ホラー小説– category –
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ホラー小説
『マイ・ゴーストリー・フレンド』- 王道の団地ホラーだと思って読んでたら、ギリシャ神話が歩いてきてSF大作になった【読書日記】
ホラーを読むつもりだった。 団地ホラー。Jホラー。消えゆく住人と、呪われた部屋。 そんな定番の安心感に身を委ねるつもりで手に取った『マイ・ゴーストリー・フレンド』は、予想以上にずっと遠くまで、私を連れていってしまった。 カリベユウキのデビュ... -
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2025年6月に読んで特に面白かった小説7冊 – 小倉千明『嘘つきたちへ』ほか
今月は25冊本を読んだ。 その中から「特に」面白かったおすすめ小説を7作品に絞ってご紹介するよ。 小倉千明『嘘つきたちへ』 小倉千明『嘘つきたちへ』は、「嘘」をテーマにした5編から成る短編集だ。デビュー作ながら第1回創元ミステリ短編賞を受賞して... -
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【徹夜本】読み始めたら止まらない、寝不足確実の超面白い一気読み小説50作品
睡眠は大切だ。 それは誰もが知っている。 睡眠不足が体に悪いことも、翌日のパフォーマンスに響くことも、頭ではしっかり分かっている。 しかし、夜更けに手に取った一冊の小説が、そんな理性を軽やかに飛び越えてしまう瞬間がある。 「そろそろ寝なきゃ... -
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【イヤミス】後味が悪い小説おすすめ40選【バッドエンド】
小説を読み終えたあと、胸の奥にふんわりと温かさが残ることもある。 逆に、胃のあたりがずっしり重くなるような、不快感ややりきれなさに襲われることもある。 とくに後者。読後に「うわ……」となるタイプの作品たちは、よく「イヤミス」と呼ばれる。いわ... -
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矢樹純『撮ってはいけない家』- いわくつきの旧家でホラーを撮影したら、取り返しのつかないことに…
映像制作会社のディレクター・杉田は、モキュメントホラーの撮影のため、山梨県のとある集落にある旧家へと向かった。 そこは上司の再婚相手・白土紘子の実家で、江戸時代から続いており、古い因習があり、庭には蔵があり…とホラードラマの撮影にはおあつ... -
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寝舟はやせ『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください』- 住み込み先で出会ったそいつは□□だった!
人生を悲観し、死のうと考えていた俺は、道端で求人看板を見つけた。 「今すぐ人生がどうにかなってもいい人募集中」とのことで、まさに今の俺にピッタリだった。 仕事内容は、とあるマンションの住み込み管理で、月給は十五万円~。 条件はただひとつ、七... -
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貴志祐介『さかさ星』-こんな作品を待ってた!代々積み上げられた怨念が、一家を惨殺へと……
名家・福森家で、一晩で一家四人が惨殺される事件が起こった。 遺体の状態はあまりにも凄惨で、現実離れした惨たらしい手口で破壊されていた。 さらに屋敷には、何らかの怪しげな儀式を行ったような痕跡があり―。 福森家の分家筋にあたる亮太は、祖母から... -
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真島文吉『右園死児報告』- その名のついた存在が現れると、事件や災害が引き起こされる
本書は、明治時代から続く「右園死児(うぞの しにこ)」にまつわる非公式の報告体系である。 「右園死児」とは、国内の随所で漠然と確認されている謎の存在だ。 ある時は人間として、ある時は動物として、またある時は無機物として発現し、その正体は判明し... -
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背筋『穢れた聖地巡礼について』- ヤバすぎる心霊スポットと愚かな三人。次は誰の番…?
フリー編集者の小林は、ホラー系YouTuberチャンイケのファンブックを出版する企画を立てた。 チャンイケこと池田は、様々な心霊スポットへの潜入動画『オカルトヤンキーch』の配信で人気があり、ファンブックの需要がありそうだったのだ。 しかしこの企画... -
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フェイクドキュメンタリーQ『この人 行方不明』- わからないから怖い!考察せずにいられない恐怖映像を書籍化
ドキュメンタリー番組の視聴者から、とあるレンタルビデオ店に「見たら死ぬビデオ」があるという情報が届く。 番組スタッフが真偽を確かめに行くと、店長は存在をあっさり認め、見せてくれた。 それは簡単なホラードキュメンタリーだったが、奇妙なことに...
