新着記事
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国内ミステリー小説
木魚庵『金田一耕助の間取り』- 間取り図を広げた瞬間、金田一耕助の事件現場が立ち上がる【読書日記】
金田一耕助の事件現場を、まさか間取り図つきで歩き直す日が来るとは思わなかった!(歓喜) 血族の因縁、戦後昭和の湿った空気、湖畔の大邸宅、山間の旧家、孤島の寺、妙に広い廊下、何かが隠れていそうな納戸。 人が死ぬ前から、もう屋敷が何かを企んで... -
読書日記
北山猛邦『「石球城」殺人事件』- 二十一年待ち続けた城にようやくたどり着いた【読書日記】
本には発売日を楽しみに待つ作品と、「本当に出るのか?」と半ば都市伝説のようになってしまう作品がある。 北山猛邦『「石球城」殺人事件』は、間違いなく後者だった。 2008年頃に「石球城が出るらしい」と噂され、延期、延期、また延期。講演会では「マ... -
海外ミステリー小説
【2026年版】読みやすい最高に面白い文庫本小説おすすめ100選②【101〜200冊目】
面白い小説は困る。 物語の余韻に浸っていたい気持ちはある。 それでも、本棚を眺め、書店をのぞき、次は何を読もうかと考え始めてしまう。 一冊で満足したはずが、もう一冊。さらにもう一冊。 小説の面白さを知ってしまうと、読みたい本は増える一方であ... -
読書日記
マルク・ラーベ『スズメバチ』- ロックスター殺害事件の奥に、東ドイツの毒がある【読書日記】
血の入ったアルミケースに、小さな白い羽根が一枚。 マルク・ラーベ『スズメバチ』は、冒頭から嫌なものを差し出してくる。 派手なロックコンサートの熱狂。二万人を超える観客の歓声。スターのもとへ届く謎めいた封筒。その中身が、血と羽根である。 この... -
短編集
なぜ犯人は首吊りを選んだのか?『首吊りアクロバットの冒険』に見る、初期クイーンのロジックの鮮やかさ【傑作ミステリエッセイ】
華やかな舞台の裏側ほど、ミステリに向いている場所もない。 客席には拍手と笑い声が満ちているのに、楽屋の奥では嫉妬、欲望、屈辱、見栄が湿った空気みたいに溜まっている。 エラリー・クイーン『首吊りアクロバットの冒険』は、そんなヴォードヴィル一... -
ホラー小説
『Q この漫画に見覚えがある方はお知らせください 特装版』発見された漫画原稿という恐怖【読書日記】
『この漫画に見覚えがある方はお知らせください』 このタイトルは、作品名というより、駅の掲示板や古い新聞広告に紛れ込んでいそうな告知文である。 誰かを探しているのか、何かの記憶を掘り起こそうとしているのか、それとも、うっかり反応した人間を巻... -
読書日記
井上雅彦『竹馬男の犯罪 新装版』- 竹馬に乗った怪奇と論理が、サーカスの暗闇で握手する【読書日記】
竹馬に乗った男。 高い位置からこちらを見下ろす影。 人間の身体なのに、人間の高さから少しずれている存在。足音も、視線も、移動の仕方も、どこか普通の世界の寸法から外れている。 この時点で勝ちである。ミステリのタイトルとして、あまりにも強い。 ... -
読書日記
矢野アロウ『マイボディ・オン・ザ・ムーン』- 月の裏側に置かれた首なし死体から、人類の未来まで吹き飛んでいく巨大SF【読書日記】
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』『三体』に比肩する面白さの日本SFが刊行されると言ったら、信じてもらえますか? こんなキャッチコピーを見て、読まずにいられようか。 いや、無理である。少なくとも私は無理だった。 『プロジェクト・ヘイル・メア... -
ホラー小説
【2026年上半期】面白かったホラー作品ランキングベスト20!
2026年上半期はホラーも面白い作品が多かった。 モキュメンタリーブームの勢いは相変わらず凄いし、他にも怪談、民俗ホラー、イヤミス寄りの作品、得体の知れない奇書系まで、とにかく怖さの種類が豊富だった。 幽霊が出るから怖い、血が流れるから怖い、... -
海外ミステリー小説
【2026年上半期】面白かったミステリー小説ランキングベスト30!
2026年も気づけば半分が過ぎてしまった! 今年もミステリは豊作だった。王道の本格、ひねりの効いた倒叙、後味の悪いサスペンス、ジャンルの境界を軽々と踏み越えてくる怪作まで、上半期だけでも「これは好きだ!」と思う作品が次々に現れた。 特に上半期...
