短編集– category –
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澤村伊智『怪談小説という名の小説怪談』- 怖いのに読むのをやめられない震恐のホラー短編集
8月14日の深夜、僕は複数の知り合いを乗せて、高速道路を運転していた。 途中、食事のためにサービスエリアに立ち寄った時、同乗者の一人が急に「思い浮かんだ」と言って、女性の絵を描いた。 左右の目がありえない方向を向いて笑っている不気味な女性の顔... -
『真っ白な嘘』-新訳版が登場!『後ろを見るな』だけは、必ず最後にお読みください。
ショートショートの名手であるフレドリック・ブラウンにより書かれ1962年に出版された短編集。 江戸川乱歩が編集したアンソロジー「世界推理短編傑作集」にも選出された「危ないやつら」など、確かな読み応えの短編ミステリが18篇収録されています。 「笑... -
西澤保彦『パズラー 謎と論理のエンタテインメント』- 謎と論理にとことんこだわったミステリ短編集
サラリーマン生活を経て、やっとの思いで小説家になれた日能克久。 高校の同窓会に出席するにあたり、幹事から衝撃の事実を聞くこととなる。 なんと交通事故で亡くなったと思っていたクラスメイト・梅木万理子が生きていたというのだ。 どうしてそんな勘違... -
米澤穂信『可燃物』- 疎まれながらも捜査能力は抜群!葛警部の鮮やかな活躍を描いた短編集
群馬県警捜査第一課の葛(かつら)警部は、ぶっきらぼうで口数が少なく、上司からも部下からも慕われてはいないが捜査能力の高さで一目置かれている。 今回も葛警部は、数々の難事件に挑む。 スキー中に遭難した男が、なぜか崖下で刺殺体となって発見され... -
『ブラウン神父の童心』-「見えない男」「折れた剣」は必読だと思うのです。
大泥棒とそれを追う警察官とブラウン神父を描く、ブラウン神父初登場作「青い十字架」。 多彩なトリックが使われており、現代でも影響されたミステリー小説が多い「見えない男」。 その他「秘密の庭」、「奇妙な足音」、「飛ぶ星」、「見えない男」、「イ... -
【随時更新】とにかく面白い短編集おすすめまとめ【短編小説】
今回は、本当に面白い短編集のおすすめ作品をご紹介させていただきます。 短編集の魅力は何といってもその読みやすさ。通勤の電車や休憩時間など、ちょっと空いた時間にサクッと読めるのも短編集の良いところですね。 長編小説は中断するのが嫌で、時間の... -
伊坂幸太郎おすすめ名作15選!まず読むべき傑作を紹介します
「読書がこんなに楽しいなんて思わなかった」 伊坂幸太郎の小説を初めて読んだとき、多くの読者がそう感じるのではないでしょうか。 軽妙な会話、魅力的な登場人物、そして最後に必ずと言っていいほど待っている“見事な伏線回収”。 どの作品にも独自のテン... -
【傑作選】ミステリ短編集・短編小説おすすめベスト50
短いからこそ鋭い。ミステリの真髄は、短編にこそ宿る――。 限られたページの中に張り巡らされた伏線、ラスト一行で世界が反転する驚き。 本記事では、国内外の傑作短編集・短編ミステリを50作厳選してご紹介します。 読書の合間に、濃密な謎解きの快感をぜ... -
阿刀田高おすすめ名作短編集&ショートショート7選
ブラックユーモアな短編&ショートショートといえばこの方、阿刀田高(あとうだたかし)さんです。 ゾクリとする読後感を残す「奇妙な味」の名手としても有名。 今回はそんな阿刀田さんの数多くある作品の中で、これを読んでおけば間違いない!という、と...
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