人気記事
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読書日記
『夜明けまでに誰かが』- 8時間の密室地獄へようこそ。閉じた車内で、人間はどこまで人間でいられるか【読書日記】
ホリー・ジャクソンの名前を聞くと、まず思い浮かぶのは『自由研究には向かない殺人』だ。 高校生探偵ピップの華麗な推理劇に胸を躍らせた読者は多いと思う。あれは正統派の「フーダニット(誰がやったか)」、つまり犯人探し型ミステリーだった。 しかし... -
国内ミステリー小説
寺嶌曜『キツネ狩り』- 三年前を映す右目で未解決事件に挑む、特殊設定ミステリー
警察官の尾崎冴子は、バイクの事故で婚約者と右目の視力を失った。 現場検証から自損事故ということになったが、冴子にはどうしてもそうとは思えなかった。 あの日、バイクの目の前を黒い影が横切り、そのせいで事故が起こった気がするのだ。 あの影は一体... -
国内ミステリー小説
方丈貴恵『アミュレット・ホテル』- 犯罪者の楽園で禁を破った者たちをホテル探偵が追い詰める
アミュレット・ホテルは、多くの犯罪者たちが利用している会員制のホテルだ。 凶悪な犯罪者でも宿泊できる上、ルームサービスも充実しており、偽造パスポートだろうが銃器だろうが部屋に届けてもらえる。 もちろん警察に通報される心配は一切なく、安全に... -
ホラー小説
饗庭淵『対怪異アンドロイド開発研究室』- 恐怖を感じないAIだから調査できる、怪異の真実
アリサは、自律汎用AIを有するアンドロイド。 外見は美しい二十代女性で、高感度圧電センサーによって人間らしい反射的な動きができる。 センサーカメラや集音マイクも搭載されているため、決定的瞬間を逃さず、些細な物音でも全て拾う。 そんな高性能なア... -
国内ミステリー小説
川瀬七緒『四日間家族』- 誘拐犯に仕立て上げられた自殺志願者たちの運命は。
とある理由から自殺を決意した夏美は、ネットで繋がった同じ望みを持つ三人と車で山へ向かう。 彼らは年齢も性別もバラバラで、それぞれの理由から皆自殺という道を選択していた。 夜更けとなり車中で練炭に着火しようとしたその時、森の奥から赤ん坊の泣... -
国内ミステリー小説
渡辺優『私雨邸の殺人に関する各人の視点』- 複数の視点を組み合わせて真相を暴く新感覚ミステリー
昭和初期に建てられ、かつて殺人事件が起こったという館・雨邸。 そこに所有者である昭吉と孫3人、大学のミステリ同好会のメンバー、雑誌編集者らが泊まることになった。 ところが嵐が来て雨邸は外界と閉ざされ、クローズドサークルに。 さらに昭吉が、密... -
国内ミステリー小説
逸木裕『五つの季節に探偵は』- 隠された本性を暴きたがる探偵の物語
女子高生のみどりは、父親が私立探偵だという理由で、クラスメートから何かと厄介事を頼まれている。 ある日いじめに悩んでいる怜に、英語教師の清田を調べ、弱みを握るよう依頼された。 いじめの主犯である好美が清田を慕っているらしく、清田を利用すれ... -
国内ミステリー小説
横関大『彼女たちの犯罪』- とある悲劇の裏に隠された、女たちの恐ろしい嘘と罠
若く有能な医者である神野智明の妻・由香里。 ハイスペックな夫と裕福な生活をしている彼女は、誰から見ても幸せそうだった。 一方、企業で広報として働く繭美は、婚活でなかなか良い出会いに恵まれず焦っていた。 そんな時、理想の結婚相手と言える神野に... -
読書日記
『寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理』- 読んでも解けない、読んだのに怖い。三津田信三の呪いにかかった夜【読書日記】
三津田信三作品を読むと、やっぱりこの人はすごいと唸ってしまう。 ホラーとミステリを組み合わせる作家は他にもいるけれど、曖昧性そのものを物語のエンジンにしてる作家はそうそういない。 怖いのか? 謎なのか? どっちでもあり、どっちでもない。そん... -
国内ミステリー小説
烏丸尚奇『呪いと殺しは飯のタネ』- 創業者一家に隠された恐ろしい秘密とは
オリジナル作品を書けない作家・烏丸尚奇は、生活のために伝記を執筆するという退屈な日々を過ごしていた。 ある日、大企業の創始者である深山波平の伝記を書く依頼が来た。 報酬が破格の高さであり、しかも「刺激を約束する」という興味深いメッセージが...
