新着記事
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国内ミステリー小説
森博嗣『S&Mシリーズ』の魅力を解説しながらひたすら語る【読む順番】
森博嗣(もり ひろし)という作家を「ミステリ作家」とだけ思っている人は、おそらくあまりいない。 むしろ「森博嗣って何者なんだ……?」ってなる読者のほうが多いんじゃないか。元・工学部助教授という異色すぎる肩書き、毎年何冊も出す異常なペース、そ... -
短編集
星新一の「最高傑作」についての結論 – 12編の神ショートショート
星新一という作家は、日本の文学史においてちょっと特別な存在だ。なんといっても、生涯で1000編以上のショートショートを生み出したという実績がすごい。 誰もが知るあの短くて不思議な物語たちは、彼によって「ショートショート」という形式として確立さ... -
海外ミステリー小説
【イヤミス】後味が悪い小説おすすめ40選【バッドエンド】
小説を読み終えたあと、胸の奥にふんわりと温かさが残ることもある。 逆に、胃のあたりがずっしり重くなるような、不快感ややりきれなさに襲われることもある。 とくに後者。 読後に「うわ……」となるタイプの作品たちは、よく「イヤミス」と呼ばれる。いわ... -
自作ショートショート
【自作ショートショートNo.73】『幸運をもたらす石』
エヌ氏は平凡なサラリーマンだった。 毎日毎日、満員電車に揺られてオフィスにたどり着き、惰性で仕事をする、そんな日々。出世はとうに諦めていた。 特に大きな夢や目標もなく、ただなんとなく日々を過ごしていたのだった。 そんなある日のこと、この日も... -
国内ミステリー小説
高田崇史『QED 恵比寿の漂流』- 対馬で連続殺人事件発生!川に海に流れてくる首無し死体の謎とは!?
長崎県対馬、浜に乗り上げた小舟で、首無し死体が発見された。 舟の中で死体は、首からどす血を大量に流し、半ば浸かるように仰向けに横たわっていた。 通報を受けた警察署の雁谷巡査長は、現場に赴き、開口一番に叫んだ。 「またかい」 雁谷が叫ぶのも、... -
国内ミステリー小説
吉田恭教『龍のはらわた』- 十九年前の一家惨殺事件に繋がっていた恐ろしい陰謀とは
鏡探偵事務所の若き調査員・早瀬未央が失踪した。 早瀬の母親から捜索を依頼された探偵の槙野は、彼女に関する恐るべき事実を聞かされる。 それによると早瀬は、19年前に日野市で起こった一家惨殺事件の生き残りらしい。 その後伯母に引き取られて成長し、... -
国内ミステリー小説
吉田恭教『四面の阿修羅』- 凌辱、拷問、バラバラ殺人…何が人を阿修羅に変えたのか
捜査一課の女性刑事・東條有紀は、晴海埠頭の付近で発見されたバラバラ殺人事件について調べていた。 遺体は成人男性のもので、全身が痛めつけられており、両手足と首は胴体から切断。 各部位は積み上げられ、頂上に首が据えられ、そこには「生ゴミ」と書... -
国内ミステリー小説
吉田恭教『MEMORY―螺旋の記憶』- 眠っていた過去を呼び覚ますと惨劇が待っていた
鏡探偵事務所に、奇妙な依頼が来た。 9年前に滝田幸秀という人物の調査を依頼してきた女性が、今回は失踪した息子・智輝を捜してほしいというのだ。 聞けば智輝の失踪には、9年前の調査が関係しているという。 そこで元刑事の探偵・槙野が当時の調査記録を... -
国内ミステリー小説
柳広司『パンとペンの事件簿』- どんな事件もペンで解決!大正時代の文筆集団・売文社
「ぼく」はさんざん殴られ、蹴られ、路上に打ち捨てられた。 暴行を受けた理由は、勤務先の工場で労働条件改善の交渉をしたからだ。 それを苦々しく思った工場は、ヤクザを雇い、ぼくを暴力で追い出したわけだ。 重傷を負って路上に倒れたぼくは、社会主義... -
国内ミステリー小説
由野寿和『アイアムハウス』- 血なまぐさい事件が続く高級住宅地に隠されていた秘密とは
十燈荘は、世界遺産の藤湖を一望できる風光明媚な高級別荘地。 その一角にある秋吉家で、残酷な殺人事件が発生した。 世帯主である秋吉航季を始め、妻や娘がそれぞれ残酷な方法で殺されていたのだ。 息子は一命を取り留めたものの、首を絞められ意識不明の...
