【樽】F.W.クロフツのおすすめは?まず読んでおきたい名作5選

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F・W・クロフツ(フリーマン・ウィルス・クロフツ)はイギリスの推理作家。

人気の「フレンチ警部シリーズ」を筆頭に、他にも数ある名作を書かれている素晴らしいお方です。

ほんとに、ミステリ好きならぜひ読んでおきたい作品が多いです。

特に『樽』とか。『樽』とか。『樽』とか。

今回は、そんな海外ミステリー小説を読む上で避けては通れない作家さんである『F.W.クロフツのおすすめ名作』をご紹介させていただければと思います(●>ω<)っ

目次

1.『樽』

クロフツといえば『樽』。『樽』といえばクロフツ。クロフツの最高傑作とも言われています。

ミステリー小説を読む上で絶対に外せない作品ですね。

数多くの作品に影響を与えてきましたし、鮎川哲也さんの名作『黒いトランク (創元推理文庫)』、横溝正史さんの名作『蝶々殺人事件(角川文庫)』などもこの『樽』を意識して書かれています。

樽から発見された女性の死体。冒頭からグッと物語に引き込まれ、あっと言う間に魅力的な「樽」の虜に。

浮かび上がる謎の一つ一つを丁寧に紐解いていく様は、派手さこそないですが安心して楽しめる古典の味わいを感じます。

2013年に新訳版が登場。とても読みやすくなりましたので、ぜひ。

著:F・W・クロフツ, 翻訳:霜島 義明
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パリ発ロンドン行き、彫像在中―荷揚げ中に破損した樽に疑惑を抱いた海運会社の社員がバーンリー警部を伴って船に戻ると、樽は忽然と消えていた。紆余曲折を経て回収された樽から出てきたのは女性の遺体。

2.『クロイドン発12時30分』

三大倒叙ミステリの一つとされる、倒叙ミステリの古典的名作。

倒叙(とうじょ)ミステリとは、探偵ではなく犯人視点で描かれたミステリの事です。

クロイドン初の飛行機が到着したら、乗客の老人が死んでいた。そこから時を遡り、犯人視点で動機や計画、事件の犯行が描かれていきます。

倒叙ミステリってつい犯人を応援したくなっちゃうものですが、この作品もまさしくそれで。「犯人頑張って!」と叫びっぱなしでしたよ。

良くも悪くもザ・古典。丁寧で落ち着いていて、倒叙の教科書という感じです。

これが1934年の作品ですからね。

それが新訳で蘇って、今こうして楽しく読めるっていうのはなんか心にジーンときちゃいます(゚´Д`゚)

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完全犯罪を成功させろ!工場を経営するチャールズは窮地に陥っていた。資金繰りが苦しくなり、従業員たちの給料さえ払えなくなる日も近い。頼りだったおじのアンドルーにも借金をきっぱりと断わられてしまった。

3.『スターヴェルの悲劇』

クロフツ中期の名作。フレンチ警部シリーズの一つ。

全焼したスターヴェル屋敷から発見された三人の死体。事故っぽいけど何か怪しいぞ、ということでフレンチ警部は捜査を開始する。

コツコツ情報を集めて、だんだん真相が明らかになっていく過程がフレンチ警部らしくて好きです。

犯人は結構わかりやすかったりするのですが、あのトリックは見事でしたよ(●´I`)b

ヨークシャーの荒野に立つ陰気なスターヴェル屋敷が一夜にして焼け落ち、当主と召使夫婦の三人が焼死した。だが、この火災に疑問をいだき、犯罪のにおいを嗅ぎとった銀行支配人の発言をきっかけに、フレンチ警部の捜査が開始される。

4.『ホッグズ・バックの怪事件』

これもフレンチ警部シリーズなんですが、このシリーズにしては犠牲者が多いのでかなり印象に残っています。

ついさっきまで新聞を読んでいた医師が失踪。さらにまた誰かが失踪、の連続でグイグイ読まされたんですよね。

とはいえフレンチ警部の綿密な捜査と丁寧な謎解きは、読んでいて安心感があります。

古き良き古典ミステリーが好きな方ならきっと楽しんでいただけますよ(*´ω`*)

イングランドの町で引退した医師が失踪した。三分ほど前には、くつろいで新聞を読んでいる姿を妻が見ているというのに。

5.『サウサンプトンの殺人』

主席警部になったフレンチさんの事件。

『クロイドン発12時30分』と同じく、最初から犯人が分かっている倒叙モノです。

クロフツの倒叙ミステリといえばやはり『クロイドン発12時30分』が有名なのですが、こちらも負けず劣らず、いやそれ以上の面白さかも。

後半になるにつれ犯人が追い詰められていく様は「もうやめてあげて!」と言いたくなります(*´A`)

フレンチさんのゆっくりながらジワジワと確実に突き止めていく捜査……。犯人側からしたら怖すぎますよ。

著:F.W. クロフツ, 原名:Crofts,Freeman Wills, 翻訳:忠男, 大庭
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セメントの新製法を探るべくチェイル社に侵入したジョイマウント社の二人は、見咎めた夜警をノックアウトし、間の悪いことに死なせてしまう。遺体を運び出し自動車事故に偽装するが、素人の悲しさ、首席警部フレンチの目を誤魔化せるわけもない。

おわりに

いやー他にも面白い作品はあるんですけどね。

『船から消えた男』とか『ポンスン事件』とか『フレンチ警部と紫色の鎌』とか。

でも一応今回は、その中の私的におすすめTOP5の作品を選んでみました。

もし気に入っていただけたら、ぜひ他の作品も読んでみてください。

どうぞ、参考にしていただければ嬉しいです〜(●´艸`)

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この記事を書いた人

年間300冊くらい読書する人です。
ミステリー小説が大好きです。

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