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海外ミステリー小説
『だからダスティンは死んだ』- 隣人が殺人犯?追跡する主婦が見たものは……
夫と共に新居に引っ越してきたヘンは、隣人マシューに食事に招かれた時、ある物を発見して愕然とする。 それは、2年半前に殺された高校生ダスティンのトロフィーだった。 犯人が現場から持ち去ったと言われていたのに、なぜマシューの家に?もしやマシュー... -
自作ショートショート
【自作ショートショートNo.69】『悪魔より』
ソイツは紛れもなく僕の目の前にいる。 体は病人のように瘦せ細り、肌は青白いを通り越して黒と紫色の中間のような毒々しく不健康な色。 その様だけを見ると、まさしく病人のような有様だ。 だが、血走った赤い瞳に、どんなものでも八つ裂きにしてしまいそ... -
読書日記
春海水亭『入居者全滅事故物件』- 盛りすぎ設定が最後まで本気で走り切る、暴走したホラーの怪作【読書日記】
まずタイトルからしてずるい。 『入居者全滅事故物件』。 こんなの、気にならないわけがない! 事故物件だけでも目を引くのに、そこへさらに入居者全滅まで乗せてくる。いくらなんでも盛りすぎだろう、と半分あきれながら手に取ることになるのだが、読んで... -
国内ミステリー小説
荻堂顕『ループ・オブ・ザ・コード』- 混迷と絶望の現代を撃つ、弩級の近未来×ハードボイルド
新生国家イグノラビムスで、200名以上の子供たちの発作が同時期に起こった。 身体を固く折り曲げ、意識は混濁、食事を拒否し、どんどん衰弱していく。 WEO(世界生存機関)の職員アルフォンソは、現地調査要員としてイグノラビムスに赴き、この奇病につい... -
海外ミステリー小説
『優等生は探偵に向かない』- 失踪事件をソーシャルメディアで追う斬新なミステリシリーズ二弾
女子高生のピップは、友達から「失踪した兄ジェイミーを探してほしい」と頼まれる。 ジェイミーは成人しており、今までも何度か家を出たことがあるため、警察はまともに取り合ってくれないのだ。 ピップは、前回の事件で危険な目に遭ったことから及び腰だ... -
読書日記
『壁から死体?』- 謎とスパイスの香り漂う屋敷で、壁から死体がこんにちは!【読書日記】
子供の頃、夢見たことがある。 たとえば、本棚がスーッと横に動いて、奥に秘密の書斎が現れるとか、古びた柱時計の中に人が入れる秘密通路があるとか、壁に「ひらけごま!」と唱えるとクルッと回転して隠し部屋が登場するとか。 あれだ。アニメや絵本の中... -
国内ミステリー小説
五十嵐律人『六法推理』- 法律知識で事件に挑む、学生版リーガル・ミステリ
法学部4年の古城は、大学内で無料法律相談を受け付けている。 ある日、経済学部3年の戸賀が相談しに来た。 「2年半ほど事故物件に住んでいるが、今まで何もなかったのに、最近になって奇妙な現象が起こるようになった」 とのことだった。 夜中に赤ん坊の泣... -
読書日記
北沢陶『花檻の園』- 見惚れた瞬間にもう逃げられない、美しさという檻の物語【読書日記】
北沢陶(きたざわ とう)という作家は、出てきたときからずっと気になる存在だった。 デビュー作『をんごく』で横溝正史ミステリ&ホラー大賞の三冠を達成、という時点でかなり強いのだが、実際に読んでみると、話題性だけではまったくなかったことがよく... -
読書日記
『謎ときエドガー・アラン・ポー』- 200年越しの挑戦状。誰も気づかなかった、もうひとつの完全犯罪【読書日記】
「なぜポーは、たった3本でデュパン終わらせたのか?」 ミステリ好きなら一度は疑問に思ったことがあると思う。 探偵小説の元祖、エドガー・アラン・ポー。あの『モルグ街の殺人』で世界初の名探偵オーギュスト・デュパンを登場させた伝説の作家だ。 しか... -
読書日記
久永実木彦『雨音』- 惨劇のあとに鳴り続ける音を描いた、痛切な喪失の物語【読書日記】
日常が壊れる音というものがある。 それは爆発音かもしれないし、ガラスの割れる音かもしれない。あるいは、何の前触れもなく鳴り響く銃声かもしれない。 久永実木彦『雨音』は、その音を聞いてしまった人間たちの物語である。しかも本作が恐ろしいのは、...
