして、体内の表現方法が面白い点が挙げられます。

例えば、肺はまるで空港のような背景で描かれていたり、皮膚の表層の傷は、まるで巨大隕石が落ちてきた後のような巨大なクレーターになっていたり。

体内であることを忘れてしまうほどの豊かな表現方法が用いられています。

次はどんなイメージで体内が表現されるのか、ワクワクしながら読んでしまいます。

見どころ③ ためになる細胞知識が身に付く

「はたらく細胞」は、読むことで誰でも簡単に細胞のことを学ぶことができる教養マンガ的一面を持っています。

さまざまな擬人化された細胞たちと、同じく擬人化されたインフルエンザなどの病原菌たち。

彼らの戦いの様子は、現実で病原菌と戦う細胞の様子をしっかり表現しているので、自身が風邪をひいているときに、「今、あの細胞が戦ってくれているな」と考えてしまいます。

読むだけで色々な細胞について詳しくなれるので、あなたも簡単に博識になることができます。

【まとめ】『はたらく細胞』は、分かりやすい医学書のような人体細胞マンガ

「はたらく細胞」は、擬人化された細胞たちが体内で働く様子を描いたギャグマンガです。

しかし、本作で描かれる細胞についての説明や病原菌との戦いの様子は、医学書を読むよりも分かりやすいのではないかと思うぐらい、スっと頭に知識として入り込んできます。

教養マンガとしての様子を持つ本作ですが、もちろんギャグ様子もしっかり詰め込まれており、細胞たちの掛け合いを見るだけで思わず笑ってしまいます!

よくある擬人化マンガに飽きてきたマンガ好きの方に、今一番読んでいただきたいマンガです!

79.『四月は君の嘘』

「四月は君の嘘」は、2013年講談社漫画賞を受賞した、「新川直司先生」の大人気マンガです。

そんな「四月は君の嘘」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『四月は君の嘘』のあらすじをご紹介

母の死をきっかけに、ピアノを弾かなくなってしまった天才ピアノ少年「有馬公生」。

目標を無くしてしまった彼の日常は、モノトーンのように色が無くなっていました。

そんな彼の暗い日常は、ある日を境に変わります。

性格最低、暴力上等、そして才能豊かなヴァイオリニストの少女「宮園かをり」との出逢い。

その日から、「有馬公生」のモノトーンだった日常は色付き始めます。

しかし、「宮園かをり」にはある重大な秘密が……。

『四月は君の嘘』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「四月は君の嘘」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・ラブストーリーとスポ根のバランス
・壮大な演奏シーン
・セリフやモノローグのポエム感

見どころ① ラブストーリーとスポ根のバランス

「四月は君の嘘」のストーリーは、ラブストーリーとスポ根が混ざりあって展開されていきます。

少年マンガと少女マンガそれぞれの良さを持ち合わせており、それが上手くバランスを取って一本の名作を構成しています。

その結果、男性ファンと女性ファンの両方が楽しむことができる作品に仕上がっているのです。

「ピュアなラブストーリー」が好きな方、「クラシック音楽をテーマにしたスポ根ストーリー」が好きな方に、非常におすすめのマンガです。

見どころ② 壮大な演奏シーン

マンガで音楽を表現することは難しいです。

つまり、それを上手く表現することができれば、完璧な音楽マンガとして評価してもらえます。

その難しい音楽の表現を見事に実現したのが、「四月は君の嘘」なのです。

作者である「新川直司先生」の描く壮大な演奏シーンの数々は、読むだけで目の前にオーケストラが広がるような没入感を感じることができます。

気づいたら音楽が聞こえてくるほどの表現力は、あなたも読むだけで作品にグイっと引き込まれます。

見どころ③ セリフやモノローグのポエム感

「四月は君の嘘」は、ピュアで感動させられるポエムのようなセリフやモノローグが特徴です。

例えば、「スーパースターに挫折はつきものさ。逆境でこそそいつが本物かどうかわかる。だってよ、星は夜輝くんだぜ。」

「そうだよね。ピアノは抱きしめるように弾くんだよね。」

などなど。

このようなポエミーなセリフが本作には多数盛り込まれているので、読者の心を昂らせてくれます。

「新川直司先生」のかわいらしい特徴のある作画と相まって、素晴らしいハーモニーを奏でています。

【まとめ】『四月は君の嘘』には、物語のラストまで見逃せない驚きの展開が待っている

「クラシック音楽の演奏をテーマにしたスポ根」と、「時に笑えて時に悲しいピュアなラブストーリー」を描いた本作。

男性でも女性でも、間違いなく楽しむことができる名作に仕上がっています。

その人気からアニメ化もされ、さらにその人気に拍車をかけました。

本作のラストには、実は驚愕の展開が待ち受けているのですが、その最終回を読んだ方は思わず涙してしまうことでしょう。

80.『3月のライオン』

「3月のライオン」は、有名漫画家「羽海野チカ先生」の代表作といっても過言ではない、マンガはもちろんアニメ・映画も大ヒットしたマンガです。

そんな「3月のライオン」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『3月のライオン』のあらすじをご紹介

孤独な高校生プロ棋士「桐山零」は、家族を亡くし友達もいない深い孤独を抱えて過ごしていました。

そんな「零」は、ひょんなことから「川本家の三姉妹」(あかり・ひなた・もも)と出会ったことがきっかけで、川本家に通うようになります。

初めは遠慮しがちな「零」でしたが徐々に打ち解けていき、自分から川本家に通い始めます。

そんなことを繰り返しているうちに、「零」にとって川本家は本物の家族のように大切な存在となっていきます。

そんな「零」は、プロ棋士たちとの対決や学校の生徒たちと交流をするようになり、棋士としても人間としても徐々に成功していく……。

『3月のライオン』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「3月のライオン」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・背景で表現する感情の描き方
・可愛くて美味しそうなグルメ描写
・作者のあとがきは必見!

見どころ① 背景で表現する感情の描き方

「3月のライオン」でぜひ注目していただきたいのが、圧倒的な作画力で描かれた背景の描写です。

背景だけで感情表現ができてしまうほど緻密に書き込まれており、その場面によって描かれ方が全く違います。

例えば重たいシーンでは、暗い空と雨が描かれて空気の重たさをひしひしと感じる描写に仕上げています。

ほかにも、明るいシーンでは、暖かい空気と柔らかい灯で家に行くのが楽しみな気持ちが伝わる描き方をされています。

本作のようにストーリーももちろん面白いですが、背景までしっかりこだわっている作品はなかなか見かけることはないでしょう。

見どころ② 可愛くて美味しそうなグルメ描写

「3月のライオン」の見どころとして、グルメマンガ顔負けのおいしそうな料理描写が挙げられます。

手間をかけて作られた可愛らしい料理から、今あるものだけを活用したお手頃料理まで。

美味しそうで魅力的な料理がたくさん登場します。

作中ではレシピが紹介されているシーンもあり、思わず自分でも作ってみたくなること間違いありません!

さらには、料理自体も美味しそうですが、それを食べているキャラクターたちの姿が本当に幸せそうに描かれているのもポイントです。

見どころ③ 作者のあとがきは必見!

「3月のライオン」には、全巻通して作者である「羽海野先生」のあとがきマンガが掲載されています。

あとがきマンガには、「3月のライオン」の制作秘話やキャラクターの裏話など。

ほかにもたくさんの情報が、「羽海野先生」特有の可愛らしいタッチで描かれています。

ここまで裏話をしっかり開示してくれる作者は、正直あまり見かけません。

「3月のライオン」ができるまでの背景や、小ネタを知りたいコアなファン、「羽海野先生」についても知りたい方は必見のコーナーです。

【まとめ】『3月のライオン』は、精一杯に生きるキャラクターたちを描いたマンガ

天才高校生棋士「桐山零」を中心とした、川本家などの多数のキャラクターたちとの掛け合いが魅力の本作。

どのキャラクターも精一杯自分の人生を生きており、見ているだけで勇気づけられるような作品となっています。

そんなストーリー面以外にも、素晴らしいグルメ描写や感情を表現した背景、作者の赤裸々すぎるあとがきの数々など、さまざまな魅力が詰まっています。

81.『聲の形』

「聲の形」は、一度アニメ映画化もされ、いじめを題材にした青春群像劇を描いた大人気マンガです。

そんな「聲の形」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『聲の形』のあらすじをご紹介

対人恐怖症の高校生「石田将也」。

小学生の頃ガキ大将だった彼は、小学校6年生の時に転校してきた聴覚障害のある女の子「西宮硝子」をいじめ、転校に追い込んでしまいます。

ところが、いじめっ子のレッテルを貼られた「将也」はクラスで孤立してしまい、その後は中学を卒業するまでいじめの対象にされることに。

それを罰だと受け入れて死を覚悟していた「将也」でしたが、高校生となったある時「硝子」と再会します。

その再開を機に、「将也」の暗く荒んだ心情が変わり始めます。

『聲の形』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「聲の形」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・いじめ描写に隠された本質
・気持ちを伝えることの難しさ
・登場人物たちの複雑な心理

見どころ① いじめ描写に隠された本質

「聲の形」は、そのセンシティブな内容から時折物議を醸すことがあるマンガです。

ヒロイン「西宮硝子」が受けるいじめの描写はとてもリアルで、嫌悪感を持つ方も多いのではないでしょうか。

クラスメイトから無視をされるとこから始まり、会話に使う筆談ノートを罵詈雑言の落書きで埋め尽くされたり、高額な補聴器を何度も壊されたり。

繰り返されるいじめが克明に描かれており、ストーリー序盤に離脱してしまう読者もいるかもしれません。

しかし、本作が重点を置いているのはいじめの行為ではなくその向こう側にあるもの、つまり本質です。

気持ちを上手く伝えられないもどかしさ。

どちらの気持ちも伝わってくるだけに、彼らの拙い1つ1つの言動が読者の胸を締め付けているのです。

見どころ② 気持ちを伝えることの難しさ

「聲の形」のテーマである「気持ちを伝えることの難しさ」は、主人公「将也」が高校生になってからより複雑な形で描写されます。

再会した「将也」と「硝子」は関わり合うにつれて徐々に距離を縮めていきますが、逃げることだけを考えてきた「将也」は、「硝子」どころか自分の気持ちも理解しきれないまま見せかけの青春ごっこをすることになります。

そんな彼らを待ち受ける最後は一体どのようなものなのか。

果たして気持ちをしっかり伝えることができるのか。

最後まで見逃すことのできない展開が、本作の大きな見どころでしょう。

見どころ③ 登場人物たちの複雑な心理

「聲の形」に登場するキャラクターたちが持つ、複雑な心理も見どころの1つです。

言葉を話すことができないヒロイン「西宮硝子」のやるせない葛藤や、そんな彼女をいじめてしまったことへの罪悪感が否めない主人公「石田将也」。

ほかにも数々のキャラクターが登場しますが、それぞれが胸の内に何かしらの複雑な感情を抱いています。

果たしてそれらは物語のラストで紐解かれていくのか。

物語のラストでは、涙してしまうこと間違いありません。

【まとめ】『聲の形』は、いじめをテーマに人の生き方という本質を描いた作品

本作はただのいじめマンガではありません。

もちろんただの恋愛マンガでもありません。

あくまでいじめや恋愛要素は、人の生き方という本質を描くためのスパイスでしかないのです。

聴覚障害を持つヒロイン「西宮硝子」と、彼女をいじめた張本人である主人公「石田将也」。

彼らが持つ複雑な感情や心理は、ストーリーが進むにつれて生き方の本質を描いていきます。

そしてその本質は、何よりも美しくて輝いているのです。

82.『鋼の錬金術師』

「鋼の錬金術師」は、累計5000万部を突破した大人気ダークファンタジーマンガです。

そんな「鋼の錬金術師」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

主人公「エドワード・エルリック」とその弟「アルフォンス・エルリック」。

【簡単】『鋼の錬金術師』のあらすじをご紹介

彼らは錬金術師としての才能を持って生まれました。

そんな彼らは、父「ホーエンハイム」が旅に出ていることが理由で、母「トリシャ」と共に3人で暮らしていました。

しかしある日、「トリシャ」が病に倒れて亡くなってしまいます。

突然すぎる母親の死を受け入れられない兄弟は、錬金術における最大の禁忌「人体錬成」で「トリシャ」を蘇らせようと試みます。

しかし錬成は失敗してしまい、「エド」は左足、「アル」は自らの体全てを失ってしまいます。

「エド」は「アル」までも失ってしまうことを恐れ、自身の右腕を代価として父のコレクションである甲冑に「アル」の魂を定着させます。

右腕・左足を失ってしまった「エド」と肉体全てを失った「アル」の2人は、自身の体を取り戻すために国家錬金術師となり、果てしない旅に出ることを決意します。

『鋼の錬金術師』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「鋼の錬金術師」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・最後まで目が離せないストーリー展開
・心を揺さぶる名言の数々
・個性的でかっこいいキャラクターたち

見どころ① 最後まで目が離せないストーリー展開

「鋼の錬金術師」は、人気絶頂期に最終回を迎えたマンガとしても有名な作品です。

そんな本作では、最後まで目を離すことができないストーリーが展開されていきます。

ストーリー冒頭のショッキングな人体錬成のシーンから始まり、繰り広げられる壮絶なバトルや賢者の石に関わる謎や伏線の数々など。

単純な少年マンガとしては語りつくすことができないほど、重厚でダークなドラマが魅力的です。

見どころ② 心を揺さぶる名言の数々

「鋼の錬金術師」には、まとめサイトができるほどの心を揺さぶる名言の数々が多数存在します。

例えば、主人公「エド」の名台詞「降りて来いよ、ド三流。格の違いってやつをみせてやる!!」や、「立って歩け。前へ進め。あんたには立派な足がついてるじゃないか。」など。

ほかにもさまざまな名言が描かれており、読んでいるだけで読者の心をしっかり掴みます。

現実で嫌なことがあった時に本作を読めば、スッキリとした気分に変えてくれます。

見どころ③ 個性的でかっこいいキャラクターたち

「鋼の錬金術師」には、魅力的で個性豊かなキャラクターたちが多数登場します。

たとえ敵であってもなぜか憎めないキャラクターも多く登場したりと、それぞれが本作のストーリーをさらに面白く彩っています。

主人公「エド」は、わずか12歳という若さで国家錬金術師に選ばれる才能を持ち合わせた天才です。

しかし、チビであることにコンプレックスを抱いており、時折バカにされて荒れ狂うことも。

そんな「エド」の弟である「アル」は、禁忌を犯した罪として全身が鎧の姿になってしまいましたが、彼女を欲しがったり猫をかわいがっていたりと、年頃の男の子らしいかわいい一面を持ち合わせています。

ほかにも「ロイ・マスタング」や「ウィンリィ・ロックベル」など、魅了的なキャラクターが多数登場する本作。

それぞれのキャラクターの活躍が、本作の大きな見どころの1つになっています。

【まとめ】『鋼の錬金術師』は、最後まで失速することなく完結した少年マンガの名作

「鋼の錬金術師」は、決して長すぎない巻数で、最後まで面白さを保ちながら駆け抜けた名作です。

時にはダークファンタジーらしい陰鬱でじめじめとした描写も描かれていますが、ストーリーの大半は王道の少年マンガ的ストーリーとなっています。

主人公たちの成長や多数の強敵たちとのバトル、物語の本質である賢者の石を巡る謎。

これらすべてがバッチリと合わさり、面白い重厚な物語を築き上げているのです。

上質なダークファンタジーを楽しみたい方に、1番おすすめできるマンガです!

83.『バトル・ロワイアル』

「バトル・ロワイアル」は、実写映画化もされて社会現象を巻き起こした人気サバイバルサスペンスマンガです。

そんな「バトル・ロワイアル」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『バトル・ロワイアル』のあらすじをご紹介

大東亜共和国では全国の中学3年生のクラスを対象に、最後の1人が生き残るまで殺し合いをさせる「BR法」という政策が行われていました。

主人公「七原秋也」が在籍するクラスは、運悪く殺し合いをさせるクラスに選ばれてしまい、凄惨な殺し合いを行うことに。

くせ者たちが揃うこのクラスで、勝ち残るのは誰なのか。

「秋也」は、果たして無事に生き残ることができるのか。

生き残りをかけたバトル・ロワイアルが今始まる……!

『バトル・ロワイアル』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「バトル・ロワイアル」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・当時では考えられなかった奇抜な設定
・残忍な内容とバカバカしさのコラボ
・超人だらけの生徒たち

見どころ① 当時では考えられなかった奇抜な設定

「バトル・ロワイアル」のストーリーは単純明快です。

殺し合いをしないといけない法律があり、その法律に巻き込まれてしまった生徒たちの生き残りをかけたサバイバルです。

今ではこういった設定のマンガは数多く存在しますが当時では珍しく、本作はバトル・ロワイアルという新たなジャンルを生み出したパイオニアなのです。

そんな奇をてらったようなストーリーの展開や設定が、本作の大きな見どころの1つと言っても過言ではないでしょう。

見どころ② 残忍な内容とバカバカしさのコラボ

本作は、かなりのグロシーンが多数見受けられるマンガです。

主人公「七原秋也」の友人である「国重慶時」は、物語冒頭で脳天を撃ち抜かれてしまったり。

孤児院の女性が〇〇〇されてしまうなど。

マンガの大筋はハチャメチャで、バイオレンスであることが特徴です。

しかし、その残酷なシーンは時折ギャグのように見えてしまうことも。

そういった面白い死に方をするキャラクターたちの描写が、残忍なシーンと上手くコラボして独特な魅力を生み出しているのです。

見どころ③ 超人だらけの生徒たち

本作で無慈悲な殺し合いに身を投じることになる生徒たちは、どういうわけか超人的な身体能力を持っています。

そのスペックは常軌を逸しており、軍隊にでも入れば良いのではないかと思ってしまうほどの戦力です。

そんな常人では考えられない能力を持ったキャラクターたちが、本作には多数登場するのです。

キャラクターたちを見ているだけで、高校生という設定を忘れてしまい、本格バトルマンガを見ているような気分になりますよ!

