【グルメ】お腹が空くおすすめ食べ物小説・エッセイ本25選

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お腹が減る!オススメのおいしい食べ物系小説/エッセイをまとめてみました!

こういう小説に食堂とか料理屋さんが出てくるだけで非常にワクワクするんですよ。

作家さんの描写によって、自分の中でその食堂や料理屋さんのイメージが脳内に浮かんできて、文章には書いてない細かい部分までイメージを膨らませてしまって、読んでいるときはまるで自分がそのお店の中にいるような感覚になって、出てくる料理は本当にどれも美味しそうで……。

とテンション上がりっぱなしになっちゃうわけですね。

今回紹介させていただく作品は、どれも料理が美味しそうで作品としても面白いものばかり。

ただ注意なのが、お腹が空いてる時に読むと、もっとお腹がすいてきて集中できなくなるってことですね。

あと寝る前に読むと、お腹が空いて眠れなくなります。

というわけで、参考にしていただければ幸いです(=゚ω゚)ノ

目次

1.『東京近江寮食堂』

妙子は10年前に失踪した夫を探し上京。そこでひょんな事から東京近江寮に寝泊りしながら夫を探すことに。

そんな食堂で料理を作ったり食べたりしながら人々と触れ合い、自分を見つめ直していく。

心がほっこりするストーリーに加え、登場する料理がなんとも美味しそう。

とにかく「食べる」ことの大切さをしみじみ考えさせられます。美味しいもの食べれば人生なんとかやっていけるって思わせてくれる。

生きるってこういうことなんだよ、とさりげなく教えてくれるんですよねえ。

辛いことがあってもまずは「ごはん」。ごはんがあれば大丈夫!美味しいごはんを食べて、がんばって日々を生きていこう、と思える一冊です。

定年を迎え、滋賀から上京した妙子。目的は10年前に消えた亭主の行方。“谷根千”にある近江寮で、うまいものを提供しながら、食べること、生きること、進むこと、を考える。

2.『東京すみっこごはん』

なんの繋がりもない様々な人々が集まり、その中で料理当番を決めて、レシピを見て料理を作ってみんなで食べる、という一風変わった「共同台所」を舞台にした心温まる連作小説。

もうこの設定が最高ですよね。こんなの面白いに決まっているじゃないですか!

おいしいごはんを食べてほっこりとなるハートウォーミングな物語だとばかり思っていたんですが、いや実際にその通りなんですけど、各章の本筋はなかなか重く、また深くもあります。

