読書日記– category –
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読書日記
高森泉『ぼくたちの告白』- 誰が、何を、どこまで告白したのか?【読書日記】
『このミス』大賞シリーズは毎回欠かさず読んでいるけれど、その中でも高森泉『ぼくたちの告白』は、とくに面白かった! 新人のデビュー作ということを忘れるほど構成が大胆で、しかも仕掛けを重ねるたびに物語の熱まで上がっていく。これは隠し玉の中でも... -
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島田荘司『水上都市の冒険』- 水上の横浜で、御手洗潔はもう名探偵だった【読書日記】
御手洗潔シリーズの最新作が読める。それがとにかく嬉しい! 『占星術殺人事件』から長く続いてきた名探偵が、今度は中学生の姿で横浜の街を走り回る。 成人後の御手洗潔ももちろん好きだが、彼がどんな少年だったのか、その知性を誰のために使っていたの... -
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岡本好貴『帆船軍艦の殺人 (創元推理文庫)』- 船は揺れ、密室は動き、殺人者だけが見えない【読書日記】
岡本好貴『帆船軍艦の殺人』が、2026年7月30日に創元推理文庫から文庫化された! 2023年に第33回鮎川哲也賞を受賞したデビュー作であり、単行本刊行時から高く評価されていた一冊だ。文庫であらためて読みやすくなったのはうれしい。 なにしろこのミステリ... -
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ジョン・アシュトン『奇怪動物百科〔新版〕』- こんな怪物たちが本当にいると思われていました【読書日記】
自分の巨大な片足を頭の上へ持ち上げ、その影で暑さをしのぐ人間がいる。 海には修道士や司教そっくりの魚が泳ぎ、森では満腹になるまで死肉を食べたクズリが、木の隙間に体を押し込んで無理やり排泄し、また食事へ戻っていく。 ジョン・アシュトンの『奇... -
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舞城王太郎『深夜百太郎』- 怪談が百篇あっても、ひとつとして同じ夜はない【読書日記】
調布のコインランドリーで変なものに出くわしたと思ったら、次の話では福井県西暁町の古い踏切跡へ連れていかれる。 そこで何が起きたのか理解する間もなく、今度は病院、台所、無人駅、黒電話へ。 舞城王太郎『深夜百太郎〈完本〉』には、そんな怪談が百... -
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エミリー・カーペンター『ゴシックタウン』- 親切すぎる町は、なぜこんなにも怖いのか【読書日記】
百ドルで歴史あるヴィクトリア朝の豪邸が手に入る。 しかも、町で商売を始めるなら補助金まで出る。 そんな話は怪しいに決まっているが、人生がうまくいかなくなった直後に届いたら、完全に無視できるだろうか。 エミリー・カーペンター『ゴシックタウン』... -
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黒田研二『完全密室のマトリョーシカ』- エッシャーの館で始まる、ミステリ・イン・ザ・ミステリ【読書日記】
久しぶりに黒田研二の長編ミステリを読めた! そして読み進めるうちに、やっぱり私はこの作家の作品が好きだと素直に思った。 人工的なくらい凝った謎。現実と虚構の境目を揺らす仕掛け。少し無茶をしてでも、最後に世界の見え方をひっくり返そうとする大... -
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ニタ・プローズ『メイドの推理とミステリー作家の殺人』- 毒入りのお茶と消えた原稿、そしてメイド主任の名推理【読書日記】
五つ星ホテルの優雅なティールームで、世界的ミステリー作家が重大発表をしようとした瞬間、毒入りのお茶で倒れる。 格式あるホテル、詰めかけたファンと記者たち、秘密を抱えた作家、そして発表されるはずだった言葉の消失。 舞台の照明は、もうほとんど... -
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日本SF作家クラブ編『ショートショートなSF』- 星新一の生誕100周年、4000字から広がる50の宇宙【読書日記】
本書は、日本SF作家クラブがお贈りするアンソロジーでは初めての試みです。 参加した作家の数は、総勢五十人。 それぞれが執筆する文字数は、ひとり、たったの四千文字以内。 この一冊には「短い短いSF」が──多種多様で、バラエティに富んだ、色とりどりの... -
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qntm『反ミーム部門は存在しない』- 忘れたことすら忘れさせるSFホラーの怪物について【読書日記】
怖いものから逃げるには、まず相手の存在に気づく必要がある。 姿を見つけ、特徴を覚え、名前をつける。対策を考えるにも、記録を残すにも、すべては「そこに何かがいる」と認識するところから始まる。当たり前の話だ。 ところが、qntm『反ミーム部門は存...
