新着記事
-
自作ショートショート
【自作ショートショート No.20】『願いの代償』
ある男が魔神の出てくるランプを見つけた。 男が早速ランプを擦ると、モクモクと煙が立ち上って魔人が飛び出してきた。 「お前の願いを叶えてやろう」 出て来た魔人は男に向かってそう言った。 「叶えられる願いはいくつだ?」 「いくつでも構わない」 男... -
自作ショートショート
【自作ショートショート No.19】 『始まりと終わり』
いくつもの惑星が浮かぶ銀河、その暗黒の中を一隻の宇宙船が航行している。 その周りには無数の小さな隕石が行き交っていたが、自動航行システムのおかげで航行には何の危険もなかった。 宇宙船を操縦するのは二体の宇宙人。この二体に性別はないが、ここ... -
自作ショートショート
【自作ショートショート No.18】 『争いの終わり』
人間は、争う生き物である。 まだよちよち歩きのころから、お気に入りのおもちゃを取り合っているし、大人になるにつれて争いは激しくなっていく。 いまこの瞬間にも、世界の至るところで、数えきれないほどの争いが起きているのだ。 争いは次第に拡がり、... -
自作ショートショート
【自作ショートショート No.17】『路地裏のレストラン』
「なぁ、知ってるか?路地裏のレストランの話」 大柄で太めの男が、半分ほどになったタバコをふかしながら言った。 その正面では、小柄な男が、目を細めながらタバコに火をつけている。 「路地裏のレストラン?なんだよそれ」 「繁華街の北側にある路地裏... -
国内ミステリー小説
東川篤哉『仕掛島』- 孤島の館で繰り広げられる、抱腹絶倒のユーモアミステリー
弁護士の沙耶香は、瀬戸内海に浮かぶ孤島・斜島にやって来た。 ここには西大寺家の別荘『御影荘』があり、沙耶香は当主の遺言状を親族たちの前で読み上げる大役を任されていたのだ。 親族の一人を捜していた探偵の小早川も、同席した。 しかし遺言状を読み... -
海外ミステリー小説
『優等生は探偵に向かない』- 失踪事件をソーシャルメディアで追う斬新なミステリシリーズ二弾
女子高生のピップは、友達から「失踪した兄ジェイミーを探してほしい」と頼まれる。 ジェイミーは成人しており、今までも何度か家を出たことがあるため、警察はまともに取り合ってくれないのだ。 ピップは、前回の事件で危険な目に遭ったことから及び腰だ... -
国内ミステリー小説
相沢沙呼『invert II 覗き窓の死角』- 犯人をあざと可愛く追い詰める美少女探偵シリーズ第三弾
15歳の少年・夏木蒼汰は憔悴していた。 ある目的のために友人の別荘に忍び込んだところを、その母親に見つかって揉み合いになり、気が付けば彼女が腹部から血を流して死んでいたのだ。 そして自分の右手には、血まみれの包丁が……。 友人になんと言えばいい... -
国内ミステリー小説
『スクイッド荘の殺人』- 断崖絶壁の閉鎖空間で忍び寄る殺人者!烏賊川市シリーズ13年ぶりの長編
暇を持て余していた私立探偵・鵜飼杜夫のもとに久しぶりに依頼が来た。 有力企業の社長・小峰が「脅迫状が届いたためボディガードをしてほしい」というのだ。 鵜飼は喜んで引き受け、小峰がクリスマスに過ごす予定の高級宿泊施設「スクイッド荘」に、助手... -
自作ショートショート
【自作ショートショート No.16】『現実的な不老不死、または最悪の地獄について』
A県の山奥にある、とある研究所。 ここでは不老不死に関する実験が行われていた。 研究所に在席しているのは、S博士とその助手の男だけ。 小さな研究所ではあったが、博士の優れた才能により、不老不死の研究は着実に進んでいた。 「これより本日の実験... -
国内ミステリー小説
阿津川辰海『入れ子細工の夜』- アイデアが光る、読み出したら止まらないミステリ短編集
ある作家が、編集者を名乗る男にひとつの提案をした。 「とっておきのミステリーを執筆してやろう。ただしリアリティを追求するために、物語の人物を一緒に演じてみてほしい」 編集者は二つ返事で了承し、さっそく作家の指示に従って演じ始める。 しかし演...
