【綾辻行人】館シリーズの順番とあらすじ【十角館】

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綾辻行人さんの館シリーズの順番やあらすじなどをまとめました!

国内ミステリー小説の中でもトップクラスで有名な『十角館の殺人』。

新本格ムーブメントの先駆けとなった作品であり、日本のミステリー史に残る大傑作でもあります。

そんな『十角館の殺人』を一作目とした、綾辻行人さんの「館シリーズ」。

何作も出版されているので読む順番が気になるところ。

シリーズものでもバラバラに読んでも大丈夫な作品はたくさんありますからね。

ではこの「館シリーズ」はどうか。

結論から言いますと、必ず最初から順番に読んでください!

順番に読むことによって面白さが何倍にも膨れ上がりますし、前の作品を読んでいないと意味がわからない部分がたまに出てきてしまいます。

もちろんバラバラでも面白くないなんてことはないのですが、順番に読むことがこのシリーズを最大限に楽しむ秘訣です。

また、館シリーズの中でおすすめはどれか?ということも気になるかもしれませんが、おすすめは全作品です。

個人的にですが、全作品を読んだ上で面白くない作品はありませんでした。

というかおすすめとか関係なしに、ミステリ好きならば館シリーズは全作品読まなくてはいけないと思っています。

それだけ面白いんです!!!!!

どうぞ参考にしていただければ幸いです。

目次

1.『十角館の殺人』

ミステリファンなら誰もが読んでいるであろう、館シリーズ1作目にして最高傑作と言える作品。

海に囲まれた孤島に建つ「十角館」。そこに訪れた大学生7人に振りかかる連続殺人。

移動手段が無い無人島、変わった形の館、以前殺人事件が起きた場所、ミステリー研究会、など魅力的なポイントが盛り沢山。王道ミステリー好きにはたまらない設定ばかりです。

ミスリードの仕方が絶妙だし、なんといっても衝撃的なトリック、そしてその見せ方は素晴らしいの一言。

ページをめくり、あの一文が目に飛び込んできたときの、頭の中のパズルが一瞬でバラバラになるあの感覚は、決して他では味わえないでしょう。

アガサクリスティの傑作『そして誰もいなくなった』のオマージュでもあるので、先に『そして誰もいなくなった』を読んでおくとベストです。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。

2.『水車館の殺人』

ザ・古典ミステリ、といったような王道のミステリ作品。

『十角館』と比べてしまうと衝撃度は低くなってしまうものの、伏線の張り巡らせ方やストーリー自体の面白さはさすが。

ミステリー小説らしい雰囲気満点で面白いことに変わりありません。

どうしても『十角館』と比べられてしまうのが可愛そうなところですが、『十角館』よりこちらの方が好き!という方も結構います。

館シリーズの中ではあまり目立たない、なんて言われがちですが、とんでもない!散りばめられた伏線の回収や様々な手法に加え、あの劇的なラスト!『十角館の殺人』とはまた違った衝撃があります。

ミステリとしてはセオリーを正しく踏襲している正統派という感じだけれど、物足りなさを感じさせないのでグイグイ読ませてくれる。

さすがの面白さですのでご安心してお読みください

山あいの地の鬱蒼とした森に囲まれてたたずむ、石造りの館。その横腹には三連の水車が、時を支配するかのごとく回り続けている。女が墜落死し、男が殺害され、一枚の絵と一人の男が消えた翌年、またしても惨劇は、起こった…。

3.『迷路館の殺人』

「迷路館」という奇妙な館に招かれた作家たちに降りかかる連続殺人を描きます。

十角館に続いて衝撃度が高いと言われているのがこの作品。実際、「やられたあああ!」感が半端ない。

『絶対トリック見破ってやる』って意気込んで読み始めたのに、最後にとんでもない衝撃を与えられてもう思わず笑っちゃっいました。逆に気持ちいいです。

こんなの読んでしまったら他のミステリが霞んでしまう……、そんな危機すら感じます。

とにかく、最後の最後まで気を抜かずに丁寧に読んでください。

ミステリー小説で騙されることが大好きな人にはピッタリです。

奇妙奇天烈な地下の館、迷路館。招かれた四人の作家たちは莫大な“賞金”をかけて、この館を舞台にした推理小説の競作を始めるが、それは恐るべき連続殺人劇の開幕でもあった。

4.『人形館の殺人』

館シリーズの異色作。

今までの館シリーズが王道的だったのに対し、4作目の「人形館」はやや変化球といった感じ。

ここにきての意外性。「おお!こうきますか!(*゚▽゚*)」とテンションが上がったのを覚えています。

他作品と違い、閉ざされていない館を舞台にどのような物語になるのか思っていましたが、なるほど。こういった形の作品になるとは思いませんでした。

なんとなく犯人は予想できましたが、真相解明ではちゃんと驚かしてくれます。

抜群の読みやすさで一気読みできるし、世界が一瞬で崩れ落ちて豹変するトリックは圧巻です。

変化球ゆえに評価は大きく分かれますが、個人的には大好き。このパターンも館シリーズの魅力でしょう。

父が飛龍想一に遺した京都の屋敷―顔のないマネキン人形が邸内各所に佇む「人形館」。街では残忍な通り魔殺人が続発し、想一自身にも姿なき脅迫者の影が迫る。

5.『時計館の殺人』

少女の亡霊が住んでいるという「時計館」に訪れた人々に降りかかる連続殺人。

ストーリー設定、作品の世界観の良さは館シリーズの中でもピカイチ。

伏線の張り方やトリックは非常に丁寧で、フェアプレイな感じが好印象。『時計館こそ最高傑作だ!』という方も多いです。

10年前の事件との因果関係がじわりじわりと明らかになり、犯人の目星がついたと思いきや……、島田さんの推理力にあっぱれ!