【まとめ】『バトル・ロワイアル』は、設定とキャラクターの魅力が凄まじい作品

「バトル・ロワイアル」は、特に深みを持った重厚なストーリーがあるというわけではありません。

ではなぜここまで、全国的に人気を得ることになったのでしょうか。

それは、高校生が殺し合いをするという救いようのない奇抜な設定と、登場するキャラクターの魅力が素晴らしいからなのです。

本作には、一目見ると忘れることができないようなキャラクターたちが多数登場します。

読者の心に残りやすいということですね。

ストーリー自体も残酷でありながら、読み終わった後は不思議と爽快感が湧いてきます。

全15巻で既に完結しているマンガなので、この機会に一度読んでみていただきたいです。

あなたもぜひ、この狂った殺し合いに参加してみてください。

84.『H2』

「H2」は、名作「タッチ」で有名な「あだち充先生」が描く、4人の男女を軸に展開される青春野球マンガです。

そんな「H2」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『H2』のあらすじをご紹介

親友でもありライバルでもある「国見比呂」と「橘英雄」。

2人はチームメイトである「野田敦」と共に、中学野球地区大会2連覇を成し遂げます。

しかし、「比呂」は肘、「野田」は腰をケガしてしまい、野球を引退することに。

「英雄」は野球の名門である明和高校に進学しましたが、ほか2人は野球部のない千川高校へ進学し、それぞれサッカーと水泳に取り組むことになりました。

そんな千川高校には、実は野球同好会が存在しており、ひょんなことから「比呂」は野球同好会の試合に参加することに……。

『H2』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「H2」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・2ヒーロー・2ヒロインの稀有なラブコメ展開
・「比呂」と「英雄」の熱いライバル関係
・野球部創設までを描く感動のストーリー

見どころ① 2ヒーロー・2ヒロインの稀有なラブコメ展開

「H2」の大きな見どころは、2ヒーロー・2ヒロインという珍しい形式で展開されるラブコメ要素です。

「比呂」と「英雄」の2ヒーローと、「古賀春華」と「雨宮ひかり」の2ヒロインが繰り広げる、爽やかな青春模様が読者を楽しませてくれます。

よくありがちなドロドロとした展開は全くなく、終始ウブな恋愛を見せてくれるので、嫌な気持ちになることはなく最後まで読み切ることができます。

見ている読者も思わずドキドキしてしまうような、学生らしい恋愛模様は一見の価値ありです。

見どころ② 「比呂」と「英雄」の熱いライバル関係

主人公「比呂」と「英雄」は、中学時代からの親友です。

しかし、高校は別々に進学しライバルとして野球で戦うことに。

2人の高校は地区が違うため、戦うには甲子園に出場するしかありません。

果たして彼らは甲子園に出場することができるのでしょうか。

2人の熱くなれるライバル関係が織りなす熱い展開に、最後まで目が離せません。

見どころ③ 野球部創設までを描く感動のストーリー

「H2」の見どころの1つとして、感動してしまうストーリー展開が挙げられます。

主人公「比呂」は、肘のケガが原因で野球を引退し、野球部の無い千川高校に進学します。

しかし、そこには野球同好会が存在していたのです。

ひょんなことから、この野球同好会を野球部に昇格させることになるのですが、それには数々の困難や障壁があるのです。

果たして「比呂」たちは、どうやって困難を乗り越えていくのでしょうか。

「ゼロからのスタート」を描いたストーリーの行く末に、思わず涙してしまうこと間違いありません。

【まとめ】『H2』は、「あだち充先生」のすべてが詰まったマンガ

「H2」というマンガには、作者である「あだち充先生」が持つすべてが詰まっています。

特徴のある作画はもちろん、野球とラブストーリーというダブルテーマや、ストーリーの重要な役割を担う「幼馴染」、そして近親者の死。

「あだち充先生」が過去に描いたことのある展開や持っているエッセンスをすべて詰め込んだ、まさに集大成ともいえるマンガなのです。

過去の設定や展開が洗練された「H2」は、間違いなく「あだち充先生」史上1番面白いマンガとなっています!

85.『ピンポン』

「ピンポン」は、卓球をテーマに努力や才能、どうにもできない現実の厳しさを伝えてくれる青春スポーツマンガです。

「ピンポン」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ピンポン』のあらすじをご紹介

幼い頃から卓球を愛してやまない少年「ペコ」と、物静かな天才卓球少年「スマイル」。

一見対照的な彼らでしたが、「スマイル」にとって「ペコ」はヒーローのような存在でした。

高校生になり、同じ卓球部に所属することになった「ペコ」と「スマイル」。

自分たちだけの世界で、勝ち負けにこだわらずに卓球を楽しんでいた彼らは、とある相手との対戦で人生初の挫折を味わうことに……。

『ピンポン』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ピンポン」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・リアルを描くテーマ性
・キャラクターそれぞれが持つ熱いストーリー
・作者「松本大洋先生」の作画力

見どころ① リアルを描くテーマ性

「ピンポン」の大きな見どころでもある、リアルを描いたテーマ性。

本作では、卓球の天才と凡才の対比が緻密に描かれています。

よくある少年マンガのような、努力をすれば誰でも強くなれるといった甘い展開はありません。

あくまで凡才が努力をしたところで、本物の天才に勝つことはできないのです。

そういった、決して甘くないリアルを描いているのです。

読み進めていくうちに思わずきつく感じてしまうこともありますが、人生は甘いものではないと教えてくれている、まるで道徳の教科書のようなマンガとなっています。

見どころ② キャラクターそれぞれが持つ熱いストーリー

「ピンポン」に登場するキャラクターたちは、それぞれが熱いストーリーを持っています。

挫折を味わいながらも、なんとか困難を乗り越えていく卓球の天才「ペコ」。

「ペコ」をヒーローとして慕い、感情表現のできない天才「スマイル」。

そして特に注目していただきたいキャラクターが、名門・海王学園の先鋒「アクマ」です。

彼は決して天才ではありません。

しかし、血のにじむような努力をして、天才たちと張り合うことができる実力を身につけたのです。

そんな彼の行き末は、現実の厳しさを突き付けられるような衝撃が走ること間違いありません。

見どころ③ 作者「松本大洋先生」の作画力

本作の作者である「松本大洋先生」は、高い画力に定評のある漫画家です。

装丁や表紙の画を見るだけで、その個性的な画力に惹かれる方も多いでしょう。

独特なペンタッチも魅力ですが、すべてフリーハンドで描いた背景のこだわりにも注目です。

その緻密に描かれた作画には、思わず感動してしまいますよ!

ほかにも人間味のあるキャラクターデザインも魅力的で、本作のテーマ性を強く感じさせる良い引き立て役にもなっています。

【まとめ】『ピンポン』は、現実を生きるすべての人たちに読んでほしい名作

「ピンポン」の描く、天才と凡才の対比や確実に結ばれるわけではない努力は、現実の厳しさ、悲しさを伝えてくれる良い教科書となっています。

天才には、どれだけ努力をしても勝つことはできません。

しかし、努力をしたという事実は、必ずこれからの人生で糧となるのです。

現実の今を生きる人たちや、現実に疲れ果ててしまっている人たちすべてに読んでいただきたい名作となっています。

86.『ブラック・ラグーン』

「ブラック・ラグーン」は、「広江礼威先生」が描くアニメ化もされた大人気バトルアクションマンガです。

そんな「ブラック・ラグーン」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ブラック・ラグーン』のあらすじをご紹介

旭日重工の会社員である「岡島緑郎」。

彼は、重要なディスクをボルネオ支社まで船に乗って運ぶという重要な役目を担っていました。

しかしその途中、「ブラック・ラグーン」と名乗る4人組に突如襲われ、「緑郎」は人質として捕らえられてしまいます。

彼を捕らえた「ブラック・ラグーン」は、クライアントからの依頼を忠実にこなす裏社会の運び屋でした。

旭日重工は東南アジアへの非合法ルートを用いて密貿易をしており、クライアントには自身もそれに参加したいという目的があったのです。

見かねた旭日重工は、ディスクを「緑郎」もろとも海の藻屑にしてしまおうと「ブラック・ラグーン」の乗る船に攻撃を仕掛けますが……。

『ブラック・ラグーン』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ブラック・ラグーン」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・昔懐かしいB級映画のような作品
・ギャングとしての生き方
・魅力的なキャラクター達

見どころ① 昔懐かしいB級映画のような作品

「ブラック・ラグーン」の大きな見どころの1つとして、昔懐かしい「B級映画」のようなかっこいい空気感が挙げられます。

本作には、誰もが一度は憧れたことがあるようなワルな人たちが多数登場し、ド派手でやりすぎなアクションを繰り広げます。

ほかにも、悪人たちのオアシス「アナプラ」や、キザで粋なセリフ回しの数々といった、悪くてかっこいい要素がふんだんに詰め込まれています。

本作を1目見るだけで、ワルに憧れてしまう方が続出するのではないでしょうか。

見どころ② ギャングとしての生き方

「ブラック・ラグーン」の見どころは、B級映画のようなワルかっこよさだけではありません。

本作は、「ギャングとしての生き方」を緻密に描いたハードボイルドな作品でもあるんです!

ギャングであるがゆえに感じることになるしがらみや生きることの難しさ。

それらを余すところなく描いているので、読み終わった後の満足感が凄まじいです。

本作が、よくあるB級映画と同じ位置で止まらずに名作として語り継がれている理由は、「ギャングとしての生き方」という重厚で深いテーマを持っているからでしょう。

見どころ③ 魅力的なキャラクター達

本作には、魅力的なキャラクターたちが多数登場します。

本作のヒロイン「レヴィ」は、黒タンクトップにホットパンツ姿の美人ガンマンです。

「二挺拳銃(トゥーハンド)」の異名で知られる二丁拳銃の使い手で、高い身体能力を持っているのが特徴です。

ラグーン商会のボス「ダッチ」は、ゴーグルサングラスを外さない筋骨隆々なスキンヘッドの黒人です。

常に冷静で頭の回転も早く、知性溢れる言動の数々はたくさんの名言を生み出してきました。

ほかにも、数々の魅力的なキャラクターたちが多数登場しており、それぞれが複雑に絡み合うことで「ブラック・ラグーン」のストーリーをさらに盛り上げています。

【まとめ】『ブラック・ラグーン』は、完結すれば伝説になれるマンガ

本作は、ギャングに連れ去られた主人公「緑郎」と「ブラック・ラグーン」の面々たちが繰り広げる爽快なアクションや考えさせられるハードボイルドなシーンが魅力的です。

連れ去られた不運な主人公「緑郎」を待ち受ける驚愕の展開にもぜひ注目して読んでいただきたいです。

しかし、1つ注意していただきたいのは、本作の発刊ペースです。

実は本作は、4~5年ペースで新刊が出るといういわゆるローペースなマンガなんです。

もしかすると、完結をすることはない可能性だってあります。

たとえそうだったとしても、本作が持つ魅力の数々は見て損をすることは絶対ありません。

ギャングたちが蔓延るクレイジーな世界に飛び込んでみてください!

87.『ばらかもん』

「ばらかもん」は、田舎の島を舞台に書道家の青年の成長を描いたハートフルコメディマンガです。

そんな「ばらかもん」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ばらかもん』のあらすじをご紹介

書道家の重鎮を殴ってしまった罰として、日本西端の島で1人暮らしをすることになってしまった若き書道家「半田清舟」。

都会育ちで神経質な性格の彼の前に、自由奔放な島民たちが現れます。

慣れない田舎暮らしに戸惑いながらも、主人公「半田」は書道家として、人としてゆっくりと成長していきます。

笑って泣けるハートフル日常島コメディが今始まる!

『ばらかもん』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ばらかもん」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・心温まる感動のストーリー
・田舎に暮らしたくなるほどの丁寧な暮らしの描写
・島の子どもたちがとにかくかわいい!

見どころ① 心温まる感動のストーリー

「ばらかもん」の一番の見どころと言っても過言ではないのが、主人公である「半田清舟」と個性豊かな島民たちが織りなす、心温まる感動のストーリーです。

「半田」は、書道家として何かが足りないことに頭を悩ませながら、西端の島に移住してきます。

そこの島民たちと関わりを持ち、田舎暮らしの楽しさに触れ、自身に足りないものを少しずつ見つけていくのです。

そんな自分を見つめなおすという心に刺さるテーマ性は、多くの読者の心を揺さぶっています。

今の自分に満足できていない方は、ぜひこのマンガを読んでみてください!きっと新しい満足できる生き方が見つかります。

見どころ② 田舎に暮らしたくなるほどの丁寧な暮らしの描写

「ばらかもん」は、田舎暮らしの描写が緻密に描かれているマンガとして有名です。

田舎ならではの驚くほどきれいな夕日や海、笑える要素としては黒電話しかなかったりなど。

田舎の良いところが存分に描かれているので、読むだけで日々の疲れが吹っ飛んでいきます。

それだけではなく、周りが自然しかないからこそ人々とのつながりが濃くなっている点にも注目していただきたいです。

思わず田舎に引っ越したくなるほどの優しい島民たちに、時折ほっこりと涙が出てしまうことも。

見どころ③ 島の子どもたちがとにかくかわいい!

「ばらかもん」には、島に住む無邪気な子どもたちが多数登場します。

その自由な仕草や行動を見ているだけで、疲れた心がじっくりと癒されていきますよ!

実はこの子どもたちは、本作において癒し以外の重要な役割を担っているんです!

それは、「無邪気さ」です。

主人公「半田」は、時折自分探しに躓くことがあるのですが、そのたびにこの子どもたちの無邪気さで心を救われているんです!

それはときに、自分探しの壁を破る突破口になったり、別の角度を教えてくれる助け舟になったりなど。

子どもの無邪気さで前に進むことができるのが、本作の大きな魅力でもあり見どころでもあるのです。

【まとめ】『ばらかもん』は、疲れた時に何度も見返したくなるマンガ

ハートフル日常島コメディというジャンルである本作は、読者の心を癒してくれるほっこり要素がふんだんに詰め込まれています。

主人公「半田清舟」が自分を見つめる事に悩んでいる様子に時折涙してしまったり、個性豊かな島民たちとの掛け合いに笑ってしまったり。

疲れた時に心を救ってくれる、そんなマンガになっています。

88.『約束のネバーランド』

「約束のネバーランド」は、週刊少年ジャンプにて連載されていた、今まさに人気絶頂期にいるサスペンスマンガです。

そんな「約束のネバーランド」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『約束のネバーランド』のあらすじをご紹介

年齢を問わず多数の孤児が集まる孤児院「グレイスフィールド」。

そこには、義母と38人の子どもたちが共に暮らしていました。

子の孤児院には、里親が見つかると外の世界に旅立つことができる決まりがあるのですが、外の世界に向かった「コニー」が大切にしていた人形を置き忘れていたため、「エマ」と「ノーマン」は彼女へ人形を届けることにします。

しかし、2人は近づくことを禁じられていた門で、「コニー」が食肉として出荷されているのを目撃してしまいます。

そして、それを食べようとしている「鬼」が孤児院の孤児たちを飼育していることを知り、「ノーマン」と渡り合うことができる知恵を持つ「レイ」を仲間に加え、グレイスフィールドからの脱出作戦を計画します。

『約束のネバーランド』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「約束のネバーランド」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・孤児院からの脱出を目指す38人の子どもたち
・とにかく「ママ」が怖い
・人間を食肉としている「鬼」の謎

見どころ① 孤児院からの脱出を目指す38人の子どもたち

「約束のネバーランド」で、自分たちが食肉として飼育されているのを知っているのは主人公「エマ」と「ノーマン」、「レイ」の3人です。

この3人は孤児院にいる子どもたちの中で最年長であり、38人の中でトップクラスの知性を持っています。

この3人が協力して孤児院からの脱出計画を立てるのですが、孤児院の全員を連れて逃げないといけません。

しかし、孤児院にいる子どもたちは年齢性別がバラバラです。

つまり、年齢相応に落ち着きのない子がいたり、指示を理解できる年齢に達していない子もいます。

そんな子どもたちが協力して脱出を目指す様子は非常にスリリングで、ページをめくる手が止まりません!

見どころ② とにかく「ママ」が怖い

孤児院のシスターであり、ただ1人の養母でもある「ママ」。

そんな「ママ」は、食肉である子どもたちを管理する役割を担っています。

子どもたちは「ママ」に脱出を気づかれてしまったら終わり。

食肉として出荷され、もう二度と日の目を浴びることはありません。

普段と変わらない素振りで「ママ」と接する子どもたち。

そんな子どもたちの様子を不審に思い、探りを入れる「ママ」。

「ママ」の持つ異様な怖さは、思わずホラーマンガかと錯覚してしまいます。

見どころ③ 人間を食肉としている「鬼」の謎

「約束のネバーランド」において最大の謎である存在「鬼」。

人間を食用としている「鬼」ですが、なぜ子どもだけを飼育しているのでしょう。

孤児院内には、人間と鬼の深い関係を示すメッセージなどが残されており、数々の伏線が張り巡らされています。

グレイスフィールドの真実を知った時、思わず驚愕してしまうこと間違いありません。

【まとめ】『約束のネバーランド』は、スリルと爽快感を味わえる邪道少年マンガ

食用にされる子どもたちが、孤児院から知恵を振り絞って脱出するサスペンスである本作。

週刊少年ジャンプで連載されていたとは到底思えない邪道な作風は、スリルと爽快感が詰まった極上のサスペンスマンガとなっています。

ほかにも、多数の伏線がストーリー内に張り巡らされており、ミステリー要素も含まれています。

ホラー風ミステリーが好きな方にもぴったりのマンガといえるでしょう。

89.『アンダーニンジャ』

「アンダーニンジャ」は、大人気ゾンビマンガ「アイアムアヒーロー」でお馴染みの「花沢健吾先生」が新たに描く現代忍者マンガです。

そんな「アンダーニンジャ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『アンダーニンジャ』のあらすじをご紹介

かつて時代の裏で暗躍し、世界中から恐れられていた存在「忍者」。

そんな忍者たちでしたが、日本との戦争に勝利した米軍によって解体され、忍者の時代は一時終わりを迎えます。

しかし、実は今でも忍者は秘密裏に活動を続けていたのです。

そんな忍術エリート集団の忍者たちの中に、とある1人のニート忍者がいました。

主人公「雲隠九郎」です。

ある日、ニートとしてのんきに暮らしていた「九郎」は、ある高校に高校生として潜入する任務を与えられます。

果たして「九郎」は、無事に任務を達成することができるのでしょうか。

『アンダーニンジャ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「アンダーニンジャ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・謎に満ち溢れている主人公
・現代忍具の描写が魅力的
・時折見せるかっこいい忍者アクション

見どころ① 謎に満ち溢れている主人公

「アンダーニンジャ」の大きな見どころとして、主人公「雲隠九郎」という存在が挙げられます。

「九郎」は、忍者であるにもかかわらず、自身の住んでいるアパートから1歩も出ないという堕落したニート生活を送っています。

一見するとただのやる気のない男に見えますが、実は彼には謎多き部分が多数存在しているのです。

ニート忍者になるまでの経歴や、最前線の忍者も持っていないような高性能防護スーツが支給されていたりなど。

「九郎」はいったい何者なのでしょうか。

これだけ主人公が謎に包まれたままストーリーを進めていくマンガは珍しいです。

最終回まで1mmも見逃すわけにはいきませんね!

