ホラー小説– category –
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芦花公園『ほねがらみ』- 怪談収集家の元に寄せられた怖い話が実は……。
大学病院に勤める医者である「私」の趣味は怪談の収集。 手元に集まるものは意味不明で不気味な知人のメールや民俗学者の手記、インタビューのテープ起こしまで様々であった。 そんな奇妙な話に登場するのは呪われた村や手足のない体、白蛇の伝説など特別... -
『邪教の子』- ホラーの名手、澤村伊智さんが描く戦慄のサスペンススリラー。
とあるニュータウンに引っ越してきた一家。 両親と一人の娘という構成だが、どうやら親は新興宗教の信者であり、娘は学校にも行かせてもらえず、虐待を受けているらしい。 その家族は信者ということで当然ご近所から浮きまくっていて、どうも様子がおかし... -
辻村深月『闇祓』- うちのクラスの転校生は、何かがおかしい。
とある私立高校に、白石要という転校生がやってきた。 クラスの委員長である原野澪は彼に学校を案内するものの、彼のおかしな距離の詰め方に驚愕してしまう。 『今日、家に行ってもいい?』といきなり言われたのだ。 その場は何とかやり過ごすものの、その... -
芦花公園『とらすの子』- 自分の手を汚さず人を殺せるなら?憎悪に満ちたカルトホラー小説
都内で発生した無差別連続殺人事件。 どの遺体もひどく傷つけられており、人間による所業とは思えないほどだった。 ある日ライターの坂本美羽は、この事件の真相を知る少女に会った。 少女が言うには、犯人は「とらすの会」という団体であり、ここでは「マ... -
芦花公園『漆黒の慕情』- 怪異も人間も恐ろしい、鳥肌必至のホラーミステリー
塾講師の片山敏彦は、絶世の美青年であることから生徒からモテモテで、ゆえにストーカー被害を受けることもあった。 しかし一ヶ月前に始まったストーカーは、今までとは明らかに異質なものだった。 ねばつくような視線、妄想に満ちた手紙、長身で長い黒髪... -
背筋『近畿地方のある場所について』の凄さ徹底解説・考察 – 怪談や怪事件の資料に隠された呪いの真実を探る
『近畿地方のある場所について』は、ホラー作家・背筋氏による小説作品です。 2023年1月からWeb小説サイト「カクヨム」にて計34話が投稿されると、その内容は瞬く間にSNS上で大きな話題を呼びました。 読者の間では「これは本当に虚構のストーリーなのか?... -
【ホラー小説おすすめ60選】本当に怖くて面白い日本の傑作・名作選【2025】
ホラー小説とは、単なる「怖さ」だけでは語れない文学だ。 背筋が凍るような怪異や、不気味な日常のひずみ、さらには読者の倫理や理性を揺さぶるような物語まで──その魅力は実に多彩。 この記事では、日本のホラー文学の中でも、「本当に怖くて面白い!」... -
【傑作選】スティーヴン・キングのおすすめ名作小説ランキング12選
ホラーという枠組みでは到底おさまりきらない、現代アメリカ文学における真の巨人、それがスティーヴン・キングだ。 1974年の『キャリー』でのデビュー以来、キングは50年にわたって恐怖、感動、興奮、そして郷愁といったあらゆる感情を、物語という形で私... -
【2025最新版】最高に面白い文庫本小説おすすめ100選【読みやすい】
小説を読む理由なんて人それぞれだ。 でも「とにかく面白い小説が読みたい」「一気読みしたくなる作品に出会いたい」って瞬間は、きっと誰にでもあると思う。 日々の疲れを吹き飛ばしてくれる没入感。気づけば夜更かししてでも読み進めてしまうあの高揚感...