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海外ミステリー小説
『禁じられた館』- 不意に現れた脅迫状、煙のように消えた犯人、この館には何が隠されている?
食品会社の経営で財を成したヴェルディナージュは、小塔付きの本格的な城館を購入した。 厳かで壮麗でありながら近代設備も整った邸宅が手に入り、ヴェルデナージュはご満悦。 しかしこの館にはいわくがあった。これまでの所有者は、すべからく災いに見舞... -
読書日記
『マーブル館殺人事件』- ホロヴィッツがまたやってくれた!探偵小説を素材に作られた、最高の犯人当てミステリ【読書日記】
アンソニー・ホロヴィッツの名前を見るたびに、毎回うれしいため息が出る。 どうせまた面倒くさい仕掛けを仕込んできてるに違いない、と思いつつ、それでもページを開かずにはいられない。そして案の定、今回もとんでもないものを読まされてしまった。 『... -
読書日記
『この会社は実在しません』- 「社員は家族です」という呪い【読書日記】
古びた段ボール箱。赤いマジックで書かれた「開封厳禁」の四文字。 始まりは、そんな地味で、でもちょっと不穏な光景だ。 舞台はどこにでもありそうな製菓会社。その新入社員が書庫の隅で見つけた段ボールを開けてしまったことから、ヨシモトミネの『この... -
国内ミステリー小説
西村京太郎『七人の証人』 – 無人島で再現される殺人事件の真実とは?
ある殺人事件で無実を訴えながらも有罪となった男が獄中で病死した。 当時ブラジルにいた父親は事件を知らず、帰国後事件の再検証を試みる。 なんとその方法は、全財産をかけて無人島に町の一部をそっくり再現するというものだった。 その無人島に集められ... -
海外ミステリー小説
【乱歩の10選】江戸川乱歩が選んだ海外ミステリ小説ベスト10
日本ミステリの原点にして最大の推進力、それが江戸川乱歩という存在だ。 「日本の探偵小説の父」と呼ばれるのは伊達じゃない。作家としての実績はもちろん、評論家としての先見性、そして何より、海外の傑作ミステリを日本に紹介し続けた情熱。そのすべて... -
国内ミステリー小説
木爾チレン『みんな蛍を殺したかった』- 少女の心を繊細に描く名手によるミステリ
時は2007年、京都の底辺女子高のさらにスクールカースト底辺の生物部に所属する三人のオタク女子高生たち。 親に隠れて小説を書く「栞」、母親の愛を期待する「雪」、オンラインゲーム上の彼氏がいるという「桜」。 そんな通称「オタク部」の元に、東京か... -
読書日記
『ぼくの家族はみんな誰かを殺してる』- タイトルで全部バラしてるのに、こんなに面白いなんてズルい【読書日記】
このタイトルを見て、読まない選択肢があるだろうか? 『ぼくの家族はみんな誰かを殺してる』。 あまりにストレートすぎて、逆に怪しい。でも読んでみると、タイトル以上の驚きが次々に飛び出してくる。ベンジャミン・スティーヴンソンという名前は、今後... -
国内ミステリー小説
吉田恭教『四面の阿修羅』- 凌辱、拷問、バラバラ殺人…何が人を阿修羅に変えたのか
捜査一課の女性刑事・東條有紀は、晴海埠頭の付近で発見されたバラバラ殺人事件について調べていた。 遺体は成人男性のもので、全身が痛めつけられており、両手足と首は胴体から切断。 各部位は積み上げられ、頂上に首が据えられ、そこには「生ゴミ」と書... -
国内ミステリー小説
大神晃『天狗屋敷の殺人』- 遺体消失に毒矢にお札…怪事件の謎に「なんでも屋」が迫る!
古賀鳴海は、なんでも屋でアルバイトをしているイケメン大学生。 ある夏休み、ヤンデレの恋人・翠に強引に連れられて、彼女の実家に行くことに。 静岡県の山奥にあり、通称「天狗屋敷」と呼ばれるその屋敷では、翠の親類である霊是一族が大騒ぎをしていた... -
ホラー小説
冲方丁『骨灰』- 無数の死者を踏みつけて発展する東京を描いたモダンホラー
光弘が勤める大手デベロッパーでは、渋谷駅の再開発事業のために現場の地下を調べることになった。 SNSで「人骨が出た」「有害なものが出てる」「作業員全員入院」など、この場所についての薄気味悪い書き込みが続いたからだった。 広報担当者として現場に...
