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その他小説
『短くて恐ろしいフィルの時代』- 国民が6人しかいない小国をめぐる奇想天外な物語
あまりにも小さすぎる国・内ホーナー国と、周辺を取り囲む国・外ホーナー国には、様々な住人が暮らしている。 両国の中でも内ホーナー国にはわずか6人しか住んでおらず、その領土は「国民が1人しか入れないほどの広さ」だという。 自国の領土に入れない残... -
読書日記
『書店怪談』- ほんとうに読んでいいのか? 本に救われた私たちが、本に呪われる夜【読書日記】
書店っていうのは、なんだかんだいって、聖域みたいなものだったと思う。 賑やかな駅前の通りを抜けて、ドアを開けた先に広がる、紙とインクの香り、整然と並ぶ背表紙。あの空間は、疲れたときにふらっと立ち寄る避難所だった。 でも、岡崎隼人の『書店怪... -
ホラー小説
寝舟はやせ『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください』- 住み込み先で出会ったそいつは□□だった!
人生を悲観し、死のうと考えていた俺は、道端で求人看板を見つけた。 「今すぐ人生がどうにかなってもいい人募集中」とのことで、まさに今の俺にピッタリだった。 仕事内容は、とあるマンションの住み込み管理で、月給は十五万円~。 条件はただひとつ、七... -
読書日記
高森泉『ぼくたちの告白』- 誰が、何を、どこまで告白したのか?【読書日記】
『このミス』大賞シリーズは毎回欠かさず読んでいるけれど、その中でも高森泉『ぼくたちの告白』は、とくに面白かった! 新人のデビュー作ということを忘れるほど構成が大胆で、しかも仕掛けを重ねるたびに物語の熱まで上がっていく。これは隠し玉の中でも... -
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なぜ『ユダの窓』は、数ある密室ミステリの中でも特別なのか?【傑作小説エッセイ】
ジョン・ディクスン・カーを読んでいてまず思うのは、この作家は「不可能犯罪」というものに取り憑かれていたのだろう、ということである。 トリックを考えるのが好き、密室をひねくり回すのが好き、不可能犯罪という言葉の響きそのものを愛している。しか... -
国内ミステリー小説
結城真一郎『#真相をお話しします』- ギョッとせずにはいられない、違和感と衝撃に満ちた短編集
家庭教師を依頼されて訪問したのに、家の様子も母子の様子も明らかにまともではなかったり。 マッチングアプリで独身と偽って若い女の子と出会ったものの、思わぬ落とし穴が待ち受けていたり。 15年前に提供した精子で生まれてきた娘と会うことになり、驚... -
その他小説
凪良ゆう『汝、星のごとく』- 母親の呪縛に囚われた二人の純愛と試練とは
瀬戸内海の島で生まれ育った暁海(あきみ)は、夫の不倫に傷付いて立ち直れないでいる母親を支えながら高校に通っていた。 ある時、島に同い年の男の子・櫂(かい)が引っ越してきた。 櫂の母親は男性にひどく入れ込むタイプで、島に来たのも京都で出会っ... -
国内ミステリー小説
降田天『少女マクベス』- 神と崇められた演劇の天才が、なぜ奈落で命を落としたのか
俳優や劇作家を夢見る少女たちが集まる百花演劇学校。 毎年行われる定期公演で、一人の生徒が転落事故で命を失った。 彼女の名前は、設楽了。 脚本と演出における天賦の才を持ち、「神」とまで呼ばれる前途有望な少女だった。 一方で、了を「神」と崇めて... -
読書日記
早坂吝『しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人』【読書日記】
ミステリ好きとして長く本を読んでいると、この作家はちょっと普通ではない(もちろん良い意味で)と感じる瞬間に何度か出会う。 早坂吝(はやさか やぶさか)という作家は、私にとってまさにそのタイプである。 デビュー作『○○○○○○○○殺人事件』を読んだと... -
国内ミステリー小説
染井為人『滅茶苦茶』- 人生の道を誤り、落ちるところまで落ちた三人の命運は?
「こんなはずじゃなかったのに……」 独身でいることに焦り、マッチングアプリで出会った男性の誘いに乗って暗号通貨の取引を始めた美世子。 県内の進学校に入学するも成績が振るわず、不良グループたちと夜遊びをするようになった礼央。 ホテルの経営不振に...
