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国内ミステリー小説
万城目学『六月のぶりぶりぎっちょう』- 目の前で起こった密室殺人事件は、本能寺の変だった!?
第170回直木賞を受賞した『八月の御所グラウンド』に続くシリーズ第二弾は、空前絶後の日本史ミステリー! 高校で歴史を教えている女性教師の滝川は、研究発表会のために京都を訪れ、姉妹校の教師・藤吉郎と市内観光をする。 しかしその晩、居酒屋「うつけ... -
国内ミステリー小説
【殊能将之】『ハサミ男』に驚いたあなたへ。次に読むべき「石動戯作シリーズ」へのご案内【作品紹介】
『ハサミ男』は傑作だ。 あれでミステリの沼に突き落とされた人も多いと思う。 でも、殊能将之(しゅのう まさゆき)は、たった一発屋で終わるような作家じゃない。むしろあれは、すべての始まりだったのだ。 というわけで紹介したいのが、【石動戯作(い... -
短編集
伊坂幸太郎『マイクロスパイ・アンサンブル』- 見知らぬ誰かの幸せを願いたくなる、心温まる連作短編集
いじめられっ子で父親からも日常的に暴力を振るわれている少年が、逃げ出した先でエージェント・ハルトと出会う。 それがきかっけで自身もトレーニングを積んでエージェントとなるが、あるミッション中にトラブルが起こった。 逃亡用に用意されていた飛行... -
読書日記
藍上央理『完璧な家族の作り方』- 読むだけで怪異の共犯者になる。モキュメンタリー形式が仕掛ける罠【読書日記】
最初の数ページで、もう変な汗が出る。 本の冒頭に出てくるのは、角川ホラー文庫編集部に届いた一通の原稿と、一枚の不気味な家族写真だ。 これがただのフィクションじゃなくて、読者が手に取るこの本そのものが物語の一部だと宣言してくる。要するに「こ... -
国内ミステリー小説
五十嵐貴久『誰でもよかった』- 無差別殺傷犯が籠城!人質解放の交渉は果たして成功するのか
6月8日、ネットの大型掲示板“ちゃんねるQ”に、犯行予告が書き込まれた。 「今、渋谷。これから人を殺します」 予告通り、数分後に渋谷のスクランブル交差点で事件が起こる。 一台のトラックが人々の群れに突っ込み、次々にはね飛ばしたのだ。 トラックは逃... -
国内ミステリー小説
呉勝浩『素敵な圧迫』- 胸を貫くカタルシス。文学性を併せ持つ珠玉のミステリ短編集
隙間を見つけると心が躍り、そこに体を滑り込ませてまるで抱擁されるような素敵な圧迫感を感じるのが何よりの楽しみである主人公・蝶野広美。 幼い頃からこのフェティシズムを楽しんでいたものの、身体の成長と共に“ちょうどよい”隙間は見つけづらくなって... -
国内ミステリー小説
横関大『彼女たちの犯罪』- とある悲劇の裏に隠された、女たちの恐ろしい嘘と罠
若く有能な医者である神野智明の妻・由香里。 ハイスペックな夫と裕福な生活をしている彼女は、誰から見ても幸せそうだった。 一方、企業で広報として働く繭美は、婚活でなかなか良い出会いに恵まれず焦っていた。 そんな時、理想の結婚相手と言える神野に... -
ホラー小説
饗庭淵『対怪異アンドロイド開発研究室』- 恐怖を感じないAIだから調査できる、怪異の真実
アリサは、自律汎用AIを有するアンドロイド。 外見は美しい二十代女性で、高感度圧電センサーによって人間らしい反射的な動きができる。 センサーカメラや集音マイクも搭載されているため、決定的瞬間を逃さず、些細な物音でも全て拾う。 そんな高性能なア... -
国内ミステリー小説
川瀬七緒『四日間家族』- 誘拐犯に仕立て上げられた自殺志願者たちの運命は。
とある理由から自殺を決意した夏美は、ネットで繋がった同じ望みを持つ三人と車で山へ向かう。 彼らは年齢も性別もバラバラで、それぞれの理由から皆自殺という道を選択していた。 夜更けとなり車中で練炭に着火しようとしたその時、森の奥から赤ん坊の泣... -
海外ミステリー小説
クリスティン・ペリン『白薔薇殺人事件』- 大叔母はなぜ殺された?60年分の日記に真相が潜む
アニーは、ミステリー作家を夢見て執筆に打ち込む25歳。 ある日唐突に、疎遠だった大叔母・フラニーに呼び出され、キャッスルノール村を訪れる。 大叔母は大変な資産家だが、村では変人扱いされていた。 若かりし頃に占い師に「いつか殺される」と予言され...
