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年間300冊くらい読書する人がおすすめのミステリー小説を紹介するブログ。 | 300Books
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  • 読書日記

    『愚者たちの箱舟』- 青春の誤解が崩れるとき、衝撃の真実が立ち上がる【読書日記】

    綾崎隼(あやさき しゅん)という作家を語るとき、私はずっと、この人は感情を書く作家だと思ってきた。 しかも、ただ切なさをきれいに並べるのではなく、若さゆえの未熟さや、取り返しのつかないすれ違いまで含めて物語にしてしまう。その感情の扱い方が...
    2026年3月25日
    152
  • 国内ミステリー小説

    乱歩長編の到達点『孤島の鬼』という怪奇と執着の傑作の話【エッセイ】

    江戸川乱歩の長編は意外と数が少ない。 そのせいもあって、乱歩の長編はどれがおすすめ?と聞かれると、だいたい話題が同じところに収束する。 『孤島の鬼』だ。 これは別に通ぶりたいからでも、定番だからでもない。 理由はシンプルで、この作品には乱歩...
    2026年1月15日
    152
  • 国内ミステリー小説

    早坂吝『犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー』- 奇想とロジックが宙を舞う超絶推理バトル

    驚異的な推理力を持つ人工知能探偵の相以(あい)。 AI探偵事務所を輔と開いたもののいまひとつ収入には繋がらず、貯金を切り崩す日々を送っていた。 そんなある日のこと、相以の元へ警察から捜査の協力依頼が舞い込んでくる。 なんでも漁協長が壱岐の密室で...
    2024年1月10日
    151
  • 海外ミステリー小説

    ドロシー・L・セイヤーズ『ピーター・ウィムジイ卿』シリーズ完全ガイド|読む順番とおすすめの話【全作品評価つき】

    英国ミステリ黄金時代には、名前を聞くだけで背筋が少し伸びるような作家たちがいる。 アガサ・クリスティ、ジョン・ディクスン・カー、そしてドロシー・L・セイヤーズ。 そのなかでもセイヤーズは、単に巧妙な謎を組み立てた作家というだけでは語り切れな...
    2026年6月6日
    150
  • 読書日記

    『犯人はキミが好きなひと』- 好きになった相手が犯人かもしれない、という最悪で最高の設定【読書日記】

    阿津川辰海の新作を読むたび、この人はほんとうに「本格ミステリの気持ちいいところ」と「本格ミステリの嫌なところ」を両方知っている作家さんだな、と思う。 論理がきれいに決まる快感も知っているし、真相にたどり着くことが誰かを傷つける残酷さもよく...
    2026年4月6日
    150
  • 国内ミステリー小説

    『霊魂の足』- 戦後の時代背景のもとで起きた事件に迫るミステリ短編集

    本作は、昭和21年に起きた事件をもとに、終戦後まもなくの複数の出来事を描いた物語です。 隣客の古いトランクを入れ替える男を尾行して、行動の動機を探る謎解き物語『怪奇を抱く壁』や、読者のミスリードへと繋げる巧妙なトリックが仕掛けられた『緑亭の...
    2024年1月23日
    150
  • 国内ミステリー小説

    詠坂雄二『遠海事件』- なぜ首を切断したのか?という圧倒的な魅力。佐藤誠が導き出した戦慄のホワイダニット

    この『遠海事件〜佐藤誠はなぜ首を切断したのか?〜』というタイトルを目にしてまず胸に生まれるのは、強い興味と抑えられない期待だ。 通常のミステリが、犯人は誰か、どうやったかを競い合うのに対し、本作は冒頭から「犯人は佐藤誠であり、彼は首を切っ...
    2026年2月22日
    150
  • 海外ミステリー小説

    『キュレーターの殺人』- 切断された指があちこちに!猟奇的で不可解な事件の真相は?

    英国カンブリア州のクリスマス。 パーティ中のフリン警部とポー刑事、ティリー分析官のもとに事件発生の連絡が来た。 州内の異なる3つの場所で、切断された指が2本ずつ発見されたというのだ。 しかもそれぞれの現場には「#BCC6」という謎のメッセージも残...
    2023年12月21日
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  • 国内ミステリー小説

    折原一『異人たちの館』- この館は建物ではなく、文章でできている。

    叙述トリックという言葉に、私は何度騙され、何度酔わされてきただろうか。 1980年代後半から90年代にかけての新本格ムーブメントは、論理の純度をひたすら高め、読者の盲点を突くというゲームを洗練させていった。 その流れの中で、クリスティ『アクロイ...
    2026年3月2日
    150
  • 読書日記

    『こどもの頃のこわい話 きみのわるい話』- 封印されたこどもの記憶が、ページの隙間から這い出してくる【読書日記】

    怪談を読むとき、「怖い」と「気味が悪い」というのは、じつはちょっと違う感覚だよな、と思う。 前者はびっくり系、後者はジメジメとくるやつ。 蛙坂須美の『こどもの頃のこわい話 きみのわるい話』は、まさにその「きみのわるさ」に全振りした一冊だった...
    2025年11月19日
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