海外ミステリー小説– category –
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【徹夜本】読み始めたら止まらない、寝不足確実の超面白い一気読み小説50作品
睡眠は大切だ。 それは誰もが知っている。 睡眠不足が体に悪いことも、翌日のパフォーマンスに響くことも、頭ではしっかり分かっている。 しかし、夜更けに手に取った一冊の小説が、そんな理性を軽やかに飛び越えてしまう瞬間がある。 「そろそろ寝なきゃ... -
キャロル・グッドマン『骨と作家たち』- 雪に閉ざされ、物語に閉じこめられた私たちへ
追悼式なのに、なぜ誰かがまた死ぬのか 閉ざされた場所には、人の心をほどく力があるのかもしれません。 あるいは、逆に、人の奥底に隠していたものを容赦なく引きずり出す力があるのかもしれません。 キャロル・グッドマンの『骨と作家たち』の舞台は、ニ... -
1932年の奇跡 – エラリー・クイーンおすすめ4大傑作をご紹介
1932年――それは、推理小説の歴史において特別な輝きを放つ、まさに「奇跡の年」として記憶されています。 世界が大恐慌の暗い翳に包まれ、ナチズムの台頭や満州国の建国など、激動と不安が渦巻いていたその年、一人の作家が、静かに、けれど驚くほど鮮烈に... -
ジョン・ディクスン・カーおすすめミステリ10選 – 密室と怪奇の巨匠、その魅力と傑作選
ジョン・ディクスン・カーは、ミステリ黄金時代を象徴する作家のひとりであり、特に「密室殺人」という一見不可能な状況下の犯罪において、空前絶後の高みに到達した人物として知られています。 その想像力は、ただ巧妙というだけではありません。 読者の... -
『ボタニストの殺人』- シリーズ最高傑作か。「毒殺」と「雪の密室」の二つの不可能殺人に迫る
英国の作家M・W・クレイヴン氏が手掛ける「刑事ワシントン・ポー」シリーズは、一度読み始めたら止まらない、中毒性の高い人気ミステリーシリーズとして確固たる地位を築いています。 その物語の中核を成すのは、型破りな言動の裏に揺るぎない信念を秘めた... -
エラリー・クイーン『国名シリーズ』徹底解説|おすすめ・魅力・見どころ・読む順番
ミステリー史に名を刻む存在として、エラリー・クイーンは欠かすことのできない作家です。 作中の探偵と作者の名を同一にしたユニークなスタイルで知られ、論理的な推理とフェアプレイを重視した物語構造で多くの読者を魅了してきました。 とりわけ、その... -
『ライルズ山荘の殺人』-『そして誰もいなくなった』へ愛を込めた、炎の山荘で起きた悲劇
C・A・ラーマー氏は、オーストラリアを拠点として国際的に活躍するジャーナリストであり、編集者、そして作家でもあります。彼女の作品群は、ユーモアあふれるコージーミステリーから手に汗握るサイコサスペンスまで、実に多彩なジャンルに及んでいます。 ... -
星空の下に浮かびあがる謎──『野外上映会の殺人』という名のミステリ愛好家の心をくすぐる夜
C・A・ラーマー氏が手掛ける『野外上映会の殺人』は、ミステリ愛好家の心をくすぐる魅力に満ちた一冊です。 オーストラリアの作家C.A.ラーマー氏による、人気の「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」シリーズの第三弾として、多くのファンに迎えられました... -
『危険な蒸気船オリエント号』- クリスティ愛好家の読書会、豪華クルーズで捜査に乗り出す
夜の海に浮かぶ豪華客船。 その甲板のどこかに、名もなき死の気配が忍び寄るとき、謎を解くのは名探偵ではなく、本を愛する小さな読書会の仲間たちです。 C・A・ラーマーの『危険な蒸気船オリエント号』は、そんな幻想と軽快さが見事に溶け合った、現代の... -
『マーダー・ミステリ・ブッククラブ』- クリスティへ愛を込めて。ミステリ愛好家のための新たな読書体験
C・A・ラーマー氏による『マーダー・ミステリ・ブッククラブ』は、オーストラリアを舞台にしたコージーミステリシリーズの記念すべき第一作です。ミステリをこよなく愛する人々が集う読書会が、ひょんなことから現実の事件に巻き込まれていく、そんな心躍...