人が人との関わりで傷つき苦しんでいる。そんな人たちを救うのもまた人であり、忘れてならないのがご飯の存在でした。

料理を作ってみんなで食べるってやっぱりいいなあ。こんな場所があるならぜひ行ってみたい。

温かいご飯を一緒に囲める人がいるというのは幸せなことなんだなあ。

商店街の脇道に佇む古ぼけた一軒屋は、年齢も職業も異なる人々が集い、手作りの料理を共に食べる“共同台所”だった。

3.『食堂のおばちゃん』

タイトル通り、「はじめ食堂」のおばちゃんが織りなす心温まる連作小説。

嫁姑コンビで昼は定食、夜は居酒屋を営む「はじめ食堂」。 その地元の常連さんで溢れる小さな食堂で起こる人情劇です。

ストーリーももちろん良いのですが、何より料理がほんとのほんとに美味しそう。描写がすごく良くて、登場する料理すべて食べてしまいたくなる。

彼女たちの作るメニューは変わった料理ではないけれど、だからこそ良くて、新鮮な食材を使って誰かが作ってくれる温かいご飯は素晴らしいな、と思わせてくれます。

空腹時に読んだもんだから終始お腹な鳴りっぱなし状態でしたよ。

こんな食堂が近所にあったら最高だろうなあ。

ここは佃の大通りに面した「はじめ食堂」。昼は定食屋、夜は居酒屋を兼ねており、姑の一子と嫁の二三が仲良く店を切り盛りをしている。

4.『まぼろしのパン屋』

表題作「まぼろしのパン屋」を含めた3編からなる中編集。

それぞれ、パン、ホルモン、おでんを舞台にした物語で、それぞれ雰囲気は違うのにどれも人情味あふれた暖かい物語となっています。

やっぱり表題作が一番好きかなあ。

普通のしがないサラリーマンが老婆との出会いで思わぬ出世をしていくお話なのですが、ファンタジーも効かせていて純粋に面白かったです。

グルメ小説というよりは人生再生物語という感じ。

心が疲れてしまって、心の平和を求める読書をしたい人にはこの作品をオススメしたいです。

朝から妻に小言を言われ、満員電車の席とり合戦に力を使い果たす高橋は、どこにでもいるサラリーマン。しかし会社の開発事業が頓挫して責任者が左遷され、ところてん式に出世。

5.『まいごなぼくらの旅ごはん』

失職中の「颯太」と食いしん坊の「ひより」がひょんなとこで出会い、颯太の父が残した食堂の新メニューを求め食の旅をする物語。

人生に迷っている二人が旅先でのごはんを通じて答えに近づいていく。

ジャージ女子のひよりさんの食べっぷりが素晴らしく、おいしいものは人を幸せにする、としみじみ感じますね。

料理と想い出が深く結びついたり、料理で落ち込んでいた心が癒やされたり、料理の持つ力って大きいんだなぁと思わせてくれる。

登場人物もみな人情味溢れる人ばかりで、読んでいて心が休まる小説です。

登場する料理はどれも美味しそうで、それを食べるひよりちゃんがなんとも魅力的!こっちまでお腹が減ってきます。

そしてただ食べる物語ではなく、心温まるような良いお話で読後感も良い(*´∀`)

体を壊して失職中の颯太。大学を休学中の、食いしん坊女子ひより。人生迷子な二人は、亡き颯太の父が遺した小さな食堂『風来軒』で出会う。

6.『キッチンぶたぶた』

喋るブタのぬいぐるみ・ぶたぶたさんが活躍する矢崎存美さんによる《ぶたぶたシリーズ》。今回は洋食屋さんを舞台とした短編集です。

病院を抜け出してランチに来る女の子、ストレスで嗅覚が鈍った男性の物語、プリンに目がないOLの美味しいプリン探し、ぶたぶたさん誘拐事件と初めてのアルバイト、4篇。

ハンバーグサンド、ナポリタン、メンチカツ、ガンボスープ、プリン……。

ぶたぶたさんの作る料理はなぜこんなにも美味しそうなのか。もちろんストーリーも面白いです。

食べるという行為は心と身体の健康に大きく影響するものだと思っているのすが、この作品はその考えを肯定してくださったように感じました。

私もぶたぶたさんのお店の常連になって、ぶたぶたさんお手製の美味しいナポリタンやハンバーグサンドを食べたい!

心優しき料理人・ぶたぶたが、周囲の人々に温かな波紋を拡げてゆく四つの物語。

7.『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』

深夜に営業するカフェ「マカン・マラン」を舞台に、素敵なドラッグクイーンのシャールさんが訪れる人々の悩みを癒してくれる連作短編小説。

ちなみにドラッグクイーンとは「女装した男性」のこと。そのドラッグクイーンのシャールさんが実に魅力的な人なのです。

暖かい料理とシャールさんの暖かい人柄。一言、一言が、心に刺さるし、温かく包んでくれる。こんな素敵な人が作る料理をこのお店で食べてみたいな、お会いしたいなと思いました。

夜間食堂を訪れる人々の切実な問題が丁寧に描かれ、シャールさんの優しさ、人となりと心温まる料理が訪れる人々の糧になっている素敵な作品となっています。

料理も美味しそうでしたし、何より単なる料理の紹介じゃなくてストーリーメインなのが良いです。

やっぱり「美味しい料理」と「言葉」の力ってすごいですね。

ある町の路地裏に元超エリートのイケメン、今はドラッグクイーンが営むお店がある。

8.『ヒカルの卵』

過疎が進む村を舞台に、養鶏農家の主人公が村の活性化を目指し「卵かけごはん専門店」を開業。さあどうなる?!

