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国内ミステリー小説
浅倉秋成『俺ではない炎上』- なりすまし被害で殺人犯にされたサラリーマンの逃亡劇
山縣泰介は、50代のサラリーマン。 それなりに出世しており、妻子もいて、順風満帆な日々……のはずだった。 それがもろくも崩れたのは、何者かが泰介になりすまして女性を殺害し、遺体の写真をTwitterでアップしたからだ。 ツイートはたちまち拡散され、炎... -
国内ミステリー小説
潮谷験『ミノタウロス現象』- 突然怪物が現れた!撃ち殺すと中身が政治家で…!?
オーストラリアの牧場に化け物が出現した。 ギリシャ神話に登場するミノタウロスのような化け物で、体は人間、頭は牛、身の丈3メートル。 化け物はインド、アメリカ、ウクライナ、日本など各地に出現するようになり、世界はみるみるパニックに。 銃であっ... -
その他小説
凪良ゆう『汝、星のごとく』- 母親の呪縛に囚われた二人の純愛と試練とは
瀬戸内海の島で生まれ育った暁海(あきみ)は、夫の不倫に傷付いて立ち直れないでいる母親を支えながら高校に通っていた。 ある時、島に同い年の男の子・櫂(かい)が引っ越してきた。 櫂の母親は男性にひどく入れ込むタイプで、島に来たのも京都で出会っ... -
短編集
西澤保彦『パズラー 謎と論理のエンタテインメント』- 謎と論理にとことんこだわったミステリ短編集
サラリーマン生活を経て、やっとの思いで小説家になれた日能克久。 高校の同窓会に出席するにあたり、幹事から衝撃の事実を聞くこととなる。 なんと交通事故で亡くなったと思っていたクラスメイト・梅木万理子が生きていたというのだ。 どうしてそんな勘違... -
国内ミステリー小説
荒木あかね『ちぎれた鎖と光の切れ端』- 無人島での殺戮と大阪での殺戮、二つの事件を繋ぐ鍵は?
男女7名の仲良しグループが、天草諸島の無人島に旅行に来た。 海上のコテージで一週間満喫する予定だったが、グループの1人である樋藤には別の目的があった。 樋藤は仲間たちに強い恨みを抱いており、密かに持ち込んだ毒薬で全員を殺すつもりでいたのだ。 ... -
国内ミステリー小説
松城明『可制御の殺人』- 人間をシステムと捉え、殺人を実行させる理系ミステリー
大学院生の更科千冬は、「下」に見られたくないという思いから常にトップを独走してきた。 しかし友人の白河真凛は、千冬をあっさりと抜かした。 千冬の成績を超え、千冬の彼氏を奪い、さらには千冬が志望している就職先での推薦枠も得ようとしていた。 勝... -
国内ミステリー小説
芦花公園『漆黒の慕情』- 怪異も人間も恐ろしい、鳥肌必至のホラーミステリー
塾講師の片山敏彦は、絶世の美青年であることから生徒からモテモテで、ゆえにストーカー被害を受けることもあった。 しかし一ヶ月前に始まったストーカーは、今までとは明らかに異質なものだった。 ねばつくような視線、妄想に満ちた手紙、長身で長い黒髪... -
国内ミステリー小説
阿津川辰海『録音された誘拐』- 令和のテクノロジーを欺く誘拐犯との頭脳戦
探偵事務所の所長・大野が誘拐された。 大野の家は資産家ではあるが、なぜよりによって探偵事務所の所長をターゲットにしたのか。 どうも15年前に起こった誘拐事件が関係しているらしいが……。 助手の美々香は、特殊能力である抜群の聴力を生かして事件に挑... -
読書日記
北山猛邦『神の光』- 物理の北山、とうとう「街」も「建物」も消す【読書日記】
北山猛邦の短編集『神の光』を読み始めてすぐ、これは単なる不可能犯罪ではないことをすぐに思い知らされる。 タイトルが象徴するように、本書の全編を貫いているのは「神の視点」と「人間の限界」、そして「建造物の消失」という極めて抽象的で、かつ物理... -
読書日記
『ポルターガイストの囚人』- それって本当に幽霊のしわざ? 傑作『深淵のテレパス』に続くシリーズ第二弾【読書日記】
襖(ふすま)が勝手に開く。電気が消える。落下する遺影。壁の向こうから、誰もいないはずの足音が響く。 けれど本当に怖いのは、そんな現象じゃない。この家にいるのは、もしかすると私自身なのかもしれない。 上條一輝の『ポルターガイストの囚人』は、...
