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国内ミステリー小説
五十嵐律人『六法推理』- 法律知識で事件に挑む、学生版リーガル・ミステリ
法学部4年の古城は、大学内で無料法律相談を受け付けている。 ある日、経済学部3年の戸賀が相談しに来た。 「2年半ほど事故物件に住んでいるが、今まで何もなかったのに、最近になって奇妙な現象が起こるようになった」 とのことだった。 夜中に赤ん坊の泣... -
読書日記
『その人殺しは全然ムダで損だらけの手間にすぎない』- 昭和の異才たちが描いた、戦争×ミステリーという強烈すぎる狂気と罪【読書日記】
『その人殺しは全然ムダで損だらけの手間にすぎない 戦争×ミステリーアンソロジー』 『このミステリーがすごい!』編集部 おすすめ度: (5.0) ストーリー: (5.0) 読みやすさ: (4.0) おもしろさ: (5.0) この作品を一言でいうと 暗号、密室、怪奇... -
読書日記
『ロングウォーク』- スティーヴン・キングが描いた勝者なきデスゲームの原点【読書日記】
ただ歩いているだけなのに、なぜこんなに怖いのか。 怪物が出るわけではない。幽霊が襲ってくるわけでもない。館の密室で名探偵が腕を組むわけでもない。 やっていることは、少年たちが道路を歩く。それだけである。にもかかわらず、この小説には、下手な... -
海外ミステリー小説
『だからダスティンは死んだ』- 隣人が殺人犯?追跡する主婦が見たものは……
夫と共に新居に引っ越してきたヘンは、隣人マシューに食事に招かれた時、ある物を発見して愕然とする。 それは、2年半前に殺された高校生ダスティンのトロフィーだった。 犯人が現場から持ち去ったと言われていたのに、なぜマシューの家に?もしやマシュー... -
読書日記
『ライフログ分析官』- すべてが証拠になる世界で、人間だけが壊れていく。我孫子武丸が描く未来ミステリの正体【読書日記】
我孫子武丸という作家は、やはり油断ならない人だと思う。 新本格の旗手として登場し、『殺戮に至る病』のような強烈な作品を残した作家が、2026年に何を書いたのか。 そう思って手に取った『ライフログ分析官』は、いわゆる「鮮やかなパズル」を前面に押... -
読書日記
『ホラー映画超近現代史』- 『ソウ』『ゲット・アウト』『サブスタンス』……。568ページで辿るホラー映画25年の変化と欲望【読書日記】
『ホラー映画超近現代史 恐怖が映す時代の不安と欲望』 著者:ヒロシニコフ ホラー愛 : (5.0) マニア度 : (5.0) 批評性 : (4.5) 情報量 : (5.0) この作品を一言でいうと 2000年代以降のホラー映画を、時代の不安と映画産業の変化から... -
国内ミステリー小説
荻堂顕『ループ・オブ・ザ・コード』- 混迷と絶望の現代を撃つ、弩級の近未来×ハードボイルド
新生国家イグノラビムスで、200名以上の子供たちの発作が同時期に起こった。 身体を固く折り曲げ、意識は混濁、食事を拒否し、どんどん衰弱していく。 WEO(世界生存機関)の職員アルフォンソは、現地調査要員としてイグノラビムスに赴き、この奇病につい... -
読書日記
歌田年『ABC殺人事典』- ショートショート好きに刺さるAからZの事件集
『ABC殺人事典』 著者:歌田年 遊び心 : (5.0) 切れ味 : (4.0) 元ネタ愛 : (4.5) 読みやすさ: (5.0) この作品を一言でいうと クリスティへの敬意を起点に、26文字すべてを事件へ変えた遊び心満載のショートショート集。 Amazonで見てみ... -
海外ミステリー小説
『爬虫類館の殺人【新訳版】』- ジョン・ディクスン・カーが目張りの密室で本気を出すとこうなる【読書エッセイ】
ジョン・ディクスン・カーを読んでいると、たまに笑ってしまうことがある。 もちろん作品を茶化しているのではなく、そこまで本気で不可能犯罪をやるのか、と妙にうれしくなってしまうのである。 密室だの消失だの、黄金時代ミステリにはいろいろな名物が... -
海外ミステリー小説
シヴォーン・ダウド『ロンドン・アイの謎』- 乗っていた観覧車から消えた少年の謎
人とは違った物の見方をする「症候群」の少年テッドは、ある日家族や従兄弟のサリムたちと一緒に大型観覧車ロンドン・アイに乗ることになった。 チケットを先に手に入れたサリムが最初に乗り、テッドは姉のカットと一緒に地上から見上げながら待っていた。...