という、人々の交流と美しい風景と美味しい食べ物に癒される温かい物語です。

もう単純にめっちゃ良いお話なんですよ。しかもしっかり内容があってこっちまで元気がもらえて優しい気持ちになれる。ほんと、森沢さんの作品には毎回癒されます。

この作品のようにどこの地域でも村おこし、町おこしが上手くいくわけではないと思います。解っていても、こんなお互いの思いやりと、諦めないで続ける心があれば、叶うのかもと思わせてくれます。

なんだかんだ言いつつ手を貸す人と、成功への連鎖に心がやすらぎます。

そして、卵かけごはんが超食べたくなる!

卵は命そのもの。最高のごはんと、命の卵のハーモニー。ああヨダレが……。

「俺、店を出すぞ」ある日、自称ツイてる養鶏農家の村田二郎が、村おこしに立ち上がった。その店とは、世界初の卵かけご飯専門店。

9.『戦場のコックたち』

戦争小説といえば戦場で戦う兵士が主人公になるのが普通ですが、この作品はコックが主人公ってところが面白い。

そんなコックのティムが料理を振舞いながら日常の謎を解決していく戦争連作ミステリー作品です。

その時々に起こる事件の謎を解く形で進められていきますが、戦争の悲惨さ、人間の醜さ、弱さ、或は温かさを浮き彫りにした物語と感じます。改めて、筆者の取材力、描写力に圧倒される。

敵も味方も、気の合う奴も、得体の知れない奴も、当たり前のことだけど、それぞれの人生を生きている。そんなことがしみじみ伝わる話になっています。

戦場のコックたちの人間関係、兵士の絆に胸が熱くなりますし、淡々としているようで、実はしっかり思い合っていて素敵なのです。

料理小説というより結構な戦争小説ですが、戦場でのコックのありがたさ、食べることの大切さが身にしみた。一つの小説として素晴らしい作品です。

誇り高き料理人だった祖母の影響で、コック兵となった19歳のティム。彼がかけがえのない仲間とともに過ごす、戦いと調理と謎解きの日々を連作形式で描く。

10.『彼女のこんだて帖』

料理にまつわる15編からなる短編集。しかもレシピ付き!ってなわけでどれも作って食べたくなっちゃうんです。

登場人物が繋がっているリレー形式になっていて面白く、短い物語なのにしっかり印象に残るから不思議。

各短編は何か劇的なことがあるわけではなく、日常の延長線のような話だけれど、心がほっこりするものばかり。

しかも面白いし、食事の大切さ、ありがたみがすごくよくわかる。やっぱり料理って素晴らしいんだなあ。

ただ食べるだけではなくて、作るところから食事って始まっているんだな、と思わせてくれる1冊です。

失恋しても誰かが亡くなっても食べていかなくてはいけない。 食べることは生きること。 読む度にちゃんとしたご飯を毎食食べようと思うし、生きなきゃなと思う。

さて、今日の夜は何を作ろうか。

長く付き合った男と別れた。だから私は作る。私だけのために、肉汁たっぷりのラムステーキを!

11.『鴨川食堂』

京都にある、看板もない小さな食堂が舞台。新聞の広告一文でたどり着けた人だけが入れるお店。

ちょとしたヒントを元に、思い出の味を再現してくれる鴨川食堂を舞台とした短編集。いわば食の探偵事務所。

ご想像どおり、優しいお話ばかりです。それにしても思い出の味を再現してくれるなんて何て素敵な食堂でしょうか!

再現されたその料理には、愛あるからこその秘密があったり、優しい嘘があったり、六つのお話すべてに感動できます。特に肉じゃがの話がよかったなぁ。

食べ物と人の縁のつながりが解き明かされていくのを読んでいると、無性にその食べ物が食べたくなる。お腹が空いている時に読むのは注意です。

美味しそうな料理に謎解きの味付け。あっさり読めるのでお気軽にぜひ。

寂しさも辛さも吹き飛ばす、美味しい六皿、ご用意しました!

