新着記事
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国内ミステリー小説
【101冊〜200冊】面白いおすすめ国内ミステリー小説100作品のリスト②
前回の記事『【1冊〜100冊】面白いおすすめ国内ミステリー小説100作品のリスト①』では、国内ミステリー小説のおすすめ100作品をご紹介した。 https://300books.jp/kokunaimysterylist/ 古典的な本格ミステリから、新本格、特殊設定ミステリ、さらには近年... -
読書日記
早坂吝『しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人』【読書日記】
ミステリ好きとして長く本を読んでいると、この作家はちょっと普通ではない(もちろん良い意味で)と感じる瞬間に何度か出会う。 早坂吝(はやさか やぶさか)という作家は、私にとってまさにそのタイプである。 デビュー作『○○○○○○○○殺人事件』を読んだと... -
短編集
今邑彩おすすめミステリホラー小説12選 – ミステリと恐怖が交差する傑作セレクション
ミステリが好き。ホラーも好き。はたまた、奇妙な味が好き。 そんな人が今邑彩(いまむら あや)をまだ読んでいないとしたら、それは惜しい。 今邑彩(1955―2013)は、1989年に『卍の殺人』でデビューして以来、日本のミステリ界のなかでもかなり独特な立... -
読書日記
平山夢明『俺が公園でペリカンにした話』- 笑えるのに地獄、地獄なのに読める【読書日記】
平山夢明という人は、正直ホラーとかバイオレンスとか、そういう棚に雑に押し込むと怒られそうな作家だ。 というか、棚ごと蹴り倒してくる。社会の端っこ、倫理の縁、身体感覚のギリギリ。そこに転がっている見ないことにされがちなものを、真正面から掴ん... -
読書日記
角川ホラー文庫30周年の祝祭、あるいは惨劇 – 『潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー』【読書日記】
ホラー小説を読んでいると、怖さにも時代があるということを実感する。 近年は超がつくほどのモキュメンタリーホラーブームだし、幽霊屋敷の怪談が流行る時代もあれば、都市伝説やネット怪談が主役になる時代もある。 そんな視点で見ると、角川ホラー文庫3... -
短編集
『サキ短編集』が教える世界が裏返る音 – 世界で一番甘美な毒殺講義へようこそ
イギリス文学には、上品な顔をしてとんでもない毒を吐く作家がいる。 その代表格がサキ、ことヘクター・ヒュー・マンローだ。 初めてサキを読んだとき、こんなに上品なのにこんなに意地悪でいいのか、と思った。文章は洗練されていて、会話は軽やかで、舞... -
読書日記
麻耶雄嵩『木製の王子 新装版』- 奇怪な館とアリバイ地獄と理性の崩壊【読書日記】
麻耶雄嵩という作家は、どう考えても危ない。 本格ミステリを誰よりも愛しているのに、その核心を平気で壊しにくる。デビュー作『翼ある闇』の時点で探偵の存在そのものをぐらつかせた人だが、『木製の王子』はその延長線上にある、やりすぎの一本だと思っ... -
国内ミステリー小説
折原一『異人たちの館』- この館は建物ではなく、文章でできている。
叙述トリックという言葉に、私は何度騙され、何度酔わされてきただろうか。 1980年代後半から90年代にかけての新本格ムーブメントは、論理の純度をひたすら高め、読者の盲点を突くというゲームを洗練させていった。 その流れの中で、クリスティ『アクロイ... -
海外ミステリー小説
2026年2月に読んで特に面白かった本23冊 – 飴村行『粘膜大戦』ほか
2026年2月に読んだ本の中から、特にこれは面白い!と思った23冊の記録である。 ・2025年11月に読んで特に面白かった本16冊 – 小川哲『火星の女王』ほか ・2025年10月に読んで特に面白かった本15冊 – 『本好きに捧げる英国ミステリ傑作選』ほか ・2025年9月... -
ホラー小説
異常性の極み。飴村行『粘膜シリーズ』を語ったりする【読む順番】
飴村行『粘膜シリーズ』の読む順番 『粘膜人間』(2008年) ──シリーズの原点。戦時下×河童=粘膜世界の基礎設定が提示される。 『粘膜蜥蜴』(2009年) ──ヘルビノ(爬虫人)登場。粘膜世界の地政学が一気に拡張される。 『粘膜兄弟』(2010年) ──田...
