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ホラー小説
寝舟はやせ『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください』- 住み込み先で出会ったそいつは□□だった!
人生を悲観し、死のうと考えていた俺は、道端で求人看板を見つけた。 「今すぐ人生がどうにかなってもいい人募集中」とのことで、まさに今の俺にピッタリだった。 仕事内容は、とあるマンションの住み込み管理で、月給は十五万円~。 条件はただひとつ、七... -
自作ショートショート
【自作ショートショートNo.73】『行列のできる男』
タカシは実に冴えない男だった。見た目も地味で、さっぱり印象に残らない。 当然のことながらモテるわけもなく、彼女もいなければ女友達もいない。それどころか同性の友達さえ数少ない。 おまけに何をするにも要領が悪く、仕事でもミスをしてばかり。上... -
読書日記
『夜明けまでに誰かが』- 8時間の密室地獄へようこそ。閉じた車内で、人間はどこまで人間でいられるか【読書日記】
ホリー・ジャクソンの名前を聞くと、まず思い浮かぶのは『自由研究には向かない殺人』だ。 高校生探偵ピップの華麗な推理劇に胸を躍らせた読者は多いと思う。あれは正統派の「フーダニット(誰がやったか)」、つまり犯人探し型ミステリーだった。 しかし... -
国内ミステリー小説
吉田恭教『MEMORY―螺旋の記憶』- 眠っていた過去を呼び覚ますと惨劇が待っていた
鏡探偵事務所に、奇妙な依頼が来た。 9年前に滝田幸秀という人物の調査を依頼してきた女性が、今回は失踪した息子・智輝を捜してほしいというのだ。 聞けば智輝の失踪には、9年前の調査が関係しているという。 そこで元刑事の探偵・槙野が当時の調査記録を... -
国内ミステリー小説
染井為人『滅茶苦茶』- 人生の道を誤り、落ちるところまで落ちた三人の命運は?
「こんなはずじゃなかったのに……」 独身でいることに焦り、マッチングアプリで出会った男性の誘いに乗って暗号通貨の取引を始めた美世子。 県内の進学校に入学するも成績が振るわず、不良グループたちと夜遊びをするようになった礼央。 ホテルの経営不振に... -
読書日記
『寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理』- 読んでも解けない、読んだのに怖い。三津田信三の呪いにかかった夜【読書日記】
三津田信三作品を読むと、やっぱりこの人はすごいと唸ってしまう。 ホラーとミステリを組み合わせる作家は他にもいるけれど、曖昧性そのものを物語のエンジンにしてる作家はそうそういない。 怖いのか? 謎なのか? どっちでもあり、どっちでもない。そん... -
国内ミステリー小説
結城真一郎『#真相をお話しします』- ギョッとせずにはいられない、違和感と衝撃に満ちた短編集
家庭教師を依頼されて訪問したのに、家の様子も母子の様子も明らかにまともではなかったり。 マッチングアプリで独身と偽って若い女の子と出会ったものの、思わぬ落とし穴が待ち受けていたり。 15年前に提供した精子で生まれてきた娘と会うことになり、驚... -
読書日記
『正しい世界の壊しかた:最果ての果ての殺人』- ルールごとひっくり返す!特殊設定ミステリの快楽、ここに極まれり【読書日記】
彩藤アザミ。 この名前を聞いて、「誰だろう?」と首をかしげる人もいれば、「あのホラーとミステリ混ぜるのうまい人ね」とすぐ反応する人もいるはず。自分は完全に後者だし、しかもけっこう前から追いかけている。 そして今回の新作『正しい世界の壊しか... -
国内ミステリー小説
逸木裕『五つの季節に探偵は』- 隠された本性を暴きたがる探偵の物語
女子高生のみどりは、父親が私立探偵だという理由で、クラスメートから何かと厄介事を頼まれている。 ある日いじめに悩んでいる怜に、英語教師の清田を調べ、弱みを握るよう依頼された。 いじめの主犯である好美が清田を慕っているらしく、清田を利用すれ... -
読書日記
『六つ首村』- 「横溝正史に捧ぐ」は嘘か真か?折原一が仕掛けた最悪で最高の罠【読書日記】
恐ろしいミステリを読んでしまった。 読み終えた今も、頭の中が霧に包まれた北関東の山奥から帰ってこれないでいる。 折原一、御年74歳。 叙述トリックの巨匠が、そのキャリアのすべてを叩きつけたかのような超大作『六つ首村』。 572ページというボリュー...