12.『パンとスープとネコ日和』

母を亡くしたことをきっかけに、会社を辞めて食堂を始めたアキコ。メニューはサンドイッチとスープ、サラダ、フルーツだけ。この厳選された料理がすごく美味しそう!

そんなアキコと料理と、ネコのたろが織りなす物語。まさに「パンとスープとネコ日和」だ。

まさにスープを飲んで温まるような感じで、読んでいてじんわりと心が暖かくなる。 特別な事件等は起きないけれど、毎日を丁寧に、悩みながらもブレないアキコに憧れます。

人それぞれに違う価値観を持ちながら、それが噛み合ったり衝突したり、生きて仕事してればいろいろあります。でも自分の信じることやりたいことをぶれずに貫くって大事だなあ。

くだらないことを一緒に笑い合える人がいるのは幸せだと痛感しますね。 人と比べず、自分が楽しいと思える生活がおくれたらそれでいいんだと思わせてくれた小説でした。

基本ほっこりするお話なのですが、終盤の展開に涙(´;ω;`)

唯一の身内である母を突然亡くしたアキコは、永年勤めていた出版社を辞め、母親がやっていた食堂を改装し再オープンさせた。

13.『三人屋』

とある商店街に佇む「ル・ジュール」。このお店の面白いところは、時間帯によって出すお店が違うこと。

朝は三女の喫茶店、昼は次女のうどん屋で、夜は長女のスナックになるのです。そんなお店を舞台に、姉妹とその他人々が織りなす物語。

街の人達からは「三人屋」と呼ばれ愛されていますが、肝心の姉妹は仲があまり良くない。父の残してくれた店には、色々な訳ありの客が訪れる。

想像以上にピリッとスパイスの効いた言葉と関係性にびっくりです。でもそんなところがこの三姉妹の「三人屋」の魅力なのかもしれない。

料理小説によくある温かい物語っぽいですが、意外にもほっこり系ではありません。料理の話より男女のもつれの話が中心です。でもストーリーは面白いし、お店もすごく魅力的(*´∪`)

朝は三女の喫茶店、昼は次女の讃岐うどん屋、夜は長女のスナック―時間帯によって出すものが変わるその店は、街の人に「三人屋」と呼ばれていた。

14.『しあわせのパン』

北海道に佇むパンカフェを舞台にした温かい物語。美味しそうな料理だけでなく、ストーリーもすごく良い。作品に流れる雰囲気も最高です。

出てくるパンやスープもとても魅力的。 内容は恋に傷ついた女性が北海道のあるお店に偶然たどり着く事から始まるストーリー。

そこからお店を軸にしたお話が続き、最後まで読んでああ良いなあ、ってまた読み返したくなる。

カフェを営む夫婦のつくる素朴なパン、そして一杯の珈琲が、悩みを抱えたお客さんの心をあたたかくしていく。

こんな素敵なカフェでお茶して、焼き立てのパンを食べて、窓の外に広がる草原を見ながらゆっくり過ごせたら最高だろうなあ。

コーヒーを飲み、パンを食べたくなること間違いなし!なのでこれは是非ともカフェで読んでいただきたいですね〜。

北海道の静かな町・月浦に若い“夫婦”が営むパンカフェがあった。実らぬ恋に未練する女性、出ていった母への思慕から父を避ける少女、生きる希望を失った老夫婦が次々と店を訪れる。