見どころ② 現代忍具の描写が魅力的

「アンダーニンジャ」には、少年心をくすぐるかっこいい現代忍具が多数登場します。

とはいえ、忍者の代名詞ともいえる手裏剣やまきびしは出てきません。

現代技術によって追跡機能が搭載された最新型手裏剣や、透明化機能の搭載されたパーカーなど。

このような最新鋭忍具の描写はとにかくかっこよく、アツい気持ちになれます!

作中に登場する敵も、クレジットカード型拳銃などの見たことない武器を使用してきますし、登場する武器の豊富なレパートリーに驚きます。

見どころ③ 時折見せるかっこいい忍者アクション

「アンダーニンジャ」は、学校内に高校生として潜入するニート忍者を描いている作品なので、ほんわかした日常系を想像する方も多いと思います。

しかし決してそうではなく、アツいバトルシーンもしっかり用意されているんです。

現代忍具を駆使してかっこいいバトルを繰り広げるニート忍者。

決して派手なバトルではないですが、忍者らしいアクションをたっぷり詰め込んだ濃厚なバトルシーンとなっています。

一味違ったアクションを楽しみたい方に、ぜひ読んでいただきたいマンガです!

【まとめ】『アンダーニンジャ』の「花沢健吾先生」らしい驚愕の展開に注目!

ニート忍者の高校潜入生活を描いている「アンダーニンジャ」。

主人公「九郎」の謎やかっこいい現代忍具の数々など、その手のジャンルが好きな方は間違いなく楽しめる作品に仕上がっています。

それ以外にも本作のストーリーには、全く展開が読めないという面白さも秘められています。

作者である「花沢健吾先生」は、前作「アイアムアヒーロー」第一巻で衝撃展開を描いていた漫画家です。

そんな「花沢健吾先生」らしい、予想できない驚愕の展開が本作にもしっかり用意されています。

90.『アイアムアヒーロー』

「アイアムアヒーロー」は、突如として現実が崩壊していく様を描いたゾンビパニックマンガです。

そんな「アイアムアヒーロー」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『アイアムアヒーロー』のあらすじをご紹介

さえない漫画家である主人公「鈴木英雄」は、デビュー作を打ち切りにされ、再デビューのためにネームを書いては編集部からダメ出しを食らってしまう毎日を過ごしていました。

そんな「英雄」にとって唯一の大切な存在である彼女の「黒川徹子」も、寝言で「英雄」をなじる始末。

そんなとき、ニュースで全国的な嚙みつき事件が発生していると報道されていました。

そんなこともつゆ知らず、「英雄」は今日もマンガアシスタントの仕事を終えて「徹子」の家に帰ります。

徐々に日常が壊れ始めていることを知らずに……。

『アイアムアヒーロー』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「アイアムアヒーロー」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・日常が徐々に壊れ始める恐怖
・ダメなおっさん「鈴木英雄」は本物のヒーローになれるのか
・謎多き存在「ZQN」が怖すぎる!

見どころ① 日常が徐々に壊れ始める恐怖

「アイアムアヒーロー」の見どころとして、日常が徐々に壊れていく様子を緻密に描いている点が挙げられます。

単行本第1巻の終盤までは、売れないマンガ家アシスタントの人生や恋愛模様を描いた生々しい日常ストーリーが描かれていきます。

しかし、ところどころのコマに日常にあってはならないものや存在が描かれていたりするんです。

もちろん初めて読む読者は気づくわけありません。

ただの日常マンガだと思って読み進めていきます。

しかし第1巻の最後、絶叫必至の怖いシーンと共に日常は突如終わりを告げるのです。

見どころ② ダメなおっさん「鈴木英雄」は本物のヒーローになれるのか

うだつのあがらないダメなおっさん「鈴木英雄」。

怖がりで器も小さいおっさんですが、クレー射撃が趣味でショットガンを所持しています。

一気に混沌と化してしまった現実世界で、「英雄」はショットガンを片手に生きていくわけなのですが、なかなか銃を撃つことがありません!

そのうえ、ビビりまくって逃げ惑う始末。

果たして彼は、この世界で本物の「英雄(ヒーロー)」になることができるのでしょうか。

先が気になる展開に目が離せません!

見どころ③ 謎多き存在「ZQN」が怖すぎる!

「アイアムアヒーロー」の醍醐味と言っても良いゾンビ。

作中では「ZQN」と呼ばれています。

そんなZQNは、人を噛むことでZQNをどんどん増やしていくよくあるゾンビの設定をしっかり持っています。

しかし2点だけ、通常のゾンビとは一線を画す恐怖ポイントがあるんです。

1つ目は、全力疾走で走ってくること。

2つ目は、人間だったころの言葉を稚拙ながら話すことです。

怖すぎる造形で全力疾走してきて、さらには言葉まで話すと来たら、恐怖で眠れなくなること間違いありません!

そんなZQNには数々の謎があるのですが、その謎を考察していくのも本作の楽しみ方の1つです。

【まとめ】『アイアムアヒーロー』は、ゾンビマンガの最高峰に君臨した作品

日常が徐々に壊れていく恐怖を描いた「アイアムアヒーロー」。

主人公はダメなおっさんで、ZQNの戦力はとてつもなく高くて、正直絶望感しかありません。

そんな世界で生きる「鈴木英雄」は、果たして本当のヒーローになることはできるのでしょうか。

リアルすぎるゾンビマンガである本作は、間違いなくゾンビマンガの最高峰に君臨している作品。

まだ読んでないという方は、今すぐ読んでもらった方が良いです。

読まないと損をしてしまう、ゾンビマンガ史上最高傑作ですから。

91.『炎炎ノ消防隊』

「炎炎ノ消防隊」は、名作バトルマンガ「ソウルイーター」の作者である「大久保篤先生」が描く、消防官特殊バトルアクションです。

今そんな「炎炎ノ消防隊」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『炎炎ノ消防隊』のあらすじをご紹介

太陽暦佰九拾八年、東京。

世間では「人体発火現象」という脅威が蔓延しており、その現象で焼死してしまった人間が「焔ビト」となって人々を襲っていました。

しかし、そんな彼らの魂を鎮魂するために、「特殊消防隊」と呼ばれる組織が設立されていたのです。

主人公「森羅日下部」は、12年前に焔ビトが原因で母と弟を失ってしまい、それを機に特殊消防官になることを夢見ていました。

そんな「森羅」は、消防官訓練校を卒業後、無事に第8特殊消防隊に所属することができます。

特殊消防官として数々の事件を目の当たりにしていく中で、12年前の真実を知ることに……。

『炎炎ノ消防隊』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「炎炎ノ消防隊」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・「人体発火現象」の謎
・とにかくかっこいい炎を用いたアクション
・魅力的な特殊消防官のメンバーたち

見どころ① 「人体発火現象」の謎

「炎炎ノ消防隊」の世界では、「人体発火現象」と呼ばれる謎の事象が人々を悩ませています。

人間の体が突如として燃えだし、自我を失った「焔ビト」となって暴れまわってしまう。

災害なのか病気なのか、はたまた誰かの仕組んだことなのか分かりません。

本作では、主人公「森羅日下部」が第8特殊消防隊として人々を救いながら、人体発火現象の謎を追求していきます。

徐々に明らかになってきた人体発火現象に関する伏線の数々。

作中ではまだ明らかになってはいませんが、間違いなく驚愕の真実が隠されているに違いありません!

見どころ② とにかくかっこいい炎を用いたアクション

本作では、炎を使ったかっこいいアクションシーンを多数見ることができます。

足から炎を出して高速移動する者や、炎を高圧レーザー化して剣のようにして戦う者など。

さまざまなバリエーションの戦い方が存在しています。

さらには第二世代・第三世代などの要素も交わり、バトルの幅を広げて面白く彩っています。

本作の炎が飛び交うド派手なバトルシーンを見れば、間違いなく心まで熱くなります。

見どころ③ 魅力的な特殊消防官のメンバーたち

「炎炎ノ消防隊」には、多数の魅力的なキャラクターが登場します。

第三世代の特殊消防官で、ヒーローになることを夢見る少年「森羅日下部」や、鍛え抜かれた肉体と熱い人望を持つ無能力者の消防官「秋樽桜備」。

「森羅」と同じ第三世代で、イケメンだけど少々おバカな「アーサー・ボイル」など。

ほかにもさまざまなキャラクターたちが、本作のストーリーを熱く盛り上げています。

お気に入りのキャラクターを見つけると、本作をさらに楽しむことができます。

【まとめ】『炎炎ノ消防隊』は、これからのダークな展開が楽しみな期待作

「炎炎ノ消防隊」は、アニメも第2期まで放送されるほど今大人気のマンガです!

少年マンガらしい主人公「森羅日下部」と第8特殊消防隊の面々が、「人体発火現象」の謎を解き明かすために戦う王道ストーリー。

しかし現在、ストーリーに大きな変化が訪れているんです。

序盤の王道ストーリーからうって変わって、登場人物がどんどん亡くなっていくダークなストーリーへと変貌を遂げています。

それと同時にストーリーの盛り上がりも凄まじいことになっているので、今すぐ読まないと間違いなく損してしまうマンガですよ!

あなたもぜひ、焔ビトが蔓延る熱い「炎炎ノ消防隊」の世界に飛び込んでみてください!

92.『Dr.STONE』

「Dr.STONE」は、少年ジャンプ連載の冒険心くすぐられる設定と壮大なストーリーが魅力のSF科学アドベンチャーマンガです。

そんな「Dr.STONE」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『Dr.STONE』のあらすじをご紹介

何の変哲もない高校生活を送っていた体力バカ「大木大樹」と科学オタク「石神千空」。

「大樹」が同級生である「小川杠」に告白をしようとした瞬間、突如上空が発光し、地球上の人類は皆「石化」してしまいます・

それから長い年月を経て、石化から解放された「大樹」は、先に石化から解放されていた「千空」と出会います。

「千空」の話を聞くと、どうやらここは3700年後の世界で、「千空」はもう一度1から文明を作り出そうとしているみたいなのです。

2人は試行錯誤の末、石を腐食させることができる溶解液を作り出すことに成功します。

これを「杠」に使って元に戻そうとしたその時、ライオンに襲われてしまいます。

絶体絶命の2人は、命を守るために霊長類最強の高校生「獅子王司」を蘇らせました。

しかし「司」は、自分にとって使えないと思った人間は迷わず排除するような危険な思考の持ち主で……。

『Dr.STONE』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「Dr.STONE」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・1から文明を作り出すロマン
・実験や工作が好きな方必見。科学知識が多数登場!
・キャラクターたちが持つ個性的な才能

見どころ① 1から文明を作り出すロマン

「Dr.STONE」の見どころは、1から文明を作り出すという壮大すぎるストーリーです。

そもそも文明は、何千年という長い年月を経て作り出されたものです。

それを主人公「石神千空」は、科学の力を使って一気に復活させようと考えます。

物語冒頭の「千空」と「大木大樹」の生活は、狩猟と採集がメインのただのサバイバル生活です。

しかし次第に、科学の力を使って電気や火力を生み出していくんです!

文明の軌跡を辿っていく2人の姿は、人類史のロマンを感じることができます。

見どころ② 実験や工作が好きな方必見!科学知識が多数登場!

「Dr.STONE」には、実際に使える科学知識が多数登場します。

貝殻から採集した炭酸カルシウムで石鹸を作り出したり、木炭や硫黄で黒色火薬やガラスまで作り出したりなど。

そのたびに主人公「千空」が、事象の原理や化学式を解説してくれるので、まるで科学実験の授業を受けているような感覚に陥ります。

物語が進むにつれて、さらに大掛かりな実験を行っていく2人。

元々実験や工作、科学が好きだったという方は、間違いなく楽しむことができます。

見どころ③ キャラクターたちが持つ個性的な才能

「Dr.STONE」の見どころの1つとして、個性的な才能を持ったキャラクターたちが多数登場するという点が挙げられます。

主人公「千空」は、科学オタクというレベルを超えた超人的な頭の良さを持っており、自身が石化した瞬間から暦を数え続け、現代の年数を把握したという常識外れな知識は魅力です。

彼の相棒である「大樹」は体力が自慢の高校生で、圧倒的なパワーとスタミナを使って活躍します。

ほかにも、素手でライオンを倒すという別マンガのような力を持った「獅子王司」や、器用さがずば抜けていて「千空」たちをしっかりサポートしてくれるヒロイン「小川杠」など。

ストーリーが進むにつれてどんどん人間離れした能力を手に入れていく彼らがいることで、見ているだけでワクワクするような魅力的な作品となっています。

【まとめ】『Dr.STONE』は、文明再建の結末に目が離せない期待作

「Dr.STONE」は、アニメ化された影響もあり、今一番と言っても良いほどアツいマンガになっています。

主人公「石神千空」が、科学のノウハウを用いて滅びてしまった文明をもう一度蘇らせようとする壮大なストーリー。

さらには、本格的な化学式や理論で実験を行う「千空」。

2つが合わさることで、子どもから大人まで幅広い年代が楽しむことができるマンガに仕上がっています。

93.『東京喰種』

「東京喰種」は、人間とそれを喰らう化物「喰種」の住む架空の東京を舞台にした大人気ダークファンタジーマンガです。

そんな「東京喰種」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『東京喰種』のあらすじをご紹介

読書が趣味の平凡で気弱な大学生「金木研」。

彼は、親友の「永近英良」と共に行きつけの喫茶店「あんていく」で談笑しています。

仲良く会話している2人でしたが、「金木」はどこか落ち着かない様子。

実は「金木」は、同じ「あんていく」の常連客である「神代利世(リゼ)」に一目惚れしていたのです。

そんな彼は、ひょんなことから「リゼ」とデートをすることに。

好きな女性との念願のデートを楽しんでいる「金木」でしたが、とある事件に巻き込まれ重傷を負い手術をすることになります。

目が覚めた「金木」を待っていたのは、想像もできないほどの苦悩と葛藤の日々でした。

『東京喰種』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「東京喰種」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・「どちらが善でどちらが悪なのか」考えさせられるテーマ性
・「喰種」ならではのユーモアに満ちたバトル
・伏線だらけな考察しがいのあるストーリー

見どころ① 「どちらが善でどちらが悪なのか」考えさせられるテーマ性

「東京喰種」の一番の見どころは、善悪の区別をつけることのできない深いテーマ性です。

人間は、生きるために牛や鳥などの家畜を殺し、食します。

それは、食物連鎖の頂点に君臨している人間にとって息をすることと同じぐらい当たり前のことです。

しかし、本作の舞台である東京では、食物連鎖の頂点に位置するのは人間ではなく「喰種」なのです。

そんな喰種は人間と同じ見た目をしていますが、唯一違う点として、人間を食べて生活しています。

本作において喰種という存在は悪のように描かれていますが、実は生きるために食事をしているという点において、実は人間とそこまで変わらないのです。

彼らは人間と同じように、子どもや愛する人がいて共に生活しています。

果たして、そんな喰種を完全な悪と呼ぶことができるのでしょうか。

見どころ② 「喰種」ならではのユーモアに満ちたバトル

「東京喰種」では、喰種による迫力満点のバトルシーンが多数描かれているのですが、どれも喰種ならではの戦い方でとてもユーモアに溢れています。

喰種の戦闘では、主に体内の細胞を変化させて作り出す「赫子(かぐね)」と呼ばれるものを使用します。

その赫子には、羽赫、尾赫、甲赫、鱗赫といった4種類あり、それぞれが個性豊かな特徴を持っています。

バトルシーンでは血や肉が飛び交い、人体欠損は当たり前の非常にグロテスクな描写が多数描かれていますが、赫子という要素が組み合わさることで、非常に幻想的でユーモアなバトルに昇化されているのです。

見どころ③ 伏線だらけな考察しがいのあるストーリー

「東京喰種」という作品は、伏線だらけで考察しがいのあるストーリー構成がされています。

例えば、物語冒頭で、主人公「金木研」はとある事件をきっかけにたまたま喰種の臓器を移植されてしまい人間から喰種になってしまうのですが、実は喰種は、ナイフなどでは傷1つ付けることのできないほどの頑丈さを持っているんです。

お分かりいただけましたでしょうか。

ナイフなどでは傷1つ付けることができない喰種の臓器を移植することができたということは、病院内部に喰種のことを良く知る人物がいたということ。

つまり「金木研」が喰種になってしまったこと自体、すべて仕組まれていたということになるんです。

ほかにも多数の伏線がしっかり回収されていく気持ちの良い物語になっています。

【まとめ】『東京喰種』は、難しいテーマにしっかり答えを出した傑作

「東京喰種」という作品自体は、全14巻という非常に短い巻数で終わりを迎えます。

しかし、最終14巻ではなんと、広げた伏線を回収することなくとんでもないバッドエンドを迎えてしまうのです。

実は本作は2部構成の作品になっており、物語は「東京喰種:re」という作品に続きます。

こちらも全16巻と読みやすい巻数ですでに完結しており、無印で回収できなかった伏線をしっかり回収してくれています。

さらには、「善と悪」という難しいテーマにも独自の答えを導き出すことができているので、「東京喰種」を読み切りたい方はしっかり続編も読んでおくことを強くおすすめします。

94.『俺物語!!』

「俺物語!!」は、少女マンガ史上最もごつい主人公のピュアな恋愛を描いた一風変わった恋愛マンガです。

そんな「俺物語!!」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『俺物語!!』のあらすじをご紹介

主人公である高校1年生の「剛田猛男」。

身長2mで体重120kgの超巨漢な男子高校生です。

そんな「猛男」が恋心を抱いた女子は、全員幼馴染のイケメン「砂川」の方に寄っていってしまいます。

しかし、真っ直ぐな性格で不器用な鈍感男である「猛男」は、男子からは超モテモテなのでした。

そんなある日、通学中の電車で1人の女の子が痴漢に遭っていたのを助ける「猛男」。

この出来事がきっかけで、恋に縁のなかった彼の元に春の知らせが訪れることに……?

