人気記事
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国内ミステリー小説
五条紀夫『クローズドサスペンスヘブン』- 生前の記憶を探る、天国からの謎解きミステリー
気が付いたら、太陽がギラギラ照り付けるリゾートビーチにいた。 ここは、どこだろう。そして、俺は誰だろう? 記憶がなかった。名前も思い出せない。 ただひとつ覚えているのは、誰かに首を斬られて死んだ時の生々しい感触。 そう、俺は確かに殺されたの... -
国内ミステリー小説
北沢陶『をんごく』- なぜ妻は普通の霊になれず、この世をさまよっているのか
大正十三年、大阪。 関東大震災で結婚一年余りの妻・倭子を失った壮一郎は、四天王寺の巫女を訪ねた。 倭子の死をどうしても受け入れることができず、霊魂を降ろしてもらうためだった。 ところが巫女の降霊は、うまくいかなかった。 「なんや、普通の霊と... -
読書日記
五条紀夫『流血マルチバース』- 孤島×マルチバース×本格推理!これが特殊設定ミステリの最前線【読書日記】
本格ミステリというジャンルは、長い時間をかけて「論理」という名の鋼鉄の骨格を鍛え上げてきた。 誰がやったのか、どうやったのか。整然と積み上げられた手がかりが、やがてひとつの真相へ収束する。 その美しさに魅せられてきたひとりの人間として、私... -
国内ミステリー小説
結城真一郎『やらなくてもいい宿題』- 天才少年を悩ませる、算数×ミステリーの難問
数斗は、5年生にして数学オリンピックで優勝したスーパー小学生。 ある時、転校してきたミステリアスな美少女ナイトウさんに、算数の問題を出される。 中学受験で定番の特殊算・つるかめ算の問題だった。 算数大得意の数斗には、お茶の子さいさい。 ササッ... -
国内ミステリー小説
大山誠一郎『仮面幻双曲』- 双子トリックと整形トリックが交錯する正統派の探偵小説
昭和22年、東京で探偵事務所を営む川宮兄妹は、依頼を受けて滋賀県の双竜町にやってきた。 地域で名の知れた製糸会社の社長・占部文彦を、双子の弟・武彦から守ってほしいという依頼だ。 どうも武彦は文彦に恨みを抱いており、命を狙っているらしいのだ。 ... -
読書日記
『飯沼一家に謝罪します』- 謝罪は終わらせるための行為ではなく、記録を永遠に呪うための儀式である【読書日記】
モキュメンタリーというジャンルは、今の時代とあまりにも相性がいい。 映像を見て終わるのではなく、SNSで断片が拡散され、考察が積み重なり、気づけば見ていた側まで作品の輪の中に引きずり込まれていく。 あの「どこまでが虚構で、どこからが現実なのか... -
短編集
佐藤究『爆発物処理班の遭遇したスピン』- ダークさがたまらない、人の歪みを映し出す短編集
直木賞作家・佐藤究さんが世に放つ、比類なきダークな短編集。 表題作でもある第一話は、官僚が眠るカプセルと米軍基地に仕掛けられた爆発物の物語。 続いて、異なる動物を違法に掛け合わせる物語や、連続殺人鬼が描いたアートの物語。 そして奇書『ドグラ... -
国内ミステリー小説
麻耶雄嵩『夏と冬の奏鳴曲』- 発表当時から話題騒然の超問題作が新装改訂版で登場
真宮和音という美少女の魅力に取りつかれた6人が共同生活を営んだ「和音島」の生活は、当の和音の死で解散となっていた。 20年という歳月が過ぎたこの夏、故人をしのび和音島に集まった数人と、取材を頼まれた雑誌記者・如月烏有。 真宮の死後自殺した武藤... -
読書日記
『悪魔情報』- あの頃のインターネットに戻りたいあなたへ。オモコロ発、笑って震えるネット怪談の新境地【読書日記】
インターネット怪談と聞いて、まず何を思い浮かべるだろうか。 某まとめブログ? 2ちゃんの怖い話? あるいは、深夜にYouTubeを漁ってたどり着いた変な都市伝説動画かもしれない。 私にとってそれは、小学生の頃に見てしまった「洒落にならない話まとめス... -
国内ミステリー小説
真梨幸子『フシギ』- 事故物件で死んだ編集者から届き続ける謎のメール
作家の“私”は編集者の尾上から、「いわくつきのマンションMを小説化してはどうか」という仕事の打診を受けた。 マンションMは、かつて“私”が住んでいた場所で、“私”自身が奇妙な体験をしていた。 尾上も住んだことがあり、やはり金縛りなどの恐ろしい目...