15.『あつあつを召し上がれ』

「食」をテーマとした短編集。

お腹が空くのは当然の事、どれも見事に良い話でほっこりして、だけどちょっぴり切なくて。

こういう話好きだなあ!ストーリーもそうだし、食事の描写とかすごく好み。

1人での食事も好きだけど、誰かと一緒に食べたくなりますね。美味しいを分け合える事は幸せなことだなあ、としみじみ感じます。

大切な人と一緒においしいご飯や思い出のご飯を食べたい気持ちになる一冊です。

どれもこれも美味しそうで小川糸さんの表現の豊かさに脱帽。 特に「親父のぶたばら飯」に出てくる料理は全部食べたくなるほど美味しそうで、お話もとても良かった。

料理描写は読む側の食欲をそそること間違いなし。そのひとつひとつの描写が繊細で、温かさと匂いまで感じ取れそうなワクワク感がたまりません。

お話的には「こーちゃんのおみそ汁」が特にお気に入り。ぜひ読んでみてほしいです。

10年以上つきあった恋人との、能登へのお別れ旅行で味わった最高の朝食。幼い頃に、今は亡き母から伝授された、おいしいおみそ汁のつくり方。何年か前に家族みんなで並んでやっとありついた、天然氷でつくった富士山みたいなかき氷…。

16.『タルト・タタンの夢』

私は基本的に和食が好きなんだけど、この小説を読むとフランス料理が食べたくなります。

商店街にあるフレンチレストランを舞台に、三舟シェフがお客さんの持ち込む謎を解決していくミステリ短編集。

ミステリといっても怖いものはなく、フランス料理のように上品で心地いい作品なのです。当然、お腹は空いてきます。

登場人物も多すぎなくて読みやすいし、日常ミステリーがすきな人にはおすすめしたい作品です。

ちょっと無愛想な三舟シェフの洞察力と放つ言葉に心温かくなります。街の中にこんなお店があったら絶対行きたくなりますね。

フランス料理って普段食べないので、どんな料理か調べるのも楽しかったです。

お話のひとつひとつが、ちょうど良い長さとちょうど良い濃さで、抜群に読みやすいのも嬉しいポイント。

商店街の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マル。シェフ三舟の料理は、気取らない、本当のフランス料理が好きな客の心と舌をつかむものばかり。

17.『ひなた弁当』

五十歳目前にリストラされ、家族からも愛想をつかされた中年サラリーマン・芦溝良郎。そんな彼が公園で見つけたドングリをきっかけに、弁当屋を目指す物語。

お金がなくても、川で取れる物や野草など身の回りのものを収穫してお弁当を作る。この過程の描写や知識などが実に新鮮で面白いのです。

どん底から這い上がっていく様子は読んでいて清々しく、感情移入しまくりでした。心が弱っている時に読めば元気がもらえる一冊です。

絶望していた主人公が新たな目標を見つけ、活き活きしていく姿を見るとこっちまで元気が湧いてきますね。もうホントひなた弁当が食べたい!

この物語はこういう小説にありがちな、努力して大儲けとか、会社に復讐といったことはなく、落とし所が「なんとなく食べていけるから満足」と控えめなところがとてもいい。

幸せって、自分が幸せだと思うことができればそれでいいんだ!そう思わせてくれる作品です。

五十歳を目前に会社からリストラされた芦溝良郎は、妻や娘からも愛想をつかされ居場所を失う。リストラに仕組まれた罠を知っても、自信も誇りもない男に立ち上がる気力はなかった。

18.『キャベツ炒めに捧ぐ』

総菜屋で働く60代のおばちゃん3人が織りなす美味しい連作短編集。

とにかく3人の関係が心地良い。お互いの事を大事に思ったり心配しているけれど、深く踏み込まず、相手が打ち明けてくれるまでそっと見守る感じ。

酸いも甘いも知って、恋愛も経験して大人になるけど、悩みは尽きないものなんですね。

この物語を読んでいると食べることは生きることだなと。食べ物の偉大さと温かい友人の存在がとても大事だなあって思う物語です。

それぞれの悩みを抱えた個性的なおばちゃん良し、ストーリー良し、そしてとにかく料理良し!とにかく登場するお惣菜がツボすぎる。

すべて食べてしまいたい!今日の夜ご飯はキャベツ炒めだな……(*´∞`*)