『俺物語!!』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「俺物語!!」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・少女マンガじゃありえないルックス
・漢の中の漢「剛田猛男」がかっこいい!
・時折見せるキュンキュン描写

見どころ① 少女マンガじゃありえないルックス

「俺物語!!」の一番の見どころは、何といっても主人公「剛田猛男」のルックスです。

これまでの少女マンガであまり見たことのない、太眉でゴツイ顔立ちに巨漢といったルックスに衝撃が走ります。

本作は別冊マーガレットで連載されており、本来ならキラキラとした少女マンガが連載しているはずの雑誌なのですが、彼の出で立ちは色々な意味で話題になりました!

そんな「猛男」とある女子との不器用で面白い純愛ラブストーリーが、本作の魅力なのです。

見どころ② 漢の中の漢「剛田猛男」がかっこいい!

主人公「剛田猛男」は、とにかく人間性が高くて魅力的なキャラクターです。

普段は不器用で男くさい巨漢なのですが、時折見せる男気に溢れた姿には思わずきゅんとしてしまいますよ!

困っている人を見るとほっとけない強い正義感や、女性に対して真っ直ぐに想い続ける一途さ、さらには、男が惚れてしまうほど人情に溢れているなど。

主人公が持つべきすべての要素をしっかり持ち合わせた、まさしくナイスガイな漢なのです!

見どころ③ 時折見せるキュンキュン描写

少しネタバレになりますが、主人公「剛田猛男」は物語序盤で初の彼女ができます。

その彼女との初々しい恋愛描写が、女性読者をキュンキュンさせてやまないのです。

また、度々面白いギャグも挟み込まれているのも魅力的な点。

例えば、手を繋ぎたいと思っている彼女に対して、得意の漢気を爆発させて「指一本、触れないから安心しろー!」と宣言してしまうのです。

真面目なシーンに突然このセリフが来ると思わず笑ってしまいますが、これが「猛男」の持っている優しさであり、彼女のことを大切に思っている証拠なのです。

【まとめ】『俺物語!!』は、主人公という存在が作品の面白さを担っているマンガ

今回の見どころ解説は主人公である「剛田猛男」のことばかりになってしまいましたが、それぐらい本作における「猛男」の存在は大きいです。

ギャグのような見た目からは想像もできないほどのカッコよさ。

見かけによらない不器用な一面。

恋愛に疎く、そして真っ直ぐなところ。

すべての魅力的な要素が絡み合うことで、「俺物語!!」は大人気マンガして一躍有名になったのです!

いつもの恋愛少女マンガに飽き飽きしている方は、ぜひ一度「俺物語!!」を読んでみてください。

あなたの持つ少女マンガの価値観が変わること間違いありません。

95.『呪術廻戦』

「呪術廻戦」は、アニメ化で人気に火がつき、現在発行部数4500万部を突破したまさに飛ぶ鳥を落とす勢いのダークファンタジーマンガです。

んな「呪術廻戦」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『呪術廻戦』のあらすじをご紹介

類まれなる身体能力の高さを持っている男子高校生「虎杖悠仁」。

彼は、体調を崩し入院している祖父のお見舞いを日課に、平凡な学生生活を送っていました。

そんなある日、とある出来事をきっかけに学校内に謎の化物が現れ生徒が襲われます。

学校に取り残されてしまった「虎杖」の先輩を助けるため、学校に乗り込みます。

しかし全く歯が立たず、「虎杖」は絶体絶命のピンチに陥ってしまいます。

化物に対抗するためには、自身も呪力を使うしかない。

そのためには、強大な呪力がこもった「呪物」を飲み込むしかなくて……。

『呪術廻戦』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「呪術廻戦」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・呪力をテーマにした迫力満点のバトルシーン
・人間と呪霊の対立
・主人公「虎杖悠仁」と呪いの王「両面宿儺」の関係性

見どころ① 呪術をテーマにした迫力満点のバトルシーン

「呪術廻戦」では、呪術を用いた迫力満点のバトルを楽しむことができます。

打撃に呪力を乗せて戦う格闘系のキャラクターや、式神を用いたテクニカルな戦いをするキャラクター、もちろん少年マンガでは王道の圧倒的強さを持った呪術の使い手など。

さまざまなキャラクターによる、個性豊かな呪術が多数登場します。

技名を口に出しながら戦うタイプのマンガなので、思わず自身も口ずさみたくなること間違いありません。

見どころ② 人間と呪霊の対立

「呪術廻戦」の大まかなストーリーの流れとしては、呪術師と呼ばれる呪術を自由自在に操ることができる人間と、人間が持つ負の感情から生まれた呪霊との対立です。

また、少年ジャンプ連載とはとても思えないほど、戦いの末に主力キャラクターが次々と亡くなっていくのも特徴で、その死にざまもかなり惨たらしいです。

お気に入りのキャラクターが残酷な死に方をしてしまうショックは計り知れませんが、この残酷さが本作の魅力でもあり、良いところでもあるのです。

人間VS呪霊の対立を描いたストーリーの末に待つ結末が楽しみで、とにかく1mmも目が離せません。

見どころ③ 主人公「虎杖悠仁」と呪いの王「両面宿儺」の関係性

主人公「虎杖悠仁」は、とある出来事をきっかけに、呪いの王と呼ばれる史上最悪の存在「両面宿儺」と肉体を共有することになります。

この2人の関係性が本作における重要な要素の1つで、決して2人は助け合うような関係性ではありません。

「両面宿儺」は作中最強レベルの実力を持っており、どんなバトルでも彼に助けてもらえれば正直余裕です。

しかし彼は、「虎杖」が苦しんでいる姿を見るのが滑稽だったり、何か別の悪巧みをしているような描写もあったりします。

基本的には最低最悪なキャラクターではあるのですが、時折「虎杖」と強制的に体を代わり、相手を圧倒してくれる優しさ?のような一面も見せてくれます。

果たして彼らの行く末はどのようなものなのか。

先の展開が気になって仕方ありません。

【まとめ】『呪術廻戦』は、これからの展開が待ちきれない新たな期待作

「呪術廻戦」は現在15巻まで刊行されているのですが、実はあと2年で物語が完結すると言われています。

そのためか、今まさに物語も最高潮に盛り上がりを見せており、アニメから好きになった方も気持ちよく原作に入り込むことができます。

作中には少々グロシーンもある邪道ダークファンタジーである本作ですが、物語は近年でも稀に見るぐらい面白く、間違いなくこれからも後世に残り続ける作品となるでしょう。

96.『幽★遊★白書』

「幽★遊★白書」は、「HUNTER×HUNTER」で有名な「富樫義博先生」が描いた、少年ジャンプの一時代を築いた名作バトルアクションマンガです。

そんな「幽★遊★白書」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『幽★遊★白書』のあらすじをご紹介

教師も手を焼いてしまうほどの不良「浦飯幽助」。

彼は、ある日車に轢かれてしまいそうになった少女を助けて事故に遭い、そのまま亡くなってしまいます。

しかし、目が覚めたら彼は幽霊になっていたのでした。

「幽助」の死は予定外のものだったらしく、閻魔大王は「幽助」に生き返るための試練として、人の心を映す霊界獣の卵をかえすように命じますが……。

『幽★遊★白書』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「幽★遊★白書」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・各キャラクターの使う斬新なアイデアを盛り込んだ技
・個性が強すぎる伝説のキャラクターたち
・「富樫義博先生」のセンスあるストーリー構成

見どころ① 各キャラクターの使う斬新なアイデアを盛り込んだ技

「幽★遊★白書」は、不慮の事故で亡くなってしまった主人公「浦飯幽助」が「霊界探偵」として現世に蘇り、霊能力を使ってさまざまな魔物や妖怪と戦う王道ストーリーです。

そんなストーリーである本作は、後に誕生する能力バトルマンガに影響を与えた、斬新なアイデアを盛り込んだ技が多数登場する作品なのです。

主人公「幽助」が使う霊丸など、独自の技を使って戦い技の相性で勝敗が決まるという斬新な設定は、数々の男性読者を釘づけにしていました。

見どころ② 個性が強すぎる伝説のキャラクターたち

現代で、「中二病」という言葉を耳にする機会はよくあると思いますが、実はこの言葉も「幽★遊★白書」から生み出されたものなのです。

まさに中学2年生が好きであろうダークでかっこいいキャラクターを多数登場させた本作は、まさに時代のパイオニアだったのです。

例えば、作中屈指の人気を誇る「飛影」は、第三の目を持ちながら包帯で右手を封印しており、漆黒の炎を自由自在に操るという、まさに中二病の大好物なキャラクターです。

今ではこういったキャラクターを見かけることは多くなりましたが、当時ではここまで革新的なかっこよさを持ったキャラクターを多数登場させることは衝撃だったのです。

見どころ③ 「富樫義博先生」のセンスあるストーリー構成

「幽★遊★白書」は今や伝説的マンガとして知れ渡っている作品ですが、実は全19巻と今では考えられないほど短い巻数です。

このように、短い巻数で時代に爪痕を残すことができる物語を作ることができたのは、間違いなく作者「富樫義博先生」のセンスを抜群に生かしたストーリー構成が理由です。

物語冒頭はバトルが一切ないお悩み解決探偵ストーリーを展開し、そのまま丁度良いタイミングで能力バトルマンガに移行。

その後は適度に勝ち抜き形式のバトル大会や邪悪でかっこよすぎる敵などを登場させ、そのまま勢いを落とすことなく完結へと走り切っていったのです。

現代のマンガにも全く劣らない面白すぎるストーリーは、間違いなく今読んでも後悔しないマンガといえます。

【まとめ】『幽★遊★白書』は、これからも時代に刻まれ続ける名作マンガ

霊界探偵「浦飯幽助」が、自身の持つ霊能力を用いて個性豊かな仲間たちと共に、妖怪や魔物と戦う王道ストーリーを描いた「幽★遊★白書」。

そのストーリーやキャラクターの魅力は、今見ても間違いなく楽しむことができる、マンガの新たな可能性を切り開いた伝説的マンガです。

もちろん、昔のマンガになので画は若干荒い部分もありますが、本作の持つ魅力や雰囲気に合った味のある画のようにも感じることができます。

死ぬまでに読まないと確実に後悔してしまうマンガです。

97.『HUNTER×HUNTER』

「HUNTER×HUNTER」は、「幽★遊★白書」でお馴染みの「富樫義博先生」が描く、少年ジャンプの人気バトルファンタジーマンガです。

そんな「HUNTER×HUNTER」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『HUNTER×HUNTER』のあらすじをご紹介

この世界には、「ハンター」と呼ばれる職業が存在します。

美食ハンターや遺跡ハンターなどさまざまなハンターたちが存在し、中には莫大な富を得るために悪事を働いている者も。

主人公「ゴン=フリークス」は、行方知らずの父親を捜すためにハンターになることを決意します。

しかし、ハンターになるには100万人に1人しか合格できないと言われている「ハンター試験」に挑まないといけなくて……。

『HUNTER×HUNTER』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「HUNTER×HUNTER」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・「念」を駆使した思考バトル
・個性的なキャラクターたち
・容赦ない残酷な展開の数々

見どころ① 「念」を駆使した思考バトル

「HUNTER×HUNTER」では、「富樫義博先生」らしい複雑で奥深いバトルを楽しむことができます。

本作では「念」という能力を駆使して戦います。

念というのは分かりやすく説明すると、人が纏っているオーラのようなもので、そのオーラを操作することで自身を強化したり攻撃を仕掛けることができるのです。

また、この念はキャラクターごとに全く違う能力となっており、どれだけ強い相手でも念を上手く活用することができれば勝つことだって可能です。

ただただ念をぶつけ合うだけではなく、勝つために思考を凝らす奥深いバトルが本作における最大の魅力といえるでしょう。

見どころ② 個性的なキャラクターたち

「HUNTER×HUNTER」には、個性豊かなキャラクターたちが多数登場します。

少年マンガらしい勇気を持ち合わせたTHE・主人公である「ゴン=フリークス」や、過去に起きた惨劇がきっかけで復讐心に囚われ続けている「クラピカ」。

訳あってお金にがめついスーツ姿が特徴の「レオリオ」。

由緒正しい殺し屋一族の少年「キルア=ゾルディック」など。

一目見るだけで心に残るようなキャラクターが多数登場するので、ストーリーに飽きることなく読み進めることができます。

見どころ③ 容赦ない残酷な展開の数々

「HUNTER×HUNTER」には、少年ジャンプ作品によくあるご都合展開はありません。

作中でかなりの主要キャラクターでさえも、残酷な死に方をすることが多いです。

中でも作中屈指の強キャラである「ネテロ」や「カイト」の死に様には、衝撃を受けた読者も多いはず。

時折目をそむけたくなるようなグロテスクな描写もありますが、逆にそこが面白いポイントでもあります。

そういった、子どもでは到底楽しむことが難しいような内容をあえて少年ジャンプ作品として提供することで、大人読者を熱狂させているのです。

【まとめ】『HUNTER×HUNTER』は、完結が待ち遠しい期待作

「HUNTER×HUNTER」は現在36巻まで発売されているのですが、実は2018年12月から現在まで休載してしまっているのです。

理由は作者である「富樫義博先生」が持つ持病の腰痛が悪化してしまったからだそうですが、ストーリーが大きな盛り上がりを見せたタイミングのまま止まってしまっています。

続きを読むことがまだできないのはとても悔やまれますが、現在の「暗黒大陸編」に至るまでにも、「ヨークシン編」や「グリードアイランド編」、「キメラアント編」など多数の名ストーリーが存在します。

連載復帰に向けて、今からでもぜひ読んでいただきたい名作です。

98.『寄生獣』

「寄生獣」は、SFマンガの金字塔と呼び声高い、「岩明均」が描いた名作です。

そんな「寄生獣」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『寄生獣』のあらすじをご紹介

ある日突然、空から未知の生物たちが飛来してきます。

その生物は、鼻や耳から人間の脳内に侵入し寄生。

やがてその人間を支配してしまい、ほかの人間を捕食してしまいます。

そんな寄生生物たちが紛れる人間社会で、主人公「泉新一」は、自身と人類の存続をかけた大きな戦いに身を投じることに……。

『寄生獣』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「寄生獣」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・考えさせられる深いテーマ
・かわいらしいアイドル的存在「ミギー」
・タイトル「寄生獣」に隠された意味

見どころ① 考えさせられる深いテーマ

「寄生獣」は、ストーリーに考えさせられる深いテーマが込められていることでも有名です。

人間社会の在り方に対する批判とも捉えることができるそのテーマは、まさに現代を生きる人たち全員に考えていただきたいようなものとなっています。

作中でパラサイト「ミギー」が放つセリフや、度々挟まれるナレーションを読むと、今の社会のままではダメだと思い知らされること間違いありません。

見どころ② かわいらしいアイドル的存在「ミギー」

本作について語るにあたって、かわいらしいアイドル的存在「ミギー」を忘れるわけにはいきません。

「ミギー」は主人公である「泉新一」の右手に寄生してしまったパラサイトで、ぷにぷにとした体と長い目、手のような触手が特徴です。

そんな一見するとグロテスクな姿である「ミギー」は、数々のファンを生み出したキャラクターとして有名なのです。

ちょっぴりお茶目な性格や、冷静に物事を判断できるかっこよさなど、多数の魅力が詰まったキャラクターです。

作中では、「ミギー」のとある行動で感動させられる場面もあるので、ぜひ皆さんご覧になってみてください。

見どころ③ タイトル「寄生獣」に隠された意味

本作において、一番重要な要素となる「寄生獣」。

実はこのタイトルには、深い隠されたメッセージが込められているのです!

