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国内ミステリー小説
森バジル『なんで死体がスタジオに!?』- 出演俳優が殺され、爆破予告まで!生放送は一体どうなる?
ドジっ子プロデューサーの幸良には、もう次がなかった。 今回任されたゴールデンタイムの2時間特番バラエティ、ここで失敗すると、今後は制作から降ろされてしまうのだ。 幸良にとっては、絶対にコケるわけにはいかない、命運のかかった番組。 幸い大物俳... -
海外ミステリー小説
「思考機械」という生き物、ヴァン・ドゥーゼン教授を推したい -『思考機械の事件簿 1』
シャーロック・ホームズの爆発的な人気にあやかろうと、20世紀初頭には第二のホームズを生み出そうとする出版社が大量発生した。 読者は推理小説という知的娯楽の虜になり、各社はこぞってライバル探偵を生み出すべく筆を走らせた。 そうした中で登場した... -
短編集
『ほしのはじまり』- 星新一というジャンルを一冊に詰めた決定版【私の宝物】
読書人生を長く歩いていると、時折「これは特別な宝物だ」と思える本に出会うことがある。 私にとって、それが『ほしのはじまり ――決定版 星新一ショートショート――』だ。 星新一のショートショートは、たしかに文庫で読めるし、図書館にも全集が並んでい... -
読書日記
『中国妖怪大全』- 図鑑かと思ったら世界観ごと殴られた。古代中国の怪物たちと再会する本【読書日記】
タイトルに「大全」とあるけど、正直、最初はよくあるビジュアル系妖怪図鑑の中国版だろうと思っていた。 ところがどっこい、この本、めちゃくちゃ本格的だった。 たしかにカラーイラスト満載だし、目を引く造本なんだけど、中身はむしろ〈学術書×画集×神... -
読書日記
南海遊『檻神館双極子殺人事件』- 館も暗号も双子も密室も盛りだくさんなのに崩れない、最も過激な館ミステリ【読書日記】
本格ミステリを読んでいていちばん楽しい瞬間のひとつは、「そんな無茶な設定を本当に論理で着地できるのか」と半信半疑で見ていたものが、最後には妙にきれいな形で収まってしまうときである。 奇抜なのに筋が通っている。過剰なのに崩れない。私はあの感... -
国内ミステリー小説
800ページの吸血鬼に挑む。笠井潔『吸血鬼と精神分析』というミステリの皮をかぶった殴り合い
笠井潔(かさい きよし)の『吸血鬼と精神分析』は、小説というより思想書だ。 もちろんミステリの体裁を取ってるし、殺人事件も起こる。でも、そこにあるのはただの謎解きではなく、著者自身の人生と思想をまるごとぶつけた知的格闘の記録みたいなものだ... -
国内ミステリー小説
『スクイッド荘の殺人』- 断崖絶壁の閉鎖空間で忍び寄る殺人者!烏賊川市シリーズ13年ぶりの長編
暇を持て余していた私立探偵・鵜飼杜夫のもとに久しぶりに依頼が来た。 有力企業の社長・小峰が「脅迫状が届いたためボディガードをしてほしい」というのだ。 鵜飼は喜んで引き受け、小峰がクリスマスに過ごす予定の高級宿泊施設「スクイッド荘」に、助手... -
読書日記
『パラドクス・ホテル』- チェックインした瞬間から、現実がぐらつき始めるSFミステリ【読書日記】
タイトルに惹かれて読み始めたら、そこはただのホテルじゃなかった。 ロブ・ハートの『パラドクス・ホテル』は、時間旅行が観光ビジネスになっている2072年の近未来を舞台に、クローズド・サークルミステリ、社会風刺、SF、ラブストーリー、全部をひとつの... -
読書日記
麻根重次『シュレディンガーの密室』- 古典的な密室を開ける恐怖へ変えた本格ミステリ【読書日記】
『シュレディンガーの密室』 著者:麻根重次 衝撃度 : (4.0) 技巧性 : (5.0) 論理性 : (4.5) 設定の魅力: (5.0) この作品を一言でいうと 扉を開けることが殺人になりうる、究極の選択を描いた極限状況本格ミステリ。 Amazonで見てみ... -
読書日記
信国遥『未館成の殺人』- 館がないのに館ミステリという美しい矛盾、その先にある新しい本格【読書日記】
館ミステリというジャンルには、どうしたって抗いがたい魅力がある。 奇妙な建築。閉ざされた空間。そこに集められた人物たち。そして、その舞台そのものが犯罪の論理を支えるという、あの独特の美しさ。 綾辻行人『十角館の殺人』以後、この形式は単なる...