「コロッケ」「キャベツ炒め」「豆ごはん」「鯵フライ」「白菜とリンゴとチーズと胡桃のサラダ」「ひじき煮」「茸の混ぜごはん」・・・・・・東京の私鉄沿線のささやかな商店街にある「ここ家」のお惣菜は、とびっきり美味しい。

19.『佳代のキッチン』

失踪した両親を捜すため、キッチンワゴンで移動しながら調理屋を営む佳代。

その設定が面白く、お客さんが持ち込んだ食材を調理して500円で提供するという。最高ではないですか!実際にあったらぜひ利用してみたい。

どんな食材も美味しく楽しく料理できるなんて凄いし、出会うお客さんも気持ちのいい人が多いし、応援しながら読みました。

しかも当然とても美味しそう。こんなんお腹がなりますわ。

親を探しながらも関わった人達に恩返しして行く先には何があるのか?両親を探すという結構重めな目的なのに、美味しそうな料理と温かい登場人物で楽しく読めます。

そしてストーリーのオチは……賛否あり。

続編もありますので、一巻を楽しめたらぜひ続編も読んでみてくださいな。

十五年前に失踪した両親を捜すため、持ち込まれた食材で料理を作る「移動調理屋」を始めた佳代。キッチンワゴンで両親ゆかりの地を巡るうち、一風変わった注文やちょっとした事件も舞い込むように。

20.『侠飯』

就活中の大学生・良太の部屋に、ひょんなことから怖いおっさん柳刃が転がり込んできて一緒に生活?!という展開。

戸惑う良太を置いといて、居候を決め込んだ柳刃は様々な食材を勝手にネット注文してしまう。こうして絶品料理を振る舞う柳刃と奇妙な同居生活が始まった……。

この怖いおっさんが、見かけとは裏腹に料理がめっちゃ上手い。そして超美味しそう。

文章やキャラクターは気軽に読める軽めの仕上がりに。

『チャーハンはパラパラじゃないほうが旨い』『レトルトカレーがフライパンひとつで絶品になる』など、タイトルがいい味出しており、料理の豆知識や柳刃の教訓が良かった。

サクッと読める程よい軽さでストーリーも面白く、読後はなんだか自分で料理したくなります。

就職活動に悩む大学生・若水良太は、ヤクザどうしの銃撃戦に巻きこまれ、組長の柳刃竜一が部屋に居座ってしまう。

21.『かもめ食堂』

フィンランドで「かもめ食堂」を始めたサチエ。そこに何やら訳ありなミドリとマサコがやってきて、かもめ食堂のお手伝いをすることに。

そんな3人の女性を中心としたほのぼの物語です。

フィンランドのお客さんもだんだん来てくれるようになり、知らぬ者同士が少しずつ仲良くなり、食堂も軌道に乗り始める過程が微笑ましい。

突拍子のない展開が次々起こるけれど、それを唐突だとは全く感じさせないゆったりした雰囲気。

淡々とした空気感で話が進んでいくのですが、内容が全く単調でないところがすごい。

登場人物達がみんな、自分のことを俯瞰することなく、前だけを見て生きている感じが気持ち良いんですよね。

仕事で疲れたときとか、人生にちょっと嫌気がさしてしまったときとかに、この食堂のご飯を食べたい。

何気ない日常なのですが、実に雰囲気が良い。こんな生活も良いなあ。

ちなみに映画化もされているのですが、そちらも最高でした。ぜひ見て欲しいです。

ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」。日本人女性のサチエが店主をつとめるその食堂の看板メニューは、彼女が心をこめて握る「おにぎり」。

22.『いとしいたべもの』

美味しそうなイラストもついた21の食べ物エッセイ。身近な食べ物が多く、親近感がすごく湧きますし自分の思い出も蘇ります。

食べ物は身体を作ってくれるだけでなく、心も育んでくれる大切なもの。

森下さんの思い出とともに語られる食べ物は、読んでるこちらの心も温かく満たしてくれるものばかり。

子供の頃に食べた物が思い出になっていて、私も食べた事あるなあ、となつかしい気持ちになりました。

食べ物って味ももちろんですけど、どんな時にどんな人と食べたかってすごく重要なんだな、と改めて思う。

どんな喜怒哀楽でも「食べ物」はいつも人に寄り添っている。 この本を読んで改めて深く感じる事が出来ました。

ここ最近、一人ご飯ばっかりだなあ……。

昭和と平成を紡ぐ、この懐かしく美味しいエッセイたちを、ほのぼのとしたタッチのイラストとともに、心ゆくまで召し上がれ!