本作における「寄生獣」とは一体何なのか。

作中で「寄生獣」という言葉が出てくるのは1回きりです。

もちろんその一回でタイトルの意味を理解することができるのですが、この意味を知った時、思わず唸ってしまうこと間違いなし。

【まとめ】『寄生獣』は、道徳の教科書に導入するべき深い作品

深いテーマと心に残るメッセージ性が魅力の「寄生獣」。

SFマンガとして前代未聞である社会に向けた風刺が効いたテーマは、連載終了してから今でも多くの読者の心に残り続けています。

道徳の教科書に載せても良いのではないかと思えるレベルのものに仕上がっているので、少しでも本作を気になっている方はぜひ読んでみてください。

99.『金色のガッシュ!!』

「金色のガッシュ!!」は、週刊少年サンデーで連載されていた、絶大な人気を誇る王道少年マンガです。

そんな「金色のガッシュ!!」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『金色のガッシュ!!』のあらすじをご紹介

中学生にして、マサチューセッツ工科大学の主席卒業生の論文を読破してしまうほどの高い知性を持った天才主人公「高嶺清磨」。

その天才さからクラスでは孤立してしまっており、家で1人引きこもる生活を繰り返していました。

そんなある日、イギリスにいる父親から「ガッシュ・ベル」という謎の少年が送られてきます。

魚を丸ごと食べてしまったり、謎の文字が羅列した本を持っていたり、不思議な点が多数見受けられる「ガッシュ・ベル」。

そんな少年との出逢いが、「清磨」の人生を大きく変えていくことに……。

H2 『金色のガッシュ!!』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「金色のガッシュ!!」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・人間と魔物の子を繋ぐ固い絆
・迫力満点のバトルシーン
・個性豊かなキャラクターたち

H3 見どころ① 人間と魔物の子を繋ぐ固い絆

「金色のガッシュ!!」における最大の見どころは、人間と魔物の子を繋ぐ固い絆です。

本作では人間と魔物の子がタッグを組み、魔界の王を目指す戦いに身を投じることになります。

この戦いで負けてしまうと、魔物の子は問答無用で魔界に強制送還されてしまうのです。

そんな壮絶な戦いを繰り返し、一緒に過ごしていく過程の中で、人間と魔物の子の間には硬い友情のような絆が生まれるのです。

その絆がバラバラになってしまうかもしれない戦い。

いつか別れが来てしまうのかもしれない。

硬い絆を持つタッグが戦いに負けてしまい、離れ離れになってしまう描写を見ると、思わず涙を流してしまいます。

見どころ② 迫力満点のバトルシーン

本作では、バリエーションに富んだ魔法を使って敵と戦いを繰り広げていきます。

その戦闘の迫力は凄まじく、少年たちの心を鷲掴みにしてしまうほどカッコよさに溢れています。

大きな龍のような形の雷を放つ魔法や、重力を操り敵を圧倒する魔法、どんなものにでも変身することができる魔法や回復魔法など。

ほかにもさまざまな魔法が登場します。

また、技名を叫ぶタイプのマンガということもあり、思わず読者も声に出して読みたくなってしまいます。

あなたもぜひ、主人公「高嶺清磨」と共に「バオウ・ザケルガ!!」と叫んでみてください。

見どころ③ 個性豊かなキャラクターたち

「金色のガッシュ!!」には、個性豊かなキャラクターたちが多数登場します。

IQ190越えの天才中学生「高嶺清磨」や、記憶を失っている電撃を放つ魔物の子「ガッシュ・ベル」。

重力を操る黒い魔物「ブラゴ」や、コメディ色の強い「キャンチョメ」や「パルコ・フォルゴレ」など。

ほかにも多数の魅力的なキャラクターたちが、本作の物語をさらに面白く彩っています。

普段はふざけてばかりのキャラクターが時折見せるかっこいい描写は、ベタでありながらも感動させられてしまうこと間違いありません。

【まとめ】『金色のガッシュ!!』は、今でも読み返してみたくなる少年マンガの名作

「金色のガッシュ!!」は、少年マンガ界の名作として間違いなく歴史に残った名作です。

そのストーリーは王道を往く王道で、多くの少年たちの心に刻まれてきました。

不思議な少年との出会いから、主人公の未来が明るく照らされていくといった展開には、実際に勇気づけられるかたも多いのではないでしょうか。

かっこいい技やバトル、感動させられるシーンも多数描かれている作品なので、間違いなく万人におすすめできる作品です。

100.『DEATH NOTE』

「DEATH NOTE」は、映画にドラマと数々のメディア化がされてきた、邪道少年マンガの金字塔とも呼べる少年ジャンプの名作マンガです。

そんな「DEATH NOTE」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『DEATH NOTE』のあらすじをご紹介

司法試験合格を目指して勉強をしている高校生「夜神月」。

彼は、うだつの上がらない退屈な日々を過ごしていることに飽き飽きしていました。

そんなある日、学校の帰り道に1冊のノートが落ちているのを見つけます。

「DEATH NOTE」と書かれているそのノートを、「月」は呆れながらも持ち帰ってしまいます。

自宅でそのノートを観察していると、「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ」という文字を見つけます。

1冊のノートとの出会いが、やがて全世界を巻き込む壮絶な事件へと繋がっていく。

『DEATH NOTE』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「DEATH NOTE」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・スリリングな心理戦を楽しむことができる!
・名前を書かれたら死ぬという斬新すぎる設定
・少年マンガにあるまじき残酷な描写

見どころ① スリリングな心理戦を楽しむことができる!

「DEATH NOTE」は、天才的な頭脳を持つ「夜神月」と「L」が繰り広げる高度な心理戦が見どころとなっています。

自身が殺人を犯していることに気づかれないように、数々のトリックを仕掛ける「月」と、犯人である証拠を掴むために自ら「月」に接触を図る「L」。

2人はかなり近い距離で行動を共にしながら、相手の首を切る瞬間を常に狙っているのです。

そんな本作の人気は、連載終了後も現在まで衰えることを知りません。

見どころ② 名前を書かれたら死ぬという斬新すぎる設定

主人公「夜神月」が拾うことになるデスノートの設定がとにかく斬新です。

名前を書かれた人間は死ぬという分かりやすく、それでいて恐ろしすぎる殺人兵器は、数々の読者を魅了してきました。

さらにその設定は細かく練られており、そのまま名前を書けば40秒後に心臓麻痺、詳しく死因を書くことで死の時間を上手く調整することだってできます。

さらにはノートの切れ端ですら効果を発揮するため、「月」はそれを利用して捜査の目をかいくぐりつつ大量の殺人を続けます。

原作者である「大場つぐみ先生」の構成力には、ただただ驚くばかりです。

見どころ③ 少年マンガにあるまじき残酷な描写

「DEATH NOTE」は週刊少年ジャンプで連載されていた作品です。

残酷な描写を嫌う会社であるはずなのに、本作に限ってはとにかく人がバンバン殺され、どれも惨めな死に方をしてしまうのです。

その死に様には、時折目をそらしたくなることも。

しかし、そういった残酷なシーンは本作にとって必須の要素であり、そのおかげで大人でも楽しむことができる作品へと昇化することができているのです。

【まとめ】『DEATH NOTE』は、全12巻とは思えない濃厚なストーリーが魅力の名

「DEATH NOTE」は、全12巻という短い巻数で完結しているマンガです。

しかし、本当に12巻だとは思えない濃密なストーリーを展開しており、最初から最後まで1mmのムダがない名作となっています。

高度な心理戦が好きな方、スリリングな描写が好きな方、邪道マンガが好きな方に幅広くおすすめできるマンガです。

101.『ちはやふる』

「ちはやふる」は、実写映画も大ヒットした、競技かるたをテーマに描く青春群像劇です。

そんな「ちはやふる」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ちはやふる』のあらすじをご紹介

姉が日本一のモデルになることが自身の夢と語る小学6年生の「綾瀬千早」。

そんな彼女は、転校生の「錦谷新」に自分こと以外を夢にしてはいけないと諭されます。

普段はおとなしい性格の「新」でしたが、彼の夢は競技かるたの名人になることでした。

そんな彼の姿に衝撃を受けた「千早」は、幼なじみの「真島太一」と共にかるたの魅力に引き込まれていきます。

優れた聴力を持っている「千早」の才能と、一緒にかるたをできる友達ができたことに喜ぶ「新」でしたが、学校を卒業後は離れ離れになってしまうのでした。

それから4年後。

高校生になった「千早」のとある行動が、「新」との再会を果たすきっかけとなり……。

『ちはやふる』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ちはやふる」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・競技かるたの奥深さ
・「静」と「動」のバランスが心地良い!
・キャラクターの成長に感動する!

見どころ① 競技かるたの奥深さ

「ちはやふる」は、競技かるたという珍しい競技をテーマにした物語です。

従って、競技かるたに関する描写が丁寧に描かれているのですが、これがなんとも奥深いんです!

かるたといえば、ただただ素早く札を取れば良いというイメージが強いと思いますが、実は早く取るための戦略や札の配置関係、送り札という存在など、私たちの知らないかるたの世界を存分に描いているのです。

とにかくすべてが新鮮で、それでいて面白い。

マイナーコンテンツであるかるたの細かいルールを、分かりやすく説明してくれます。

見どころ② 「静」と「動」のバランスが心地良い!

かるたとは、少なからず札を取る速さを競う競技です。

そんな競技を淡々と描いているわけではなく、常に「静」と「動」のバランスに気を配って描いています。

例えば、札を取るシーンは見開きいっぱいの作画でダイナミックに描き、札を読んでいる間や選手たちの心理描写を緻密に描いていたりなど。

このように「静」と「動」を心地よいバランスで描くことにより、読者を飽きさせない工夫を施しているのです。

見どころ③ キャラクターの成長に感動する!

「ちはやふる」には、たくさんのキャラクターが登場します。

本作の見どころとして、このキャラクターたちの成長していく様子が挙げられます。

スポ根マンガと同じように「苦悩」や「挫折」を丁寧に描き、「勝利」向けての「努力」を重ねるキャラクターたち。

そんなキャラクターたちが人として選手として成長していく様子は、とにかく感動的で美しいのです。

【まとめ】『ちはやふる』は、変わり種競技と青春の組み合わせがクセになるマンガ

「ちはやふる」は、競技かるたに青春を捧げる高校生たちを描いたストーリーです。

一見するとマイナー競技すぎて魅力が分かりにくいですが、作中では競技かるたのすべてを緻密に描いているのでとにかく面白いです。

さらには、そこに高校生たちが人として成長していく青春群像劇を加えることで、ページをめくる手が止められないほどの魅力的なストーリーを描いているのです。

競技かるたを知らない方や、成長をテーマにしたスポ根マンガが好きな方にぜひおすすめしたい1作となっています。

102.『キングダム』

「キングダム」は、実写映画も大成功し国民的マンガになった、ヤングジャンプ連載中の歴史ファンタジーマンガです。

そんな「キングダム」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『キングダム』のあらすじをご紹介

500年にも及ぶ大戦争時代の真っ只中である「秦」の国が舞台。

戦争孤児である主人公「信」と「漂」は、修行に励む不備を過ごしていました。

その最中、「漂」は秦の王である「政」の身代わりとして殺されてしまいます。

絶望に打ちひしがれる「信」でしたが、「漂」と約束した「天下の大将軍になる」という言葉を思い出します。

「信」はその言葉を胸に抱き、「政」と共に中華統一を目指し突き進みます。

この物語は、1人の貧しい少年が天下の大将軍になるまでのお話。

『キングダム』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「キングダム」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・幕末好きが惹かれる時代設計
・意外?ビジネスヒントが隠れている!
・敵味方問わず全員が魅力的!

見どころ① 幕末好きが惹かれる時代設計

日本人には歴史好きな人が多いです。

大河ドラマなどは放送の度に話題になりますよね。

そんな歴史好きが溢れている時代の中「キングダム」は、数々のメディアで今まで触れられてこなかった「春秋戦国時代」をテーマに描いているのです。

7つの国が天下統一を目指して入り乱れる激しい時代。

そんな時代に天下統一を目指す1人の少年。

こんな魅力的な設定が込められている「キングダム」は、面白くないわけがありません。

見どころ② 意外?ビジネスヒントが隠れている!

意外に思われる方が多いとは思いますが、実は「キングダム」の作中には、現実のビジネスに役立つヒントが多数隠されているのです!

本作に登場する武将たちには、戦略を練り戦う「知的タイプ」と本能のまま突き進む「武力タイプ」という2種類があります。

現実のビジネスでもこれは当てはまりますよね。

しかし、大将軍になるには知性や力だけではなれません。

人との付き合い方やここぞというタイミングで危ない橋を渡ることができる者だけが、最上位に昇りつめることができるのです。

会社のトップに昇りつめるまでの道のりと非常にリンクしている本作は、現社会人の方にぜひ読んでいただきたいマンガとなっています。

見どころ③ 敵味方問わず全員が魅力的!

「キングダム」に登場するキャラクターたちは、とにかく敵味方問わず魅力に溢れています。

本作には数々のキャラクターが登場するのですが、1人1人の背景やストーリーを丁寧すぎると思ってしまうぐらい緻密に描いています。

そのため、どのキャラクターにも感情移入がしやすく、必然と心に残るキャラクターたちが多くなるのです。

主人公「信」ももちろんですが、秦の王である「政」や六代将軍の「王騎」など。

ほかにも数々の個性的なキャラクターが登場しているので、飽きることなくストーリーを楽しみ続けることができます。

【まとめ】『キングダム』は、とにかく今すぐ読むべきマンガ

1人の少年が天下の代将軍になるまでを描いている「キングダム」。

熱くなれる戦闘シーンや多数の魅力的なキャラクターも登場しますが、何より社会に役立つビジネスヒントが多数込められていたりと学べることがとにかく多いです。

社会人なら必読すべきともいえる本作。

間違いなくあなたの人生を晴れやかに変えてくれるマンガです。

103.『ハスク・エディン』

「ハスク・エディン」は、生きるために死んでいく少年少女たちを描いたダークファンタジーマンガです。

そんな「ハスク・エディン」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ハスク・エディン』のあらすじをご紹介

何も知らされないまま、とある街にある塔を守らないといけない兵士たち。

その兵士たちの大半は、出自のバラバラな少年少女たちでした。

任務中に恋心や熱い友情を育んだとしても、すぐにそれはバラバラになってしまう。

たくさんの仲間を失いながら、なぜ塔を守らないといけないのでしょうか。

塔の存在を脅かす反政府組織の陰謀とは何なのでしょうか。

『ハスク・エディン』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ハスク・エディン」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・咲いて散る少年少女たちの苦悩
・生きるために戦う姿から命の尊さを学べる
・何故戦うのか。作中に散りばめられた謎

見どころ① 咲いて散る少年少女たちの苦悩

「ハスク・エディン」では、理由が分からないまま塔を守るために戦い続ける少年少女たちの苦悩を描いています。

どれだけ仲間と絆を深めても、明日には死んでしまうかもしれない。

なぜ僕が、なぜ私が死なないといけない。

少年少女たちの苦悩と葛藤の日々が、残虐な描写とともの繰り広げられています。

つらく重いストーリーであり、それでいてどこか神々しさを感じさせるようなマンガです。

見どころ② 生きるために戦う姿から命の尊さを学べる

最近ではただただ戦闘をするだけのマンガは、この世の中に溢れていますよね。

もちろん本作でも戦闘描写は多数描かれているのですが、決してバトルが中心のストーリーではないのです。

自分はいつ命を失ってしまうか分からない。

死にたくない。

そんな感情が渦巻く中、生きるために一生懸命戦い続ける少年少女たち。

そんな彼らの姿からは命の尊さを学ぶことができ、哀愁が漂っています。

見どころ③ 何故戦うのか。作中に散りばめられた謎

「ハスク・エディン」のストーリーには、多数の謎が散りばめられています。

その中でも特に一番重要な謎として、少年少女たちはなぜ戦わないといけないのかという点が挙げられます。

命を懸けて戦わないといけないけど、戦う理由は分からない。

死んでいった仲間たちについて、何を成すために死んでしまったのか答えられない。

塔を守る驚愕の理由が明らかになったその時、あなたはあっと驚いてしまうこと間違いありません。

【まとめ】『ハスク・エディン』は、命について扱った重いマンガ

次々と死んでいく仲間たち。

絶望の中、生きるためにただ戦い続ける少年少女。

本作には自ら戦いに挑むような、よくあるマンガのキャラクターは存在しません。

みんな、生きるために嫌でも戦わないといけないという縛りのなか奮闘しているのです。

104.『銀の匙 Silver Spoon』

「銀の匙 Silver Spoon」は、「鋼の錬金術師」でお馴染みの「荒川弘先生」が描く農業学園コメディマンガです。

そんな「銀の匙 Silver Spoon」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『銀の匙 Silver Spoon』のあらすじをご紹介

札幌市内の中学校から、日本一の大きさを誇る大自然に囲まれた大蝦夷農業高校(エゾノー)に入学した主人公「八軒勇吾」。

農業とは縁のない家庭で育った「八軒」ですが、学力競争の世界に嫌気がさし、中学の担任からエゾノーを薦められたのです。

農業高校では早朝5時に起きて家畜の世話をしたり、農業について座学をしたりと普通の高校では学ぶことのない勉強をします。

実家の農業を継ぐなどの夢や目標を持っている生徒たちが溢れている中で、「八軒」は何かを見出すことができるのでしょうか。

『銀の匙 Silver Spoon』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「銀の匙 Silver Spoon」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・楽しそうな農業高校ライフ
・主人公「八軒」の価値観が変わっていく姿に感動!
・楽しいだけではなく厳しい現実を描いている

見どころ① 楽しそうな農業高校ライフ

「銀の匙 Silver Spoon」で描かれている農業高校の様子は、とても楽しそうで魅力的に描かれています。

個性的な田舎の仲間たちや実習だらけの体験学習、校内イベントの数々、学校のみんなでバーベキューなど。

本作を読むだけで農業高校に進学したくなるのではないかと思うぐらい、とにかく魅力に溢れているのです。

朝5時に起きて家畜の世話をしないといけないなど、大変そうなことももちろん描かれていますが、仲間と共にワイワイしながら世話をする主人公「八軒勇吾」の姿は、とてもうらやましく見えてしまいます。

見どころ② 主人公「八軒」の価値観が変わっていく姿に感動

本作の主人公「八軒勇吾」は、学校内の学力や順位というものに価値観を抱いている人物です。

しかし、数字では測ることができない農業高校ならではの体験や仲間たちとの関わりを経て、次第に「八軒」の持っていた価値観が変化していきます。

ネガティブな性格も徐々に明るくなり、生きるうえで本当に大切なことを学んでいく「八軒」。

人生の楽しみ方を再度教えてくれる、そんなマンガとなっています。

毎日がつまらないと感じている方にはぜひ読んでいただきたい作品ですね。

見どころ③ 楽しいだけではなく厳しい現実を描いている

農業高校というテーマをとにかく明るく楽しく描いている本作ですが、時折重く悲しい現実を描いていることも。

酪農家になるために多額の借金を抱えている者や、家業を継ぐために自分の夢を諦めなければならない者など。

そんな彼らを助けてあげたいという気持ちがあっても、何もできることがない現実。

命とは、人生とは何なのか緻密に描いている「鋼の錬金術師」と同じ作者なだけあって、時折描かれる想い描写は読者の心にグサッと刺さります。

【まとめ】『銀の匙 Silver Spoon』は、農業高校希望者の入門書的マンガ

夢も目標もないダメ高校生「八軒」が、農業高校での暮らしや仲間たちとの関わりを経て、1人の人間として成長していく様子を描いた「銀の匙 Silver Spoon」。

基本的にコメディ要素が強い本作ですが、時折挟まれる農業のリアルな一面は、読者の心を強く締め付けます。

しかし、酪農家を志す若者たちにとっては農業について知れる唯一無二のマンガであり、農業高校の入門書ともいえるマンガであるため、間違いなく価値の高い作品といえるでしょう!

