国内ミステリー小説– category –
-
阿津川辰海『入れ子細工の夜』- アイデアが光る、読み出したら止まらないミステリ短編集
ある作家が、編集者を名乗る男にひとつの提案をした。 「とっておきのミステリーを執筆してやろう。ただしリアリティを追求するために、物語の人物を一緒に演じてみてほしい」 編集者は二つ返事で了承し、さっそく作家の指示に従って演じ始める。 しかし演... -
夕木春央『方舟』- 誰を犠牲にして生き延びる?閉ざされた地下建築物からの脱出ミステリー
大学時代の仲間たちや従兄と、謎の地下建築物「方舟」に来た柊一。 ちょっとした冒険気分だったが、地震が発生して出入り口が岩で塞がれ、全員閉じ込められてしまった。 脱出するためには岩を動かさなければならないが、人の力ではどうにもならない。 しか... -
芦花公園『漆黒の慕情』- 怪異も人間も恐ろしい、鳥肌必至のホラーミステリー
塾講師の片山敏彦は、絶世の美青年であることから生徒からモテモテで、ゆえにストーカー被害を受けることもあった。 しかし一ヶ月前に始まったストーカーは、今までとは明らかに異質なものだった。 ねばつくような視線、妄想に満ちた手紙、長身で長い黒髪... -
【殿堂入り】最強に面白い国内ミステリー小説おすすめ50選【名作選】
名探偵の推理に胸を躍らせ、密室の謎に頭を悩ませ、最後の一行で震える――そんな忘れがたい読書体験をくれるのが、ミステリー小説です。 特に日本のミステリー文学は、世界でも類を見ない多様性と完成度を誇り、数多くの名作が世代を超えて読み継がれてきま... -
北山猛邦『月灯館殺人事件』- 七つの大罪により処刑される作家たちを描く本格ミステリー
作家デビュー後、二作目をなかなか執筆できずにいた弧木。 編集者から勧められて、「月灯館」に住み込んで原稿を書くことになった。 そこは本格ミステリー作家の天神が所有する館で、天神自身を始め、多くの作家が執筆しながら共同生活をしていた。 早速向... -
片岡翔『その殺人、本格ミステリに仕立てます。』- 死者を出さない殺人計画VS孤島のクローズドサークル
亡くなったミステリー作家の一族が、孤島の館でマーダーミステリーを開催することになった。 しかし探偵志望のメイド・風゛(ぶう)は、これがゲームを装った殺人計画であることに気付いてしまった。 そこでミステリープランナーの豺(やまいぬ)と一計を... -
松本清張おすすめ小説12選〜まず読みたい名作集〜
最初はランキングにしようかと思ったんですけど、何時間考えても順位が決められなかったので、「特に面白い」「これだけはぜひ読んでみてほしい」と思ったおすすめ作品をとにかく選びました。 「まだ松本清張をあまり読んだことがない」という方は、ぜひこ... -
中山七里おすすめミステリー小説10選
今回は、ぜひ読んでほしい中山七里(なかやま しちり)さんのおすすめ小説をご紹介です! 中山七里さんといえば、どんでん返しミステリー小説で有名な『連続殺人鬼 カエル男』という作品が有名。 残虐な殺人鬼「カエル男」を描いた物語で、ハラハラドキド... -
【氷菓】米澤穂信「古典部シリーズ」の順番や感想あらすじ
「古典部シリーズ」は日本の作家・米澤穂信さんによる学園青春ミステリーシリーズ。 人が死なない「日常の謎」系ミステリーとしても大人気のシリーズです。 そして2012年にアニメ化。 それはそれは大人気で、アニメが放送している時期はどの本屋さんにも平... -
【有栖川有栖】学生アリスシリーズの順番やあらすじ【江神二郎】
有栖川有栖さんによる『江神シリーズ』または『学生アリスシリーズ』とは、 京都にある英都大学の英都大学推理小説研究会(EMC)の部長「江神二郎」を探偵役、推理作家を目指す「有栖川有栖」を補佐役とした人気シリーズです。 クローズドサークルだったり...