23.『今日もごちそうさまでした』

様々な食材について語られるエッセイ集。食に関するエッセイ集って、著者さんの性格とか内面が出ていてすごく面白いんです。

それにしても、角田さんの食に対する愛情はすごい。でなければこんなエッセイ書けませんよ。

好き嫌いが多かったため、大人になってその美味しさを発見して驚嘆しまくる角田さん。

私も幼い頃から好き嫌いが多かったので、大人になって食べれるようになったときの感動はとてもよくわかります。

各々の食に纏わるエピソード、そういう食べ方もあるのかという発見、安定の定番メニュー等々。明るく親しみやすく書かれていてお腹が空いてくる。

単純にエッセイとして面白いので、食べることが大好きな人にはぜひ読んで欲しい1冊です。

次々出会う未知の食材は、買って作って味わう毎日を楽しい発見で彩ります。三度の食事に思いをこめて。読むほどに、次のごはんが待ち遠しくなる絶品食エッセイ。

24.『娘の味: 残るは食欲』

やっぱり美味しい食エッセイ。シリーズ3作目なのですが、エッセイなので特に問題ありません。

阿川さんの文章は読みやすくて、おちゃめな人柄もよく出ていて、すっかりお気に入りのシリーズになっています。気になる方は一作目『残るは食欲』からぜひ!

同じ「食べ物エッセイ」というジャンルだけど、著者さんによって思うことや注目することが違っていてすごく楽しい。まあ「お腹が空く」というのは全部共通だけれども。

相変わらず食いしん坊で、何でも美味しそうに食べる阿川さんのその姿に元気をもらえる。

食に対するこだわりというか、食べることが大好きなんだなぁと凄く伝わってくるんですよね。

食欲に打ち勝つ強い意思がない人は、深夜に読まないほうがいいと思います。お腹空きすぎて眠れなくなります。

母特製のオックステイルシチュウは父の大好物だった。「よし!」母のレシピを引っ張り出していざ勝負。

25.『旅行者の朝食』

ロシア語通訳者の米原さんが、いろいろな文献を調べたロシアの食物の歴史やうんちく、エピソードなどを載せたグルメエッセイ。

グルメエッセイって身近な食べ物が出てくることが多いけれど、この「旅行者の朝食」にはきっとあなたが食べたことのないものばかり登場します。

食べたことないどころか、見たことも聞いたこともない。なのに、いや、だからこそ一つ一つの食べ物への興味がすごく湧くんです。

見たことないのに、「食べてみたい!」って思わせてくれるとても楽しいエッセイ集。ちなみに私は「ハルヴァ」が超食べたい。

現在日本では世界中の料理を食べることができる様になりましたが、食べるだけではなく、場所や状況や想いによって味や記憶が全然違うものになるって事も改めて認識しました。

それにしても「おいしい」という万能単語を使わないで、味を表現するその文章力がすごい。

「ツバキ姫」との異名をとる著者(水分なしでもパサパサのサンドイッチをあっという間に食べられるという特技のために)が、古今東西、おもにロシアのヘンテコな食べ物について薀蓄を傾けるグルメ・エッセイ集。

おわりに

最後までご覧いただき本当にありがとうございました。

お腹空きすぎに注意しながら読んでくださいね。

参考にしていただければ幸いです。

それでは、良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ

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この記事を書いた人

年間300冊くらい読書する人です。
ミステリー小説が大好きです。

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