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- 国内ミステリー小説
遠藤かたる『推しの殺人』- 人を殺したアイドルは事実を隠蔽できるのか?
ルイ、テルマ、イズミの三人は、地下アイドルグループ「ベイビー★スターライト」として、大阪で活躍していた。 社長命令でライブやイベントを頑張ってはいるが、どうもモチベを保てず、人気は伸び悩んでいる。 その上メンバー同士が不仲で、近頃は長く応援... - 国内ミステリー小説
麻耶雄嵩『化石少女と七つの冒険』- 古生物部の探偵二人とワトソン役の従僕が巻き起こす学園ミステリー
古生物が大好きで、ヒマさえあれば化石のクリーニングをしている化石少女・神舞(かんぶ)まりあは焦っていた。 まりあが部長を務める古生物部に、新入部員が一人も来ないのだ。 新入部員どころか、部員そのものがたった2名しかおらず、まりあと、お目付け... - 国内ミステリー小説
門前典之『友が消えた夏 終わらない探偵物語』- 交差する過去の二つの事件を蜘蛛手が探る
建築家兼探偵の蜘蛛手のもとに、助手の宮村が「鶴扇閣事件」の記録を持ってきた。 連続窃盗犯のオクトパスマンが入手したボイスレコーダーの内容を文書化したものだという。 それによると「鶴扇閣事件」は、過去に南紀の洋館「鶴扇閣」で起こった猟奇的な... - 国内ミステリー小説
手代木正太郎『涜神館殺人事件』- 狂乱の幽霊屋敷にイカサマ霊媒師が挑む
エイミー・グリフィスは、妖精を呼び出す力を持つ霊媒師……というフリをしている自称霊能力者。 「妖精の淑女」と呼ばれ注目を集めているが、ステージで観客に見せる妖精召喚は、ちょっとした演出にすぎなかった。 そんなエイミーのもとに、招待状が届いた... - 国内ミステリー小説
高野結史『奇岩館の殺人』- 孤島の館で古典ミステリーに倣った連続殺人が
「指定場所で数日過ごせば高額報酬」という怪しいバイトに手を出した友人が、失踪した。 友人を探すために同じバイトに応募した主人公は、孤島の洋館「奇岩館」に連れてこられてしまう。 しかも雇い主からの要求は、わけのわからないことばかり。 まず「佐... - 国内ミステリー小説
『卵の中の刺殺体 世界最小の密室』- 不完全が引き起こす本格派ミステリー
龍神の卵の中には、白骨死体。 そして、無惨にも解体され人間テーブルにされた若者。 宮村は、店舗設定を任せられているコルバカフェのオーナー神谷から龍神池近くの別荘に他のコルバカフェの社員たちと共に招待された。 しかし、帰り道である道路に繋がる... - 国内ミステリー小説
岡崎琢磨『鏡の国』- 亡き大作家の遺作には、削除された裏エピソードがあった
2年前に亡くなった有名ミステリー作家の室見響子が、デビュー前に執筆したという「鏡の国」。 原稿や著作権を相続した姪の桜庭怜は、この作品を響子の遺作として発表することにした。 出版準備が着々と進む中、怜は響子の担当編者をしていた勅使河原に呼び... - 海外ミステリー小説
孫沁文 『厳冬之棺』- 密室殺人?呪い?富豪一族の死に隠された真相とは
上海郊外の湖畔、陸家の屋敷で殺人事件が発生した。 主である陸仁(ルー・レン)の遺体が、地下室で見つかったのだ。 奇妙なことに、地下室の出入り口が大雨で水没していたにもかかわらず、遺体は全く濡れていなかった。 しかも死亡推定時刻は、通路が完全に... - 国内ミステリー小説
森見登美彦『シャーロックホームズの凱旋』- 京都でダメ人間になった名探偵を救えるか?
「まったく困ったやつだよ、ホームズは」 名探偵シャーロック・ホームズが、かつてない大スランプに陥り、京都の下宿に引きこもってから早一年。 見る影もなくなったホームズを、相棒ワトソンは心配し、放っておけないでいた。 かつての冴えを取り戻しても... - 国内ミステリー小説
楠谷佑『案山子の村の殺人』- 山村の毒矢事件に合作推理作家が挑む
大学生の宇月理久と篠倉真舟は、いとこ同士。 楠谷 佑(くすたに・たすく)というペンネームを使い、二人一組のミステリー作家として活躍している。 次回の作品で、土着信仰のある村を舞台にしようと考えた二人は、イメージを掴むために、友人の伝手で秩父...