105.『GANTZ』

「GANTZ」は、正体不明で謎の球体「ガンツ」の呼ばれた人々が、おぞましい星人たちとの命を懸けた戦いに挑む大ヒットダークバトルマンガです。

そんな「GANTZ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『GANTZ』のあらすじをご紹介

斜に構えて無気力、それでいてスケベな16歳「玄野計」。

ある日、地下鉄のホームで小学校の同級生である「加藤勝」と再会します。

拙い会話をしている中、線路に落ちてしまった男を助けるために「加藤」と共に線路に降ります。

しかし、男を助けることができたものの、2人は電車にはねられて死んでしまいます。

その瞬間、気が付いたら見知らぬマンションの一室に移動してしまった2人。

そこには、死んでしまったはずの人間たちと謎の黒い球体「ガンツ」がありました。

『GANTZ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「GANTZ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・正体不明で魅力的な星人たち
・かっこよすぎるウェポンに心惹かれる!
・全く読めない奇想天外なストーリー

見どころ① 正体不明で魅力的な星人たち

「GANTZ」に登場する正体不明の化物「星人」は、どれも個性的でとにかく魅力に溢れています。

人間を一瞬で肉の塊にしてしまうほど強大な強さを持っている点はもちろん、どこか人間くささを感じる一面を持っていて、主要キャラクターを何人も殺害している敵であるのになぜか憎めない存在です。

「ねぎ星人」や「田中星人」、「おこりんぼう星人」など。

どれもふざけているようなネーミングにもかかわらず、凶悪で強く、絶望感が凄まじいです。

圧倒的な強さを誇る敵キャラクターが好きな方には、間違いなくマッチしてくれる作品となっています。

見どころ② かっこよすぎるウェポンに心惹かれる

圧倒的な強さを誇る星人たちと戦うには、普通の銃やナイフではまず無理です。

そのため専用の武器を使って戦う必要があるのですが、この武器が滅茶苦茶かっこいいんです!

「GANTZ」の代表的なウェポンである「Xガン」や、切れ味抜群すぎる「刀(仮称)」。

ロボットが好きな方なら絶対憧れる「巨大ロボットスーツ」に、スタイリッシュな「ガンツスーツ」など。

どれもが機械的で無機質な見た目をしているので、近未来系作品を好きな方のツボに間違いなくハマります。

見どころ③ 全く読めない奇想天外なストーリー

「GANTZ」のストーリー展開は、奇想天外すぎて全く読むことができません。

さっきまでレギュラーメンバーとして奮闘していた仲間が、次のページでは肉塊となっていたり、星人には見えないスーツ姿の強すぎる化物が多数現れたり、現実世界の人間たちを巻き込む壮絶なバトルになってしまったりなど。

ここまで読者が予想した展開の斜め上を行くことができるのは、作者である「奥浩哉先生」天才的構成力のおかげです。

最後までワクワクドキドキできるマンガを読みたい方は、まず「GANTZ」を読んでみることをおすすめします。

【まとめ】『GANTZ』は、血沸き肉躍るような戦闘がたくさん楽しめるマンガ

謎の球体「ガンツ」に呼び出され、残虐すぎる星人たちと命を懸けた戦いに挑むことになる人々を描いた「GANTZ」。

簡単に主要キャラクターが死んでいく驚愕の展開や、次から次へと出現する強力な星人たちなど、本作に甘い展開なんて存在しません!

また、そもそも「ガンツ」とは何なのかという謎や伏線もしっかり張られており、考察も捗るマンガとなっています。

のんびりとして緊張感のないマンガに飽き飽きしてしまっている方や、スリリングな展開を楽しみたい方にはぜひ読んでいただきたいマンガです。

106.『極東事変』

「極東事変」は、終戦直後を舞台にした大迫力のガンアクションバトルマンガです。

そんな「極東事変」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『極東事変』のあらすじをご紹介

1945年9月、壮絶な戦いだった太平洋戦争が終結した月。

復員兵であった「近衛」は、ある日進駐軍に所属している米軍憲兵を射殺する一団と遭遇してしまい、口封じとして殺されそうになってしまいます。

そんな絶体絶命のタイミングに、モーゼルC96拳銃を持ち米軍の戦闘服を着た謎の少女「砕花」が助けに入ります。

その出来事がきっかけで、「近衛」はGHQ治安衛生局で働くことに……。

GHQ治安衛生局の目的とは、旧日本軍が作り上げた人間を超越した力を持つ兵器と戦うことでした。

そんな壮絶な戦いに、「近衛」も参加することになるのです。

『極東事変』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「極東事変」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・シリアスでハードなストーリー設定
・リアルなガンアクションが魅力的
・「大上明久利先生」の哀愁漂う作画

見どころ① シリアスでハードなストーリー設定

「極東事変」の敵役は、旧日本軍である731部隊が製造した強力な生体兵器「変異体」です。

人間と同じ見た目をしていながらも、銃弾を受けても死なない不死身の体というチート能力を持った人々なのです。

この変異体たちを討伐するためにGHQ治安衛生局の人々が奮闘するのですが、とにかくバンバン人が死にます。

重要そうなキャラクターたちも、ページをめくれば死んでいる。

そんなシリアスでハードな設定が、本作における最大の魅力なのです。

見どころ② 登場する武器がとてもリアルで魅力的

「極東事変」には、数々の実在した武器が多数登場します。

米軍占領下の日本を舞台にしている作品なだけあって、M1ガーランドやM3A1短機関銃など、アメリカ製の魅力的な武器がとてもリアルに描かれているのです。

ほかにも、旧日本軍の武器である十四年式拳銃や百式短機関銃、ドイツのMP40など。

ミリタリー好きが思わず唸ってしまうほどかっこいい武器が、読者の心をガシっと鷲掴みします。

見どころ③ 「大上明久利先生」の哀愁漂う作画

「極東事変」について語るにあたって、作者である「大上明久利先生」の素晴らしい作画力を解説しないわけにはいきません!

かっこよく描かれている銃の作画とは打って変わり、どこか不安定な雰囲気で描かれるキャラクターや背景の造形美。

その緻密に描かれている作画からは、哀愁さえも漂ってきます。

また、「大上明久利先生」の作画は本作の物語に非常にマッチしており、シリアスでハードな世界観を繊細な作画で見事中和し、読みやすく仕上げているのです。

額縁に飾りたくなるような美麗作画は、間違いなく一見の価値あり。

【まとめ】『極東事変』は、これから間違いなく話題になる期待作

「極東事変」は、現在2巻までしか発売されていないまだ駆け出しの新生マンガです。

しかしその存在感は強く、シリアスな物語やリアルに描かれている銃の作画が、多くのミリタリーファンから支持を集めています。

これから間違いなく話題になる期待作なので、今のうちに読み始めておくことをおすすめします。

107.『今際の国のアリス』

「今際の国のアリス」は、Netflixでの実写ドラマ化が大ヒットしたことでも話題になった、サンデーのデスゲームマンガです。

そんな「今際の国のアリス」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

簡単】『今際の国のアリス』のあらすじをご紹介

落ちこぼれの高校生「有栖良平(アリス)」は、何一つ上手くいかない毎日の連続にうんざりしていました。

大地震やバイオハザードのような世界的危機が起きて、詰まらない毎日から解放されたい。

そんなことを思っていた「アリス」は、ある日友人の「刈部大吉(カルベ)」と「勢川張太(チョータ)」と共に朝まで遊んでいました。

そんな彼らの前に、突然大きな花火が打ちあがります。

次の瞬間、花火の眩い光が3人を包み込みこむ。

意識を取り戻した3人の目の前には、荒廃してしまった東京が広がっていました。

何が何だか分からない彼らを待ち受けていたのは、生き残りをかけた「げぇむ」でした。

『今際の国のアリス』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「今際の国のアリス」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・「げぇむ」がとにかく残虐で面白い!
・「生」について考えさせられるストーリー
・謎が多い東京のような世界

見どころ① 「げぇむ」がとにかく残虐で面白い

「今際の国のアリス」において、1番の見どころと言っても過言ではない「げぇむ」。

このげぇむが、とにかく残虐で面白いデスゲームなんです!

げぇむには4種類のジャンルと13個の難易度が用意されていて、体力型のスペードと知能型のダイヤ、バランス型のクラブ、心理型のハートとトランプで分別されています。

もちろんデスゲームなので、どんどん人が死んでいくのは間違いないのですが、人間の心理を見事に利用している緻密なゲーム性のため、従来のデスゲームマンガとは違ってストーリーにしっかり引き込まれます。

見どころ② 「生」について考えさせられるストーリー

「今際の国のアリス」は、先ほども解説した通り従来のデスゲームマンガとは一味違います。

その違いは、常に「生とは何なのか」をテーマに置いてストーリーを展開しているということ。

他人を蹴落としてまで生きる意味。

何故人を殺さないといけないのか。

自分は何のために生きているのか。

これらの重いテーマをげぇむを通して読者に伝えてくれるので、本作を読むことで新たな学びや共感を得ることができます。

見どころ③ 謎が多い東京のような世界

「今際の国のアリス」には、多数の謎が存在します。

今際の国とは一体何なのか。

現実世界に戻るためには何をすれば良いのか。

「げぇむ」はそもそも誰が主催しているのか。

作中ではこれらの謎を紐解くヒントが多数描かれているので、考察好きにはたまらないマンガとなっています。

【まとめ】『今際の国のアリス』は、心理戦と哲学が好きな方は必読すべきマンガ

残虐な殺人げぇむに参加することになってしまった、「アリス」の奮闘を描いている「今際の国のアリス」。

デスゲームマンガらしい、バリエーションに富んだ残忍かつ面白いデスゲームはもちろん、生きることについて考えさせられる哲学的な要素も多く含んでいるマンガです。

「カイジ」や「ライアーゲーム」などのマンガが好きな方なら、間違いなく大好きになるマンガです。

全18巻ですべての謎を解き明かして完結しているので、一気読みすることをおすすめします!

108.『ワンパンマン』

「ワンパンマン」は、どんな敵でもワンパンで倒してしまう強すぎるヒーローを描いたバトルアクションマンガです。

そんな「ワンパンマン」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ワンパンマン』のあらすじをご紹介

趣味でヒーローを始めた主人公「サイタマ」。

彼は、ある日就職活動をしていた途中、偶然出会った怪人から子どもを助けてあげたことがきっかけでヒーローを目指しました。

3年間死に物狂いで特訓を重ねた結果、どんな敵でもワンパンで倒してしまうほどの圧倒的強さを身に付けてしまったのです!

何度凶悪な強敵が挑んでこようとも、ワンパンですぐに決着が付いてしまう日々。

そんな歯ごたえの無い日々に「サイタマ」は、物足りなさを感じてしまっており……。

『ワンパンマン』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ワンパンマン」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・ワンパンで倒すという異色の設定
・脇役キャラクターの姿に心揺さぶられる!
・ワンパンで倒す爽快感

見どころ① ワンパンで倒すという異色の設定

「ワンパンマン」のストーリーは、あらすじでも解説した通り本当に敵をワンパンで倒すだけのマンガです。

たとえたくさんの人々を一瞬で殺害してしまうほどの強敵でも、主人公「サイタマ」にかかればワンパンで終わるのです。

この奇抜な設定は、従来のバトルマンガで見たことがない特殊な面白さを生み出しており、間違いなく大きな見どころの1つと言っても過言ではありません。

また、ワンパンで倒してしまうことによる主人公の葛藤にもぜひ注目していただきたいです。

見どころ② 脇役キャラクターの姿に心揺さぶられる

本作において、主人公「サイタマ」が死闘を繰り広げることはまずありません。

しかし、脇役として登場する多数のヒーローたちは、実力も敵と同等であり、ハラハラドキドキとさせられるバトルアクションを楽しむことができます。

特に面白いのが、深海王編での「無免ライダー」の戦い。

実力の乏しい弱小ヒーロー「無免ライダー」が、圧倒的強さを誇る「深海王」と戦う場面。

太刀打ちできない相手に対して、「無免ライダー」が見せるヒーロー像に、読者も思わず感動してしまいます。

もちろん、このストーリーにも本作定番のオチが用意されているので、こちらも必見です。

見どころ③ ワンパンで倒す爽快感

「ワンパンマン」という作品において、ワンパンで倒すことはマンガの爽快感を演出するうえで欠かせない要素です。

登場する敵キャラクターは、通常のマンガなら凶悪すぎるほど強く、自分の強さをやたらとひけらかします。

そのため、読者にとっては敵キャラクターにストレスを感じることも。

そんな憎い敵キャラクターたちを、主人公「サイタマ」はワンパンで華麗にぶっ飛ばしてくれるのです。

ここまでスッキリさせられるほどの爽快感を持ったマンガは、正直あまりないかもしれません。

【まとめ】『ワンパンマン』では、最強主人公と普通の強さを持つ脇役との対比に注目!

どんな敵でもワンパンで倒してしまう主人公「サイタマ」のゆるい戦いを描いた「ワンパンマン」。

本作では、敵を一撃で吹き飛ばす爽快感はもちろんですが、脇役キャラクターの苦悩や葛藤、熱くなれる戦闘シーンにスポットを当てて描かれています。

そのため、ワンパンで倒すという要素に飽きることがなく、設定を上手く生かすことに成功しているんです。

また、描かれているバトルシーンもダイナミックでかっこ良く、バトルアクションが好きな方なら満足すること間違いなし!

109.『ワールドトリガー』

「ワールドトリガー」は、あまりの面白さにより、単行本が5巻しか出ていない段階でアニメ化された、ジャンプ屈指のSF名作マンガです。

そんな「ワールドトリガー」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ワールドトリガー』のあらすじをご紹介

普通の街である三門市に、突如異世界から化物が襲来。

化物に襲われ混沌としていた街でしたが、「ボーダー」と呼ばれる組織によって救われます。

そんなボーダーの訓練生である「三雲修」は、謎の少年「空閑遊真」と出会います。

謎の少年「遊真」は、実は異世界から来た人間だそうで……。

『ワールドトリガー』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ワールドトリガー」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・計算された集団戦
・マンガ史上最弱主人公
・戦闘シーンが気持ちよすぎて快感

見どころ① 計算された集団戦

「ワールドトリガー」では、通常のバトルマンガによくある1対1に戦闘ではなく、チームによる集団戦が多く描かれています。

それにより、チームの1人1人がいかに上手く立ち回ることができるのかという、計算された戦略を楽しむことができるのです!

個の力とチームの力をバランス良く描いており、まるで将棋のような面白さを感じます。

現代マンガ史上1番上手いとも言われている集団戦の構図は、間違いなく一見の価値ありです。

見どころ② マンガ史上最弱主人公

「ワールドトリガー」の主人公であるボーダー訓練生「三雲修」。

彼は、歴代ジャンプマンガ史上最弱といっても良いほど、とにかく弱いです。

見た目も地味で光がない。

能力も平均以下。

そんな彼が、弱いままでどのように敵を倒すかという点が、本作のチーム戦という設定を上手く生かすことができているのです。

自分は何をするべきなのか。

何をすればチームに貢献できるのか。

このような立ち位置の確立が、本作における大きな見どころの1つです。

見どころ③ 戦闘シーンが気持ちよすぎて快感

「ワールドトリガー」の戦闘は、生身のままではなく「トリオン体」と呼ばれる戦闘用ボディで戦います。

生身の体が傷つくことは無いので、その分爽快感ややりすぎと思えるほどの戦闘描写を可能にしているのです。

刀で首をスパッと切られたり、体を真っ二つにされたり、とにかく爽快感を重視した演出。

このような爽快な演出の数々が、本作のストーリーをさらに面白く彩っているのです。

また、あくまでジャンプ作品である以上決してグロくないので、スプラッタな描写が苦手な方でも安心して読むことができます。

【まとめ】『ワールドトリガー』は、これからの展開が楽しみで仕方がない期待作

「ワールドトリガー」は、数あるジャンプ作品の中でもとにかく異質です。

遅効性SFとも呼ばれており、何度も繰り返し読むことを前提とした作りになっているのです。

読めば読むほど、本作における設定の緻密さ、伏線の数々に気づくことができ、面白さを倍増させてくれます。

また、現在は作者「葦原大介先生」の病気が原因でジャンプSQに移籍しており、なかなか続きを読むことができない状況ではありますが、今後の展開次第で間違いなく名作に成り得る可能性を秘めた期待作です。

110.『アイシールド21』

「アイシールド21」は、日本では珍しい「アメフト」を題材にした、少年ジャンプの大ヒットスポーツマンガです。

そんな「アイシールド21」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『アイシールド21』のあらすじをご紹介

泥門高校への入学が決まった少年「小早川瀬那」。

彼は、これまでのパシリ生活から解放されることを夢見ていました。

しかし、現実はそう甘くなく、早速不良に目を付けられてしまった「瀬那」はパシリにされてしまい、反抗したことをきっかけにアメフト部の部室に連れ込まれてしまいます。

絶体絶命の危機に瀕した「瀬那」ですが、そこに偶然現れたアメフト部員の「栗田良寛」に助けられます。

泥門高校アメフト部が、いつか全国大会決勝「クリスマスボウル」の舞台に立つことを夢見ていた「栗田」。

その夢に心を打たれた「瀬那」は、選手としては役に立たないので「主務」として入部したいと告げます。

しかし、実は「瀬那」には、高校アメフト界を揺るがすほどの才能が秘められていて……。

『アイシールド21』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「アイシールド21」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・ジャンプマンガの王道を往く「友情・努力・勝利」の三原則
・同じポジション同士のバトルが面白い!
・登場キャラクター1人1人にスポットライトが当たる

見どころ① ジャンプマンガの王道を往く「友情・努力・勝利」の三原則

「アイシールド21」は、部員が3人しかいないまま始まった弱小アメフト部が、クリスマスボウルに出場する夢を果たすまでを描いた王道スポ根ストーリーです。

その様子はジャンプマンガの鉄板である、「友情・努力・勝利」の三原則をしっかり踏んでおり、とにかく心が熱くなります。

中学までパシリとして扱われていた主人公「小早川瀬那」が、アメフトを通して親友やライバル、仲間を作り成長していく過程は、ベタではありますが感動してしまいます!

