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海外ミステリー小説
2026年10月に読んで特に面白かった本26冊- 森バジル『探偵小石は戻らない』ほか
毎月恒例、2026年10月に読んだ本の中から、特にこれは面白い!と思った26冊の記録である。 2026年10月に読んでに特に面白かった本26冊 1.森バジル『探偵小石は戻らない』 ──殺人容疑をかけられた名探偵の事件と相棒との関係を、時間をさかのぼって解き明か... -
国内ミステリー小説
中山七里『ヒポクラテスの悲嘆』引き籠り、暴力、老々介護……。家庭の闇をメスで暴く
浦和医大法医学教室には、今年に入ってから三度もミイラ化した遺体が運び込まれていた。 このハイペースは異常だ。 今回の遺体は40代女性のもので、死後二ヶ月以上が経過。 埼玉県警の古手川の調べによると、彼女は二十年もの間引きこもっており、母親が食... -
読書日記
『ラミア虐殺』- 伝説のミステリ復刊!でもこの本、最後まで読めると思わないで
2025年4月、『ラミア虐殺』が光文社文庫から復刊された。 このニュースを見て、「まさか」と思った人も少なくないはずだ。 なぜってこの作品、初版は2003年。20年以上ものあいだ、古本屋とネットオークションの世界で〈伝説の獣〉として語り継がれてきたの... -
国内ミステリー小説
三津田信三『歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理』刀城言耶の助手が怪異を推理で一刀両断
瞳星愛(とうしょうあい)は10歳の夏休みに、祖母が住む瀬戸内海の波鳥町で不可思議な体験をする。 近道を進もうとして「日暮れ時になると亡者が歩く」と言われる亡者道に入った時に、不気味な人影とすれ違ったのだ。 その人影は「死んでいるけど生きてい... -
読書日記
四島祐之介『アナヅラさま』- 都市伝説は人を食わない。人が都市伝説を使い始めるとき、本当の地獄が始まる【読書日記】
ミステリとホラーの境界線というのは、もともとかなり曖昧なものだと思っている。 怪異のように見えたものが論理で説明されることもあるし、逆に理詰めで追い詰めたはずの先に、どうにも説明しきれない嫌な感触だけが残ることもある。 だからこの二つのジ... -
国内ミステリー小説
奥田英朗『伊良部シリーズ』紹介 – 最強の処方箋? 日本で最も奇妙なクリニックへようこそ
「いらっしゃーい!」 甲高い声で迎えられる伊良部総合病院・地下の神経科。 でもそこに待っているのは、癒しも共感もまるでない。患者たちを出迎えるのは、白衣にぽっちゃり体型、注射大好きでマイペースすぎる精神科医・伊良部一郎(いらぶいちろう)だ... -
国内ミステリー小説
貴志祐介『兎は薄氷に駆ける』- 冤罪で獄中死した父の無念を法廷で晴らす!
資産家の平沼精二郎が、一酸化炭素中毒で死亡した。 ガレージの車から不完全燃焼による一酸化炭素が発生し、平沼の寝室に立ち上っていったことが原因だった。 警察はこれを偶然の事故ではなく、それを装った殺人と考え、平沼の甥である日高英之を逮捕。 日... -
読書日記
北山猛邦『「石球城」殺人事件』- 二十一年待ち続けた城にようやくたどり着いた【読書日記】
本には発売日を楽しみに待つ作品と、「本当に出るのか?」と半ば都市伝説のようになってしまう作品がある。 北山猛邦『「石球城」殺人事件』は、間違いなく後者だった。 2008年頃に「石球城が出るらしい」と噂され、延期、延期、また延期。講演会では「マ... -
国内ミステリー小説
紺野天龍『シンデレラ城の殺人』- 前代未聞の王子様殺し。その容疑者は、シンデレラ!?
美しい容姿を持つシンデレラはある日、怪しい魔法使いにガラスの靴を渡されながら言葉巧みに誘われ、王城で開かれる舞踏会に参加することになった。 お城に到着し、王子様の誕生を祝うパーティーも兼ねたその舞踏会でシンデレラは、さっそくオリバー王子の... -
傑作小説エッセイ
郷内心瞳『拝み屋怪談 花嫁の家』という、あらゆるホラー作品の中でもぶっちぎりの化け物について【傑作小説エッセイ】
世の中にあるホラー作品の多くは、人を怖がらせるために存在する。 だが、稀に「怖がる事しかできない」本がある。そういう作品の前では、理性も娯楽も無力だ。 郷内心瞳(ごうない しんどう)の『拝み屋怪談 花嫁の家』は、その代表格であり、化け物であ...
