新着記事
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海外ミステリー小説
『ナイフをひねれば』- 殺人犯はホロヴィッツ?ホーソーンの推理がますます光る第四弾
「すまない、ホーソーン。われわれの契約は、これで終わりだ」 作家ホロヴィッツは、今まで三度にわたって探偵ホーソーンが解決した殺人事件を小説化してきたが、これ以上はもうたくさんだった。 彼に、間抜けな相棒扱いされ続ける日々に、耐えられなくな... -
ホラー小説
芦花公園『パライソのどん底』- 己の願望を映し出す美しき怪異に魅せられた男たち
祖父のいる村で暮らすことになった相馬 律(そうま りつ)は、田舎に馴染めず、日々をうんざりしながら過ごしていた。 しかし転校生の美少年・高遠 (たかとお るか)と出会ってから、生活が一変する。 透き通るように真っ白い肌、艶のあるふっくらとした... -
ホラー小説
芦花公園『極楽に至る忌門』何もかもが手遅れ……。「仏」が求める生贄とは?
大学生の隼人は、友人・匠の帰省に付き添って四国の山村にやって来た。 その村では人々が家族のような距離感で付き合っているそうだが、しかし匠に対しては違っていた。 誰もが匠を無視し、目を合わせようともしないのだ。 また匠の実家でも、奇妙な出来事... -
国内ミステリー小説
貫井徳郎『龍の墓』- 現実とゲーム内の殺人がリンク?刑事とゲーマーが謎を解く!
東京都町田市で、ドラム缶の中から男性の焼死体が見つかった。 町田署の女性刑事・真萩は、警視庁捜査一課の刑事・南条と共に捜査を始めるが、手掛かりすら見つけることができない。 ほどなくして第二の事件が発生。 今度の被害者は女性で、アルカリの棒で... -
海外ミステリー小説
『処刑台広場の女』- 彼女は名探偵なのか、それとも死を招く者なのか
1930年、ロンドン。 元判事の娘で、若く美しい資産家のレイチェル・サヴァナクは、名探偵として活躍していた。 警察も舌を巻くほどの見事な手腕で事件を解決するレイチェルだったが、奇妙な疑惑もあった。 彼女が関わった事件の犯人が、なぜか法の裁きの前... -
ホラー小説
知念実希人『ヨモツイクサ』- 禁域に潜む未知の生物が巻き起こす戦慄のバイオ・ホラー
北海道の「黄泉の森」と呼ばれる場所で、リゾート施設の開発中、作業員たちが突然行方不明になった。 作業場に残されていたのは破壊されたトラックや発電機、そして作業員のものと思われる内臓の一部。 さらに現場付近の土中で、食い荒らされた作業員たち... -
海外ミステリー小説
『禁じられた館』- 不意に現れた脅迫状、煙のように消えた犯人、この館には何が隠されている?
食品会社の経営で財を成したヴェルディナージュは、小塔付きの本格的な城館を購入した。 厳かで壮麗でありながら近代設備も整った邸宅が手に入り、ヴェルデナージュはご満悦。 しかしこの館にはいわくがあった。これまでの所有者は、すべからく災いに見舞... -
国内ミステリー小説
遠藤かたる『推しの殺人』- 人を殺したアイドルは事実を隠蔽できるのか?
ルイ、テルマ、イズミの三人は、地下アイドルグループ「ベイビー★スターライト」として、大阪で活躍していた。 社長命令でライブやイベントを頑張ってはいるが、どうもモチベを保てず、人気は伸び悩んでいる。 その上メンバー同士が不仲で、近頃は長く応援... -
国内ミステリー小説
麻耶雄嵩『化石少女と七つの冒険』- 古生物部の探偵二人とワトソン役の従僕が巻き起こす学園ミステリー
古生物が大好きで、ヒマさえあれば化石のクリーニングをしている化石少女・神舞(かんぶ)まりあは焦っていた。 まりあが部長を務める古生物部に、新入部員が一人も来ないのだ。 新入部員どころか、部員そのものがたった2名しかおらず、まりあと、お目付け... -
国内ミステリー小説
門前典之『友が消えた夏 終わらない探偵物語』- 交差する過去の二つの事件を蜘蛛手が探る
建築家兼探偵の蜘蛛手のもとに、助手の宮村が「鶴扇閣事件」の記録を持ってきた。 連続窃盗犯のオクトパスマンが入手したボイスレコーダーの内容を文書化したものだという。 それによると「鶴扇閣事件」は、過去に南紀の洋館「鶴扇閣」で起こった猟奇的な...