ほかにも、必殺技やアメフトに対する熱い闘争心など、少年ジャンプらしい要素がたっぷり詰まったストーリーとなっています。

H3 見どころ② 同じポジション同士のバトルが面白い!

「アイシールド21」では、同じポジション同士のライバルが、1対1のマッチアップを行う様子がとにかく熱くて面白いです。

アメフトはチームスポーツなので、もちろんチームとしての戦いがメインで描かれてはいますが、その戦いの中のキーバトルとして、毎回同じポジション同士の戦いを描くのです。

ライバルと技をぶつけ合う姿には、まるでバトルマンガを読んでいるかのような、心の高鳴りを感じてしまいます。

基本的にはもちろん「瀬那」たちが勝ちますが、ここで負けてしまったライバルたちの様子も緻密に描かれているので、思わず感動してしまいます。

見どころ③ 登場キャラクター1人1人にスポットライトが当たる

本作では、主人公以外にも同じアメフト部の仲間たちや敵チームのキャラクターたち、顧問の先生など、それぞれ1人1人にスポットライトを当ててストーリーを描いています。

成長するために努力をする過程や過去のトラウマ、ライバル同士の友情などをしっかり描いているので、どのキャラクターにも感情移入しやすくなっているのです。

アメフトに青春を捧げ、ただひたすらにクリスマスボウルを夢見る彼ら。

そんな彼らの姿には、間違いなく心打たれます。

【まとめ】『アイシールド21』は、現代でも廃れない王道スポ根マンガの名作

日本では馴染みのなかったスポーツである「アメフト」を、一気にメジャースポーツへと変えた名作である「アイシールド21」。

そのストーリーには、とにかくジャンプの王道三原則を詰めまくっており、誰もが読むだけで心を熱くすることができ、思わずアメフトをしたくなってしまいます。

そんな本作は、原作終了から長い年月が経った今でも決して廃れることがなく、名作として語り継がれています。

最近ではNetflixでのアニメ配信も決まったので、興味のある方はぜひアニメ版も視聴してみて下さい!

どんな方でも間違いなく楽しむことができる、珠玉の名作となっています。

111.『Lv1魔王とワンルーム勇者』

「Lv1魔王とワンルーム勇者」は、現世に転生した魔王と落ちぶれた勇者が織りなす日常系ファンタジーマンガです。

そんな「Lv1魔王とワンルーム勇者」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『Lv1魔王とワンルーム勇者』のあらすじをご紹介

勇者である「マックス」に見事倒されてしまった「魔王」。

しかし、「魔王」とは一度死んでもいずれは蘇ってしまう存在でした。

そして今、勇者「マックス」に倒されてから早10年。

自らに手で「マックス」を倒すために「魔王」は蘇ります。

10年間の間で急速に繫栄した人類社会で、完全に腐ってしまった「マックス」と「魔王」は……?

『Lv1魔王とワンルーム勇者』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「Lv1魔王とワンルーム勇者」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・笑いと緊張のバランスがとても良い!
・多くのテーマを取り入れている!
・トーンを一切使用しない「toufu先生」の素晴らしい画力

見どころ① 笑いと緊張のバランスがとても良い

「Lv1魔王とワンルーム勇者」は、笑いと緊張のバランスが上手く取られた上質なファンタジー作品です。

主人公である勇者「マックス」はとても滑稽な姿で描かれていますが、彼と社会には大きな距離感があり、それが読者にとっても心苦しくなる要素の1つ。

その対比となっているのが「魔王」です。

「魔王」は勇者を倒すために現世へ蘇ったのですが、相手を認める行動や良い選択を常に求め続けているなど倫理をしっかり持っており、何処か憎めない存在です。

ストーリーの大半はギャグが占めてはいますが、このような心に響く要素を時折描くことで、上質なストーリーへと昇華させているのです。

見どころ② 多くのテーマを取り入れている

「Lv1魔王とワンルーム勇者」には、一般的なマンガとは違って多数のテーマが込められています。

ストーリーの大筋は「人ならざるものとの日常生活」ですが、ほかにも「おっさんとJKのラブコメ」や「落ちぶれてしまった男が再起するまで」、「ファンタジーらしいバトル」など、多数のテーマでいっぱいです。

また、これらが決してぶつかり合うことがなく、良い比率で組み合わさっているので、唯一無二の作品を作り出すことに成功しているのです。

見どころ③ トーンを一切使用しない「toufu先生」の素晴らしい画力

本作を語るにあたって、「toufu先生」の素晴らしい画力に触れないわけにはいきません。

普段はPixiv上で「ポケモン」の二次創作マンガを連載している方なのですが、トーンを一切使わずに描くストイックさが特徴です。

このおかげで、まるで「Dr.スランプ アラレちゃん」のような、昔懐かしくてかわいらしい作画を描くことが出来ています。

この特徴ある画風が本作のストーリーとマッチしており、すでに面白いストーリーをさらに魅力的に彩っています!

マンガ好きの方はこの画力を見るためだけでも、本作を読んでみることをおすすめします。

【まとめ】『Lv1魔王とワンルーム勇者』は、この先の展開に期待が持てる作品

勇者を倒すために現世に蘇った「魔王」と、すでに落ちぶれてしまった勇者「マックス」。

彼らの少し変わった共同生活を描いた、日常系マンガである「Lv1魔王とワンルーム勇者」。

一見するとよくある日常系マンガのように見えますが、そこには深いテーマ性があり、読者の心を強く揺さぶってきます。

また、ストーリー上には謎が残る要素も多く、これからのストーリー展開がどうなるのか、非常に展開が気になるマンガとなっています。

112.『スピリットサークル』

「スピリットサークル」は、前世への冒険を描いた全6巻で完結済みの隠れた名作マンガです。

そんな「スピリットサークル」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『スピリットサークル』のあらすじをご紹介

主人公「桶屋風太」と転校生「石神鉱子」には、前世での深い因縁がありました。

前世でひどい仕打ちを受けた「鉱子」は、復讐のために「風太」を殺そうとします。

しかし、「風太」には前世の記憶がなく、なぜこんな目に合わないといけないのか全く分かりません。

果たして「風太」は前世で何をしたのか。

それを知るために「風太」は、前世の記憶を再体験できる「スピリットサークル」を使うことに。

『スピリットサークル』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「スピリットサークル」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・短編集のような分かりやすい構成
・思わず驚愕してしまう伏線回収の数々
・読むだけで心が暖かくなる

見どころ① 短編集のような分かりやすい構成

「スピリットサークル」では、主人公「風太」が前世の記憶を再体験してくことでストーリーが進行していきます。

体験する前世は全部で7つなのですが、イメージとしては7つの短編が集まってやがて1つに繋がるといったものです。

1つの前世ではエジプトの平民だったり、またあるときには西洋の騎士だったりと、前世によって世界観がバラバラなのでとにかく飽きません!

また、この前世のストーリーは毎回大きな謎を残して終わります。

そのため、続きが気になってページをめくる手が止まらなくなってしまうのです。

見どころ② 思わず驚愕してしまう伏線回収の数々

「スピリットサークル」を語るうえで欠かせない要素といえば、怒涛の伏線回収です。

本作は全6巻で完結しているのですが、見事にすべての伏線を回収し切ってスッキリと終わるのです。

あの時の伏線はここで繋がるのか、といったアハ体験が随所に描かれているので、とにかく読んでいて気持ちよくなります。

正直、ここまで綺麗にすべての伏線を回収して、風呂敷を畳み切るマンガはそうそうないので、本作は間違いなく読んでおくべき名作といえます。

見どころ③ 読むだけで心が暖かくなる

「スピリットサークル」のストーリーには、読んでいると心が暖かくなり、思わず泣いてしまう特徴があります。

主人公「風太」は、前世を旅する間に同じ友人と何度も出会います。

あるときは親子だったり、あるときは恋人だったりと、関わり方はさまざま。

縁の強い者同士は違う世界でも必ず巡り合うらしく、どの世界でもお互いのことを守り続けます。

この様子が何とも尊く、心を暖かくさせてくれるのです。

とにかく本作を読むときは、泣いても大丈夫なように隣にティッシュを用意してから読むようにしましょう。

【まとめ】『スピリットサークル』は、非の打ち所がない隠れた名作

前世の記憶を巡る冒険を描いた「スピリットサークル」。

全6巻という短すぎる巻数で見事伏線をすべて回収し、華麗にエンディングを迎えた名作です。

ストーリーのラストはとにかく良い話で、感動してしまうこと間違いありません!

マンガ構成もとにかく読みやすく、すべての人たちにおすすめできるマンガです。

113.『メイドインアビス』

「メイドインアビス」は、謎の大穴「アビス」の探索に向かう者たちを描いた、冒険ファンタジーマンガです。

「メイドインアビス」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『メイドインアビス』のあらすじをご紹介

約1900年前、南海の孤島に直径1,000メートルを越すほど巨大な大穴「アビス」が発見され、その謎を解明すべく多くの探窟家がアビスを訪れていました。

しかし、その謎は今もなお究明されておらず、1度潜ったら「アビスの呪い」による死が待ち受けており、帰還者は誰もいませんでした。

そんなアビスの淵周辺にある、活気づいた街「オース」住む少女「リコ」は、探窟家の駆け出し「赤笛」として修行の日々を過ごしていました。

そんなある日、「リコ」はアビス第一層探窟中に、機械の体を持った少年「レグ」と出会いす。

そんな「レグ」はなんと、自分がどこからきて何をしているのか、完全に記憶を失っていました。

なんとか2人は協力しながら、誰も生きては帰れないと言い伝えられている、アビスの深層に向かいます。

『メイドインアビス』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「メイドインアビス」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・可愛い画風とはうって変わるダークなストーリー
・魅力的なキャラクターに心打たれる
・「アビス」の設定が広大でワクワクが止まらない!

見どころ① 可愛い画風とはうって変わるダークなストーリー

表紙の絵柄を見ただけだと、ほのぼのとしたかわいらしいファンタジーを思い描いてしまう読者も多いのではないでしょうか。

実は「メイドインアビス」は、ダークなストーリーが展開されていくマンガなんです。

例えば、主人公「リコ」がとあることが理由で毒針に手を貫かれてしまうシーン。

「リコ」はあまりの苦しさに、「レグ」に毒が回る前に自分の手を切り落としてほしいと頼みます。

「レグ」は受け入れ手を切り落とそうとしますが、一撃で切り落とすことができず……。

このように、思わず目をつむってしまいたくなるような容赦ない展開の数々が、本作の魅力といっても過言ではありません。

見どころ② 魅力的なキャラクターに心打たれる

作中で、「リコ」と「レグ」が出会うキャラクターたちはとにかく魅力的!

監視基地で「リコ」たちに、アビスでの生き方を教えてくれる「オーゼン」や、アビスの謎を解明するために魂を売ってしまった「ボンドルド」など。

かわいいいや、かっこいいだけでは説明できないほどの魅力に溢れたキャラクターたちが、本作には多数登場するのです。

そんなキャラクターたちに感情移入することで、本作のストーリーは一気に心打たれるものへ変化していきます。

見どころ③ 「アビス」の設定が壮大でワクワクが止まらない!

「メイドインアビス」において最大の謎であり、魅力ともいえる存在「アビス」。

アビスの設定はかなり作りこまれており、とにかく壮大でワクワクします。

アビス内では独自の生態系が形成されており、多数の原生生物が住み着いていたり、莫大な価値を秘めている遺跡があったり、深層に進むにつれて身体に異変が起きる「アビスの呪い」など。

このような設定が多数組み込まれることによって、読者を驚かすような冒険を描くことができるのです。

【まとめ】『メイドインアビス』は、一度ハマったら抜け出せない沼マンガ

「アビス」の謎を解明するべく、主人公「リコ」と機械少年「レグ」が、アビスの深層に挑むお話を描いた「メイドインアビス」。

かわいらしい絵柄に心惹かれつつも、そのダークな描写の数々にゾクゾクさせられます。

このジェットコースターのようなストーリー構成は、読者の心を掴んで離しません!

一度読めば間違いなくハマる、まさに沼マンガと呼べる作品でしょう。

114.『岡崎に捧ぐ』

「岡崎に捧ぐ」は、作者「山本さほ先生」と親友「岡崎さん」との人生記録を描いたノンフィクションマンガです。

そんな「岡崎に捧ぐ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『岡崎に捧ぐ』のあらすじをご紹介

1990年代。

当時小学生だった作者「山本さほ」は、少し変わった同級生「岡崎さん」と出会います。

最初は「岡崎さん」が怖くて仲良くできなかった「さほ」。

しかし、とある出来事がきっかけで、「さほ」と「岡崎さん」の距離は徐々に縮まっていきます。

これは、「さほ」と「岡崎さん」の人生をそのまま描いたノンフィクション日常物語です。

『岡崎に捧ぐ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「岡崎に捧ぐ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・絶妙すぎる笑いのセンス
・ノスタルジーを感じるストーリー
・人生について考えさせられる

見どころ① 絶妙すぎる笑いのセンス

「岡崎に捧ぐ」は、現実のエピソードを1話完結で描いたオムニバス形式の日常ストーリーです。

そのストーリーの随所に描かれているギャグシーンは、「山本さほ先生」の笑いのセンスに感心してしまうほど面白いものとなっています!

友達のお父さんを肘置きに使ってみたり、パロディネタを散りばめてみたりなど。

ただ単に思い出を描いているだけではなく、その思い出をポップに描いている点がとにかく天才的。

最近思いっきり笑った記憶がないという方に、ぜひ読んでいただきたいマンガです。

見どころ② ノスタルジーを感じるストーリー

「岡崎に捧ぐ」を読むことで、小学生時代の思い出が鮮明に頭に浮かび、ノスタルジーに浸ることができます。

特に現在30代の方には響くものがあるのではないでしょうか。

たまごっちの偽物「ぎゃおっぴ」やドラクエのキャラクターが描かれた「バトルエンピツ」など。

あの頃の楽しかった思い出がどんどん蘇ってきます。

ただ無邪気に遊んでいたあの頃にもう一度戻れる、そんな疑似タイムスリップを楽しめるマンガとなっています。

見どころ③ 人生について考えさせられる

「岡崎に捧ぐ」は、ただのエッセイマンガではありません。

人生という重いテーマを子どもならではの視点で描いた、とても深みのあるマンガなんです!

失敗は人生の全てではない。

自分を大事に思ってくれている人を心から大事にしないといけない。

現代の生きづらい世の中で頑張っている私たちが、忘れてしまっている大切なことを今一度再認識させてくれるマンガとなっています。

【まとめ】『岡崎に捧ぐ』は、侮れないエッセイマンガの筆頭

作者「山本さほ先生」と、友人「岡崎さん」の人生を描いた「岡崎に捧ぐ」。

一見するとただのエッセイマンガと思ってしまいがちですが、全大人たちをノスタルジックな世界へと誘い、さらには人生について教えてくれる教科書的マンガとなっています。

絵柄もあっさりしていて読みやすく、ページをめくる手が止まらなくなること間違いありません。

115.『ダンジョン飯』

「ダンジョン飯」は、そのあまりに奇抜な設定からネット上で話題となった、ダンジョングルメマンガです。

そんな「ダンジョン飯」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ダンジョン飯』のあらすじをご紹介

冒険者である主人公「ライオス」は、ダンジョンの最深部でドラゴンに遭遇してしまいます。

圧倒的すぎるドラゴンの力に、全滅寸前まで追い込まれてしまうパーティ。

そんな危機的状況を脱するために、妹である「ファリン」はドラゴンに食べられながらも、パーティメンバーを脱出させる魔法を使用します。

残されてしまった「ファリン」を助けるために、ダンジョンにもう一度戻る提案をする「ライオス」。

しかし、パーティにはダンジョン探索に耐えられるほどの食料がなく、それを調達するための資金すら尽きてしまっていたのです。

そんな彼らに残された最後の方法は、「ダンジョンにいるモンスターを食べながら、妹のいる最深部に向かう」というものでした。

『ダンジョン飯』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ダンジョン飯」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・モンスターの代表格「スライム」を美味しそうに食べてしまう問題作
・「動く鎧」でさえも食料にしてしまう発想
・食べられないモンスターの利用方法が面白い!

見どころ① モンスターの代表格「スライム」を美味しそうに食べてしまう問題作

「ダンジョン飯」は、あらすじでも説明した通り、モンスターを食料にしながらダンジョン最深部にいる妹を助けに行くというストーリーです。

作中では、モンスターの代表格「スライム」でさえも、干物にして美味しそうに食べてしまう驚愕のシーンが描かれています。

スライムはゼラチンが豊富で、現実世界でいうクラゲに近いものらしく、干物にすることで保存性も高めることができるらしいのです。

ここまで論理的にかつクレイジーにモンスターを調理してしまうマンガは、本作以外にないでしょう。

見どころ② 「動く鎧」でさえも食料にしてしまう発想

「動く鎧」という単語を聞くと、おそらくほとんどの方はドラクエのように、悪霊が中に住み着いて動かしているといった設定を思い浮かべるはず。

しかし、本作では違います。

なんと、現実世界の貝と同じ仕組みで鎧が動いているのです。

その調理方法も貝とまったく同じで、中身を取り出して美味しく食べてしまいます。

通常の人間では考えられないような設定を作り出す、作者「九井諒子先生」の発想には感心するばかりです。

見どころ③ 食べられないモンスターの利用方法が面白い!

