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読書日記
『朝からブルマンの男』- 2,000円のコーヒーをなぜいつも残すのか?から始まる、とびきりの日常の謎5連発【読書日記】
2000円のコーヒーなんて、そもそも注文するだけでも勇気がいる。 それを、週に三度も頼んで、しかも毎回5,000円札で支払い、なぜか半分ほど残して帰っていく。そんな男がいたら、誰だって気になって仕方ないはずだ。 水見はがねのデビュー作『朝からブルマ... -
国内ミステリー小説
芦辺拓『乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび』- 幻の未完作品が90年の時を経てついに完結!
作家の「私」が売りつけられた2冊の犯罪記録。 心霊マニアの祖父江という人物が書いたものらしい。 そこには、祖父江の仲間である美しき未亡人・姉崎曽恵子の奇怪な死について記されていた。 姉崎未亡人の遺体は、鍵のかかった土蔵に全裸で横たわっていた... -
ホラー小説
尾八原ジュージ『みんなこわい話が大すき』- 押し入れに潜んでいたのは友達?怪異?それとも……
小学4年生のひかりは、両親の離婚後に母親と市営住宅に引っ越し、転校した。 新しい小学校ではクラスに馴染めず、机をひっくり返されたり、ロッカーの中身をぶちまけられたりと、いじめられてしまう。 母親はかばってくれず、むしろ周囲と仲良くできないこ... -
国内ミステリー小説
伊坂幸太郎 『777 トリプルセブン』- 物騒な連中が集まるホテルで不運な殺し屋が大奮闘
ツキがなく、やることなすこと全て裏目に出てしまう殺し屋・七尾。 今回の依頼は、「ウィントンパレスホテル2010号室にいる父に、プレゼントの似顔絵を届けてほしい」という簡単な仕事だった。 さっそくホテルに向かう七尾だが、やはりツキのなさが祟り、... -
国内ミステリー小説
荒木あかね『此の世の果ての殺人』- 人類の滅亡が確定した世界で起こる猟奇的な連続殺人事件
人類は、あと2ヶ月余りで滅亡することになった。 直径7kmを超える小惑星テロスが、地球に衝突すると判明したのだ。 世界中がパニックに陥り、特に衝突地点と予測されている日本の九州地方からはほとんどの人々が逃げ出した。 生き延びる可能性は皆無だが、... -
読書日記
東崎惟子『探偵 透見夏芽ならば。―雪零館の殺人―』- 令和のホームズが挑む、雪に閉ざされた館の惨劇【読書日記】
『探偵 透見夏芽ならば。―雪零館の殺人―』 著者:東崎惟子 衝撃度 : (4.0) 技巧性 : (4.5) 論理性 : (4.0) 読みやすさ: (5.0) この作品を一言でいうと 雪山の館と名探偵もののお約束を逆手に取った、ひねりの効いた館ミステリ。 Amaz... -
国内ミステリー小説
今村昌弘『でぃすぺる』- 殺人事件を追いながら七不思議の謎を解く、オカルト×ミステリ
ユースケは、オカルト好きの小学六年生。 学級新聞でオカルト特集を組みたくて掲示係に立候補したところ、意外なメンバーと一緒に活動することになった。 一人目は、優等生のサツキ。 去年、従姉妹のマリ姉を何者かに殺され、残されたヒント「奥郷町の七不... -
海外ミステリー小説
アリス・フィーニー『彼は彼女の顔が見えない』- 不仲の夫婦は閉ざされたチャペルで何を見たのか
夫婦として冷え切ってしまっているアダムとアメリア。 関係を見直すためにスコットランドへ旅行に行くが、道中も言い争いばかり。 しかも吹雪に見舞われてしまう。 ようやくたどり着いたチャペルは、古くて真っ暗で、まるでホラー映画のようだった。 引き... -
短編集
クリスチアナ・ブランド『ジェミニー・クリケット事件』- 遅れてきた巨匠が残した、最も意地の悪い短編【傑作小説エッセイ】
ミステリ好きなら一度は経験があると思うが、タイトルだけで勝手に難易度を決めてしまうことがある。 クリスチアナ・ブランド『招かれざる客たちのビュッフェ』に収録されている『ジェミニー・クリケット事件』は、まさにそのタイプではないだろうか。響き... -
国内ミステリー小説
村崎 友『風琴密室』- 二度読み必至。犯人の名が明かされるとき、世界は一変する
小学校5年生の夏、リョータの楽しかった日々は悲しすぎる終わりを迎えた。 好きになりかけていた女の子・雨ちゃんが転校し、兄・コーちゃんが川で溺死したからだ。 6年後、高校2年生になったリョータは、廃校となった母校で雨ちゃんと再会する。 戸惑いつ...