考えながら読めば犯人まで推理できてしまうかもしれないです(私はミステリ大好きのクセに全然わからなくてかなりの衝撃を受けました)。

たとえ推理できたとしても、この時計館ならではの大胆なトリックは大好き。

トリックは『十角館の殺人』より精緻に仕掛けられていて、初見では犯人の予想は付いても仕掛けはまず見抜けないでしょう。

何回読んでもやっぱりこのトリックは本当にすごいと思いましたね。

鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館。角島・十角館の惨劇を知る江南孝明は、オカルト雑誌の“取材班”の一員としてこの館を訪れる。館に棲むという少女の亡霊と接触した交霊会の夜、忽然と姿を消す美貌の霊能者。

6.『黒猫館の殺人』

記憶を失った老人からの依頼を受けて、鹿谷と河南が過去の黒猫館で何が起こったのかを解き明かす。

読み進めていくうちに感じる違和感。何かがおかしい。しかしわからない。伏線がバンバン張り巡らさられてることにはわかるのに。

これまで散々騙されてきて、所々違和感を感じていたのに、この壮大な仕掛けにまんまとはまってしまいました。自分の鈍感さに笑ってしまいます。

この作品においては犯人は誰かに驚くのではなく、作品に施された仕掛けに驚愕するようにできている(多分)。

伏線がわかりやすい気がするのも、きっとわざとなんでしょうねえ。なのに結局騙されちゃうんだから面白い!

大いなる謎を秘めた館、黒猫館。火災で重傷を負い、記憶を失った老人・鮎田冬馬の奇妙な依頼を受け、推理作家・鹿谷門実と江南孝明は、東京から札幌、そして阿寒へと向かう。

7.『暗黒館の殺人』

長い。文庫にして全4巻で約2000ページ越え。ということもあって「暗黒館」だけ中々手を出さない人がいがち。

しかしそれは非常にもったいない!読みやすさは抜群でストーリーも面白いしテンポも良い。長いのが全く気にならないどころか終わってしまうのが悲しいくらい。

この作品に関しては「トリックに驚いた!」とか「衝撃のラスト!」とかどうでもいいと思う。

幻想的で、かつミステリーとして何層もの仕掛けもあり、それをきちんと伏線回収して、読後の満足感も凄いです。

じっくり時間をかけて読んで、この暗黒館の世界を心ゆくまで堪能してください。そういうための作品です。

いや、もちろんびっくりするんですがね。最後のどんでん返しには「え!」って声が出ちゃいましたし。やっぱり館シリーズは最高だなあ。

蒼白い霧に峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登家の人々が住まう「暗黒館」。当主の息子・玄児に招かれた大学生・中也は、数々の謎めいた出来事に遭遇する。

8.『びっくり館の殺人』

非常に不気味な「びっくり館」での密室殺人。このゾクゾクする雰囲気は館シリーズの中でもかなり好き。

本格推理というよりは、ゴシックホラーの趣が強いです。

「暗黒館」の後、それに子供向けに書かれた作品ということでかなりサクサク読めます。

いやいかし、内容はなかなかにハード。子供向けとは思えないほどしっかりしたストーリー構成とダークな設定で大人でもガッツリ楽しめるのでご安心を。

ミステリ的な驚きよりもオカルト的な、良い意味での不快感を楽しむ作品なのかな、と感じます。

大人になった今でも楽しめるんだから、子供のころ読んでたらもっとびっくりできただろうなあ。

あやしい噂が囁かれるお屋敷町の洋館、その名もびっくり館。館に住む少年と友だちになった三知也たちは、少年の祖父が演じる異様な腹話術劇におののくが…クリスマスの夜、ついに勃発する密室の惨劇!

9.『奇面館の殺人』

「奇面館」で行われる奇怪な集まりに招かれた客人たちは、鍵のかかる仮面で顔を隠さなければいけないことに。

’’仮面で顔を隠す’’ってことでなんとなくトリックがわかりそうな気がするも、流石は綾辻さん。一捻りも二捻りもして結局予想できない。

吹雪の山荘という典型的なクローズドサークルに加えて、いい意味でリアリティの無い推理小説ならではの設定と独特のトリックは、館ものとしての魅力を十二分に堪能させてくれます。

張り巡らされた伏線、トリック、予想できない犯人。ストーリーもここにきての正統派ミステリーでありしっかりと楽しめます。

初めて読んだときはめちゃくちゃ痺れましたね。ただの犯人探しだけで終わらないところが最高です。

エピローグで細かな伏線を回収していくのもかなり爽快。

館シリーズの中でもトップクラスに人気があるのも納得です。

奇面館主人・影山逸史が主催する奇妙な集い。招待された客人たちは全員、館に伝わる“鍵の掛かる仮面”で顔を隠さねばならないのだ。季節外れの大雪で館が孤立する中、“奇面の間”で勃発する血みどろの惨劇。

最後に

最後までご覧いただき本当にありがとうございました。

この館シリーズは安定して面白く、ミステリ好きなら全作品読んでおかなくてはいけないと本気で思っています。

たとえ面白くないと思ったとしても、時間の無駄ではありません。読んだということに意味があるのです!!

参考にしていただければ幸いです。それでは、良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ

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この記事を書いた人

年間300冊くらい読書する人です。
ミステリー小説が大好きです。

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