人気記事
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国内ミステリー小説
市川 憂人『ヴァンプドッグは叫ばない』- 厳戒態勢が敷かれた都市で、変異ウイルスと殺人鬼に挑む
U国MD州で現金輸送車襲撃事件が発生し、犯人グループが逃走。 マリア・ソールズベリー警部と部下の九条漣は、犯人確保の応援のため州都フェニックス市に駆け付けた。 しかし真の目的は全く別で、連続殺人鬼・通称「ヴァンプドッグ」を追うことだった。 ヴ... -
国内ミステリー小説
紺野天龍『迷宮館の殺人』- あのソードアート・オンラインが本格ミステリーに!命がけの犯人探しが始まる
高校生の円堂は、幼馴染で生徒会長の雫と一緒に、VRゲーム「アルヴヘイム・オンライン」(通称ALO)をプレイしていた。 ミステリーマニアの雫はALO内で探偵事務所を開いており、円堂は助手としてサポート。 ある日二人は、謎の紙束を手に入れる。 それは、... -
海外ミステリー小説
誰でもハマる『ワシントン・ポー』シリーズの魅力と闇 – これが現代英国ミステリの沼です。
いまイギリスのミステリ界は豊作と言われているが、その中でもひときわ存在感を放っているのがM・W・クレイヴンの【ワシントン・ポー】シリーズだ。 デビュー作『ストーンサークルの殺人』でいきなり英国推理作家協会賞の最高峰・ゴールド・ダガー賞を獲得... -
読書日記
櫻田智也『失われた貌』- 顔を失ったのは、死体だけじゃなかった―― 三人の最強作家が揃って絶賛するんだから読むしかないでしょ【読書日記】
『失われた貌』を手に取ったきっかけは、帯に踊る三人の名前だった。 伊坂幸太郎が「ミステリーが好きで良かった」と感慨を述べ、恩田陸が「捜査と謎解きのハイブリッド」と驚き、米澤穂信は「ガッツポーズ」した。 こう並ぶと、もはや推薦文というより「... -
国内ミステリー小説
夕木春央『十戒』- 犯人探しが許されない、10のルールで縛られた閉鎖空間での殺人事件
浪人生の里英は伯父の所有していた孤島・枝内島がリゾート開発されることになったため、下見と気分転換とを兼ねて一泊二日の旅行にやって来た。 父や伯父の友人、開発会社や不動産会社のスタッフに同行する形であり、メンバーは総勢9名。 ところが枝内島に... -
国内ミステリー小説
高野結史『バスカヴィル館の殺人』- 古典名作になぞらえた殺人ゲーム!芯の探偵役と被害者役は誰?
富豪たちが開催するゲーム「リアル・マーダー・ミステリー」。 名作ミステリーになぞらえたシナリオを用意させておき、犯人役や被害者役といったキャスト、舞台も揃え、自分が探偵役となって推理を楽しむ「探偵遊戯」だ。 ただし、ゲーム内で起こる殺人は... -
国内ミステリー小説
阿津川辰海『バーニング・ダンサー』- 警察の特殊能力チームが猟奇的殺人犯とバトル!
2年前に謎の隕石が落下した時、世界に異変が起きた。 それまでは普通に暮らしていたはずの100人が、突如として特殊な能力に目覚めたのだ。 「放つ」「伝える」「硬くなる」など、それぞれに異なる能力を持つ彼らは、「コトダマ遣い」と呼ばれ、畏怖された... -
国内ミステリー小説
結城真一郎『難問の多い料理店』- 安楽椅子探偵シェフが謎解きをデリバリー
大学生の僕は、一人暮らしの費用をバイトで稼いでいた。 最近特に入れ込んでいるバイトが、ゴーストレストランのデリバリー、通称ビーバーイーツ配達員だ。 ある日僕は、オーナーシェフから妙な配達を頼まれた。 言われた住所に、USBメモリを届けてほしい... -
ホラー小説
芦花公園『パライソのどん底』- 己の願望を映し出す美しき怪異に魅せられた男たち
祖父のいる村で暮らすことになった相馬 律(そうま りつ)は、田舎に馴染めず、日々をうんざりしながら過ごしていた。 しかし転校生の美少年・高遠 (たかとお るか)と出会ってから、生活が一変する。 透き通るように真っ白い肌、艶のあるふっくらとした... -
国内ミステリー小説
手代木正太郎『涜神館殺人事件』- 狂乱の幽霊屋敷にイカサマ霊媒師が挑む
エイミー・グリフィスは、妖精を呼び出す力を持つ霊媒師……というフリをしている自称霊能力者。 「妖精の淑女」と呼ばれ注目を集めているが、ステージで観客に見せる妖精召喚は、ちょっとした演出にすぎなかった。 そんなエイミーのもとに、招待状が届いた...