本作において、ダンジョンにムダなものは一切ありません。

食料としては絶対に使えないようなモンスターも、実は料理において大活躍する要素が秘められているのです。

例えば、魔法生物である「ゴーレム」だと、自身の大切なものを守り抜く絶対的守護神である特徴を利用して、自己防衛自己管理できる畑として利用していました。

このように、思わずクスっと笑ってしまう運用方法が多数描かれているので、飽きることなく読み進めることができます。

【まとめ】『ダンジョン飯』は、異色グルメマンガという新ジャンルを築いた名作

ダンジョンに巣食うモンスターたちを、美味しそうに料理してしまうマンガ「ダンジョン飯」。

ダンジョングルメマンガという新しいジャンルを生み出したパイオニアとして、間違いなく後世に語り継がれる名作でしょう。

また、その料理過程で論理的に説明文を入れてくれているので、読者もしっかり納得したうえでストーリーを読み進めることができています。

斬新すぎるグルメマンガを読みたい方、一風変わったファンタジーマンガを読みたい方に、間違いなくおすすめできる作品です。

116.『波よ聞いてくれ』

「波よ聞いてくれ」は、「無限の住人」でお馴染みの作者「沙村広明先生」が描く、ラジオ業界をテーマにしたギャグマンガです。

そんな「波よ聞いてくれ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『波よ聞いてくれ』のあらすじをご紹介

舞台は北海道の札幌。

主人公「鼓田ミナレ」は、酒場で知り合ったラジオ局員に向かって愚痴混じりの失恋トークをしてしまいます。

すると翌日、話した失恋トークがすべて生放送のラジオで流されてしまっていました。激高した「ミナレ」はラジオ局に突撃しますが、ディレクターの口車にうまく乗せられてしまい、アドリブで自身が持つ恋愛観をラジオで叫ぶ羽目に。

この出来事がきっかけで、ラジオ業界に勧誘されてしまう「ミナレ」。

彼女を中心に個性に溢れたキャラクターたちの人生が、今、大きく動き出します…。

『波よ聞いてくれ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「波よ聞いてくれ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・軽妙すぎる世界観が最高!
・「ラジオ」という珍しいテーマ
・感情移入しやすい女主人公

見どころ① 軽妙すぎる世界観が最高!

「波よ聞いてくれ」は、一貫してキャラクター同士の会話テンポが丁度良く、ギャグマンガとして非常に良いバランスを保つことに成功しています。

熱い主張を放つキャラクターがいても、すぐにクールなツッコミを入れてくれるので、鼻につくことなくストーリーを楽しむことができます。

また、笑いながらもリアルなストーリーを受け止めることができるので、ずっと読んでいたくなるようなマンガとなっているのです。

見どころ② 「ラジオ」という珍しいテーマ

今までのマンガではあまり見たことがない、「ラジオ」をテーマにしたストーリーが展開されていく本作。

ラジオはどのように作られているのか、などのラジオ業界の裏側を描いているので、ちょっとした雑学マンガとしても楽しむことができます。

また、ラジオ業界でどのようにして成り上がっていくのかも描かれているので、これからラジオ業界に勤めたいと考えている読者には、ぜひ読んでいただきたいマンガです。

ラジオパーソナリティとして成功するために、日々奮闘する主人公「鼓田ミナレ」。

彼女を待つ運命は一体どのようなものなのか、先が気になる展開に目が離せません。

見どころ③ 感情移入しやすい女主人公

「波よ聞いてくれ」は、感情移入しやすい主人公「鼓田ミナレ」がとにかく魅力的!

男勝りな性格をしており、ラジオ局に直接殴り込みに行くようなとんでもない女性です。

通常、女性が主人公のマンガは、女性キャラクターの行動に理解できない男性読者が多いのですが、本作は違います。

「ミナレ」の性格が男性読者のツボにも見事フィットし、ストーリーにしっかり浸ることができる要因となっているのです。

【まとめ】『波よ聞いてくれ』は、作者「沙村広明先生」の力量に感心するマンガ

スープカレー屋で働いている女性「鼓田ミナレ」が、ラジオパーソナリティとして成功するまでを描いた「波よ聞いてくれ」。

「ラジオ」という難しいテーマを見事マンガで表現しており、サクサクと進むストーリーにページをめくる手が止まりません!

「無限の住人」のグロテスクな作風とは打って変わり、スポ根に近いような作品を描くことができている「沙村広明先生」には、思わず感心してしまいます。

117.『うさぎドロップ』

「うさぎドロップ」は、松山ケンイチさん主演の実写映画でも話題になった、日常系コメディマンガです。

そんな「うさぎドロップ」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『うさぎドロップ』のあらすじをご紹介

祖父の訃報を聞き実家を訪れた、30歳独身男の「河地大吉」。

彼はそこで、亡くなった祖父の隠し子「鹿賀りん」と出会います。

「りん」を厄介者扱いしている親族に嫌気がさした「大吉」は、「りん」を引き取り育てることを決意します。

初めての子育てに四苦八苦しながら面倒を見る「大吉」ですが、「りん」を保育園に通わせながら仕事を続けるのが困難で、残業のない部署へと異動を決意します。

一方、いまだ消息の掴めない「りん」の母親でしたが、母子手帳の不自然な箇所からついに居場所を判明することに成功し……。

『うさぎドロップ』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「うさぎドロップ」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・「りん」と「大吉」の奮闘に感動
・「りん」がとにかく可愛い
・個性豊かなキャラクターたち

見どころ① 「大吉」の子育てに奮闘する姿に感動

「うさぎドロップ」では、子育てのノウハウを一切知らない主人公「河地大吉」が、「りん」を育てることに奮闘する姿が見どころです。

保育園に預けるにはどうしたら良いのか。

「りん」を迎えに行きたいけど、残業しないといけない。

今まで仕事に情熱を注いできた「大吉」にとって、すべてが新鮮でありキャパオーバーになってしまうことも。

しかし、残業のない部署に移動したりと独自の対策を練ることで、なんとか困難に立ち向かっていきます。

そんな子ども想いの「大吉」を見ていると、思わず涙がこぼれてしまいます。

見どころ② 「りん」がとにかく可愛い!

「うさぎドロップ」を語るうえで欠かせないのが、「鹿賀りん」の存在です。

とにかくこの「りん」がかわいい!

登場時は父親が亡くなったこともあり、塞ぎごみがちの少女でしたが、「大吉」と一緒に暮らしていくうちに、どんどん明るい一面を見せるように。

6歳という年齢の子どもならではの天真爛漫さは、親の目線で見るととにかく可愛らしいです!

しかし、好きなものが渋かったりマナーに厳しかったりと、意外としっかりしているような一面も見せる「りん」。

そんな彼女の存在は、間違いなく本作のストーリーにおいて核となる存在です。

見どころ③ 個性豊かなキャラクターたち

本作に登場するキャラクターは、どれも個性豊かで魅力に溢れています。

30代独身のダメ男「河地大吉」や、一緒に暮らすことになる謎の少女「鹿賀りん」。

「りん」の幼なじみで、わんぱく少年の「二谷コウキ」。

そんな「コウキ」の母で超絶美人の「二谷ゆかり」など。

さまざまな個性溢れるキャラクターたちが、本作のストーリーをさらに面白く盛り上げています。

【まとめ】『うさぎドロップ』は、賛否両論のラストを一度見てほしいマンガ

突然子どもを育てることになった独身アラサー「大吉」と、父を亡くして塞ぎごみがちの少女「りん」。

彼らの面白くて考えさせられる日常を描いているのが、「うさぎドロップ」です。

本作はすでに完結しているマンガなのですが、実は最終回の展開が読者の間で賛否両論となっているのです。

捉え方によっては倫理問題に発展しかねないと言う方や、感動できる良いラストだったと言う方など、とにかく極端な感想が多いラスト。

あなたにもぜひ読んでいただいて、ラストの展開について考えていただきたいです。

もちろん、面白い名作であることは間違いないマンガなので、幅広い読者層におすすめできます。

118.『ひとりぼっちの地球侵略』

「ひとりぼっちの地球侵略」は、ストーリーが秀逸なSFラブコメとして話題となっている隠れた名作マンガです。

そんな「ひとりぼっちの地球侵略」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『ひとりぼっちの地球侵略』のあらすじをご紹介

人口が70万人にも満たない、少し栄えている地方の都市・松横市。

高校に入学する主人公「広瀬岬一」は、入退院を繰り返している兄「広瀬凪」とは違った健康体の青年です。

入学式当日、そんな「岬一」の前に現れた2年生「大鳥希」は、命をもらいに来たと「岬一」に迫ります。

傷を負ってしまった「岬一」でしたが、何故か負った傷がたちまち治っていきます。

驚いて戸惑っている彼に向って、「希」は態度を一変させてこう告げます。

「一緒にこの地球を侵略しましょう。」と……。

『ひとりぼっちの地球侵略』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「ひとりぼっちの地球侵略」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・それぞれの絆における価値を見出す深いテーマ
・どんどん大きくなる地球侵略のスケール
・可愛いイラストとシリアスなストーリー展開の対比

見どころ① それぞれの絆における価値を見出す深いテーマ

「ひとりぼっちの地球侵略」では、主人公「広瀬岬一」と「大鳥希」が、徐々にお互いの繋がりに価値を見出していくストーリーが描かれています。

ある出来事がきっかけで、繋がりを持つことになってしまった彼ら。

最初はそこまでお互いを、大切に想い合っているわけではありません。

しかし、ストーリーが進むにつれてお互いの存在が大きくなっていき、2人でいることに意味を感じていくのです。

これが読者の心を大きく揺さぶる要素となっており、本作における最大のテーマともいえます。

見どころ② どんどん大きくなる地球侵略のスケール

「ひとりぼっちの地球侵略」では、スケールがどんどん大きくなっていく地球侵略の様子が大きな見どころとなっています。

最初はそこまで深刻な展開ではなかったはずなのに、ストーリーが進むにつれて、主人公たちの能力の秘密や宇宙人たちの策略など、奥深いストーリーへと変貌していきます。

これが作品に良い作用をもたらしており、読者が決して飽きることのないマンガとなっている秘訣です。

地球を侵略するはずが、やがて宇宙人から地球を守るストーリーに変化していく展開に、これからどうなるのか作品から目が離せません。

見どころ③ 可愛いイラストとシリアスなストーリー展開の対比

「ひとりぼっちの地球侵略」は、可愛いイラストからのギャップが凄まじいマンガです。

可愛らしいキャラクターたちにも関わらず、戦闘シーンは生々しく血を流しまくります。

しかし、決して深刻な描かれ方をしておらず、グロさをしっかり抑えることに成功しています。

そのため、どんな読者層にもおすすめできるマンガとなっているんです。

また、心の闇などを描いているストーリーとの対比も非常に良いバランスで、読者の心をしっかり鷲掴みしています。

【まとめ】『ひとりぼっちの地球侵略』は、これからの展開が楽しみな期待作

突然地球を侵略することになってしまった高校生、「広瀬岬一」の奮闘を描いた「ひとりぼっちの地球侵略」。

そのストーリーには多くの謎が残されており、それらがどう回収されていくのか、先の展開が気になって仕方がありません!

その伏線回収次第で名作になれる可能性を大いに秘めた、期待作と言っても過言ではないでしょう。

まだまだマイナーな今のタイミングで、本作を読んでおくことを強くおすすめします。

119.『げんしけん』

「げんしけん」は、アニメ化の大ヒットで世のオタクたちから絶大な支持を集めることになった、アキバ系青春ストーリーマンガです。

そんな「げんしけん」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『げんしけん』のあらすじをご紹介

この春。

主人公「笹原完士」は、いつもと違って珍しく意気込んでいました。

それは、大学におけるある種のサークルに、必ず入部すると決意していたからです。

そんなサークルへの入部がきっかけとなり、「笹原」の大学生活は地味に彩り始めます。

サークル部屋から始まる楽しい大学生活を、等身大に描いたアキバ系青春物語!

『げんしけん』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「げんしけん」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・オタク文化をバッチリ把握できる誰得マンガ
・「サークル」という設定がもたらすキャラクターたちの成長
・個性豊かなキャラクターたち

見どころ① オタク文化をバッチリ把握できる誰得マンガ

「げんしけん」は、一般的にオタクと呼ばれる人たちの生態や、そのオタク文化に触れることができるマンガです。

オタク自体の世間から見るイメージは、正直良くないですよね。

そのうえ、オタクについて知ることができるマンガってどうなの、って思うことでしょう。

しかし、本作はそんなマイナスイメージをしっかり払拭することができるマンガなのです。

サークルに所属するキャラクターたちの、大半はオタク。

しかし、そこにただ一人リア充の女性キャラクターを組み合わせることで、オタクじゃない人も楽しむことができるマンガへと昇華しているのです。

あれだけ嫌いだったオタクも、触れてみれば意外とそうでもないかも。

本作を読めばこのような感情が芽生えること、間違いありません。

見どころ② 「サークル」という設定がもたらすキャラクターたちの成長

「サークル」という設定が本作における重要な要素で、本作の核といても過言ではありません。

今まで自分の殻に籠ってばかりだったオタクたち。

そんな彼らがサークルに入部して、色々な価値観を持った人と接することになります。

その結果、自分と他人の価値観をしっかり理解し、それぞれのキャラクターたちが徐々に人間として成長していくのです。

もちろんオタクであることには変わりませんので、世のオタク読者たちは安心してください。

見どころ③ 個性豊かなキャラクターたち

本作には、個性豊かで魅力に溢れたキャラクターたちが多数登場します。

これといった特徴のない地味な主人公「笹原完士」や、オタクサークルの中心人物「班目晴信」。

イケメンなのに、あらゆるオタクカルチャーに精通している生粋のオタク「高坂真琴」。

オタク趣味が一切ないのに、何故かサークルに所属しているリア充女子「春日部咲」など。

ほかにも多数の個性的なキャラクターたちが、本作のストーリーをさらに面白く盛り上げています!

【まとめ】『げんしけん』は、世のオタクたちは必読すべきマンガ

オタクたちの日常を描いた青春大学ストーリー「げんしけん」。

オタク文化を、コメディタッチかつ緻密に描いているのが特徴で、全国のオタクたちの心に響くこと間違いなしのマンガとなっています!

また、オタク文化を全く知らない読者でも、面白可笑しく笑えるギャグマンガとなっているのでぜひ読んでいただきたいです!

テンポ良いストーリーの展開に、1巻2巻と続けて購入したくなること間違いなし。

ぜひ、知られざるオタクたちのカルチャーに触れてみてください。

120.『モブサイコ100』

「モブサイコ100」は、大ヒットマンガ「ワンパンマン」の生みの親としても知られる「ONE先生」が描く、超能力バトルマンガです。

そんな「モブサイコ100」のあらすじと面白い見どころ3ポイントを解説していきます。

【簡単】『モブサイコ100』のあらすじをご紹介

没個性的で目立たない中学生「影山茂夫(モブ)」。

彼は実は、無敵の超能力者でした。

そんな圧倒的な力を持っている「モブ」でしたが、生きていくうえで意味のない無価値なものだと考えており、地味で目立たない学校生活を送っていたのです。

そんな彼は、自分を変えるために肉体改造部に入部するのですが、彼の元に徐々に忍び寄る悪霊と用能力者たちの陰が……。

『モブサイコ100』の面白い見どころ3ポイント解説

ここからは、「モブサイコ100」の面白い見どころを分かりやすく下記の3ポイントに分けて解説していきます。

・キャラクターたちの内面を抉り出すセリフの数々
・「霊幻新隆」がかっこよすぎる
・大迫力の超能力バトルに心躍る

見どころ① キャラクターたちの内面を抉り出すセリフの数々

「モブサイコ100」は、とにかく登場キャラクターたちの内面を抉り出すセリフが凄いんです。

ストーリー各章が終わるタイミングで、必ず主人公「モブ」と敵のやり取りが発生するのですが、この会話に込められたメッセージ性が深く、読者の心にしっかりと突き刺さります。

ハッと気づかされてしまうそのセリフの数々に、あなたは思わず唸ってしまうこと間違いありません。

見どころ② 「霊幻新隆」がかっこよすぎる!

「モブサイコ100」の主人公は、実は「モブ」のほかにもう1人存在します。

それが、「モブ」の師匠でもあり霊感商法詐欺師である「霊幻新隆」です。

この「霊幻」がとにかく魅力的でかっこ良いんです。

基本的には詐欺師なので最低ですが、時折見せる内に秘めた優しさには、思わず感動させられてしまいます。

最終章で見せる「モブ」と「霊幻」のやり取りには涙してしまうでしょう。

見どころ③ 大迫力の超能力バトルに心躍る!

「モブサイコ100」で描かれている超能力バトルシーンは、とにかく大迫力で心躍らされます。

作者「ONE先生」の個性的な作画と、高いマンガ力を生かした超能力バトルの構成がとても素晴らしいです。

学校にタワーにと街を破壊しながら、超能力を全身全霊でぶつけ合う主人公「モブ」や敵キャラクターたちには、思わずゾクゾクさせられてしまいます。

【まとめ】『モブサイコ100』は、深いテーマ性と熱いバトルを両立した描いた名作

最強の超能力者「モブ」と、彼を倒すために奮闘する敵たちの白熱したバトルを描いた「モブサイコ100」。

その迫力満点なバトルシーンの数々は、間違いなく一見の価値ありです。

また、バトル以外にも、キャラクターの成長や深いメッセージ性など多数の魅力があり、マンガ業界屈指の名作と言っても過言ではありません。

まだ読んでいない方がいれば、今すぐ読んでみることをおすすめします。

おわりに

以上、【漫画おすすめ120選】最高に面白い名作漫画【2024年版】でした!

長い記事でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、良い漫画ライフを!(*’▽’*)

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この記事を書いた人

年間300冊くらい読書する人です。
ミステリー小説が大好きです。

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