国内ミステリー小説– category –
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芦辺拓『乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび』- 幻の未完作品が90年の時を経てついに完結!
作家の「私」が売りつけられた2冊の犯罪記録。 心霊マニアの祖父江という人物が書いたものらしい。 そこには、祖父江の仲間である美しき未亡人・姉崎曽恵子の奇怪な死について記されていた。 姉崎未亡人の遺体は、鍵のかかった土蔵に全裸で横たわっていた... -
潮谷験『ミノタウロス現象』- 突然怪物が現れた!撃ち殺すと中身が政治家で…!?
オーストラリアの牧場に化け物が出現した。 ギリシャ神話に登場するミノタウロスのような化け物で、体は人間、頭は牛、身の丈3メートル。 化け物はインド、アメリカ、ウクライナ、日本など各地に出現するようになり、世界はみるみるパニックに。 銃であっ... -
由野寿和『再愛なる聖槍』- 全体未聞の観覧車ジャック事件に元刑事が立ち向かう
元刑事の仲山は、離婚後5年ぶりに会った娘を連れてテーマパークに行った。 久々に娘と過ごす時間にぎくしゃくしながらも、仲山は一緒に楽しもうと巨大観覧車ドリームアイに乗る。 ところが動き出してすぐに、事件が起こった。 観覧車が何者かにジャックさ... -
歌野晶午『それは令和のことでした、』- 今の時代ならではの落とし穴を描いたブラックなミステリー短編集
太郎は、学校でいじめられてばかりだった。 人とは異なる価値観を持つ母親に、世間とは合わない生き方を強要されていたからだ。 ランドセルは重いからと使わせてもらえず、フリルのついたシャツを着せられ、スカートをはかせられ…。 この母親は、学校に対... -
中山七里『連続殺人鬼カエル男 完結編』- 心神喪失者は罰せられない?刑法第39条に問いかける社会派ミステリー
極めて残酷な殺害方法と稚拙な犯行声明文とで世間を騒がせた連続殺人犯・カエル男。 その正体は、ピアノ講師の有働さゆりだった。 さゆりは解離性同一性障害と診断されたため医療刑務所に収監されていたが、脱走して行方不明に。 ほどなくして、再び猟奇殺... -
新名智『雷龍楼の殺人』- 容疑者、誘拐犯、囚われの少女が挑む「完全なる密室」
二年前、外狩一族の屋敷・雷龍楼で四名が死ぬ事故が起こった。 先代当主の妻、次男夫婦、三女の計四人が、一酸化炭素中毒死したのだ。 その後次男夫婦の娘・霞は、従兄の穂継の家に引き取られたが、事故から二年経ったある日、下校中に誘拐されてしまう。 ... -
鈴木悦夫『幸せな家族-そしてその頃はやった唄』- 絶版となった衝撃の児童文学が、奇跡の復刊!
小学六年生の省一は、カメラマンの父、母、高校生の姉、中学生の兄の五人で暮らしていた。 ある時、保険会社のキャンペーン「幸せな家族」のモデルとして、一家でCM出演することに。 しかし撮影が始まる直前、密室状態のスタジオで父が遺体となって発見さ... -
潮谷験『伯爵と三つの棺』- 犯人は三つ子の中の誰?伯爵が迷推理を繰り広げる歴史ミステリー
時は18世紀後半、フランスで革命が勃発し、ヨーロッパは情勢が不安定。 そんな中、継水半島のとある小国で、元吟遊詩人のアダロが殺された。 アダロはフランスから帰国し、貴族の娘との間に生まれた三つ子の兄弟に会いに来たところだった。 三兄弟が伯爵か... -
大神晃『天狗屋敷の殺人』- 遺体消失に毒矢にお札…怪事件の謎に「なんでも屋」が迫る!
古賀鳴海は、なんでも屋でアルバイトをしているイケメン大学生。 ある夏休み、ヤンデレの恋人・翠に強引に連れられて、彼女の実家に行くことに。 静岡県の山奥にあり、通称「天狗屋敷」と呼ばれるその屋敷では、翠の親類である霊是一族が大騒ぎをしていた... -
木爾チレン 『二人一組になってください』- 誰と組んで誰を見捨てる?特別授業という名のデスゲーム
卒業式の朝、私立八坂女子高校の3年1組27名は、教室に入った途端、唖然とした。 黒板に奇妙なルールが書かれていたのだ。 【特別授業】 ・二人一組になること。 ・誰とも組めなかった者は失格。 ・失格者が確定したら、残った生徒たちで次の回を始める。 ...