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自作ショートショート
【自作ショートショート No.51】『遭難』
まさか自分が遭難するとは夢にも思わなかった。 いや、思ったことはある。 小説や映画のように、前人未到の孤島に難破して、大自然を相手に悪戦苦闘しながらサバイバルして生き抜く妄想を。 実際には苦難の連続であろうが、どこかそういった行為にあこがれ... -
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【自作ショートショート No.35】『記憶喪失の男』
「ん!?」 男はゆっくりと起き上がり、周囲を見回す。 「ここは……?」 見覚えのない部屋だった。男には自分がなぜそこにいるのか、全く記憶になかった。 室内は薄暗く、窓にはカーテンがかかっている。 「なんだここは?俺はいったい……」 なぜこんなとこ... -
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【自作ショートショート No.4】『患者』
この病院では、毎日患者ひとりひとりとの面談が行われている。 私は多くの患者を担当しているので、面談の数も多い。 その内容は人によって違うが、患者たちは皆誰もが特徴的であった。 「では、どうぞ」 私が声をかけると、最初の患者がやってきた。 「お... -
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【自作ショートショート No.57】『魔法のスパイス』
魔法のスパイスなる発明品が発売された。 魔法を名乗るだけあり、その効能はすごい。 例えどんなに不味い料理であっても、魔法のスパイスをかけるとあら不思議。 なんと三ツ星シェフも驚きの絶品料理に変わってしまうのだ。 当初は広告も特になく、ひっそ... -
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【ショートショート No.8】『万能殺虫剤噴霧装置』
「……F博士! ようやく……ようやく完成しましたね!」 計らずも僕の口から溢れ出た歓喜の雄叫びは、上擦ってしまった。 長年に渡る試行錯誤。心が折れかけたことだって、一度や二度ではない。 そんな悠久にも思えた終わりの見えない研究に、ついに終止符が... -
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【自作ショートショート No.52】『身代わりロボット』
ある国でロボットの研究をしているこの博士には、特別苦手なことがある。 それは、他人とコミュニケーションをとること。 彼は、人と面と向かって話すのが昔から大の苦手だったのだ。 そんな博士には、大きな困りごとがあった。 それは、研究資金の援助を... -
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【自作ショートショート No.7】『父と子』
「ねえねえ、おとうさん、これはなあに?」 息子は大きな図鑑を抱えて、無邪気そうに私の下にやってきた。 「どうしたんだい?」 「これは、なんていうたてものなの?」 そう言うと、息子は大きな図鑑のあるページを開けて私の方に見せてくる。 そのページ... -
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【自作ショートショート No.46】『ロボット介護士』
高齢化が進む時代。 若者が減った代わりに増えたものがある。 それはロボットだ。 ロボットはさまざまな分野で活躍するようになり、人類を労働から開放した。 それは介護士業界でも同じことが言えた。 介護士業界の仕事は、すべてロボットが担うようになっ... -
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【自作ショートショート No.6】『セケルの加護』
由美は涙をこらえて夜道を急いだ。 団内オーディションの帰りだった。 悔しくて仕方なかった。なぜ私ではなく瑞希が主役に選ばれたのだろう、と。 由美は、顔もスタイルも演技力も瑞希より自分の方が上だと思っていた。それだけに今日はプライドをひどく傷... -
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【自作ショートショート No.34】『第一回宇宙対抗大食い選手権』
デイブは地球人代表として、スピカ星にやってきた。 代表者に選ばれたのは他に9人、みんな彼と同じ巨漢の持ち主だ。 それもそのはず、彼らはこの星で開催される大食い大会に出場するため、はるばる地球からやってきたのだから。 事の始まりは一か月前のこ...
