国内ミステリー小説– category –
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相沢沙呼『invert II 覗き窓の死角』- 犯人をあざと可愛く追い詰める美少女探偵シリーズ第三弾
15歳の少年・夏木蒼汰は憔悴していた。 ある目的のために友人の別荘に忍び込んだところを、その母親に見つかって揉み合いになり、気が付けば彼女が腹部から血を流して死んでいたのだ。 そして自分の右手には、血まみれの包丁が……。 友人になんと言えばいい... -
『スクイッド荘の殺人』- 断崖絶壁の閉鎖空間で忍び寄る殺人者!烏賊川市シリーズ13年ぶりの長編
暇を持て余していた私立探偵・鵜飼杜夫のもとに久しぶりに依頼が来た。 有力企業の社長・小峰が「脅迫状が届いたためボディガードをしてほしい」というのだ。 鵜飼は喜んで引き受け、小峰がクリスマスに過ごす予定の高級宿泊施設「スクイッド荘」に、助手... -
阿津川辰海『入れ子細工の夜』- アイデアが光る、読み出したら止まらないミステリ短編集
ある作家が、編集者を名乗る男にひとつの提案をした。 「とっておきのミステリーを執筆してやろう。ただしリアリティを追求するために、物語の人物を一緒に演じてみてほしい」 編集者は二つ返事で了承し、さっそく作家の指示に従って演じ始める。 しかし演... -
夕木春央『方舟』- 誰を犠牲にして生き延びる?閉ざされた地下建築物からの脱出ミステリー
大学時代の仲間たちや従兄と、謎の地下建築物「方舟」に来た柊一。 ちょっとした冒険気分だったが、地震が発生して出入り口が岩で塞がれ、全員閉じ込められてしまった。 脱出するためには岩を動かさなければならないが、人の力ではどうにもならない。 しか... -
芦花公園『漆黒の慕情』- 怪異も人間も恐ろしい、鳥肌必至のホラーミステリー
塾講師の片山敏彦は、絶世の美青年であることから生徒からモテモテで、ゆえにストーカー被害を受けることもあった。 しかし一ヶ月前に始まったストーカーは、今までとは明らかに異質なものだった。 ねばつくような視線、妄想に満ちた手紙、長身で長い黒髪... -
【殿堂入り】最強に面白い国内ミステリー小説おすすめ50選【名作選】
名探偵の推理に胸を躍らせ、密室の謎に頭を悩ませ、最後の一行で震える――そんな忘れがたい読書体験をくれるのが、ミステリー小説です。特に日本のミステリー文学は、世界でも類を見ない多様性と完成度を誇り、数多くの名作が世代を超えて読み継がれてきま... -
北山猛邦『月灯館殺人事件』- 七つの大罪により処刑される作家たちを描く本格ミステリー
作家デビュー後、二作目をなかなか執筆できずにいた弧木。 編集者から勧められて、「月灯館」に住み込んで原稿を書くことになった。 そこは本格ミステリー作家の天神が所有する館で、天神自身を始め、多くの作家が執筆しながら共同生活をしていた。 早速向... -
片岡翔『その殺人、本格ミステリに仕立てます。』- 死者を出さない殺人計画VS孤島のクローズドサークル
亡くなったミステリー作家の一族が、孤島の館でマーダーミステリーを開催することになった。 しかし探偵志望のメイド・風゛(ぶう)は、これがゲームを装った殺人計画であることに気付いてしまった。 そこでミステリープランナーの豺(やまいぬ)と一計を... -
松本清張おすすめ小説12選〜まず読みたい名作集〜
最初はランキングにしようかと思ったんですけど、何時間考えても順位が決められなかったので、「特に面白い」「これだけはぜひ読んでみてほしい」と思ったおすすめ作品をとにかく選びました。 「まだ松本清張をあまり読んだことがない」という方は、ぜひこ... -
中山七里おすすめミステリー小説10選
今回は、ぜひ読んでほしい中山七里(なかやま しちり)さんのおすすめ小説をご紹介です! 中山七里さんといえば、どんでん返しミステリー小説で有名な『連続殺人鬼 カエル男』という作品が有名。 残虐な殺人鬼「カエル男」を描いた物語で、ハラハラドキド...